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NHKガッテン「“新原因”発見!衝撃の肩・首のこり改善SP」で取り上げていただきました

後頭下筋群への鍼

当院で施術を行い現在もメンテナンスでサポートをしているバレエダンサーの杉山周子さんと当院が行なった鍼とその効果についてのVTRが放送されました。

放送スケジュール

2019年2月13日(水)午後7時30分〜

再放送2019年2月16日(土)午前0時25分〜

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


月刊「ゴルフダイジェスト」4月号で四十肩・五十肩予防のためのインナーマッスルトレーニングの紹介

 

月刊「ゴルフダイジェスト」4月号にてインナーマッスルの鍛え方を紹介

2/21発売の月刊「ゴルフダイジェスト」4月号に掲載の「なってからでは遅すぎる 実はアナタも四十肩・五十肩予備軍だ!」で、肩関節の動きを改善するために効果的なインナーマッスルのトレーニング方法と肩甲骨のセルフストレッチ方法の解説を当院の丸山が紹介しています。

ゴルフをされる方は是非実践なさってみてください。

誌面でご紹介しているメニューはあくまでも予防目的のものです。既に痛みがある方が治すために行うものではございません。この点だけはご留意いただきたいと思います。痛みがない方にとっては、ご紹介したメニューは肩関節の動きを滑らかにするうえで効果的なので是非積極的に行ってみてください。

月刊ゴルフダイジェスト

 

四十肩・五十肩でゴルフのパフォーマンス低下でお悩みの方は、治療をオススメします。

四十肩・五十肩は、しばらく時間がたてば自然と痛み自体はなくなります。痛みは無くなっても確実に肩の可動域が狭くなります。日常生活に支障はきたさなくとも、以前できた動きができなくなります。これはスコアに大きく影響します。せっかくの技術や機材を活かすためには、まず正常な肩の状態でなければいけません。

そして放置して痛みがおさまった四十肩・五十肩は再発の可能性は非常に高いのです。

 

すでに病院で四十肩・五十肩と診断され治療しているものの治る気配が感じられない方へ

医師から四十肩・五十肩という診断が出たら、多くはリハビリに通うか自宅でのセルフケアでの対処となるでしょう。もしこれらを続けても、以下のような状態であれば治療院を検討してみてください。

  • 痛いのを我慢して動かしているのにいっこうに良くならない
  • 日に日に痛みが増していってる
  • 痛みと関節可動域制限が著しい
  • 一進一退を繰り返してい
  • 3ヶ月以上横ばいが続いている

 

何らかの対処をしているにも関わらずなかなか改善しない場合は、セカンドオピニオンとして別の専門家に一度相談することが、結果的に早期治癒につながるかもしれません。四十肩・五十肩を治すためにもっとも大切なことは、実は治療方法ではなく『見極め』だからです。

四十肩・五十肩を確実に治すためには様々な場面で見極めが求められます。見極めを誤ると、正しいはずの対処方法を行っても良い効果が得られないばかりか悪化を招いてしまいます。

 

「専門家に相談」は治療をお願いすることではない

強調したいことは、「専門家に相談」の意味は専門家に治療をお願いすることではないということです。治療を受けることではなく、自分の体が今どういう状態なのか、改善のためには何が必要なのか、今の自分に適した対処方法は何なのかを知ること、つまり見極めをしてもらうことこそが大切です。

 

四十肩・五十肩を治すのは決して簡単ではありません

四十肩・五十肩を治すことは簡単なことではありません。しかし体に合わせてきちんと対処をすれば必ず良くなります。肩こりラボは、1秒でも早く治すということは義務と考え、再発予防とパフォーマンスアップまで含めた治療を行います。

 

肩こりラボでの四十肩・五十肩治療についてはこちらをご覧ください

 

 
 
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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


筋膜リリースを解説します。

筋膜の正しい知識を知り、筋膜リリースの本質を理解する

筋膜きんまくリリース筋膜きんまくはがしといった言葉を目にする・耳にする機会が増えてきました。筋膜へのアプローチ自体は古くから実践されてますしはり・マッサージにおいては基本なので、新しいものではないのですが、ここ10年で一気に有名になりました。当院の患者さんからも「筋膜リリースをしてほしい」という要望をいただく機会は大変多いです。

肩こりの原因は筋膜にあり、筋膜のシワ・たるみ・癒着が問題である→筋肉をいくらほぐしても筋膜にシワやたるみがあれば肩こりは治らない、といった説明がガッテン・金スマといった人気テレビ番組で紹介されネット上にも情報が拡散されています。また、それと同時に肩こりの原因は肩以外にあるという説明も多くなりました。

肩こりの原因は肩以外にある説は正しいです。ただし筋膜だけで全てが解決されません。肩こりの原因は筋肉ではなく筋膜であるという説明が多いのですが筋膜は筋肉の一部です。筋膜のみへのアプローチは根本的な解決にはなりません。筋膜と筋肉を分けるべきではありません。筋膜と筋肉はセットです。これはとても大切なポイントです。

日本語の筋膜という単語の定義は定まっていない

筋膜はラテン語のFasciaを日本語にしたものです。ファシィアまたはフェィシャと発音するこのラテン語の単語は、ドイツ語でいうbunde、すなわち物を包んだり結び合わせたりする帯を意味します。Fasciaは日本語でいう筋膜にとどまらず、内臓の膜・骨を覆っている骨膜・関節を連結している靭帯じんたいや筋肉を骨とくっつけるけんまでも含まれます。筋肉に関する筋膜だけでも、筋内膜・筋周膜・筋外膜・筋上膜といった種類があります。これらも筋膜という一言で説明されてしまっています。

筋膜は魔法の言葉?

最近では四十肩・五十肩といった症状も筋膜に原因があるといった説明が目立つようになってきました。筋膜とよべる組織が多岐に渡りすぎているため、何から何まで筋膜という単語ひとつで説明されてしまっている、つまり間違ってはいないけど正確でもない。マスメディアで取り上げられることで誤解を与えていることだけは確かです。

今までと何も変わらないストレッチや体操もいつのまにか筋膜ストレッチ、筋膜体操といった名前に変わっています。筋膜は身体のあらゆる組織に存在しています。どんなストレッチでも運動でも筋膜は使われています。つまり何をするにしても筋膜へのアプローチはあるわけですから、嘘偽りではないのです。

Myofasciaは筋筋膜と訳されているのに、頭の筋がとれて筋膜リリースという言葉が広まってしまった

筋肉の筋膜を意味するmyofasciaという単語があり、日本語で筋筋膜といいます。myofasciamyoは筋肉のという接頭辞で筋肉の膜(fascia)ということです。「筋肉の筋膜」=「筋筋膜」、これがいわゆる筋膜を指す単語として正解・最適なのですが、筋筋膜は筋・筋膜となぜか分離された表記が少なくありません。筋肉と筋膜という並列の意味で説明している専門家もいらっしゃいます。

筋膜リリースという言葉はMyofascial releaseを日本語にしたものです。本来であれば筋筋膜リリースと訳されるべきだったのです。

このページでは筋肉を覆っている・包んでいる膜=筋筋膜(myofascia)を筋膜として解説していきます。

筋膜は古くからある人体解剖図に存在していない

残念ながら医学界では「筋膜」は無視されてきました。なぜ無視されてきてしまったのかといいますと、医学でもっとも重要なのは内臓・骨・筋肉といった“体の中身”だったからです。

人体の構造を学ぶ上での根幹は解剖です。筋膜は解剖の際に取っ払って捨てられてしまうものでした。

ですが人体についてはまだまだ解明されていない不明点が数え切れないほど多く、あまり注目されていなかった筋膜についての研究を進めてきた研究者たちがいました。その研究者たちのおかげで、近年、病気との関連が判明してきたのです。

これは鍼灸しんきゅう・マッサージにおいても大変意義があります。鍼灸・マッサージにおける筋膜へのアプローチは基本ではあるのですが、医学的な根拠・裏付けに欠けており経験則にしたがっている(これの最たるものが、当院では取り入れていませんが、いわゆるツボや経路といった考え方)部分が大きく、曖昧かつ確実でない情報をもとに行われているのが現実です。

はりを刺す・打つ、といった行為は鍼灸・マッサージの基本です。鍼は鍼師と医師のみが打つことができます。この鍼を打つ目的のひとつが、硬くなった筋膜の緩和です。

鍼を打つと筋膜が緩和する仕組み

硬くなった筋膜に鍼を刺すことで一時的に筋膜を壊します。膜に傷がつくわけですから出血します。出血するということは、その部分の血流が増します。血流が増すと硬くなった部分が柔らかくなります(たびたびテレビ番組などで紹介される筋膜リリース注射・ハイドロリリース注射は生理食塩水を注入して筋膜を柔らかくする方法ですが根本原理は同じ)。壊れた筋膜は新たに作られますが、硬くなっていない正常な筋膜が作られます(リモデル)。もちろんそれだけではないのですが、筋膜含めて「筋肉」であり、筋肉の外側・内側問わず必要な箇所に打つのが鍼です。

筋膜リリースは新発見ではないし画期的な方法でもない

硬くなった筋膜へ鍼を打つ基本的な処置以外にも筋膜へのアプローチ方法は、いろいろな方法があります。それこそマッサージやストレッチにも当然ながら筋膜リリースは含まれています。つまりアプローチ自体は新発見でもなんでもありません。あくまで、今まで分かっていなかった筋膜の果たす役割・機能が医学的に新発見であって、筋膜リリース自体は新発見ではないことをご理解ください。

今までわからなかったことが分かってきたということは、鍼の有効性が医学的に意味づけされる・理論づけされて認められる可能性があり、今後の研究に大いに期待しています。

筋膜が注目を集めるようになった理由を理解するために必要な知識

筋膜は「第二の骨格」「ボディスーツ」といった表現をされます。それはそれで正しいのですが、実際は分かりやすいシンプルなものではありません。

浅筋膜はボディスーツ

このような皮膚みたいなイメージをお持ちの方は多いかもしれませんが、厳密には違います。たしかにこのように皮膚のように体全体を覆っている筋膜はあります。その体全体を覆っている筋膜は、「浅筋膜せんきんまく」という名前の筋膜です。浅筋膜は皮下脂肪の中にあるので全身を覆っているといえるわけです。

人間の体は以下のように様々な筋肉があります。表から見えない部分にもたくさんの筋肉があります。

筋肉図

筋肉の数は膨大で、一つ一つ「○○筋」と名称があります。これらひとつひとつがそれぞれ膜で覆われています。これこそがメインとなる筋膜です。さらに、これらの筋肉同士も筋膜で連結されていたり、まとまったグループごとに筋膜で覆われ、そのグループ同士も連続性をもって繋がっています。浅筋膜ほどではないのですが、ある程度全身を包んでいるともいえます。

筋肉を包み込んでいる膜が筋膜と述べましたが、これを浅筋膜と分けるために深筋膜しんきんまくと呼びます。深筋膜の捉え方・定義は実際はバラバラです。深筋膜を筋内膜・筋外膜・筋周膜・筋上膜と名前がついているものの総称として解説されていたりしますが、ここではひとつのまとまった筋肉を覆っている外側の膜(筋上膜とも呼ばれます)を深筋膜とします。

筋筋膜の構造図

上図は、二の腕部分の断面図になります。赤い筋肉の塊の境界線となっている白い部分が深筋膜です。この図では6つの筋肉の境界線のように見えますが、6つそれぞれを深筋膜が覆っていており、隣接していることを表しています。骨も骨膜で覆われています。骨膜と深筋膜も隣接しているわけです。

実はこの深筋膜、一枚の膜のように見えますが、体の部位によって構造が異なるのです。

浅筋膜と深筋膜の違い

薄いピンクの層が深筋膜です。一つ前の二の腕の断面図で白くなっていた部分のうち皮膚に近い部分では3層になっているのです。手や足の深筋膜は3層構造となっていますが、胴体の胸やお腹では1枚の膜になっています。このように深筋膜といっても場所によって構造が異なります。

水色の層が深筋膜同士の滑りに欠かせない潤滑剤の働きをします。ヒアルロン酸を多く含んでいます。筋膜同士が滑ることで筋肉の収縮ができるわけです。筋膜は滑るものという認識はとても大切なポイントです。

先に示した筋肉の図のように筋肉の数は膨大です。膜といえば分かりやすいですが、実際はそれぞれを包んでいる膜の構造も複雑です。深筋膜は、筋肉一つ一つを包んでいるものの、部位によっては構造が異なる上に、それぞれの膜同士も繋がっている箇所が多く、シンプルに構造を説明するのは困難です。ですから膜という一枚のペラっとしたものよりはfasciaの原義である帯・包むものの方がイメージに近いといえます。

解剖学上、存在していないことになっている筋連結

筋肉だけを示している人体図は、実は深筋膜がない状態の図なのです。あくまで筋肉本体をわかりやすく示しているにすぎません。

このように筋膜は実在はするものの、昔からある解剖学の教科書にはきちんと載っていないのです。筋肉と筋肉のつながりは、筋膜同士の繋がりです。その繋がり(筋連結)が明示どころか一切排除された筋肉だけの図が、皆さまが目にする筋肉図です。ですから、筋膜に関することは現時点では「医学的根拠がない」とされてしまうのは致し方ないことなのです。

これが筋膜が整形外科の世界で「シンデレラ」に例えられるような「新発見」とされる理由です。また、病院にいっても治らないとされる要因のひとつともいえるかもしれません。

「筋膜リリース」とは筋膜をどのようにすること?

筋膜についての説明がながくなりましたが、本題の筋膜リリースについてです。筋膜リリースとは筋膜を異常な状態から正常な状態に戻すための技術です。

リリースという言葉から「筋膜を解き放つ」「筋膜を離す」といった膜をはがすかのようなイメージをお持ちになるかもしれませんが、異常な状態にある筋膜を正常な状態に戻すために行うのが筋膜リリースです。

筋膜を整えるといっても、元の状態を確認できない

よれたり、ねじれたりしている状態にある筋膜を整えるという説明も多く目にしますが、冷静になって考えてみて下さい。

どうやって確認しますか?

すっきりした!楽になった!という感覚で「効いている」「筋膜リリースすごい」と思い込んでいませんか?

普通のストレッチやマッサージ方法が、筋膜リリースという冠がつくだけで、特別な方法・画期的な方法ということになってしまっています。

そもそも、よれたりねじれたりしているとされる筋膜の状態自体を確認できません。よくテレビなどで紹介されるエコーによる筋膜の状態の確認は厚くなっている・硬くなっているといったざっくりしたレベルです。解剖しない限り筋膜の正確な状態はわかりません。筋膜の状態を確認するためだけに皮膚を剥がすわけにもいきません。

つまり現実問題、元の状態もよくなった状態も確認することは不可能です。確認は不可能でも、楽にはなったことは実感はできてしまいます。でもそれは一般的なストレッチや体操でも同じことです。

結合組織である筋膜の構造とは

筋膜は人体において「結合組織」に分類されます。結合組織の主な役割は、体の構造を支持すること、組織間の隙間を埋めること。筋膜は、筋肉と筋肉の連結・筋肉と骨の連結といった結合の主役なのです。筋肉を包み込むだけでなく配置を維持するために必要であることはイメージできるのではないでしょうか。

筋膜はメッシュ状の構造なのでセーターのようなものによく例えられます。ですが、セーターのような衣類の生地のように綺麗な均一なメッシュ状ではなく以下のような構造になっています。

筋膜はコラーゲンとエラスチンが主成分

よくある筋膜リリースの解説で、綺麗な格子状が崩れる・捻れる、といった説明がなされますが、それはあくまで分かりやすさに特化したイメージにすぎません。

上記画像のように筋膜は、コラーゲン線維とエラスチン線維が複雑に絡み合った構造で線維芽細胞せんいがさいぼうという細胞があります。線維芽細胞はコラーゲンなどを生み出す細胞です。コラーゲンはタンパク質で弾力をもっています。エラスチンもタンパク質でこちらは伸縮性があります。線維間はヒアルロン酸をたっぷり含んだ水分です。ですので膜という名前からサランラップのようなイメージを持たれるかもしれませんが、むしろ水分をたっぷり含んだ薄いシート状のスポンジとお考えください。女性が美容のためにお使いになるシートマスクに近いといえます。

ここで女性の方はお気付きの方もいらっしゃるかもしれません。筋膜の構造自体は皮膚の下にある真皮に近いのです。

筋膜が正常でない状態とはどんな状態?

筋膜が異常である場合、以下の3つの状態にあります。

  1. 潤滑剤(ヒアルロン酸)の凝縮化による膜間の滑走性不良→いわゆる「癒着」
  2. 細胞外基質中における糖タンパク質の脱水(ゲル化)と線維(コラーゲンとエラスチン)の高密度化による膜の圧縮→筋膜が硬くなる
  3. 組織損傷や慢性炎症、「癒着」と「硬化」の慢性化による膜の変性→筋膜が別の組織に変化(線維化)

このうち筋膜リリースによって改善が期待できるのは「癒着」と「硬化」の2つです。硬くなった筋膜を柔らかくするのはイメージできることでしょう。一方、癒着ですが、“筋膜はがし”という言葉や“リリース”という言葉から一般の方が連想するのはおそらく癒着の改善でしょう。ですが、恐らくほとんどの方がベリべりっと剥がすイメージを抱いているはずです。それは大きな誤解なのです。筋膜は滑るものです。癒着の改善とは、筋膜の滑りを良くすること、とご理解ください。

なお、線維化して別の組織に変性してしまったものは基本的には元には戻りません。

まとめますと、以下の2つが筋膜リリースの主な目的になります。

筋膜リリースの目的

  • 潤滑剤を元に戻して膜同士の滑走性を取り戻す
  • 線維の高密度化と基質のゲル化を解消して膜の伸縮性・弾力性を取り戻す

これらを達成するのために「水分補給」と「温度を高める」必要があります。

潤滑剤を元に戻して膜同士の滑走性を取り戻すために温度を高めます。潤滑剤であるヒアルロン酸は温度が上がれば潤滑機能が高まります。お風呂上がりに体の柔軟性が増すのはこのためです。運動前に体をあたためる・ウォーミングアップの目的も同じです。

いくら筋膜の滑りをよくしても、膜自体が硬くなっていてはいけません。筋膜の柔軟性・弾力性を維持するためには水分が必要不可欠です。水分を補給するために、筋膜に水分を届ける血液の流れが重要です。血流を増すことが水分補給になるのです。血流が増すと体温は上昇します。

羽生結弦選手が筋筋膜性腰痛症でフィンランディア杯欠場!筋筋膜性腰痛は身近な腰痛です。

筋筋膜性腰痛きんきんまくせいようつうという言葉がニュースに出てきて驚きました。そのニュースとは男子フィギアスケートの羽生結弦選手が練習中に腰を痛めてフィンランディア杯を欠場するというものでした。

ソチ五輪の金メダリストである羽生選手は、先日の会見では「今季は全部勝ちたい!!」と強い意気込みを語っていただけに残念でなりません。私もプロ・アスリートのケアを行っておりますので、他人ごとに思えず、また、自分の専門分野のひとつですので記事を書いた次第でございます。

羽生選手を今季の初戦欠場にまで追いこんだ腰痛の名前が「筋筋膜性腰痛きんきんまくせいようつう症」。この腰痛は決してアスリートだけのものではなく、一般の方にもとても多い疾患です。いわゆる「ぎっくり腰」のひとつです。(ぎっくり腰は、急に腰を痛めた際の症状の総称ですので、ギックリ腰といっても、種類は様々です。)

筋筋膜性腰痛は実は身近な腰痛です。腰痛の種類と原因について解説します。

筋筋膜性きんきんまくせい腰痛は身近な腰痛です。そこで今回は「筋筋膜性腰痛になってしまったら、どうすればよいの?」という疑問にお答えします。

最初に筋筋膜という言葉ですが、これはずばり一般的な筋膜です。筋膜は、単語に筋とはいってはいますが、カラダの内臓をはじめあらゆる組織を包んでいます。その中でも筋肉を包んでいる筋膜が筋筋膜、英語ではmyofasciaといいます。

筋筋膜は、筋・筋膜と表記されることが多いのですが、肩こり ラボでは筋筋膜が正しいと考えています。筋筋膜は英語ではmyofasciaといいますが、これはmyo+fasciaで、myoは「筋肉の」、fasciaは「筋膜」です。つまり体全体に張り巡らされている筋膜という組織のうち筋肉を覆っているものはmyofasciaなのです。筋・筋膜は、筋肉と筋膜と解説されていることが多いのですが、筋膜は筋肉を構成する要素です。筋繊維を覆っているのは筋内膜という筋膜、筋繊維の束を覆っているのは筋周膜という筋膜、筋肉全体を覆っているのも筋膜(深筋膜・筋上膜ともいう)です。筋筋膜は、一般的な筋膜とお考え下さい。

慢性的な腰痛いわゆる「腰痛持ち」に心当たりがあるある方は是非ご一読ください。

腰痛は診断名がつくものとつかないものの2つに分類されます。

腰痛と一言でいいましても実際はいろいろな種類がございます。自分の腰痛は一体どんな腰痛なのか?腰痛は医療機関で診断名のつくかつかないかの2種類に大きく分けられます。

  1. 診断名がつく腰痛 特異的腰痛
  2. 診断名がつかない腰痛 非特異的腰痛

「特異的」というのは、これは特殊でレアなという意味ではなく、医療機関で診断がきちんとなされる腰痛です。肩こりでは症候性肩こりに相当します。

一方、非特異性腰痛は、原因がはっきりしない腰痛です。多くの人が悩む腰痛はこちらになります。一般的には、とりあえずの対症療法や「様子を見ましょう」という対応になります。肩こりでは本態性肩こりに相当します。つらい首・肩・腰の痛みに・・・効くとされる薬のCMを見ない日はないと思いますが、それだけ悩みを解決できない方がたくさんいらっしゃるということです。

医療機関で診断がなされるものが特異的というのは、それだけ治りにくい・治らない腰痛が多く、苦しんでいる方が非常に多いことを意味します。

ですから、諦めてしまう人も多いのです。

誤解のないよう繰り返し申し上げますが、非特異性腰痛は、医療機関において原因がはっきりしないとされる腰痛です。医療機関で原因がわからなくても、医学的に腰痛の原因は明確に3つあります。

原因がはっきりしている腰痛は3パターン

原因がはっきりしている腰痛は以下の3パターンに分けることができます。

腰痛を引き起こす原因

  1. 骨のトラブル 特異的腰痛
  2. 関節のトラブル 非特異的腰痛
  3. 筋肉のトラブル 非特異的腰痛

それぞれ詳しく解説します。

骨の問題による腰痛

骨の問題で起こる腰痛は、器質的な異常があることを指します。専門用語で分かりにくいですが、骨格の形態的異常があって、レントゲンやMRIなど画像検査として異常が見受けられるものです。代表的なものとしては、椎間板ヘルニア、腰椎分離症、腰椎すべり症、変形性腰椎症などがあげられます。

関節の問題による腰痛

背骨は頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙骨1個(5個とカウントする場合もありますが、ここでは便宜上1つとさせていただきます)、尾骨1個(3~4個とカウントする場合もありますが、ここでは便宜上1つとさせていただきます)の計26個が連結してできています。骨が連結して、可動するという事はそこに関節が存在することになります。背骨は、上下の骨が2ヶ所で接しており、左右一対の椎間関節があります。仙骨と尾骨は通常の関節の構造となっていないことから便宜上ここでは関節ではないとカウントします。また、第1頚椎と頭蓋骨も関節の関係にあり、背骨には、(後頭骨を含めて)25個の骨×2つの関節=50個もの椎間関節が存在することになります。

この背骨の関節が、何らかのダメージを受けて傷めてしまうのを椎間関節性腰痛といいます。例えば、中腰で重い物を持った時、不用意にくしゃみをした時、予想外に足を踏み外してしまった時などに急激に椎間関節に力が加わり傷めてしまいます。誰もがご存知のぎっくり腰、それも身動きがとれないほどの重度のぎっくり腰は椎間関節を傷めてしまっているケースが多いのです。(ぎっくり腰は「突然生じる腰痛」の総称なため、その病態は様々あり、椎間関節性以外のものもあります) この関節の問題の場合は、残念ながらレントゲンなどでは分かりません。つまり、レントゲンを撮っても「異常無し」となり、鎮痛薬と湿布の処置となります。

ぎっくり腰が癖になるのには理由があります。

病院(整形外科)での典型的な処置の場合、3~7日間の安静で日常生活が可能となるため、この時点で治ったと解釈されます。しかし、注意が必要です。関節を傷めると、関節が動くのを守るために周囲の筋肉が不必要に緊張します。これを筋スパズムと言います。インナーマッスルなど関節運動に関わる筋肉がスパズム状態に陥ると、関節を正しく動くかすことができません。具体的には、背骨は一つ一つの骨がしなるように動くのが正常ですが、動きにムラが生じて本来動くべき所か動かず、動いてはいけない部分が動くようになってしまいます。結果的に、不自然な動きとなります。厄介なことに、この不自然さを感じるのは一流アスリートのような一部の方だけなのです。一般の方が不自然さを自覚されることは稀です。そのため、一定期間が経つと痛みはなくなりますが、正確には治ったわけではなく、その後時間が経ってから慢性腰痛に移行したり、繰り返し傷めてしまう可能性が高いのが特徴です。これがぎっくり腰が癖になってしまう原因です。

関節の問題による腰痛を解決するためには・・・

椎間関節性の腰痛を根治させるためには、急性例であれば一定期間の安静の後、日常生活が可能なレベルまで痛みが引いたら、その後は余分な筋スパズムを深部の筋肉までくまなく取り除き、さらに体幹のインナーマッスルを中心とした筋力トレーニングを行います。そして背骨の関節に負担のかからない動作改善の練習を行います。ここまで行うことで慢性化・再発のリスクを限りなく軽減させることができます。

筋肉の問題による腰痛  筋筋膜性腰痛症

筋筋膜性腰痛症は筋肉の問題による腰痛です。筋肉は構造上、筋膜というその名の通り膜状の組織に覆われています。実は筋膜には筋肉そのものよりも痛覚を感じるセンサーなど、神経が密に分布されており、それ故に重要な組織です。医学的な信憑性・効果はさておき「筋膜リリース」「筋膜はがし」「筋膜の癒着をはがす」などの手技療法が流行っているのはそのためです。 話を戻しますね。 筋肉や筋膜が傷んでしまう事、または筋スパズム状態に陥ってしまうことで痛みを生じるものを筋筋膜性腰痛といいます。

筋膜リリースとは?

筋膜性腰痛には2パターンあります。

筋膜性腰痛はその発症メカニズムから2つに分類できます。

①急性の場合

ぎっくり腰の一つといえます。椎間関節性腰痛の所と繰り返しになりますが、腰に何らかの負荷が急激にかかることで発症します。急性腰痛(=ぎっくり腰)の場合、関節にダメージがいった場合は椎間関節性腰痛へ。筋膜や筋肉にダメージがある場合は筋筋膜性腰痛と考えられます。「考えられる」というのは、これら2つは画像所見によって鑑別することができないため、発症の状況と症状の所見によって推測される、という域に留まるからです。もしレントゲン・CT・MRIなどによって異常が発見されるようであれば別の診断名がつくこととなります。それ故に「(レントゲンを撮って)骨に異常がありませんね。痛み止と湿布を出しておくので、1週間安静にして様子をみてください。」という事となります。・・・しかしそれでは根本的に治ったといえない場合が多いというのは上述させていただきました。(椎間関節性腰痛の項で解説しましたが、急性の筋筋膜性腰痛でも長期的には同様の経過をたどることとなります)

②慢性の場合

日本人の抱える自覚症状のうち最も多いのが(慢性)腰痛です。その最たるものが、この慢性の筋筋膜性腰痛です。 こちらは、上述しましたように、ぎっくり腰の激痛がおさまった後に移行してしまうパターンと、きっかけがあるなど特に思い当たる節はないけれども常に腰が重く感じていて疲労によって痛みの程度が上下するといったパターンがあります。

今回の羽生選手の場合は、何が根本が原因かは存じませんが、フィギュアスケートは前屈・後屈・捻転を正常の可動範囲を越えて動かすなど、とにかく腰を酷使するスポーツ。それを幼少期からハードな練習を行ってきたということから推測すると、腰には長年の負荷が蓄積されていたものと思われます。

筋筋膜性腰痛になってしまったら、まずは徹底的にスパズム状態にある筋肉を弛める必要があります。一時の鋭い痛みは安静によって改善しますが、ある一定まで落ち着くとそれ以上は変化が生じなくなります。ですから、筋スパズムをしっかりと取り除かなければなりません。どうすればよいかといいますと、残念ながら安静だけでは異常な筋緊張状態は全て解除することはできません。電気療法、温熱療法、超音波療法(厳密にはマッサージ効果を出す用い方もありますが便宜上ここでは温熱療法の一貫と解釈します)、ストレッチなどの方法が一般的ではありますが、実は筋スパズムをくまなく解除するにはこれらでは不十分です。マッサージか鍼にて異常を起こしている筋肉へ直接アプローチする方法がとても効果的です。手前味噌となりますが、鍼・マッサージは筋肉を弛めるという点においては最適な方法です。薬剤を使って筋弛緩を生じさせると筋肉の収縮力まで低下させてしまうため、筋の正常な機能を維持したままでの方法では最も優れているといえます。 筋肉を弛めるという点で大切なのはアウターマッスルとインナーマッスルの概念です。 つまり、マッサージではアウターマッスルしか弛めることができないため、インナーマッスルが硬くなって問題が生じている場合はどうしても効果が甘くなります。鍼はこのあたりの問題を解決可能です。(インナーマッスルは関節を安定させるためのものだから弛めたらいけないんじゃないの?一部の方は考えるかもしれませんが、弛める=収縮力を低下させるわけではありませんので、それよりもスパズムであったり、硬くなって収縮できない状況にある筋をある程度弛める事は、反対に収縮力を復活させることができると考えて施術にあたっております)

鍼やマッサージにて筋肉を弛めれば、直後の痛みは軽減可能です。しかしこの状態では、高確率で数日~数週間経つと元の状態に戻ってしまいます。 そのため、しっかりと筋肉を弛めて、個々の背骨がスムーズに動くことができる環境を整えたら、体幹と呼ばれる胴体部分の筋力トレーニングを行い、いわゆる「腹筋と背筋のバランスが悪い」状態を改善します。(当院の実際の施術では基本、同時並行で行います)これが体幹トレーニングです。

腰痛を改善する方法http://matome.naver.jp/odai/2141146523977583101/2141146686679253803から引用させていただきました

体幹トレーニングで注意しなければならいポイント

体幹を鍛えるために行う体幹トレーニングは、仰向けで状態をおこすいわゆる腹筋運動や体を反らせる背筋運動ではございません。これは非常に重要です。つまり、HOW TO本に記載されている体幹トレーニングメニューを行っても改善する可能性は低いのです。本に書いてある事は確かに概ね正しいのですが、決定的なエラーがあります。「記載されているポーズをとることができれば良い」ということではないのです。「体幹」というそのポージングを連想するくらいブームとなっておりますので、おそらく今これを読んでくださっている方もご想像できると思います。 つまり、腰痛改善のための筋力トレーニングは型にはまったものではなく、個々の体の状況、身体能力レベルに最適化させなければなりません。自己流で行うにも限界があるのも事実なので、本当にお困りの方はNATA-ATC 、 NSCA-CSCS、理学療法士のライセンスを持った専門家にご相談いただくのが良いかもしれません。

筋筋膜性腰痛を根本的に改善する上での最重要ポイント

さて、筋肉を弛めて、筋肉を鍛えて終わりではありません。

最後の仕上げが肝です。

それは、ズバリ「身体動作の改善」です。

歩き方・立ち方・座り方・重量物の持ち上げ方・・・アスリートであれば走り方・跳び方・競技のフォームなど、腰に負担をかけている行動パターンを修正します。

これらはトレーニングの延長ともいえますが、現状多くのトレーナーはトレーニングルームでのエクササイズメニューにこだわるあまり、生活背景や行動パターンへ介入できていない・できないことが多く、これでは「木をみて森をみず」となってしまいます。

惜しい所までいってるのに、あと一歩!で足踏みしてしまう人が非常に多いのです。行動パターンの修正、これが肝心要なのです。

筋筋膜性腰痛を改善するために必要な手順

長くなりましたのでまとめます。筋筋膜性腰痛は

  1. 背骨がひとつひとつ滑らかに動くような環境づくり。そのために深部の筋肉までしっかりと弛める。
  2. 腰にかかる負担を減らすための筋肉をつける。
  3. 腰に負担をかける動作を改善する。

この3つの手順を踏む必要があります。

注意しなければならないのは、冒頭でご説明しましたように腰痛には特異的なものも存在するということ。非特異的腰痛である筋筋膜性腰痛や椎間関節性腰痛は、レントゲンを撮影しても現れません。ですので詳しいことはよく分からないから、筋筋膜性腰痛でしょう、椎間関節性腰痛でしょう、と病院で診断されることがあります。しかし、心理面が関与していたり、本当に原因がわからない特殊な特異的腰痛が、まざっていることはあります。そのため、どんなに体のハード面を完璧にしても治らない例もありますし、反対にあれやこれや腰にたいする処置を一切やめたら気がついたら痛くなくなっていた、などというケースも実際にあります。

鍼灸・マッサージの効果の検討も、単純に平均への回帰だったのか、本当に効果があったかまだ決着がついていません。(効果がなかったという結論の文献も実際にあります)

ただし、鍼・マッサージは筋肉を弛めるという点においては特化しているとお考えください。鍼灸・マッサージのみで、筋筋膜性腰痛が根本的に改善することは困難です。しかし、根本的解決する上で有効な手段であることは間違いありません。

非特異的腰痛を根本的に改善するにはどこにいけば良いのでしょうか?

まず整形外科を受診いただきまして骨格の形態的異常、内臓疾患が無いかチェックを受けてください。これは必須です。以前、病院に行って異常無しと言われたとしても、その時から半年以上経っている場合は、再度受診してください。

病院での診察・検査で、特に目立った異常が見当たらない、もしくは筋筋膜性腰痛と診断をもらうことがファーストステップです。

腰痛というと、整形外科のリハビリに通う、もしくは、整形外科以外の施術所を選択する、の2択です。

他の施術所を選択する場合は、基本的に腰痛は肩コリの根本的改善のための選び方と同じです。念のために補足いたしますと、整体やカイロプラクティックで行われている骨格矯正術では筋筋膜性腰痛はよくなることはありません。

骨格の問題は整形外科にてチェック済みですし骨が筋肉を動かすのではく、筋肉が骨を動かすものだからです。ストレッチをすれば大まかに筋肉を弛めることができますが、細かく背骨一つ一つのインナーマッスルへのアプローチはできません。つまり、腰痛を根本的に改善する場合ストレッチだけでは不十分です。 パーソナルトレーニングは大切ですが筋トレだけでは腰痛は治らないということは上述させていただきました。

では、鍼灸・マッサージ院であれば良いかのというと、そうではありません。方針によります。

筋筋膜性腰痛は、筋肉の細かい分析と対処ができるか否かにかかっています。

筋筋膜性腰痛で肝となるのは、とにかく筋肉を細かく分析して対処することです。例えば代表的ないわゆる背筋は正式には脊柱起立筋といいまして棘筋・最長筋・腸肋筋に分かれ、さらにそれぞれが三つのパートに分かれます。そらを一つ一つ個別に対処する必要があり、さらにはインナーマッスルである多裂筋・腸腰筋・腰方形筋は単なるツボへの施術ではアプローチが難しく、特殊な技術が必要です。具体的には角度と深度をピンポイントでアプローチしなればなりません。これを可能にするのは経絡やツボの知識ではなく、三次元での筋肉の人体解剖学です。そのため、鍼灸・マッサージを希望する場合は西洋医学的な理論のもと施術を行う鍼灸院を選択いただけたらと思います。

ただし、特異的腰痛の場合は東洋医学的な鍼灸が有効である可能性があるため、西洋医学的な理学療法が絶対というわけではない、ということも心の隅に留めておいてください。

 

 


執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


競技者のパフォーマンスコントロールに有効なバイオフィードバックとは

アスリートが最高のパフォーマンスを発揮していただくために

アスリートにとって「調子が良い」状態を維持することは非常に大切です。しかしながら様々な要因が絡み合い「調子の波」があることは避けられません。

そこで重要となるのが「調子が良い時をいかに長くして、悪い時をいかに減らすか」ということです。調子が落ち込むことを避けられないならば、その状態を極力短期間にすれば良いのです。

 

その手助けとなるのがバイオフィードバックです。

 

それは、様々な刺激や環境条件の元で自らの体がどのような反応を示すのかということを客観的に認識することです。

主には生体の反応を数値化して自分の現状を視覚的に認識できるようにします。

このようにして、ある一定の刺激に対して自分の体がどのように反応するか、それがプラスなのかマイナスなのか客観的なデータを元に知ることをバイオフィードバックといいます。

調子が悪い時にそれをいち早く回復させるために、調子が良くなる条件を客観的なデータを元に知ることです。

 

例えば、ある音楽や匂いを嗅ぐと血圧や心拍数が優位に減少したとします。この事実をデータとして自身が認識することで、試合直前で緊張してあがってしまいそうな時にそのような刺激を与えることで心身ともにコントロールすることができます。

また、スランプに陥ってしまい体の機能がうまく噛み合わなくなってしまった時にも、調子の良い時にのフォームや関節の動きをデータとして残しておくことで、いち早く軌道修正が可能となります。

国立科学スポーツセンターではトッププロのサポートとして、このように様々なデータ収集が常日頃から行われています。

 

 

バイオフィードバックと単なるジンクスとの違いは、客観性があるかないかです。とはいえ、正確なデータ収集はアマチュアアスリートにとって困難です。

しかし、自分が調子の良い時はどのような心拍数や血圧なのか、はたまたどのような音や匂いを嗅ぐと心身共に安定するのかを知っておくことは重要だと思います。調子の良い時の動きを動画で残し、それを視覚的に確認するだけでも十分効果的です。

人間の脳は視覚からの情報がかなり重要視されるので視覚として認識できる形として記録を残すことが大切です。これらによりパフォーマンスのムラを軽減することや、スランプの早期脱出ができるのではないでしょうか。

 

アスリートにとってのパフォーマンスのコントロール、しいては心身のコントロールは永遠の課題です。

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございます。

今回の記事はお役に立ちましたでしょうか?パフォーマンスアップについてお悩みの方、なんとかしたいとお思いの方、是非、一度ご相談ください。

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
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一流アスリートと二流アスリートを隔てる壁〜トレーニング計画の重要性

常に進化し、記録更新やパフォーマンスアップをし続けることができる一流アスリート。

対して、練習をやってもやっても一向に先に進まない、いつまでたっても現状打破できない二流アスリート。

この二者間には、前者からは見えるが後者からは見えない大きな壁が存在します。

 

一流選手と二流選手の決定的な差は何でしょうか?

 

今一度じっくり考えてみましょう。

今、あなたの肉体とパフォーマンスが明らかに右肩上がりに伸びて精神的にも充実していたとします。アスリートとして大成するために今一番大切なのは、この右肩上がりの状態を維持することです。

そこであなたがとるべき行動は何でしょうか?

おそらく大多数の方は心身共に充実している「今」が心地良くてそのままトレーニングを継続するか負荷を増加させていくでしょう。

その先に待っているもの。

はい。そうです。

故障です。

多くの二流アスリートは調子が良いとそのままそれが続くと思い、強弱とケアをおろそかにしてトレーニングをし続けます。そうすると知らぬ間に疲労が蓄積し徐々にパフォーマンスが低下していきます。

ここが分岐点となります。

この分岐点を把握し、コントロールできるか否か、これが一流と二流を分けることになります。

一流アスリートが行っていること

 

一流アスリートは先に述べた「分岐点」を認識しているため、事前に対策を行います。しかし二流アスリートは、スポーツ障害となりトレーニングを中断せざるをえなくなります。するとパフォーマンス低下は加速し、トレーニング前と同レベルかそれ以下に落ち込みます。しばらく療養しケガが治ったらトレーニングを再開しますが、本質がわかっていないためこれをひたすら繰り返してしまいます。

結局、年間単位でみてみると、一年経って全く立ち位置がかわっていないという状況となります。これは大成しない二流アスリートが陥っている典型的パターンなのです。

一流アスリートは、トレーニングよりもケア・治療に時間・お金をかける人が多いのは、ご存じの方も多いはずです。時間やお金をたくさん費やすことが大切なのではなく、かけるべきポイント、先に申し上げた「分岐点」の認識が大切なのです。

 

一流選手になるために必要なこと

 

一流選手になるために具体的に何をすればよいのでしょう?

一流選手のように事前に対処すること、これは今からでも遅くはありません。アスリートは競技力・パフォーマンスを向上させたいからこそ、つらいトレーニングを行っているはずです。誰も故障したくて故障しているわけではありません。誰もが進化を望んでいます。

目の前に落とし穴があり、それをあらかじめわかっていたとしても、避けられるものだとしても突っ込んでいく必要はありません。ですが、そうせざるを得ないことも多々あります。オリンピックやサッカーW杯が4年に1度しかないように、競技・大会・選考のタイミングは時として残酷です。本当に残念な涙をたくさんみてきました。だからこそアスリートはこのパターンにはまってしまうことだけは避けていただきたいと切に願います。

自分を追い込むことに逃げず、計画的に休む

多くの方は筋トレした翌日は超回復のために休んだ方が良いということは知っています。しかし数週間、数ヶ月単位といった長期間にわたるトレーニングセッション、トレーニング処方の組み合わせまで考えている人は極僅かです。そしてその計画の本当の意味まで理解していなければなりません。ストレングスなのかファンクショナルなのかフィットネスなのか、はたまたトリートメントなのか各トレーニング処方の本質的意義を認識する必要があるのですが、なされていないもしくは勘違いしている・思い込んでいるケースが多いです。

筋トレひとつにしても、その内容と目的により休息時間や頻度が異なります。

ここに問題がありました。

アスリートにとってピークパフォーマンスを発揮できるのは本当に短い期間です。そして競技レベルが上がれば上がるほど頻度が減り、年に何回もありません。目標となる大会や記録会とそれを合致させ、良い結果を出すことがトレーニングの最大の目的であるはずです。

目標が山の頂上にあり、いかにピークパフォーマンスの頂点とマッチさせることを考える必要があります

調子が良くてどんどん向上している「今」だからこそ、スポーツ障害に陥りパフォーマンス低下してしまうリスクも同時に潜んでいるということを忘れてはいけません。

調子が良い「今」だからこそ積極的休養、そしてケアを。

トレーニングをしないと不安だから、、、

とにかく追い込んで体をつくる、、、

休むのが嫌い、、、、

などといった単に自分の感情に任せてのトレーニングをしていては先へは進むことができません。

感情に流されず客観的視点にたってトレーニング計画をたてましょう

つらく苦しいトレーニングを行う目的とそれを行うモチベーションは、最高の結果を求めるからです。トレーニングをして前に進んでいなければ、あなたの今行っていることのどこかに、そもそも計画自体にエラーが生じている何よりもの証拠です。

アスリートに限らず人は、答えや結果ばかり安易に求めてしまいます。トレーニングに対してもより効率的に、効率的なトレーニングだから人の倍行えばさらに・・・と欲に流されがちです。それを自分を追い込むという精神論で美化しようとしてしまいます。ポジティブな思考はとても大切ですが、それ以上にどのような状況でも冷静に考えることができる精神的な強さが必要です。

伸び悩んでいるアスリートは、トレーニングの方法論うんぬんの前に、トレーニング計画の重要性を今一度お考えください。

計画を組み立てるには冷静な思考・判断が大切ですが、きちんとしたトレーニング計画とその意味・意義を理解していれば無理や無茶をせず冷静さを保てるはずです。

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
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マラソン(長距離走)を走ってどこが痛くなりますか?

先日は大賑わいの東京マラソンでした。

中継を観ながらふと思いました。

「もったいない走りをしている方が多いなぁ・・・。ちょっと手を加えればみんなあと10分は速くゴールできるのに・・・。」と。

運動後の筋肉痛の場所によって分かること

さて、運動後あなたは筋肉痛をどこに感じていますか?

もし、太ももの前(大腿四頭筋)が痛いようであればあなたはとってももったいない走りをしてしまっている一人です。クロカンコースでない限り、正しくは太ももの裏(ハムストリングス)と臀部(お尻)が一番に使われなければなりません。 太ももの前を酷使した走りをしているため、長距離走で腰や首が痛くなってしまうのです。

おそらく今朝目覚めて「何でこんな所が筋肉痛なんだ!!?」と思われた方が多いと思います。それは単に運動不足なだけではなく、あなたの身体活動全体が不合理な動きとなってしまっている証拠です。

プロアスリートのトレーナーとして、効果的なストレッチ方法をお教えしましょう。

今日から写真の股関節前を伸ばすストレッチ(良い例)を今日から始めてください。悪い例のように、前のめりや猫背にならないようにすることがポイントです。

2012-02-22 21.49.30

1回15秒×2セットを左右、1日3回2週間まず継続してみてください。

つまり、朝昼晩に各1分ずつ、一日あたりトータル3分間だけ確保してもらえれば、意外な効果を実感していただけると思います。

このストレッチの意味についても説明いたします。

肩こり、腰痛、各種スポーツ障害はその部分だけに問題があるわけではなく、体全体のバランスの乱れが原因となります。現代人の多くは股関節周囲に原因が潜んでいる場合が多いので、その大元を改善することが大切なのです。

つまり、今回ご紹介したストレッチは、何に効くという限定的なものではなく、体のバランスを整えて各種トラブルの原因へ対処するためのストレッチです。

まずは上記の処方をやってみてくださいね。

要点をおさえて行えば、ほんのささいなことをやっただけでも体は変わるものなのです!!

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございます。

今回の記事はお役に立ちましたでしょうか?パフォーマンスアップについてお悩みの方、なんとかしたいとお思いの方、是非、一度ご相談ください。

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
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