このブログ記事は専門用語が多く、一般の方には読みにくいと思い、
Q&Aの会話形式で分かりやすく解説した記事「首ポキは肩こり解消になるの?ネットやテレビで喧伝される説への疑問にお答えします。」を別途ご用意しました。
まず、最初にリンク先の記事をお読みいただければ、幸いです。
肩こり解消のために、ついつい首をポキポキ鳴らしていませんか?
デスクワークなどで、前傾姿勢を長時間続けますと、首や肩が疲れてしまいます。ですから首を回したり、伸びをしたりする人がほとんどではないでしょうか。その際に首の関節をボキボキ鳴らす人も少なくないでしょう。関節を鳴らすことが気持ちいいと感じる方もいらっしゃいます。
このような動作は、たしかに一瞬楽になったと感じるかもしれません。しかし、コリを解消する効果は残念ながらありません。凝った→ほぐす、の繰り返しでしかないのですが、これは実は悪循環です。
首をボキボキならすことを「首ポキ」と呼ばせていただきます。
2019年5月3日にCNNでこちらのニュース『「首ポキ」で脳卒中、左半身まひで入院 米男性』が報じられ、”首ポキが、実は危険な行為である”、ということがSNSを中心に話題になりましたが、情報が錯綜しています。
首をよく鳴らす人は脳卒中になりやすいという話を耳にした方も少なくないと思います。肩こり・首こりの専門院を開設している者として、詳しく解説したいと思います。
肩こりは、女性の体の悩み第1位、男性では第2位です。
厚生労働省発表の「平成22年 国民生活基礎調査の概況」によりますと、国民の13%、約1200万人の方が肩こり・首こりを訴えています。以下の表の有訴者というのは自覚症状をもっている人を意味します。
出典:厚生労働省国民生活基礎調査
肩こりは男性よりも女性に顕著で、肩こりで悩んでいる人は、なんと腰痛よりも多いのです。
「首ポキ」は患者さんから受ける質問、第1位です。
当院は肩こり・首こりを専門としておりますが、中でも患者さんから受ける質問で特に多いのが「首ポキ」です。
慢性的な肩こりや首こりにお悩みの方は少なくとも一回は首をポキっと鳴らしたことがあるのではないでしょうか?または、鳴らす目的はなくとも、首を曲げていたらポキっと鳴ってしまった経験がおありだと思います。
また、街中に溢れている整体やカイロプラクティックなどで施術を受けると、決まって「骨のゆがみ」を指摘され関節をポキポキと関節を鳴らされます。
出典:wikiHow
インターネット上で検索してみると、どれも大元の情報ソースが同じであろうと考えられる引用文章ばかりで「首を鳴らすと死ぬ」「1トンの圧力がかかる」などといった情報が流れており医学的な立場からの解説が乏しいです。
そこで今回は「首ポキ」について医学的な見解と解説をします。
首ポキに纏わるウワサを医学的に検証
① 関節ってなぜ鳴るのでしょうか?
関節の隙間内の空気が、風船が割れるような感じで鳴る、というイメージをお持ちの方が大半だと思います。
ポキポキという音の正体は、関節内に生じるキャビテーションです。キャビテーションとは耳慣れない言葉だと思いますので説明いたします。キャビテーションとは、液体の流れの中で圧力差により短時間に泡の発生と消滅が起きる物理現象です。余談ですがこの現象は19世紀末に、高速の舶用プロペラが、予想された性能を発揮しなかったことから発見されました。
関節が鳴る仕組みについては、昔から仮説・推測で説明されてきたのですが、2015年になって初めて実証されました。なんと、MRI撮影により、ポキッと鳴った瞬間の関節内部で起きていることが映像で記録できたのです!!Real-Time Visualization of Joint Cavitation PLOS ONE
人体の関節は骨と骨が関節包という袋のような物に覆われています。そして骨と骨の間には関節腔という僅かな隙間があるのですが、そこには滑液という一種の潤滑油で満たされています。大雑把にいいますと、関節は液体なのです。
普段動かさない範囲に関節を急に曲げたり伸ばしたりすると、関節腔の容積が一気に増すことになります。その時関節内で何が起きるかと言いますと空洞ができます。この空洞の正体は、滑液に溶けている窒素や二酸化炭素といった気体です。関節内の圧力が急に下がったために(陰圧)、滑液に溶けきれなくなった気体が気化するのです。といっても気化する量はごくわずかです。ですから、下がった圧力を戻す働きが作用し、反対側から滑液が一気に流入して空洞は消滅します。これらが消滅するときの衝撃により音が発生し、関節内で共鳴することであの「ポキッ」という音が鳴るのです。
出典:http://www.wikihow.com/Crack-Your-Neck
つまり「ポキッ」と鳴る音は、骨や軟骨そのものが摩擦を起こすことで鳴っているのではないのです。なので「ポキッ」と鳴った後は通常数十分ほど時間が経たないと鳴りません。
肩や膝を動かすと常時パキパキ・ゴリゴリ・ジャリジャリと音がするのは関節の適合性や安定性が悪いがため発生する音なので別物です。 以下はキャビテーションにより発生する「ポキッ」を題材に話を進めます。
② 「1トンの衝撃」・・・鵜呑みは禁物です!!
様々な所で、首の骨を鳴らすと「1トンの衝撃」がかかると言われています。しかしこれには一考が必要です。
まず、「トン」は重量の単位であり衝撃力を表す単位ではありません。衝撃とは物理的には急激な速度変化の度合いのことをさします。
速度変化の大きさ(加速度)の単位は[m/s^2]が基本ですが、衝撃の場合は重力加速度との比をとって[G]が使われます。衝撃力はこの加速度に物体の質量を乗じたもので単位は[N]が基本ですが、重力加速度で割って[kgf]やこれを1000分の1にした[重量トン]が使われることが多いのです。
つまり、衝撃力を表す時に、直接その重量が負荷としてかかるわけではないのに慣用的に「〇〇キロの衝撃」や「〇〇トンの衝撃」と表現されることが多いのです。衝撃力には時間の概念が必須なため、力が作用する時間次第でがらりとイメージが変わってしまいます。
これらをふまえると、まず重量としての1トン(1000kg)が首にのしかかるというのは間違いです。仮に1トンという数値が本当だとして、衝撃力に換算にしても1000分の1秒で瞬間的に1kgがかかったら1トンの衝撃となるので、1トン(1000kg)の重さがのしかかるというイメージは間違っています。
そのため首ポキッにより1トンの衝撃がかかり即死亡したり、即重度の障害を生むことは考え辛いですが、上記の計算では少なくとも1キロの負荷はかかっていることになるので、例え1キロだとしても組織の微細な損傷は少なからず生じるものと考えられます。
そもそも、この「1トンの衝撃力」という根拠を調べてみても出所がわからず、クラッキング時の衝撃力を正確に計測したデータや実験についての文献が見つからないため、「歪みが原因の理論」と同様、マーケティングの一貫で患者さん方に恐怖を植え付けるためにどこかのセラピストが言い出したことなのかもしれません。
とはいえ、ものすごい破壊力のある衝撃が加わるわけではないものの、「ポキッ」は空気の破裂という現象により生じると考えられているため、その程度はわからずとも少なからずの衝撃があることには変わりはありません。関節内は非常にデリケートな部分であるが故に関節包という袋で守られていることもあり、小さな衝撃による組織損傷も十分に考えられるため軽視はできません。
③ 首ポキで死んでしまう可能性について
[1] インターネット上では「首をポキッと鳴らすと首に1トンもの衝撃が加わり、頚動脈破裂したり脊髄損傷が起こり死亡したり半身麻痺となる」などと書き込まれています。
果たしてその真相は・・・
まず、「1トンもの衝撃・・・」というのは≪2≫で解説しました。軽視はしてはいけませんが、みなさんがご想像する“1000kgの重量がのしかかる”という意味ではなく、即刻首の骨が折れるような負荷ではないことはお伝えさせていただきました。
[2] 続いて「頚動脈が破裂したり脊髄損傷が起こり・・・」という点です。
外から大きな力が加わり、首を傷めることによって生命に影響を及ぼすのは、
①延髄(えんずい)損傷 … 脊髄と脳の移行部に存在し、呼吸や脈拍など生命維持に不可欠な機能を支配する中枢神経です。中枢神経と末梢神経を合わせて神経系といい体の機能や動きを調整します。中枢神経とは神経系の親玉のことです。例えば絞首刑では首を縄で絞めて呼吸できないようにするのではなく、落下時の衝撃で上部の頚椎を脱臼骨折させ延髄を破壊することを行います。延髄が破壊されたら人間は生きることはできません。
②頚髄(けいずい)損傷 … 頚椎、つまり首の骨の中に納まる中枢神経のことをいいます。より頭に近い上部の頚髄(第1~4頚髄)と、下部(第5~7頚髄)を損傷するのでは生命維持という点で大きな差があります。上部の頚髄は横隔膜を支配するため、損傷すると自分で呼吸ができなくなり人口呼吸器無しでは生きることはできません。下部の頚髄ではその程度により、動きだけでなく様々な内臓諸器官の機能不全がおこりますが、基本的には首から下が麻痺します(損傷頚髄以下の神経伝達が途絶えて運動が不可となります)。
http://infoseek_rip.g.ribbon.to/bunseiri.hp.infoseek.co.jp/sekizui.htmから引用させていただきました
この二点が考えられます。
しかしこれらは交通事故や極限状態のスポーツによる日常生活では計りしれない衝撃が加わった際に、頚椎(首の骨)の脱臼骨折が起こり、その中に納まる延髄や頚髄が損傷します。「首ポキ」と交通事故などの衝撃をくらべると・・・答えは明らかです。お年寄りや、重症の骨粗鬆症を患っていない限り、自らの力でそこまで首の骨に負荷を与え、内部の中枢神経に負荷を与えることは不可能です。
ただし、カイロプラクティックや整体などでしばしば行われる首をお急激に動かす手技には危険が潜みます。
そのような手技を受ける際に患者は仰向けで脱力し筋肉や靭帯が緩む肢位、つまりとても無防備な状態で動かされることとなります。この状態で無理な力が加えられることにより、頚椎の脱臼骨折が起こる可能性は十分に考えられます。“首ポキ施術”による事故はこのような可能性があるので、他人によって力を加えられて行うのは避けるべきです。そのような危険をおかしてまで“首ポキ施術”を行っても、お悩みの症状は解決しませんし、「首ポキ」をしなくても治すことは可能だからです。
[3] 「頚動脈が破裂する・・・」においても解剖学上明らかに矛盾があります。
首に手を当てて拍動を触知できる、みなさんがご想像するいわゆる頚動脈は、首の骨・関節とは離れた部分にあます。また、動脈は生命活動に重要な血液を循環させているため非常に頑丈な構造となっています。“いわゆる頚動脈”の太さはタピオカの吸えるストローくらいですが、触った感じは例えるならば庭の水まきをするホースをご想像ください。あの硬さ・弾力が主要な動脈です。私は実際に人体解剖にて触知しましたが、引きちぎろうとしてもびくともしませんでした。それほど動脈とは強固な構造なのです。
なので「首ポキ」の衝撃の程度も前述しておりますが、即刻頚動脈が敗れる心配はありません。また、百歩譲って「首ポキ」が動脈を損傷可能な衝撃を持ち合わせていたとしても“いわゆる頚動脈”は首の骨の関節内にあるわけではないので、その衝撃をまともに受けるわけではありません。
しかし!!!!軽視はできません。
首の主要な動脈は2つあります。一つは“いわゆる頚動脈”と言われる総頚動脈です。総頚動脈はノド仏のあたりで外頚動脈と内頚動脈に分かれます。その名の通り、外頚動脈は主に頭部の表面部分を栄養し、内頚動脈は頭の深部、つまり脳を栄養します。この総頚動脈からの流れは上記で説明しましたように、首の骨とは離れた部分にあるため首ポキ衝撃による影響は考え辛いです。しかしあまり知られていない首のもう一つの主要な動脈が椎骨動脈が論点となります。
出典:http://www.painneck.com/blog/neck-cracking-and-neck-popping/
椎骨動脈とは総頚動脈(内頚動脈)とは別ルートで脳を栄養する重要な血管です。解剖学的には、左右一対の椎骨動脈は首の骨の中(横突孔)を貫いて上行し、脳に入るとやがて一つに合わさり脳底動脈となり、脳の深部を栄養します。脳底動脈は脳の内部で内頚動脈と合流し脳の中で血管のループ(大脳動脈輪=ウィリスの動脈輪)を形成します。つまり、脳は重要な臓器であるため総頚動脈(内頚動脈)1つではなくサブルートをもって栄養されているのです。
そこで着目するのが、椎骨動脈の走行です。
先ほども述べましたが、椎骨動脈は第1~第6頚椎を貫いて脳に至ります。つまり頚椎に直にくっついて存在します。≪1≫で解説しましたように「首ポキ」は頚椎の関節での物理現象により起こるため、その衝撃は椎骨動脈に影響を及ぼすことは十分に考えられます。
これまでをふまえて「首ポキ」の血管系への影響を考察と共に以下にまとめてみます。
A) “いわゆる頚動脈”つまり総頚動脈(内頚動脈)への影響は解剖学的にみて考え辛く、可能性があるとすれば椎骨動脈である。
B) ≪2≫で解説しましたように「首ポキ」による衝撃一撃で血管が破れることは考え辛いが、頻回行うことで椎骨動脈には少なからず影響を与える可能性はある。
C) 首が鳴るためには日常的な可動域を超えて動かすことになるため、首の骨の間(横突孔)というとても狭い通路を通るため、椎骨動脈には過剰は進展や摩擦などの刺激が加わる可能性がある。
D) 衝撃・進展・摩擦=物理的刺激は組織を傷つける可能性があり、血管の内部が傷つくとそこが変性し動脈硬化が促進される。また血栓が形成されやすくなる。
E) 椎骨動脈にできた血栓が何らかの影響で流れた場合、脳に侵入し、塞栓となり脳梗塞となる可能性がある。
補足)上記は動脈のみに着目して解説してきましたが、首の骨の内部を通る椎骨静脈系というのも存在します。こちらは静脈なので心臓へ帰るほうのルートです。静脈は動脈より壁が脆弱なため物理的刺激には圧倒的に弱いです。余談ですが、鍼灸の針では静脈は刺すことができますが、動脈は弾かれて刺すことはできません。この椎骨静脈系は首の骨にまとわりつくように存在するため、B)C)等の負荷の影響は動脈よりも受けやすいです。静脈系で血栓が生じそれが流れると、塞栓症として肺梗塞や心筋梗塞のリスクが考えられます。
首ポキについてのまとめ
キャビテーションによる「首ポキ」は関節の構造が造りだす物理現象であり、関節の形状にも個人差があるため、鳴りやすい方・鳴りにくい方がいるのは確実です。そのため、鳴ること自体は異常ではありませんが長期に渡って常習的に鳴らしたり、無理な力で鳴らすことによる弊害はあります。
上記のように分析してみると、自ら動かした時に鳴ってしまうのは直近で生命につながる問題となるのは考え辛いです。しかしそれが長期間にわたり常習的に行われると血管に影響が出て循環器領域で生命を脅かす疾患につながる可能性は十分に考えられます。こういった点では鳴らす癖がある方は早めに治した方が良いでしょう。
一方、施術の一貫として行われる「首ポキ」においては、それを行うにあたってのメリットとデメリットを考慮すると、上記で説明した中枢神経を損傷するというリスクを抱えてまで行うメリット、つまり施術による効果が考えられません。首ポキ施術をすることによって一生首にまつわる不快な症状が消えるならばまだしも、そうではないからです。したがって、施術の一貫としての安易な「首ポキ」を受けるのは絶対に避けるべきです。
ところで、
なぜ、ついつい常習的に首を鳴らしてしまうのでしょうか?
首を鳴らさなくていてもたっていられなくなってしまうのでしょうか?
それは「硬ければ重症か?コリのメカニズムを神経生理学の観点より解説」で解説しましたが、重症・慢性化し神経症状としての肩コリ・首こりとなってしまっているからです。このように
「常に気になってムズムズしてしまう」
「首を捻じったり 動かさないと いてもたってもいられない」
「無意識のうちにいじっていたり 鳴らしてしまう」
「発作的に急激につらくなる」
「睡眠が充実していなく、朝一が一番つらい」
出典:http://www.huffingtonpost.com/2012/10/03/neck-cracking-dangerous-spinal-manipulation_n_1929690.html
というのに心当たりがあれば、それは肩こり・首こりの負のスパイラルにはまってしまっているサインです。この状態では放置していても絶対に治ることはありませんし、簡単な施術による“ほぐし”程度ではすぐに元通りとなります。
つらくて我慢できない時にとんぷくとして簡易的な施術を受けるが楽になるのはその時のみで結局つらい状態から解放されることはなく、徐々に悪化していきます。この状態を変えるには「根本的な原因の解決」が必要です。
肩こり・首こりは直近で生活や生命に支障がでるわけではありません。しかし放置や適切な処置を行わないことに確実に進行・悪化していきます。1日でもはやく対処しましょう。
実際に首をボキっとしての危険性は、カイロプラクティックや整体などで首ボキ施術を受けても10万人に一人くらいしか起こらない、と言われています。
しかし「45才未満で脳卒中を起こした人は一週間以内にカイロプラクティックで首ボキをやっていた人がやっていなかった人と比べて5倍多かった」というデータがアメリカ心臓病学会の2001年に出された報告にて示唆されています。
こちらの記事を参照しました→http://stroke.ahajournals.org/content/32/5/1054.full
首ボキ施術のリスクについては、イギリスのブルネル大学(Brunel University)のリハビリテーション研究室の報告によっても椎骨動脈解離や脳血管障害をはじめ重篤な神経疾患への可能性が示唆されているようです。
こちらの記事を参照しました→http://www.brunel.ac.uk/news-and-events/news/news-items/ne_190062
このように首ボキ施術にはリスクが伴うことから、日本では厚生労働省からは禁止するよう促されております。参照:厚労省ホームページ
おそらく・・・ 自ら首をポキッと鳴らしてしまう方は首や肩がどうしてもわずらわしくて、気になってしまい、仕方がなく鳴らしてしまっていることでしょう。
また、首ポキ施術を受けた方、受けている方は肩こり・首こりを治したくて整体やカイロプラクティックにかかられたことでしょう。それで、肩こり・首こりが治った方はおそらくいないと思います。
百歩譲って、首をボキッとして根治するようならば、行う価値はあるかもしれませんが、現実問題それはありえません。(肩こり・首こりの原因は”骨のゆがみ”ではないからです。詳しくはこちらの記事で解説しています)
どのような施術を受けるかは患者さんの自由ではあるのですが、少なくとも首ポキ施術を受けるにあたって、リスクと効果を比べてお勧めはできません。
自ら首ポキを行ってしまう癖がある方も、それを繰り返すことは何もプラスにはなりませんので、是非意識していただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。分かりにくいテキストだったと思います。当記事をより分かりやすく解説した記事を別途ご用意いたしました。
- 肩こり・首こりの原因とは・・・
- マッサージなどの施術を受け続けてもいっこうに解消されないのはなぜか・・・?
- 確実に解消するために必要な事は・・・?
をこちらにまとめました→「確実に肩こりを解消するために必要なこと」
あわせてこちらもご覧になっていただけましたら幸いです。
「鍼灸・マッサージの裏事情(1) 硬ければ重症か?コリのメカニズムを神経生理学の観点より解説」
「鍼灸・マッサージの裏事情(3) 血行改善により肩こり・首こりが解消されない理由 (医学的根拠に基づき神経生理学の観点から解説)」
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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama
日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修
鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許
病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。