2021年3月26日、29日の二日間にわたり、国士舘大学 体育学部 准教授 髙橋宏幸先生を招き「クライアントの安全を守る救急処置」についてご講習いただきました。
1日目
●救急システムや現場で起こり得る各疾患の各論を確認
1日目は座学を中心に研修を行いました。
私達は、救急対応を実施出来るのみでなく、1つ1つの行動に対する意味を説明出来なければなりません。
その為に、対応する可能性のある疾患のメカニズムや対応方法について知る必要があります。
今回の研修では、適切な医療機関の選択や、救急隊員に引き継ぐまでの時間に適切な処置を実施するための理論を学びました。
・心肺蘇生法
・窒息
・止血方法
・熱中症対応
・各疾患に対する対応
2日目
●現場でのシチュエーションを想定したシナリオ訓練
・スポーツ現場での緊急度・重症度判断について
・SMR (脊椎運動制限:Spinal Motion Restriction)
肩こり研究所の取り組み
株式会社肩こり研究所は、肩こりラボ 鍼灸マッサージ院での治療、また外部でのアスリート、アーティストのサポート活動を実施しています。
肩こりラボには、基礎疾患をお持ちの方、妊娠中の方など、様々な患者さまがご来院されます。
問診の際には、必ずRed Flag (生命に関わる重篤な疾患を示唆する徴候や症状のこと) 対応疾患か否かの確認を実施しております。
Red Flag 対応疾患では無いと判断した場合には、適切な医療機関への受診をご案内させていただいております。
その際に、緊急性のある疾患を見逃さず、適切な対応を行うためには、知識のアップデートを定期的に行うことが非常に大切であると考えています。
救急対応などのガイドラインは、複数年に一回更新されますので、今回専門家を招いての勉強会を実施することにいたしました。
外部でのアスリート、アーティストのサポート活動は、試合やライブの帯同業務を行っております。
試合やライブでは、緊急性の高い疾患、怪我が発生することがあります。
その際の対応として、最悪の状況を想定したシナリオ訓練が必要であると考えております。
髙橋先生は、スポーツ現場での対応を専攻されているため、今回の研修では具体的な現場をイメージしたシナリオ訓練を実施することができました。
このような講習やシナリオ訓練は、継続的な学習、訓練が必要と考えておりますので、日々知識のアップデート、シナリオ訓練の実施を行ってまいります。
この度、ご講習いただきました髙橋先生、お忙しい中貴重なお時間をいただき、有難うございました。
引き続きよろしくお願いいたします。
TOPに戻る>> 肩こりや首こりの治療や解消なら専門情報サイト肩こりラボ