カウンセリング・施術費用について

治療費がなぜ高いのか

ご負担いただく費用は一般と比べ約2〜4倍となります。相場は大体10分500〜1000円です。ただ、この一般的な相場の額は無資格者によるリラクセーションでの施術費用が基準です。当院のセラピストは、全員が3年間専門学校にて学び国家資格を取得し、取得後にさらに厳しい研修・審査を経て、知識技術共に一定のレベルをクリアした者のみが施術を行っております。当院でセラピストを目指しても現場に出ることができるのは50%以下です。

未経験大歓迎・わずかな研修で施術を行うリラクセーション・マッサージと何が違うのかよくわからない方が多いかもしれません。肩こりラボがおこなっているのはリラクセーションではありません。

 

なぜ保険を適用しないのか?

保険を使えること、それは患者さんにとって大きなメリットです。

当院のような鍼灸・マッサージ院が、「肩こり」を保険を使うには大前提として「医師の同意書」が必要です。鍼灸・マッサージが保険適応となるケースは神経痛・リウマチ・腰痛症・五十肩・頚腕症候群・頚椎捻挫後遺症の6つで、この6つのうち「肩こり」は頚腕症候群もしくは神経痛に該当します。

あくまで医師の同意書が必要ですが、医師が書いてくれないこともありますし同意書が保険者に通らないこともあります。

医師の同意書なしで保険適用しているケース

整骨院などで「捻挫ということにすれば保険使えます」「寝違えということにしておきましょう」といった提案をされたことがある方は少なくないでしょう。

骨折、脱臼、打撲、捻挫、ムチウチ、突き指、肩の痛み、腰の痛み、膝などの関節の痛み、筋肉痛に対して保険が適用できるのが柔道整復師がいる整骨院になります。鍼灸師もいる整骨院の場合、これらの症状に対して保険適用となりますが、骨折・脱臼の応急処置、ねん挫や打撲といった原因が明らかなケガの場合は問題ないのですが、それ以外は医師の同意書が必要となります。

ですので医師の同意のもとで保険を使い正しく施術を行っているのならよいのですが、そうでない場合「捻挫」ということにすれば保険が使えるという提案をされます。これは当然ですが不正行為です。

国の財政における医療費の負担増と将来については、誰もが「問題」として認識はされているはずです。

保険が使えるということは、逆に保険適応のために制限がかかるということでもあります。健康保険でいうところの健康というのは、仕事と生活ができるレベルを意味します。よりよい生活のためではありません。国民が仕事をして税金を払う社会人としての生活を最低限保証するための制度です。

100%自費だからこそベストを追求できる

当院の目的は、あくまで治っていただくことです。現在の保険制度の枠組みのなかでは、制限があるためどこでもできるような対症療法しかできません。患者さんの負担という意味では保険適用できることが理想です。ですが、患者さんにできるだけ早く治っていただくことと法律・ルールを守ること、この2点は絶対なのです。これが当院が保険を取り扱っていない理由です。

100%自費に込めた願い

100%自費の対価として「明確な効果」を実感して頂くことは当たり前なのですが、せっかく高い費用をかけるにあたり患者さんが自身の健康やより良い状態になることを貪欲に求めてほしい、という願いもこめられています。施術する側・受ける側双方が、同じ目標に向かって進んでいくこと、これがあるべき姿と考えています。

肩こりラボでのカウンセリング・施術の軸となるもの

当院の理学療法は
根本原因の解明  徹底的な処置  明確な効果
これら3点を軸に行います。

「リラクセーション」は重要な要素

一般的な有資格者の整骨院・鍼灸院であっても、基本リラクセーションに重点がおかれ、気持ち良くしてとにかく通ってもらうことが目的となっているのが現状です。

とはいえ「リラクセーション」はとても大切です。間違いありません。筋肉の緩和・コリのほぐしはファーストステップであり、まずは心身ともにリラックスしていただく、これはマストなのです。

リラックスはあくまで最初の準備段階で、それだけでは当然状態は一向に改善しません。症状の改善だけでなく「症状の発症を抑えること」が本来の目的です。

リラクセーションは、症状を改善するために必要ですが、主となるべきは症状の原因にアプローチする「原因療法」です。

整骨院・整体院の数は増えているのに、苦痛を抱える患者さんの数が一向に減らない

街のいたるところに整骨院ができています。つまり有資格者も増えています。ですが首肩腰の苦痛を抱える人の数が一向に減りません。むしろ若い年齢層にまで広がっています。高い費用と貴重な時間をかけてに通っても結局は同じことの繰り返しとなり、患者さんは通い続けるしか道はなく、最終的には治らないのだとあきらめてしまいます・・・・。これでは本末転倒、医療としての本質はいったいどこにいってしまったのでしょうか?

「患者さんを苦痛から解放すること」が私たちの使命

当院は永続的に通っていただくことを求めません。もちろん一定期間通っていただく必要がございますが、意味のない通院は決して求めません。そのため、道筋・目安を前もって必ずお伝えし、当院の理学療法で改善が見込めない場合は代替案・提案を提示します。

施術自体はマンツーマン。あなたの症状を解決するために取り組むのはセラピスト全員です。

施術はカウンセリングからアフターケアまで完全マンツーマンでサポートいたします。専任スタッフが最後まで担当することを基本とし、患者さんの状態をスタッフ全員で共有することによりご都合の合わない場合でも対応できるよう万全の体制をとっております。施術の技術に関しては当院のスタッフに差はございませんが、施術においてフィーリングはとても大切です。スタッフの変更などのご希望は遠慮なくお申し付けください。直接伝えにくい場合は、受付スタッフにお伝え下さい。

通院しても肩こりが慢性化する理由、それは処置の精度の低さ

もっとも大切なのは症状を引き起こしている原因の見極めです。技術や知識ではないのです。この見極めを最初のカウンセリングやお体を診させていただいた際に、しっかり見立てることができるか否か、これがすべてです。見立ての精度が重要で、これは処置・施術の精度を左右します。

必要十分な時間を確保する

見立ての精度を高めるためには、患者さんとの問診・検査を流れ作業ではなく時間をかけてじっくり行う必要があります。

そして、実際に行う施術・処置にも十分な「時間」が必要です。

無駄に「時間」をかけても意味がありません。なぜ時間が必要なのかといいますと、肩こりの場合、肩の関節と周囲の筋肉は非常に複雑な構造をしており、肩こりの症状に関係している筋肉は59個、関節は9つもあるのです。

当院の場合、59個の筋肉、9つの関節全て、個別に、ひとつひとつ丹念に手技を施します。あくまで身体は動かすものと考え、日常生活の「動き」にアプローチし「動作の改善」を導きます。

肩こりを根本的に解決する施術には1回最低90分の時間が必要

当院の場合、60分間では首肩周囲のみという身体の一部分のみの範囲でも完全にはできません。全身にアプローチしなければなりませんので最低でも90分は必要となります。最低といっても長ければいいというわけではなく、この90分というのは最大限効率よく施術するために必要な時間です。

常に患者さん目線で物ことを判断します。一方的な決め付け、押し付けにならないよう、分かりやすく説明し、患者さんの意見や考えを最大限尊重します。

医療のジレンマを患者さんの視点から考えると、病院では先生と患者さんの距離が遠くて質問したいことや疑問がじっくり聞けない場合がほとんどです。(一般病院3分、よく聞いてくれる病院5分、しっかり聞いてくれる病院10分、当院は15分+術後の説明を別途確保します) 長い時間待ったわりに先生と対話できる時間はわずかで、聞き忘れたことがあっても聞くまでに手間がかかり結局うやむやにしてしまう場合がほとんどです。家に帰ってから不安になることもあると思います。当院はそのようなジレンマを解消すべく、完全予約制とし患者さん個々への時間を十分に確保するとともに、一度でも受診頂いた場合担当施術者といつでも連絡可能な体制を整えております。

逆の例として、一般的な整骨院では、患者さんと施術者が仲良くなり、馴れ合いで施術している場合が多いのですが、当院ではそのスタイルはとっておりません。その理由ですが、仮に施術の効果・改善が見られなかったとしても距離が近ければ「ごめんなさい」で済んでしまう「緊張感の無さ」をうむ可能性があるためです。

費用がなぜ高いのか

他院との違いは「効果」で証明し「希望」を感じてほしい。当院は通い続けてもらうためではなく、あくまで通う必要のないお身体になっていただくための場所。

問診・施術・生活指導・アフターケアに手間と時間をかけなければ慢性疼痛の根本改善はできません。コンビニ以上に整骨院・鍼灸院が世の中にあふれているのにも関わらず慢性疼痛に悩まされる方が一向に減らないのは、手間と時間をかけていないところがほとんどだからです。

保険を使う場合は、どれだけ時間を短くできるか、どれだけ多くの人を診れるかどうかが目的となってしまいます。これは業務・仕事という意味では仕方のないことですが、保険の不正請求が当たり前になっているという異常事態です。

私たちは、100人に対してその場しのぎの緩和をする時間があるなら、それを1人でも多くの人の悩みをなくすために使いたいのです。

なぜなら私たちは「セラピスト」だからです。

私たちセラピストの仕事は、ビジネスセラピーではなくセラピービジネスです。

肩こりラボでは、症状改善のために必要な時間や技術を十分に確保し、カウンセリング・診察・セルフケア指導・術後相談全て含みます。細かいご要望などがありましたら、別途メニューを組み柔軟に対応させて頂いております。患者さんが心底お悩みのわずらわしい症状と決別し、より良い生活を送ることができるよう全力を尽くして参ります。

ご意見・ご要望・お気付きの点等ございましたらお気軽にお申し出頂ければ幸いに存じます。

 

肩こりラボの症状別コースと費用一覧

 
 
 
 

 

 


執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。