このたび、フジテレビ『かのサンド』にて、『肩こりラボ』が紹介されました!
番組では、肩こりラボの院長鴻崎が、狩野英孝さん・サンドウィッチマンさんに、パワープレートを使った運動指導を行う様子が放送されております。
芸能人も驚かれた、当院オリジナルのメニューをご来院の皆さまにもご体験いただけます!
ご興味ある方は、是非お気軽にスタッフまでお問い合わせくださいませ。
このたび、フジテレビ『かのサンド』にて、『肩こりラボ』が紹介されました!
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ご興味ある方は、是非お気軽にスタッフまでお問い合わせくださいませ。
I様/東京都在住/45歳/女性/会社員
• 髪を結ぶ・洗うなどの動作が困難
• 肩を90度以上あげられない
2024年5月、マシンピラティス中に右肩をひねって痛めたのがきっかけ。
それより前から、四十肩のような違和感はあった。
整形外科でのMRI検査にて関節唇損傷が見つかり、薬やリハビリを受けたものの、肩の動きは改善せず、10月に当院を受診。
来院時には強い痛みはなく、肩の可動域制限が一番の悩み。
背中側の筋肉(広背筋・大円筋・僧帽筋上部・肩甲挙筋)の緊張が強い。
また、肩甲骨を正しい位置に安定させた状態「パッキング」ができず、
肩を上げようとすると力ませて肩をすくめる「シュラッグ」が出てしまっていた。
MRIによる画像診断にて関節唇損傷と診断。
炎症や痛みは落ち着いている。
そのため、可動域の制限は筋緊張・姿勢の崩れ・肩甲骨の使い方が主な原因と考えた。
GHJの安定性の再構築、肩甲帯および体幹との協調性の改善、ローテーターカフの強化を行うことで症状の改善を見込めると考えた。
初期は鍼やマッサージを用いて筋肉の緊張を緩めつつ、肩がすくまないようインナーマッスルエクササイズを行った。
治療のペースは週1回で、自宅でのセルフトレーニングを併用していただいた。
肩を正しく動かすため、肩甲骨と腕の連動(肩甲上腕リズム)や肩甲骨パッキングも練習。
徐々に運動療法をメインに移行し、姿勢を安定させるためにお腹や背中の筋肉にもアプローチ。
肩のインナーマッスルが強くなってきたことで行うトレーニングもより高度なもの(胸より高い高さ)に移行。
以前のようなシュラッグや代償動作も自然と消え、髪を結ぶ・洗うなどの日常動作もスムーズにこなせるようになり、今回の治療はゴールとなった。
肩のトレーニングは、動きが地味で繊細な分、気づかないうちに自己流になってしまいがちです。
自己流で続けてしまうと、本来働かせたい筋肉がうまく使えず、かえって他の筋肉に負担がかかってしまうケースも多く見られます。
I様は週1回のペースで動きを丁寧に確認し、その都度修正しながら正しい使い方を身につけていかれました。
すぐに修正できる環境が整っていたことが大きな強みだったと思います。
地道な積み重ねが、肩の可動域とスムーズな動作の回復につながりました。
正しい動かし方をコツコツ習得できたことが、今回の回復の一番のポイントだったと感じています。
執筆者:中込 優平
Yuhei Nakagome
帝京大学 医療技術学部スポーツ医療学科 健康スポーツコース卒業
神奈川衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業
鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
健康運動実践指導者
私は大学時代、 市営の体育館のトレーニングルームで運動指導をしていましたが、当時の自分にはお客様が肩や腰が痛いと仰っても解決する手立てがありませんでした。
そこから鍼灸あん摩マッサージ指圧師に興味を持ち始め、資格を取得しました。
日常生活の中で肩こりや腰痛などで悩み、 やりたいことができない方やもっと健康で良い生活をしていきたい方、 そんな方々のお力になりたいと考えています。
S様/東京都在住/45歳/男性/会社員(エンジニア)
・腰痛
もともと慢性的に腰の張り感はあったが、直近3日で急激に悪化。
特にベッドから起き上がる動作が辛い状況。
ただし、しびれや放散痛はなく、歩行も可能。
仕事ではパソコンを使うデスクワークが中心で、長時間座っていることが多く、深夜まで作業が及ぶ日もある。
また、身長が高く体格も大きいため、職場の低いデスクが身体に合っておらず環境的なストレスとなっている。
腰の張りを訴える部分と一致して、最長筋・腸肋筋に顕著な緊張が確認された。
放散痛やしびれ、感覚異常はみられず、器質的な異常の可能性は低く、筋スパズムによる痛みと考えられる。
姿勢が崩れている要因として、以下の点が挙げられる。
•胸椎と股関節の柔軟性不足
•ハムストリングスの過緊張による骨盤の後傾
これらが相まって、腰部に慢性的なストレスがかかる姿勢が定着したと考えられる。
今後は、
•鍼やマッサージによる筋緊張の緩和
•胸椎・股関節の柔軟性改善
•環境に適した座り姿勢の体得
といったアプローチによって改善を図る。
初回は、過緊張した筋肉を緩めることを最優先し、鍼とマッサージにて治療。
低いデスク環境により骨盤が後傾しやすくなり、その影響でハムストリングスが緊張し、姿勢不良を助長している状態だったため、
•胸椎と股関節の柔軟性を高めるエクササイズ
•骨盤を立てた正しい座位姿勢の感覚づくり
も同時進行で行い、体の使い方を再学習していった。
治療は1週間〜10日に1回のペースで継続。
5回目には腰痛の自覚症状はゼロに。
その後は、元々気になっていた首・肩の不調へのアプローチに治療の主軸を移行。
以降も腰痛が再発することはなく、良い状態を維持できているため、腰に対する治療はゴールとなった。
「骨盤を立てて、良い姿勢を保ちましょう」
簡単に聞こえるかもしれませんが、いざやってみると
「取りたくても取れない」「どうすればいいかわからない」「何が正解?」と、
頭に?マークが浮かぶ方も多いのではないしょうか。
長年染みついた体の使い方や癖は、頭で分かっていても身体がついてこないことも少なくありません。
姿勢改善に必要なのは、自分の体がどう動いているかを知り、正しい動かし方と、それを感じられる感覚を身につけることだと考えています。
それがわかれば、力で無理やりキープするのではなく、力みなく心地よく保てる姿勢へと変わっていきます。
体の使い方を一緒にひも解き、日常の動きの中で自然に実践できるよう、自分の体と会話するように整えていくお手伝いができればと思います。
執筆者:中込 優平
Yuhei Nakagome
帝京大学 医療技術学部スポーツ医療学科 健康スポーツコース卒業
神奈川衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業
鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
健康運動実践指導者
私は大学時代、 市営の体育館のトレーニングルームで運動指導をしていましたが、当時の自分にはお客様が肩や腰が痛いと仰っても解決する手立てがありませんでした。
そこから鍼灸あん摩マッサージ指圧師に興味を持ち始め、資格を取得しました。
日常生活の中で肩こりや腰痛などで悩み、 やりたいことができない方やもっと健康で良い生活をしていきたい方、 そんな方々のお力になりたいと考えています。
H様/東京都在住/30歳/女性/会社員
背中・腰・肩・腕・手にかけての慢性的な筋緊張とこり
仕事柄座り時間が長く、日常でも背中を丸めてスマートフォンを使っている。
レントゲン上での問題はなし。
お身体をみていくと
・胸椎伸展制限
・ヒップヒンジ機能の低下(腰椎過伸展)
・骨盤後傾位
・体幹筋群の弱化(腹横筋、臀筋、腸腰筋)および動作時にうまく働かない
といった状態だった。
体幹筋群(腹横筋・腸腰筋・臀筋)の弱化により、骨盤が後傾し、胸椎伸展機能も低下している。
また股関節可動制限のため、立ち座り・前屈動作を腰椎で代償。
その結果姿勢保持をうまくできず、首・肩・腕・腰などに過剰な負担がかかり、慢性的なこりにつながったと考えられる。
器質的異常はなく、体幹安定性と股関節・胸椎の可動域を高めることで改善が見込める状態であると考えた。
まずは自覚症状の緩和を第一にマッサージ中心の治療を行った。
刺激に対しては敏感であるため、鍼や強圧は避け、徒手で首・肩・腰を中心に丁寧にほぐしていった。
運動では、胸椎や股関節の柔軟性向上を目的にストレッチを行い、骨盤の動き(前後傾)を体に覚えさせながら、座り姿勢の改善を図った。
可動域の改善ととともに、腸腰筋・腹横筋・大臀筋といった体幹筋のトレーニングを開始。
それに伴い、立ち上がりやスクワットなども導入し、下肢の安定性も高めていった。
治療を重ねる中で身体の反応が良くなり、マッサージの時間は徐々に短縮。
その分トレーニングに充てる時間を増やし、身体の機能的な改善をより深めていく流れをつくることができた。
継続的な治療と運動指導により、姿勢が安定し、日常生活での負担も軽減。
「安定した姿勢を無理なく保てる」ことをゴールとし、改善が見られた。
日常生活で何が身体に負担をかけているのかを一緒に見つけ、その原因に丁寧にアプローチしていくことが何より大切だと感じています。
こりは単なる筋肉の硬さだけでなく、職業や生活習慣、趣味、気候など、さまざまな要素が複雑に関係して生じています。
筋肉を緩める、関節の動きを良くする
それも大切ですが、なぜそうなってしまったのかという背景に目を向けることが、根本的な改善につながります。
一時的な対処ではなく、体と生活全体を見据えたサポートをこれからも大切にしていきたいと考えています。
執筆者:中込 優平
Yuhei Nakagome
帝京大学 医療技術学部スポーツ医療学科 健康スポーツコース卒業
神奈川衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業
鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
健康運動実践指導者
私は大学時代、 市営の体育館のトレーニングルームで運動指導をしていましたが、当時の自分にはお客様が肩や腰が痛いと仰っても解決する手立てがありませんでした。
そこから鍼灸あん摩マッサージ指圧師に興味を持ち始め、資格を取得しました。
日常生活の中で肩こりや腰痛などで悩み、 やりたいことができない方やもっと健康で良い生活をしていきたい方、 そんな方々のお力になりたいと考えています。
K様/東京都在住/30歳/女性/会社員(プログラマー)
肩こり
以前(学生時代)から肩こりはあったが、任される仕事量の増加によって悪化。
PCに向かっている時間は1日8時間程度。
辛い箇所は僧帽筋上部で、重だるい感じがする。
治療院に行くこと、鍼マッサージを受けるのも初めて。
運動は得意ではない。
長期休暇で仕事がお休みの時は症状が落ち着いており、忙しさとともに自覚症状も強くなっていることから長時間のデスクワークでの不良姿勢が肩こりの主な原因と考えた。
お体を見ても、
・骨盤が後傾し、上体が前に崩れやすい
・胸椎の硬さが強く、胸が開きにくい
・首の前弯がやや強く、反らすと背中が丸まってしまう
・骨盤を前傾させる動きができず、体幹の安定性も弱い
・頭が垂れてしまい正しい姿勢がとれない
といった状態だった。
これらの要素により、首や肩周囲の筋緊張が強まり、特に僧帽筋上部のこりを引き起こしているものと考えた。
まずはマッサージと鍼で筋緊張を緩めることからスタート。
そのうえで、骨盤前傾や胸椎伸展、体幹・肩甲骨周囲筋の姿勢保持機能を高める運動を導入していく。
運動があまり得意ではないという点を考慮し、日常生活の中で無理なく取り入れられる動きからアプローチを進め、根本的な改善を目指す。
週に1回のペースで治療。
マッサージとこりの強い僧帽筋には鍼を併用し、筋緊張を緩和。
運動は負担の少ないストレッチからスタート。(タオルストレッチ・ブックオープニング)
5回目の治療で1週間間隔が空いてもこりを感じない状態になった。
2週に1回のペースで治療。
仕事中の姿勢を確認し、正しい座り姿勢と腹横筋の意識づけを行う。
徐々に姿勢が安定し、「良い姿勢をつくる」感覚が定着。
「体が楽になった」と実感が出てきたことで、運動へのモチベーションも前向きに。
背筋を使う「グッドモーニング」や骨盤・下肢の安定性を高める「ヒップリフト」といった姿勢保持のためのトレーニングを導入。
骨盤の後傾姿勢が改善し、正しい姿勢を長時間保つことが可能に。
最後は1ヶ月間隔でも症状の再発なし。
安定維持できているため、治療はゴール。
こりを根本から改善するには、運動は欠かせない要素の一つです。
でも「運動が苦手」、「やりたくない」と感じる方も多くいらっしゃいます。
辛さがある中で、苦手なことに取り組むのは大きなストレスです。
だからこそ重要なのは、“その人にとって無理のない運動”から始めることだと考えています。
どの動きなら取り組めそうか?
どうすれば日常生活に自然と取り入れられるか?
このような視点を大切にしながらご提案をしていくことが、継続と改善の鍵になるのだと改めて実感したケースでした。
執筆者:中込 優平
Yuhei Nakagome
帝京大学 医療技術学部スポーツ医療学科 健康スポーツコース卒業
神奈川衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業
鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
健康運動実践指導者
私は大学時代、 市営の体育館のトレーニングルームで運動指導をしていましたが、当時の自分にはお客様が肩や腰が痛いと仰っても解決する手立てがありませんでした。
そこから鍼灸あん摩マッサージ指圧師に興味を持ち始め、資格を取得しました。
日常生活の中で肩こりや腰痛などで悩み、 やりたいことができない方やもっと健康で良い生活をしていきたい方、 そんな方々のお力になりたいと考えています。
Y様 / 東京都在住 / 56歳 / 女性 / 大学職員
右肘外側の痛み
左肩関節の痛み、90°以上挙げられない
右肘
2025年1月ごろから痛み出現。きっかけはなく気がついたら痛みが出ており、日常生活で手を使うたびに痛みが出ている。(お箸を使う動作でも出現)
痛みの数値(NRS)⑧⑨
※NRS(Numeric Rating Scale):患者さんの痛みの強さを0-10で表した数値。0は痛み無し、10は過去最大の痛み
左肩関節
2025年3月ごろから痛み出現。こちらもきっかけはなく気がついたら肩が挙がらなく、無理に挙げようとすると激痛が出る状態。
痛みの数値(NRS)⑨⑩
※NRS(Numeric Rating Scale):患者さんの痛みの強さを0-10で表した数値。0は痛み無し、10は過去最大の痛み
※屈曲90°(前の動き)で痛み
※肩甲骨面100°(斜め前の動き)で痛み
※外転90°(横の動き)で痛み
どちらも整形外科にて治療、リハビリも行っていたが症状が変わらず、当院を受診。
レントゲンでは異常なし。
右肘
肩のインナーマッスルのテストで力が入りずらいことや、肩甲骨の安定性も低下。
くわえて上腕の力も筋力テストで低下気味。
また触診にて前腕の筋肉の筋緊張もとても強いことがわかった。
これらの情報から肩よりも「肘に関与する筋肉」を優位に使ってしまい肘の痛みを出現させてしまっていると考えた。
必要なこと
→肩甲骨の機能改善、背中の柔軟性改善、前腕や上腕の筋スパズム解消
左肩
肩のインナーマッスルのテストで力が入りずらいことや、肩の動作時に肩甲骨や背骨の動きが悪いこと、これらを踏まえて肩関節インナーマッスルの低下、肩甲骨の機能低下により腕を上げた際の痛み、可動域制限が出現していると考えた。
※肩甲骨の動きや腕の骨の動きが本来の動きになっておらず、無理やり肩を動かしている状況。
また肩関節の他動運動で腕は180°まで挙がるため、関節拘縮は生じていない可能性が高いと判断。
必要なこと
→肩のインナーマッスル強化、肩甲骨の機能改善、背中の柔軟性改善
治療内容
トレーニング45分
・肩インナーマッスルトレーニング(棘下筋、棘上筋、肩甲下筋)
・肩甲帯トレーニング(僧帽筋下部)
・ストレッチポールを使用した肩甲骨を動かす体操(※ベーシックセブン)
マッサージ45分
・筋緊張緩和、筋疲労解消目的
(背中、肩甲骨周囲、脇、胸筋、上腕、前腕、手)
初回の治療ということもあり、患部を積極的に動かすことは避けた。(肩や肘の痛みはとてもデリケートで、動かしすぎることで痛みが悪化する可能性があるため)
肩の関節や肘への負担に大きく関与する肩甲骨のコンディションを良くするため、ストレッチポールを使用した肩甲骨のストレッチを入念に行った。
また、マッサージでは痛みの防御反応で硬くなった筋肉を優先的にほぐし、疲労解消も行った。
※左肩は治療後、3方向全て90°→120°まで挙がるようになったが、120°まで挙げると痛み出現
右肘:NRS⑥→改善傾向。
たまに痛むが日常生活がしやすくなった。
左肩:NRS⑨⑩→変化なし。
まだ日常生活に支障が出ている。
※屈曲90°(前の動き)で痛み
※肩甲骨面100°(斜め前の動き)で痛み
※外転90°(横の動き)で痛み
治療内容
トレーニング45分
・体幹トレーニング(腹筋、臀筋、背筋)
・肩インナーマッスルトレーニング(棘下筋、棘上筋、肩甲下筋)
・肩甲骨パッキング(僧帽筋下部、前鋸筋、大菱形筋、小菱形筋)
マッサージ45分
・筋緊張緩和、筋疲労解消目的
(背中、肩甲骨周囲、脇、胸筋、上腕、前腕、手、腰、臀筋群)
前回の治療にて、右肘は改善がみられたが左肩は改善がみられなかったため、左肩のみの機能ではなく、肩甲骨の動きや体幹機能強化に着目し、トレーニング介入部位を増やした。
右肘は改善がみられたので、前回同様の処置を行った。
今回は肩甲骨の動きが良くなっており、「肩甲骨をいい位置に固定する」肩甲骨パッキングの体操も行えた。
トレーニング後、左腕は175°まで上がった。
まだ痛みは出るものの、どうしようもない痛みではなく、運動療法のみで改善。
運動後は変化があるものの、持続できていないことが大きな問題と捉えた。
痛みの期間が長かった分、肩を動かすことを忘れてしまっている状況だったので、少しでも肩を動かして「動作を思い出す」ことが課題であった。
右肘:NRS③→改善傾向。
ほぼ気にならなくなった。
左肩:NRS⑤→改善した。
痛む回数は少なくなったが、まだ痛むことはある。
※屈曲90°(前の動き)で痛み
※肩甲骨面100°(斜め前の動き)で痛み
※外転90°(横の動き)で痛み
治療内容
トレーニング45分
・体幹トレーニング(腹筋、臀筋、背筋)
・肩インナーマッスルトレーニング(棘下筋、棘上筋、肩甲下筋)
・肩甲骨パッキング(僧帽筋下部、前鋸筋、大菱形筋、小菱形筋)
・立位で腕を挙げる動作確認
マッサージ45分
・筋緊張緩和、筋疲労解消目的
(背中、肩甲骨周囲、脇、胸筋、上腕、前腕、手、腰、臀筋群)
肘は前回同様改善傾向。このまま治療を進めれば問題なしと判断。
左肩においては、治療後は改善するが1週間経つと動かし方を忘れてしまう傾向がある。
そのため、今回から「立位で腕を挙げる動作確認」を入念に行い、普段の状況に近い環境で運動療法を行った。
運動療法後には痛みなく3方向全部180°挙がった。
今回のケースは「ほぐし」だけでは改善せず、「運動」が必須の状況でした。
肩や肘の痛みは、多くの場合が「ほぐし」だけでは改善することが難しく、「運動」を行うことで改善傾向となります。
しかし、「運動」をしていても自己流になっていたり、必要な筋肉のトレーニング、正しい動きのための運動ができておらず、なかなか結果が出ないという方は少なくありません。
「体の痛み=運動が必要」という認識はされてきておりますが、本当に必要な運動ができているか、自分自身で確認することは難しいのが現実です。
そのため、Yさまが正しいホームケアを実施してくださったことも、症状改善の大きなポイントだったかと存じます。
また、もう一つのポイントは、2回目の治療段階で変化がない症状(左肩関節)に対して、より広い眼でみて「体幹」を強化したことを大きかったのではないかと考えます。
1度動かせるようになれば、それを繰り返して体に染み込ませることができます。
そのきっかけになったのが「体幹」です。※特に背中と臀筋です。
一見、肩や肘だけの問題に見えますが、それは結果に過ぎません。
原因は離れた部位にもあります。その部分をきちんと改善させたことで「肩関節」や「肘」の痛みが改善することができました。
執筆者:鴻崎 国臣
Kuniomi Kouzaki
早稲田速記医療福祉専門学校 鍼灸医療科卒業
東京女子医科大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修
ハワイ大学医学部 解剖学実習履修
鍼師/灸師
ストレッチナビ公認ストレッチ専門家コラムニスト
私は小学生のころから肩こり、首こり、頭痛に悩まされてました。
患者さんの症状と似ているので、辛さがとてもよくわかります。
自分自身が辛かったからこそ、「早く治したい」と思いますし、治療で何が必要かも身をもって体感しております。
「予防のための運動、姿勢改善」をして、カラダを変えていきましょう。
猫背と反り腰による慢性的な首肩こり・腰痛にお悩みのケース
N様/東京都在住/25歳/男性/会社員
・首肩こり
・腰痛
・スウェイバック姿勢(頭が前に出て背中が丸まっている、反り腰、骨盤後傾、ハムストリングス過緊張)
・胸椎伸展制限
・股関節モビリティ不足
・ヒップヒンジ機能の欠如
日常的にカメラ作業やPC業務が多く、立ちっぱなし・座りっぱなしの時間が長いため、ハムストリングスの筋緊張が強く、骨盤が後傾した姿勢になっていると考えられる。
骨盤の後傾により、胸椎の伸展が制限され、背中が丸まりやすく、さらに頭部が前方へ突き出た姿勢となっている。
この結果、僧帽筋・頭半棘筋・頭板状筋など、首や肩の後面の筋肉に持続的な負担がかかり、慢性的なこりを引き起こしている。
また、ヒップヒンジの機能を使えておらず、座位や日常動作において本来骨盤・股関節で支えるべき重心を、上半身(特に首・肩)で代償している可能性が高い。
これが腰への負担も増やし、腰痛の一因となっていると考えられる。
まずはこりの強い筋肉(僧帽筋、頭半棘筋、頭板状筋、腰部多裂筋)に対してマッサージでしっかりほぐして筋緊張を緩和。
あわせて胸椎と股関節のモビリティ改善を目的としたストレッチや正しいヒップヒンジを体得するためのトレーニングを行う。
動作の体得とともにハムストリングスや臀部の筋力強化も行うことで、骨盤の安定性を高め、根本的なこりの原因を改善できると考えた。
治療のペースは10日~2週間に1回の頻度で、マッサージによる筋緊張の緩和と機能改善のためのトレーニングを併用して進めた。
まずは、強いこりが見られた僧帽筋・頭半棘筋・頭板状筋・腰部多裂筋などの筋肉に対して、マッサージでアプローチし、過緊張を和らげた。
運動面では、体の硬さによって姿勢が崩れ、正しい動きが出せない状態だったため、初期段階では股関節周囲や胸椎の伸展を促すストレッチからスタート。
さらに、胸を開くエクササイズを取り入れることで、短縮していた前面の筋群をゆるめ、猫背姿勢の改善を図った。
股関節の可動性を高めると同時に、ヒップヒンジ動作の習得にも取り組んだ。
それに伴い、スクワットやヒップリフトなどの下半身強化エクササイズを段階的に導入し、臀部やハムストリングスの筋力強化を目指した。
継続的なトレーニングの結果、股関節や胸椎の可動域が改善され、ヒップヒンジ動作も習得。
骨盤の後傾姿勢が改善されるとともに、正しい姿勢を作れるようになった。
その結果として、首・肩周りへの過剰な負担が軽減され、慢性的なこりの症状も大きく緩和。
姿勢の改善により、仕事中の疲労感の軽減にもつながっている。
N様のように、姿勢の乱れが原因で肩や腰に不調が出ている場合、マッサージなどで一時的に楽になることはあっても、それだけでは根本的な改善にはつながらないことが多いです。
治療を行う上で、モビリティ(可動性)を回復することを最も重視しました。
正しい姿勢を取ろうとしても、体が固くて動けなければ、そもそも正しい姿勢自体ができません。
まずはその土台を整えることが大切です。
そのために、
• 固くなった筋肉をゆるめる
• 動きが少なくなっている関節の柔軟性を取り戻す
• 使えていない筋肉を目覚めさせて、支える力をつける
といった多角的なアプローチを行いました。
また、普段の座り方や立ち方、歩き方など、何気ない日常のクセが想像以上に体へ負担をかけていることも少なくありません。
「ちょっとした意識の変化」や「正しい身体の使い方」を取り入れるだけでも、慢性的な不調が大きく改善に向かう可能性があります。
姿勢改善は一朝一夕にはいきませんが、正しく動ける体づくりを土台にした継続的な取り組みが、最も確実な近道です。
執筆者:中込 優平
Yuhei Nakagome
帝京大学 医療技術学部スポーツ医療学科 健康スポーツコース卒業
神奈川衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業
鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
健康運動実践指導者
私は大学時代、 市営の体育館のトレーニングルームで運動指導をしていましたが、当時の自分にはお客様が肩や腰が痛いと仰っても解決する手立てがありませんでした。
そこから鍼灸あん摩マッサージ指圧師に興味を持ち始め、資格を取得しました。
日常生活の中で肩こりや腰痛などで悩み、 やりたいことができない方やもっと健康で良い生活をしていきたい方、 そんな方々のお力になりたいと考えています。
日常生活が億劫になるほど筋力・体力が落ちていた方が、トレーニングを経て大学の部活動(運動部)で活躍できるまでに改善したケース
Y様/東京都在住/20歳/男性/学生
・動くとすぐに息が上がってしまう
・全身的な筋力や体力の低下
・運動への意欲低下
心肺機能・筋力ともに低下しており、日常生活動作をするだけでも疲労感が伴う。
股関節および胸椎の可動域が著しく狭く、全身的な筋緊張が高い。筋力低下により、正しい姿勢が維持できず、すぐに猫背になってしまう。
普段から運動習慣がなく、1日の運動量も少ないことで基礎的な体力が低下。
また、股関節や胸椎の可動域の制限により柔軟性も低下しており姿勢保持に必要な体幹筋群(腹横筋、大臀筋、脊柱起立筋)の筋力も不足している状態。
まずはストレッチを中心に可動域の改善を図りつつ、体幹部の安定性を向上させるトレーニングを行う。
段階的に全身の筋力強化や有酸素運動を行うことで持久力・機能性の改善を目指す。
股関節および胸椎の可動域の低下が、姿勢不良の一因となっており、トレーニング効果の低下や怪我にもつながると考えられたため、初期アプローチとしてパワープレートを用いたストレッチを中心に行った。
あわせて体幹筋の強化(腹横筋、大臀筋、脊柱起立筋)に注力した。
姿勢の安定性や動作効率の向上だけでなく、心肺機能の改善も期待されることから、ドローインなどを用いて段階的に強化を進めた。
トレーニングのペースは週1回を基本とし、可動域および体幹筋力の向上に伴い、徐々にステップ動作やジャンプ動作といった動的トレーニングも取り入れ、呼吸機能と全身の動的安定性を高めていった。
負荷を上げた運動でも呼吸の乱れが見られず、安定した動作が持続可能な状態に至ったため、当初の目的を達成しゴール。
現在では、激しい運動でも呼吸や姿勢の安定性に問題が出ることはなくなり、大学の部活動にも元気に参加されています。
トレーニングは継続的に週1回、競技レベルでのパフォーマンス向上を視野に入れたプログラムを行っています。
トレーニングを行う上で特に注意したのは「運動強度の設定」です。
初期段階では、強度を上げすぎると呼吸のしづらさや立ちくらみのような症状が見られることもありました。そのため、身体の反応を見ながら段階的に進めることが非常に重要でした。
現在では、インターネット上でもさまざまなトレーニング情報を手軽に得ることができますが、それが「自分の身体に合った内容かどうか」は別問題です。
同じトレーニングでも、目的や体力レベルによって効果やリスクが大きく異なることを、今回のケースからも強く実感しています。
今後もY様には、目標に合わせたオーダーメイドのトレーニングを通じて、より良い身体づくりをサポートしていきます。
執筆者:中込 優平
Yuhei Nakagome
帝京大学 医療技術学部スポーツ医療学科 健康スポーツコース卒業
神奈川衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業
鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
健康運動実践指導者
私は大学時代、 市営の体育館のトレーニングルームで運動指導をしていましたが、当時の自分にはお客様が肩や腰が痛いと仰っても解決する手立てがありませんでした。
そこから鍼灸あん摩マッサージ指圧師に興味を持ち始め、資格を取得しました。
日常生活の中で肩こりや腰痛などで悩み、 やりたいことができない方やもっと健康で良い生活をしていきたい方、 そんな方々のお力になりたいと考えています。
姿勢を良くしようとすると、多くの方が「胸を張る」ことを意識します。
確かに見た目はシャキッとしますが、やり方を間違えると腰に余計な負担がかかり、疲れやすくなったり、ひどい場合には腰痛を引き起こすこともあります。
では、体に負担をかけずに「正しく胸を張る」にはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、腰を痛めずに正しい姿勢を作るための「胸の張り方」をご紹介します。
「良い姿勢」というと、多くの人が「背筋を伸ばして胸を張る」姿を思い浮かべます。
しかし、その良い姿勢を意識するあまり、反り腰を強くしてしまっている人が多くいらっしゃいます。
腰を必要以上に力ませずに胸を張れることが、良い姿勢を作るために必要なことになります。
また、日常生活を快適に過ごすという点で考えると、良い姿勢は意識し続けて獲得するのではなく、いろいろなエクササイズを行うことで様々な筋肉が動員されて、結果的に胸が張れている姿勢が作れるのが理想です。
それは、最小限の力で体を支えられる状態を指します。つまり、「頑張って作る姿勢」ではなく、「体の機能がうまく働いている状態」なのです。
胸を張るためには背筋トレーニングは必須になってくるのですが、その前段階の体幹トレーニングをしっかりと行うことで、安全かつ効果的に背筋を鍛えることができます。
体幹が不安定なまま背筋を鍛えようとすると、思うように背筋を使えないだけでなく、
• 腰が疲れやすい
• 首や肩に余計な力が入ってしまう
といった不調につながることもあります。
つまり、本来あまり頑張らなくていい箇所が、体幹の不安定さをカバーしようとして無理に頑張ってしまうのです。
背筋を効果的に鍛え、猫背を根本から改善していくためには、まずは体幹の安定性を高めることがとても重要です。
前項でもお伝えした通り、背筋のトレーニングを効果的に行うには、腹筋の力が抜けていない状態で動作することがとても重要です。
背筋を使うとき、反対側にある腹筋がしっかり働いてくれていれば、体幹が安定し、背筋の力を無駄なく発揮できます。
そのための段階的エクササイズを、以下お伝えしていきます。
①デッドバグ・・・腹筋の伸張感を感じるエクササイズ。腹筋の力が抜けると腰の張り感が出やすくなるので、腹筋の力が抜けないように行うことが重要です。
②バードドッグ・・・デッドバグと同様に手足を伸ばした際に腹筋の力が抜けないこと、反り腰ができないことが重要です。
③ロールバック・・・腹筋の伸張感を感じながら背中を反らしていくエクササイズ。うまく力を抜くことで腹筋の伸張感を感じやすくなります。
④コブラ・・・床を押して腹筋を引き伸ばしながら背中を反らしていきます
⑤スワン・・・床を押して腹筋を引き伸ばしながら背中を反らしていきます。④コブラよりも体の反りが強くなります。
これら①〜⑤を段階的に取り入れることで、腹筋の力が抜けずにより大きな可動範囲で背筋を鍛えることができます。
最終段階であるスワンを行なっても、腰に違和感がなく、自分の体をコントロールできていれば、「背筋のトレーニングを行うと腰が痛い」というよくある問題を回避し、自然と良い姿勢を維持できるようになります。
立った時に、腰や背中に力が入っていることを感じる場合、お腹の力が抜けているサインかもしれません。
多くの場合、胸が後ろに下がり、反り腰の状態になっています。
この姿勢ではお腹に力が入りにくくなり、腰や背中で姿勢を保とうとします。
そんな時は、息をしっかりと吐きながら、前側の肋骨をおへその方向に引き下げられるように意識することでお腹に力が入りやすくなります。
胸が後ろに下がった姿勢では、息を吸った時に胸の前ばかりが膨らみ、背中や胸の横の膨らみを感じにくくなります。
理想的な呼吸では、胸の前だけでなく、背中側や胸の横にも膨らみを感じることが大切です。
息を吸ったときに、背中が広がる感覚や、胸の横が押し広げられる感覚があるかをチェックしてみてください。
これは、胸郭が制限なく動いている証拠であり、力みなく良い姿勢を支える上で大切な部分になります。
良い姿勢は、頑張って「良い姿勢を作る」ものではなく、自然に保てる状態であることが理想です。「胸を張ろう」と意識した時に、肩や腰に力みが出たり、呼吸が浅くなる場合、それは力んで姿勢を作っている状態になります。
本来の良い姿勢は、必要最低限の力で、リラックスして保てる必要があります。そうでないと、長時間の姿勢維持は困難ですし、動き出しがスムーズにいかなくなります。
深呼吸をしながら、無理なく力が抜けた状態であるかをチェックしてみてください。
「胸を張る=良い姿勢」となってしまうと、反り腰や体の力みなど、かえって体に負担をかける姿勢になりやすいです。
良い姿勢は、体の機能がしっかりと獲得されれば、自然とできてくるものです。
姿勢は作るものではなく、作られるものという認識でいると、無理な姿勢を取りにくくなります。
そのためには運動によって、適切に段階的に鍛えていくことが重要になります。
腹筋と背筋が協調して働くことで、体の前後左右から体幹を安定させることが可能になります。
そうすることで胸を頑張って反らせる必要がなくなります。
あなたもぜひ、「頑張らない胸の張り方」を実践して、快適で負担の少ない良い姿勢を手に入れてください。
執筆者:進藤 孝大
Takahiro Shindo
湘南医療福祉専門学校 アスレティックトレーナー科卒業
東京衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業
鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
A-Yoga Movement coach
目の前にいる人の体のお悩み解決に全力を尽くす。
その想いだけで活動してまいりました。
スポーツトレーナーとして培ってきたノウハウと経験を活かして、
運動療法と鍼灸マッサージを組み合わせた治療を提案。
ご自身に合った適切なケア方法等、皆様のお悩み解決に向けて徹底サポートを行います。
前回までは骨盤の前傾、後傾についてご紹介いたしました。
今回は骨盤と連動して動く腰椎(腰の骨)についてお伝えしていきます。
「反り腰だから腰が痛いんですよ」「反り腰を改善させないと腰痛は治りません」
腰痛になった方でしたら、こんな言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?
元々、腰は反っている構造なのに、なぜ反り腰は悪者扱いをされることが多いのでしょうか?
その疑問にお答えできたらと思います。
写真のように、腰椎は5つの骨が連なり、お腹側に向かって自然なカーブ(前弯)をしています。腰椎の下には仙骨があり、その仙骨と左右の骨盤(寛骨)と仙腸関節を介してつながっています。
仙腸関節は靭帯で強く結合されているため、仙腸関節の可動性の有無についてはさまざまな見解があります。
仙骨だけが極端に前傾している方もいるので、仙腸関節もある程度の動きはあるものとして考えられます。
そのため、仙腸関節周囲が硬くなることで、腰椎や股関節に負担がかかりやすくなるため注意をする必要があります。
腰椎骨盤リズムとは、腰椎と骨盤が連動して動くパターンのことです。
効率良く体を動かすためには、このリズムがとても大切になります。
腰椎骨盤リズムの代表例として、立位での前屈・後屈を以下にご紹介いたします。
<立位前屈時>
骨盤前傾+腰椎屈曲(骨盤は前に傾き、腰椎は前に丸く曲がる)
<立位後屈時>
骨盤後傾+腰椎伸展(骨盤は後ろに傾き、腰椎は反る)
前屈、後屈での腰椎骨盤リズムは、動きの評価時に確認しています。
骨盤と腰椎がうまく連動することで、腰に負担をかけず動けるようになります。
反対に、体に不調がある場合は、骨盤前傾+腰椎伸展パターン(過剰な反り腰)になっていることが多いです。
お腹の力が抜けて腰が痛む場合は、腰椎骨盤リズムが正しくできているかをチェックしてみてください。
人間の背骨はもともと生理的な弯曲(S字カーブ)となっているいるため、立った状態では自然な「反り腰」になります。
つまり、反り腰そのものが悪いわけではないのです。
「理想的な反り腰」を考えた場合は、どこにも負担がかからないことが重要ですが、「腰が疲れる」「太ももの前が張ってくる」という方は意外と多いです。
そんな方々は、骨盤後傾位のエクササイズを行ってから骨盤前傾・腰椎前弯の形を作り直していくと、理想的な反り腰を獲得しやすくなります。
まずは腰や太ももの前の力を抜くためにも骨盤を後傾させる運動から開始していくことをオススメします。
骨盤を後傾させることで腹筋・ハムストリングスへの活性化にもなるため、骨盤が安定しやすくなります。
・ペルビックチルトI
仰向けで骨盤を後傾させます
・キャット&ドッグ
四つばいで背骨全体を丸めながら骨盤を後傾させます
・ペルビックチルトII(バレル使用)
ペルビックチルトIに比べると骨盤を前傾位でコントロールすることが必要です。
そのため、腹筋・ハムストリングスを引き伸ばされながら使う遠心性収縮が大切になってきます。
腹筋・ハムストリングスの力が抜けてしまうと腰の力が入りやすくなりますので、注意してください。
骨盤前傾位になった状態で、一番避けたいことは「腰が疲れる」ことです。
腰が疲れるということは、腰の筋肉が過度に頑張った状態で体を支えており、腹筋の力が抜けていることが多いです。
理想は腹筋の力が抜けずに骨盤前傾位を取れることです。
この状態をどんな姿勢であっても作れるようにしていきたいです。
そのためには上記のような段階的なトレーニングプログラムを進めていくことが大切です。
腰や太ももの前の力が抜けずに骨盤前傾位が持続されると、お腹には力が入りにくい状況となり、結果的に腰へ負担をかけ続ける状況となってしまいます。
この状況は理想的な反り腰とは言えません。
理想的な反り腰とは、腹筋群がしっかりと働き、腰や太もも前の力が抜けてリラックスしている自然な状態です。
今回ご紹介しましたように、段階的にトレーニングを進めていくことで、腰痛の人にも安全に行え、そして確実に改善へと繋がります。
「背骨や骨盤の動きを自由自在にコントロールできる」そんな理想的な体を手に入れて、自分のやりたいことに思いきりチャレンジしていきましょう。
お悩みの方は是非、当院へご相談ください。
執筆者:進藤 孝大
Takahiro Shindo
湘南医療福祉専門学校 アスレティックトレーナー科卒業
東京衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業
鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
A-Yoga Movement coach
目の前にいる人の体のお悩み解決に全力を尽くす。
その想いだけで活動してまいりました。
スポーツトレーナーとして培ってきたノウハウと経験を活かして、
運動療法と鍼灸マッサージを組み合わせた治療を提案。
ご自身に合った適切なケア方法等、皆様のお悩み解決に向けて徹底サポートを行います。
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