投稿者「肩こりラボ」のアーカイブ

パソコン作業で首や肩がこるのは、“目の使い方”が関係しているかもしれません ―画面を見続けることが首肩こりにつながる理由とは? ―

前回のブログでは、「視覚(見え方)」が姿勢や体のバランスに関係していることについてお伝えしました。

・周囲との距離感

・空間の広がり

・景色と動きの一致

などを、私たちは無意識に利用しながら姿勢や動きを調整しています。

今回はその続きとして、長時間のデスクワークの方で起こりやすい

⚫︎長時間画面を見続けることでの「固定視」の増加

⚫︎それに伴い、周囲を見る力である「周辺視」の低下

が、首や肩こりにつながる理由について解説していきます。

デスクワーク中の目はどうなっている?

長時間のデスクワークでは、目の使い方が偏りやすくなります。

パソコン作業中は、画面に表示される近くの小さな情報を集中して見続けています。

すると自然と、

「一点をじっと見る時間」が長くなり、反対に「周囲を見る時間」が少なくなっていきます。

例えばデスクワークに集中している時、

・画面以外の周囲の様子があまり入ってこない

・同僚が近づいてくることに気がつかなかった

・呼びかけられてハッとする

といった経験はないでしょうか。

これは、目の前に集中するあまり、周囲を見る働きが少なくなっている状態です。

本来、私たちは目の前だけでなく、

・周りの景色の様子

・空間の広がり

・周囲の人や物の動き

なども無意識に捉えながら過ごしています。

しかしデスクワークでは、視線が同じ場所に留まりやすく、見える範囲も狭くなりやすくなります。

つまり、「一点を見続ける状態」が増え、「周囲を自然に見る状態」が減っていくのです。

このような目の使い方が長時間続くことで、体も徐々に緊張しやすくなっていきます。

固定視が続くと体は緊張しやすくなる

私たちの体は、見えている情報をもとに無意識に体を調整されています。

特に、一点を集中して見続けている時は、脳も「集中モード」に入りやすくなります。

例えば、

・細かい文字を見続ける

・ミスをしないように注意しながら作業する

・長時間パソコンの画面に集中する

といった状況では、自然と周囲を見る力が減り、視野が狭くなりやすくなります。

集中するために視野が狭くなること自体は、自然な反応です。

しかし、その状態が長時間続くことで、体は徐々に緊張しやすくなっていきます。

本来、私たちは周囲の景色や空間の広がりを無意識に捉えながら、姿勢や動きを調整しています。

ところが固定視が続くと、「周囲を広く把握する」という働きが低下していきます。

すると体は、その不安定さを補うように、

[肩や首に力が入る]、[呼吸が浅くなる]、[体が固まりやすくなる]

といった反応を起こしやすくなります。

周辺視が狭くなると「警戒モード」になりやすい

前回のブログでもお伝えしたように、周辺視には、

・周囲との距離感

・空間の広がり

・動いているものの位置の把握

といった役割があります。

しかしデスクワークでは、近距離にある画面ばかりを見る時間が長くなります。

すると、「周囲を見る」という働きが減り、周辺視が狭くなりやすくなります。

周辺視が十分に確保されていない状態では、脳は周囲の状況を把握しにくくなります。

すると体は、「安心・安全が十分に作られていない状態」として、無意識に警戒を強めやすくなります。

その結果、

・肩や首が固まる

・背中が緊張する

・呼吸が浅くなる

・疲れやすくなる

といった状態につながることがあります。

これは、「どのように周囲を見ているか」という“見え方”と脳の反応も関係している可能性があります。

当院の患者さんの中には「気が付いたら、3時間もパソコン作業を続けていた」という方もいらっしゃいました。

このような状態では、

・パソコンの画面を見続けたことによる固定視の増加

・周辺視の低下

・同じ姿勢の保持(頭や肩が前に出る、背中が丸まる)

・呼吸が浅くなる

・交感神経優位

などが同時に起こりやすくなります。

3時間も集中を維持できること自体は素晴らしいことですが、その間、筋肉や視覚への負担は少しずつ積み重なっていきます。

また、この方は「人混みの中では人とぶつかることが多い」ともおっしゃっていました。

もちろん原因は一つではありませんが、周囲を見る力(周辺視)がうまく使えていない状態では、周囲の人や動きへの反応が遅れやすくなることがあります。

長時間の固定視によって周辺視が狭くなっていることも、その一因になっている可能性があります。

なぜ首や肩に負担が集中するのか

私たちが目を使っている時、実は首の筋肉も同時に働いています。

視線がぶれずに安定させるために、

・頭の位置

・首の角度

・目の向き

を無意識に細かく調整しています。

そのため、

・画面を見続ける

・視線が固定される

・前かがみ姿勢が続く

といった状態では、首まわりの筋肉は長時間働き続けることになります。

特に、画面に顔を近づけるような姿勢では、頭の重さを支える負担が大きくなり、首や肩がこりやすくなります。

さらに、集中状態が続いて周辺視が狭くなると、体は無意識に力が入りやすくなります。

すると、

・肩や首の力が抜けにくい

・呼吸が浅くなる

・体が固まりやすくなる

といった状態につながっていきます。

つまり、デスクワークによる首や肩のこりは、単に姿勢だけではなく、「目を使い続けること」も関係している可能性があります

まとめ

長時間のデスクワークでは、

・近くを見続ける

・画面に集中し続ける

・同じ姿勢が続く

といった状態が起こりやすくなります。

すると、

・固定視が増える

・周辺視が狭くなる

・呼吸が浅くなる

・首や肩に力が入りやすくなる

など、目だけでなく体全体にも影響が広がっていきます。

私たちは普段、「首こり」「肩こり」というと、筋肉や姿勢だけに原因があるように感じやすいですが、

・どのように目を使っているか

・どれくらい周囲を見られているか

・長時間集中し続けていないか

といった“視覚の使い方”も関係している可能性があります。

特にデスクワークでは、集中力が高い方ほど、気づかないうちに固定視や姿勢の固定が続いていることも少なくありません。

もし、

・パソコン作業後に首肩が固まりやすい

・集中すると呼吸が浅くなる

・人混みでぶつかりやすい

・長時間作業すると疲労感が強い

といった状態がある場合には、「筋肉」だけでなく、「目の使い方」や「見え方」という視点から体を見直してみることも、一つのヒントになるかもしれません。


執筆者:進藤 孝大
Takahiro Shindo

湘南医療福祉専門学校 アスレティックトレーナー科卒業
東京衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業

鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
A-Yoga Movement coach

目の前にいる人の体のお悩み解決に全力を尽くす。
その想いだけで活動してまいりました。
スポーツトレーナーとして培ってきたノウハウと経験を活かして、
運動療法と鍼灸マッサージを組み合わせた治療を提案。
ご自身に合った適切なケア方法等、皆様のお悩み解決に向けて徹底サポートを行います。


目(視覚)が姿勢に関係しているって本当? 見え方が体のバランスを左右する理由について解説します

前回のブログでは、「姿勢を支える3つの感覚」のうち、体の内側の情報である「体性感覚(足裏の感覚など)」についてお伝えしてきました。

「足裏や関節、筋肉からの情報をもとに、体は無意識のうちにバランスを調整している」という内容でした。

では、「目(視覚)と姿勢」は関係しているのでしょうか。

今回のテーマは、もう一つの重要な要素である「視覚(目の情報)」です。

ここでいう「視覚」とは、単に“目が見える”という意味ではありません。

⚫︎周囲との距離感

⚫︎空間の広がり

⚫︎動きと景色の変化

などを捉えながら、体のバランスを調整する働きまで含まれています。

つまり今回は、「目そのもの」や「ランドルト環(視力検査でよく見るCの形をした輪っか)で計測するいわゆる視力」ではなく、“見え方”と体の関係についてのお話です。

一見するとあまり関係がないように感じるかもしれません。

しかし、実際には私たちは見えている景色をもとに、無意識のうちに姿勢や動きを調整しています。

今回は、視覚と姿勢の関係について、見え方が体のバランスや姿勢にどのような影響を与えているのかという視点から解説していきます。

視覚は体の位置を決める「基準」

私たちは、ただ目で物を見ているだけではありません。

無意識のうちに、

▪️周囲との距離

▪️空間の広がりや奥行き

▪️自分の位置

といった情報を処理しています。

そしてその情報をもとに、

▪️体の傾き

▪️重心の位置

▪️筋肉の使い方

を調整しています。

視覚は、体の位置を決めるための「基準」として働いています。

例えば、

・障害物が近いと動きが慎重になる

・狭い場所で体を小さくする

・天井が低いと少しかがむ

こうした反応は、見えている空間に体が自然と合わせている状態です。

私たちは「見えている世界」を基準に、姿勢や体の位置を調整しています。

つまり、姿勢は体の内側の感覚だけでなく、視覚からの情報によっても作られているということです。

距離感が姿勢を変える

私たちは、見えているものとの「距離」をもとに、無意識に体の使い方を変えています。

この距離感は、単に目で見ているだけではなく、視覚の働きによって作られています。

目は、

[どのくらい近いのか] [どのくらい遠いのか] [どこまで自分は動けるのか]

といった情報をもとに、空間の中での位置関係を判断しています。

例えば、

・机の下に入る時は、頭をぶつけないように背中を丸めて体を小さくする

・人が混み合っている電車内では、肩や体をすぼめる

・エスカレーターに乗る直前に、エスカレーターの動きに足の動きを合わせる

こうした反応は、視覚によって距離が認識されているからこそ起こる変化です。

ここで重要になるのが、距離を正確に捉える視覚機能です。

もしこの働きがうまくいかないと、

1.距離がはっきりしない

2.空間の広さがつかみにくい

3.どこまで動いてよいかわからない

といった状態になります。

すると体は、安心安全を保つ手段として、

「必要以上に力を入れて体を固める」といった過緊張を起こりやすくなります。

一方で、距離感がはっきりと捉えられていると、体は安心して動くことができ、力みがなく、動きに滑らかさが出るという状態になります。

このように距離感は、単なる「近い・遠い」ではなく、視覚によってどれだけ正確に捉えられているかによって、姿勢や動き、体の緊張に影響を与えています。

景色と動きの関係

体を動かすと、景色は必ず変化します。

前に進めば景色は後ろに流れ、右に動けば左へ、左に動けば右へ流れていきます。

私たちはこの「景色の変化」をもとに、

[自分はどのくらい動いているのか][スピードは適切なのか]

といったことを無意識に判断しています。

このときに大切なのが、「動き」と「見え方」が一致しているかどうかです。

例えば、

[想像していたよりも景色が大きく動く][動いているのに景色があまり変わらない]

こうしたズレがあると、余計な力みが入ったり、動きにくさを感じるといったことが起こります。

逆に、動きと景色の変化が一致していると体はスムーズに動きやすくなります。

一つわかりやすい例が、スポーツジムにあるランニングマシン(トレッドミル)です。

通常、前に走ると景色は後ろへ流れていきます。

しかしランニングマシンの上では、体は動いているのに景色はほとんど変わりません。

つまり、

「自分は前に進んでいる」という体の感覚と、

「景色が変化していない」という視覚情報にズレが生じている状態です。

そのため、トレッドミルから降りた後に、少しフラッとしたり違和感を覚えたりすることがあります。

このように視覚は、景色の変化を通して「自分の動き」を把握し、姿勢やバランスの調整に関わっています。

周辺視と体の緊張

私たちは、見たいものを中心で見るだけでなく、周囲の景色も同時に捉えています。

例えば、目の前の人と話をしている時でも、

[後ろの壁の色や模様][周囲を歩いている人の動き]

などを無意識に認識しています。

このように周囲の状況を見る力を、「周辺視」と呼びます。

周辺視は、

⚫︎周囲との距離感

⚫︎空間の広がり

⚫︎動いているものの位置

などを把握するために使われています。

つまり、体にとっての「安心・安全」を確認するための大切な機能です。

そのため、周囲の情報がうまく入ってこなくなると、体は無意識に警戒しやすくなります。

例えば、

⚠️ 一点を集中して見続ける 

⚠️ 長時間のデスクワークを行う

といった状況では、周辺視が狭くなりやすくなります。

その状態では、人や物との距離感がつかみにくくなり、ぶつかりやすくなることがあります。

体は、「周囲の状況が把握しにくい=安全が確認しにくい」状態になります。

そのため、体の緊張を高めて、

・肩や首に力が入る

・呼吸が浅くなる

・体が固まりやすくなる

といった状態につながることがあります。

一方で、周囲まで自然に見えている状態では体は安心しやすくなり、

・力が抜ける

・呼吸が深くなる

・動きに滑らかさが出る

といった変化が起こりやすくなります。

まとめ

視覚は、空間の中での自分の位置、周囲との距離感、動きと景色の関係などをもとに、姿勢や動きを調整しています。

もし視覚からの情報にズレや偏りがあると、【必要以上に力が入る、体が固まりやすくなる、動きにくさが出る】といった反応につながることがあります。

私たちは普段、姿勢というと筋肉や骨格をイメージしやすいですが、どのように周囲を見ているか、距離をどう捉えているか、動きと景色が一致しているかといった「見え方」も、体の使い方に影響している可能性があります。

もし、姿勢が安定しない、力みやすい、左右差が気になるといった状態がある場合には、筋肉だけでなく“視覚”という視点から体を見直してみることも、一つのヒントになるかもしれません。


執筆者:進藤 孝大
Takahiro Shindo

湘南医療福祉専門学校 アスレティックトレーナー科卒業
東京衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業

鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
A-Yoga Movement coach

目の前にいる人の体のお悩み解決に全力を尽くす。
その想いだけで活動してまいりました。
スポーツトレーナーとして培ってきたノウハウと経験を活かして、
運動療法と鍼灸マッサージを組み合わせた治療を提案。
ご自身に合った適切なケア方法等、皆様のお悩み解決に向けて徹底サポートを行います。


立つと不安定に感じる原因は、足裏の感覚にあるかもしれません。 体の安定と足裏の感覚の関係を解説します

・立っている時になんとなく不安定さを感じる

・どこに体重を乗せていいかわからない

・片足立ちになるとグラグラするような気がする

こうした感覚を持ったことはないでしょうか。

特に大きな痛みがあるわけではないけれど、「うまく体が使えていない感じ」がする。

そんな「なんとなくの違和感」を抱えている方は少なくありません。

このような状態になると、多くの場合は「筋力が足りないのではないか?」「体が硬いからではないか?」と考えることと思います。

もちろん筋力、柔軟性は大切な要素の一つです。

お体の状態を把握する際にはどちらも確認していきますし、筋力や柔軟性が問題となっている方はとても多いです。

しかし今回は別の視点として、「足裏の感覚(体性感覚)」に焦点を当てていきます。

足裏は普段あまり意識されることのない場所ですが、実は体の安定や動きに大きく関わっています。

ここが少し変わるだけで、「立つ」「動く」といった基本的な感覚が変わることもあります。

足裏はただの土台ではありません

足裏は、単に体を支えている場所ではありません。

私たちの体にとって、とても重要な「感覚の入り口」です。

立っているとき、歩いているとき、私たちは無意識のうちに足裏から多くの情報を受け取っています。

地面の硬さや傾き、どこにどれくらい体重が乗っているか。

こうした情報は足裏から脳へと送られ、姿勢やバランスの調整に使われています。

つまり足裏は、「体を安定させるためのセンサーとして働いている場所」です。

今回はこの足裏を一例として、「体性感覚」がどのように体のコントロールに関わっているのかを見ていきます。

※体性感覚とは、体の内側から自分の状態を感じ取る感覚のことです。

足裏や関節、筋肉などの情報をもとに、体は無意識に姿勢や動きを調整しています。

足裏は想像以上に多くの情報を感じています

足裏の皮膚の中には、「メカノレセプター(機械受容器)」と呼ばれる感覚のセンサーが複数存在しています。

これらは、

・圧を感じるもの

・振動や衝撃を感じるもの

・皮膚の伸びやズレを感じるもの

など、それぞれが異なる役割を持っています。

これらのセンサーが働くことで、

・「どこに体重が乗っているか」

・「どの方向に揺れているか」

・「どのくらいしっかり接地しているか」

といった情報を細かく感じ取ることができます。

つまり足裏は、体の状態を常に検知している高性能なセンサーの集まりであり、その情報を脳へと伝えています。

足裏のメカノレセプターの分布
踵、足裏の外側、母趾球にかけて多く存在しています。
この部分で床を感じられるように立てていると、足裏からしっかりと情報が感じやすくなります。
参考文献)観察による歩行分析 医学書院

※足裏には、異なる役割を持つ複数のセンサーが分布しています

足裏の感覚、普段使えていますか?

ここで一つ、少し不思議に感じる点があるかもしれません。

足裏には多くのセンサーが存在していますが、「感覚のホムンクルス」では足の領域はそれほど大きくありません。

これは矛盾しているわけではなく、足裏は「無意識に体をコントロールするためのセンサー」としては非常に優れている一方で、「意識して繊細に感じ取ること」は得意ではないという特徴があるためです。

つまり、足は「感じていない」のではなく、「意識に上がりにくい」場所なのです。

足はもともと感覚が繊細ではない

ホムンクルス 体性感覚
全身に占める下肢の割合がとても少ないです。
ということは感覚は感じ取りにくくなりやすいということです。
一方で顔、上半身を占める割合が多いということは顔や上半身は感度が高いということです。
(Wikipedia参照

「感覚のホムンクルス」と呼ばれる図を見ると、

手や口は大きく描かれ、背中や脚、足は比較的小さく描かれています。

これは、脳の中でそれぞれの部位がどれくらい大きく扱われているかを表したものです。

つまり、足はもともと、感覚としては繊細な領域ではないという特徴があります。

靴によって感覚はさらに低下する

さらに現代の生活では、靴を履く時間が長くなっています。

履いている靴もご自身の足に適したものというより、ファッション性に優れたもの、脱ぎ履きがしやすいものが優先されることもあって、足本来の機能を損なう方向に向かっていることが多いように感じます。

靴を履き続けることによって

・地面との直接的な接触が減る

・足裏のセンサーが検知する情報が少なくなる

・刺激が少ないことで足の機能は低下しやすい

といった状態が起こります。

その結果、「足裏からの感覚がより入りにくくなっている」と考えられます。

体を変えるカギは「感じること」

ここまで見てきたように、

・足裏は体をコントロールするための重要なセンサーが豊富である

・しかし、その感覚はもともと強いわけではないため低下しやすい

という特徴があります。

そのため、意識して「感じること」がとても大切になります。これは足裏に限らず、体性感覚全体に共通するポイントでもあります。

感じる情報が少ないと、体はどのように動けば良いのか判断しにくくなります。

その結果、

・不安定さを感じる

・無意識に力んでしまう

・どこに体重を乗せていいのか分からなくなる

といった状態につながることがあります。

まずは難しいことをする必要はありません。

・足のどこに体重が乗っているか

・左右で違いはあるか

・足の指は床に触れているか

こうしたことに、少しだけ意識を向けてみてください。

それだけでも足裏からの情報は変わりはじめます。

まとめ

足裏は体重を支える「土台」であると同時に、どこにどれくらい体重がかかっているかを感じ取り、姿勢やバランスを調整する役割も担っています。

そしてその感覚は、日常の中で十分に使われていない可能性があります。

今回ご紹介した足裏の感覚は、姿勢を支える3つの感覚の一つである「体性感覚」の具体的な一例です。

体性感覚は足裏だけでなく、関節や筋肉など全身に存在し、私たちの動きを支えています。

だからこそ、まずは「感じること」から。

足裏に意識を向けることが、体の安定や動きやすさを変える第一歩になります。


執筆者:進藤 孝大
Takahiro Shindo

湘南医療福祉専門学校 アスレティックトレーナー科卒業
東京衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業

鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
A-Yoga Movement coach

目の前にいる人の体のお悩み解決に全力を尽くす。
その想いだけで活動してまいりました。
スポーツトレーナーとして培ってきたノウハウと経験を活かして、
運動療法と鍼灸マッサージを組み合わせた治療を提案。
ご自身に合った適切なケア方法等、皆様のお悩み解決に向けて徹底サポートを行います。


姿勢を支える「3つの感覚」 ― 体がバランスを取る仕組み―

姿勢というと、多くの方は

・筋肉の強さ

・体幹の安定性

・柔軟性

といった「筋肉の問題」を思い浮かべるかもしれません。

もちろん、筋肉は姿勢を支えるうえで重要な役割を持っています。

しかし実際には、筋肉だけで姿勢が決まっているわけではありません。

私たちの体は、いくつかの感覚を使いながらバランスを取り、その結果として姿勢を作っています。

つまり姿勢は、筋肉だけで作られているものではなく、体が受け取っている感覚の情報をもとに調整された結果として現れているものなのです。

ここでは、姿勢に関わる代表的な3つの感覚について整理してみたいと思います。

姿勢は感覚によって調整されている

私たちは普段、特別に意識しなくても立ったり歩いたりすることができます。

それは、体が常に「今どのような状態なのか」をさまざまな感覚から情報を受け取り、無意識に調整しているからです。

例えば、私たちは体の傾きや体重のかかり方、関節の角度や筋肉の伸び縮みといった情報を脳が受け取り、環境に応じて筋肉の働きを微調整しています。

こうした感覚の情報をもとに、私たちは自然にバランスを取り、姿勢を保っているのです。

そして、この姿勢を支える感覚は大きく分けて3つに整理することができます。

次項でそれぞれの感覚の役割について見ていきましょう。

体のバランスを保つ3つの感覚

姿勢を保つために特に重要とされている感覚は、主に次の3つです。

目からの情報(視覚)

筋肉や関節、足の裏からの感覚(体性感覚)

耳の奥のバランス感覚(前庭覚)

それぞれの感覚が体の状態を脳へ伝え、その情報をもとに姿勢が調整されています。

どれか一つだけで姿勢が保たれているわけではなく、これらの感覚が組み合わさることで、体のバランスが保たれています。

私たちは普段、この働きを意識することはありませんが、体は常にこうした情報を使いながら姿勢を微調整しています。

目からの情報(視覚)

私たちは普段、目から多くの情報を受け取っています。

例えば、立った状態で目を閉じると、体が少し揺れることがあります。

これは、目からの情報がなくなり、体がバランスを取るための手がかりが一つ減るためです。

目は、周囲の景色や床の位置、壁との距離などを確認することで、体が空間の中でどこにあるのかを教えてくれます。

私たちはこうした視覚の情報を、普段ほとんど意識することなく使っています。

筋肉や関節、足の裏からの感覚(体性感覚)

体の位置や動きは、目だけで感じているわけではありません。

筋肉や関節、足の裏などには多くの感覚センサーがあり、体の状態を脳へ伝えています。

こうした感覚をまとめて「体性感覚」と呼びます。

例えば、目を閉じた状態でも自分の腕や足の位置がどこにあるのか、ある程度分かると思います。

また、立っているときには、足の裏で「どこに体重がかかっているか」を感じ取っています。

同時に、足首や膝、股関節がどのくらい曲がっているかといった体の状態も、脳へ伝えられています。

耳の奥のバランス感覚(前庭覚)

耳の奥には「前庭」と呼ばれるバランスを感じ取る器官があります。

例えば、電車の中で立っているとき、車体が揺れても私たちはすぐに体勢を立て直すことができます。

これは耳の奥にある前庭が、頭の動きや体の揺れを感じ取っているためです。

前庭では

・頭がどちらに傾いているか

・体が回転しているか

・どの方向へ動いているか

といった情報を感じ取っています。

特に、頭が重力に対してどの方向に傾いているかという情報は、姿勢を保つうえでとても重要です。

こうした情報をもとに、体は無意識のうちにバランスを取り、姿勢を調整しています。

体は状況に応じて感覚を使い分けている

ここまで紹介してきた

目からの情報(視覚)

足や関節からの感覚(体性感覚)

耳の奥のバランス感覚(前庭覚)

は、いつも同じように使われているわけではありません。

体は状況に応じて、どの感覚をより頼りにするかを自然に切り替えながら姿勢を保っています。

例えば、暗い場所では目からの情報が少なくなります。

そのような時に、体は足の裏や関節からの感覚、耳の奥のバランス感覚などをより頼りにしながら姿勢を保とうとします。

逆に、柔らかい地面や不安定な場所では、足の裏からの感覚が普段とは少し変わります。

その場合は、目からの情報や耳の奥のバランス感覚がより重要になります。

このように体は、そのときの環境に合わせて、複数の感覚を組み合わせながらバランスを取っています。

私たちは普段このことを意識することはほとんどありませんが、体は無意識のうちに感覚の使い方を調整しながら姿勢を保っているのです。

私たちは、このように3つの感覚をうまく使いながら、環境に合わせて自然に姿勢を調整しています。

姿勢は感覚の結果として現れる

体は、周囲の状況に応じてさまざまな感覚を使い分けながらバランスを取っています。

では、それらの感覚の情報はどのように姿勢につながっているのでしょうか。

私たちは、目から入る情報、関節や筋肉から伝わる感覚、そして耳の奥にあるバランス感覚などをもとに、自分の体の位置や傾きを判断しています。

脳はそれらの情報をまとめながら、体が倒れないように筋肉の働きを調整しています。

つまり姿勢は、筋肉だけで作られているものではなく、体が受け取っている感覚の情報をもとに調整された結果として現れているものです。

私たちは普段この仕組みを意識することはほとんどありませんが、体は周囲の環境や体の状態に合わせながら、無意識のうちに姿勢を保っています。

このように考えると、姿勢は「形そのもの」ではなく、体が受け取っている情報の結果として現れているものだと言えます。

まとめ

私たちは普段、自分の姿勢を筋肉で支えているように感じています。

しかし実際には、体はさまざまな感覚の情報をもとに姿勢を保っています。

目から入る情報、関節や筋肉から伝わる感覚、そして耳の奥にあるバランス感覚。

これらの情報を脳がまとめながら、体の位置や傾きを判断し、筋肉の働きを調整しています。

つまり姿勢は、筋肉だけで作られているものではなく、体が受け取っている感覚の情報をもとに調整された結果として現れているものです。

私たちは普段この仕組みを意識することはほとんどありませんが、体は周囲の環境や体の状態に合わせながら、無意識のうちに姿勢を保ち続けています。

そのため、姿勢を形だけで整えようとするのではなく、体が正しく感覚を受け取れる状態を整えることが大切です。


執筆者:進藤 孝大
Takahiro Shindo

湘南医療福祉専門学校 アスレティックトレーナー科卒業
東京衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業

鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
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目の前にいる人の体のお悩み解決に全力を尽くす。
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良い姿勢を頑張る人の落とし穴 ― なぜ“良い姿勢”がつらくなるのか?

「姿勢を良くしましょう」

多くの方がこの言葉の大切さを理解していると思います。

実際に、姿勢を意識することは大切です。

しかし、首や肩の不調を抱えている方のお話を伺うと、

・常に背筋を伸ばしている

・巻き肩が気になり、気がつくたびに胸を張っている

・良い姿勢を保ち続けることが大切だと信じている

このような努力をされている方が少なくありません。

「こんなに気をつけているのに、なぜ良くならないのだろう?」と感じたことはないでしょうか。

この背景には、「姿勢を作ること」に意識が向きすぎて、体の自然な動きが失われてしまうことがあります。

あなたの努力が足りないからではありません。

むしろ、「頑張れる人」ほど起こりやすいのです。

姿勢は、形を作れば良くなるものではありません。

本来は、体が整った結果として現れるものです。

ではなぜ、姿勢を意識するほど体は固まってしまうのでしょうか。

その仕組みを順番に整理していきます。

姿勢を作り続けることで体は固まる

姿勢は本来、「止まっているもの」ではありません。

じっと立っているように見えても、体はわずかに揺れ続けています。

呼吸に合わせて肋骨は広がり、重心は前後左右に微細に移動しています。

写真に写る姿勢は、その瞬間を切り取った一場面にすぎません。

本来の姿勢は「動きの中にある状態」なのです。

ところが、「良い姿勢を保とう」と意識し続けると、体は「揺れながら保つ」のではなく、「止めて保つ」方向へと働き始めます。

・胸を常に張る

・骨盤を立てたまま体を固める

こうした操作は、安定して良い姿勢を作るように思えますが、実際には「動きを減らして固定する状態」とも言うことができます。

さらにここで大切なのは、姿勢は「今の心身の状態を映し出した結果=アウトプット」であるという視点です。

姿勢は偶然その形になっているわけではなく、さまざまな「インプット」の結果として表現されています。

そのため、アウトプットされた姿勢そのものを意識だけで修正しようとすると、体の内側とのズレが生じやすくなります。

整えるべきは形ではなく、

・呼吸が楽に深くできること

・余計な力みが抜けていること

・足の裏がしっかりと床に触れていること

といった土台の部分です。

姿勢を「作るもの」から、「現れるもの」へ。

この視点の転換が、体を固めないための第一歩になります。

姿勢を頑張る人の落とし穴

姿勢を大切にしようとすること自体は、とても素晴らしいことです。

・猫背にならないように意識している

・常に胸を張るようにしている

・反り腰にならないようにお腹には常に力を入れている

このような努力をされている方は少なくありません。

ですがここに、ひとつ落とし穴があります。

「良い姿勢を保つ」ことに意識が向き続けると、体は無意識のうちに「固定する方向」へと適応していきます。

胸を張り続けることで背中が緊張して呼吸が浅くなり、骨盤を立て続けることで腰まわりが緊張しやすくなります。

そして、さらに意識を向けたまま動くことで、動作そのものがぎこちないものになります。

例えば、歩く時に手足の動きに意識を向けると不自然になることはありませんか?

姿勢や歩行は、発達過程の中で無意識に獲得してきたものです。

そのため、過度な意識づけによって、動きが硬くなったりぎこちなくなってきます。

その結果、慢性的な痛みや自律神経由来の不調へとつながることもあります。

姿勢を意識しているのに、楽にならない。

それは努力不足ではなく、「固定」が起きているサインかもしれません。

呼吸が浅くなると、姿勢はさらに固まる

姿勢の固めた影響が現れやすいのが呼吸です。

本来、呼吸は無意識で行われるものです。

肋骨は前後・左右に広がり、横隔膜は上下に動き、それに合わせて体幹も膨らんだり、縮んだりします。

しかし、姿勢を保とうとして筋緊張が高まると、肋骨や横隔膜の動きが制限され、呼吸は浅くなります。

呼吸が浅くなると、

・全身の筋緊張が高まる

・交感神経が優位になりやすくなる

・首や肩の補助呼吸筋が働き続ける

という変化が起こり、さらに体は固まりやすくなります。

姿勢の問題に見えていたものが、実は「呼吸の制限」によって強化されていることも少なくありません。

だからこそ、姿勢を直接作り直すよりも、呼吸が自然にできる状態を取り戻す方が合理的なのです。

良い姿勢とは「頑張らなくても保てる状態」

姿勢を意識して保とうとすることが、かえって体を固めてしまうことがあります。

では、どうすればよいのでしょうか。

答えは、「姿勢を直接操作しないこと」です。

姿勢は結果として現れているアウトプットです。

無理に形を整えるよりも、その土台を整えるほうが自然です。

たとえば、

・呼吸がゆっくりと深くできる

・余計な力が抜けていること

・重心が自然と足の裏全体に乗っている

このように状態が整うと、姿勢は自然に変わり始めます。

無理に「正しい形」に近づけるのではなく、体が自然に選びたくなる姿勢を取り戻していくことの方が、体にとっては理想的です。

姿勢を“作る”のではなく、姿勢が“整っていく土台”に目を向けていく。

それが、頑張らない姿勢改善の考え方です。

まとめ

姿勢は、「形」を正そうとするほど固まりやすくなります。

本来は姿勢は呼吸や重心の揺れとともに、変化し続けています。

その動きが保たれている状態こそが、自然な姿勢です。

姿勢はアウトプットです。まず整えるべきは、その背景にあるインプットです。

そうした土台が整えば、姿勢は無理に作らなくても良くなっていきます。

「正しくあろう」と頑張るよりも、「楽でいられる状態」を育てること。

それが、体を固めない姿勢改善への近道です。


執筆者:進藤 孝大
Takahiro Shindo

湘南医療福祉専門学校 アスレティックトレーナー科卒業
東京衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業

鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
A-Yoga Movement coach

目の前にいる人の体のお悩み解決に全力を尽くす。
その想いだけで活動してまいりました。
スポーツトレーナーとして培ってきたノウハウと経験を活かして、
運動療法と鍼灸マッサージを組み合わせた治療を提案。
ご自身に合った適切なケア方法等、皆様のお悩み解決に向けて徹底サポートを行います。


首の痛みを繰り返さないために〜日常生活で見直したい胸椎の使い方〜

前回の記事では、胸の背骨(胸椎)の動きに左右差があると、肩の高さや首の筋肉の使われ方に影響し、首の痛みが「いつも同じ側に出やすくなる」ことについてお伝えしました。


「なるほど!胸椎が関係しているのは分かったけれど、普段の生活では何に気をつけたらいいの?」

「自分でできることはあるの?」

そんな疑問を感じた方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、首の痛みを繰り返さないために、日常生活の中で気をつけたいポイントと、胸椎の動きを整えるための簡単なエクササイズについてご紹介していきます。

特別な運動ができなくても大丈夫です。

普段の動きや姿勢を少し見直すだけでも、首への負担は変わってきます。

「首を頑張ってほぐす」前に、首が頑張らなくて済む体の使い方を、一緒に確認していきましょう。

首の痛みが繰り返される背景にある「体の使い方」

首の痛みを繰り返している方のお話を伺っていると、「首に対して何かしらのケアを行うことで、その場では楽になるけれど、しばらくするとまたつらくなる」という声を耳にすることがあります。

このような場合、首そのものだけに原因を求めるのではなく、「体の使い方に目を向けてみること」が大切になります。

私たちの体は、本来いくつもの関節が分担しながら動いています。

しかし、日常生活の偏りなどによって、「よく動く関節」と「あまり動かなくなる関節」の差が生まれてくることがあります。

座る・立つ・振り向くといった何気ない動作の中でも、動きにくい関節があると、その動きにくさを別の関節が補おうとします。

その結果、首や肩が必要以上に頑張り続けてしまうケースは少なくありません。

特に胸椎は、自分では動いているつもりでも、実際には動きが小さくなりやすい部分です。

この「本来動くはずの胸椎」があまり使われない状態が続くと、首や肩が無自覚にその役割を担い、その結果として首、肩への負担が集中しやすくなってしまいます。

日常生活で見直したい胸椎の使い方

胸椎は関節の特性上、伸展(胸を張る)、回旋(体を捻る)、側屈(横に倒す)という動きを担う大切な部分です。

しかし日常生活を振り返ってみると、胸椎が本来の可動性を発揮する場面は多くはありません。

生活が便利になる現代の生活様式では、意識しないと動かす機会が減り、胸椎は固くなりやすい部分でもあります。

座っている時間が長いほど、胸椎は動きにくくなる

デスクワークやスマートフォンの操作など、長時間座った姿勢が続くと、胸椎はほとんど動かない状態になります。

特に、

・背中を丸めたまま座る

・骨盤が後ろに倒れた姿勢が続く

といった状態では、胸椎は「固定されたまま」になりやすくなります。

この状態が習慣化すると、胸椎を伸展させることが難しくなり、いわゆる背中が丸まった姿勢として定着しやすくなります。

その結果、体をひねる・上を向くなどの何気ない日常動作において、胸椎の動きが減り、首や肩の負担が大きくなってしまいます。

日常動作の中で「いつも同じ向き」を使っている

もうひとつ見落とされやすいのが、日常生活での動きの偏りです。

・いつも同じ方向を向いてテレビやパソコンの画面を見る

・決まった側でバッグを持つ

・同じ方向に体をひねる動作が多い

こうした一つひとつは小さな動きの左右差でも、毎日繰り返されることで、体の動きには少しずつ左右差が生まれていきます。

動きやすい方ばかりが使われ、反対側は動かされないままになると、胸椎の動きに偏りが生じ、左右差のある状態が定着しやすくなります。

振り向く動作を「首だけ」で行ってしまう

後ろを確認する時や、人に呼ばれて振り向く時、首だけを素早く動かす状況になっていませんか?

首の可動域が狭くなっていたり、痛みがある方の多くは、首だけを動かしていることが非常に多いです。

「後ろを見る、振り向く=首を動かすこと」と思われがちですが、本来は首だけでなく、胸椎も一緒に動くことで、無理のないひねり動作が可能になります。

しかし、

・長時間の座り姿勢

・動きの偏った生活習慣

によって胸椎が動きにくくなっていると、その分の動きを首が補うことになります。

このような状態が続くと、頭や首を動かすたびに首や肩への負担が集中することになります。

さらに、決まった方向への動きが多い場合は、左右で筋肉の使われ方に差が生じ、片側だけに負担が偏りやすくなります。

その結果、

・いつも同じ側の首が張る

・振り向く方向によって痛みが出る

といった、左右差のある首の不調につながっていきます。

首の負担を減らすために行いたい胸椎の使い方とエクササイズ

ここまで、日常生活の中で胸椎が動きにくくなりやすい場面や、その結果として首に負担が集中しやすくなる流れについてお伝えしてきました。

では、「首の痛みを繰り返さないために、具体的に何をすればいいのか?」

ここで大切なのは、首を一生懸命ほぐすことではなく、首が頑張らなくて済む体の使い方を取り戻すことです。

まず意識したいのは「首を頑張らせすぎない」こと

首に違和感があると、

・首を回す

・首を伸ばす

・首をマッサージする

といったケアを行う方は多いと思います。

実際、ケアを行うことによって筋肉がゆるみ、その場で楽になることも少なくありません。

ただ、首の痛みの背景に胸椎の動きの少なさが関わっている場合、首の筋肉だけを緩めても、体の使い方そのものが変わらないため、しばらくすると首には再び同じ負担がかかります。

そこで大切になるのが、「首を一生懸命動かす・ほぐす」ことよりも、首が頑張らなくて良い体の使い方を取り戻すことです。

その第一歩として意識したいのが、

首の力を抜いたまま、胸の背骨(胸椎)を動かすという考え方です。

首を使いすぎないための胸椎エクササイズ

ここでご紹介するエクササイズは、胸椎が本来担っている「伸びる」「ひねる」「横に動く」といった動きを取り戻していくものになります。

首を大きく動かしたり、力を入れていくものではありません。

むしろ、首の力は抜いたまま、背骨が動いている感覚を感じ取ることを大切にしていきます。

胸椎を動かすエクササイズを行った後は、振り向く・上を向くといった動作が、これまでより楽に感じられることがあります。

首に負担を感じずに動けるということは、それまで首に集中していた負担が減ったと捉えることができます。

その結果、首や肩の筋肉が必要以上に頑張らなくても、体全体でスムーズに動ける状態へとつながっていきます。

①マーメイド(側屈の運動)

・背骨全体を縦方向に伸ばすイメージを持ちながら、体を横に倒します

・背中が側屈するようなイメージで動かし、脇の下〜お腹の伸びを感じてみます

NG

首の側屈が強い
側屈が潰れている

②レッグプル(胸椎伸展の運動)

・手を後ろに付いて、足を伸ばして座ります

・肩をすくめないように意識しながら、床をしっかり押してお尻を持ち上げていきます

・床を押せてくると肩が下がり、二の腕の裏、背中、もも裏の筋肉の収縮感を感じられるようになります。

NG

肩がすくんでいる

レッグプルは最初は筋力的にきつく感じるかもしれません。

ただ、姿勢を保つための筋肉をまとめて使うことができるとても有効なエクササイズの一つです。

首や肩だけに頼らない体の使い方を身につけるためにも、ぜひ日常のエクササイズの中に取り入れてみてください。

まとめ

首や肩に痛みや違和感があると、どうしてもその部分ばかりに意識が向きやすくなります。

マッサージやケアによって楽になることも多く、「首や肩が悪いのではないか」と感じるのは、とても自然なことです。

ただ、今回お伝えしてきたように、首や肩にかかる負担の背景には、日常生活の中で胸椎が十分に動かなくなっている状態や、体の使い方の偏りが関係しているケースも少なくありません。

胸椎は本来、体を伸ばす・ひねる・横に倒すといった動きを担う重要な部分です。

この胸椎の動きが小さくなると、その分を首や肩が補おうとし、結果として負担が集中しやすくなってしまいます。

首の痛みを繰り返さないためには、首だけを頑張って整えるのではなく、

「首が頑張らなくても良い体の使い方」を取り戻していくことが大切です。

日常生活での姿勢や動きに少し意識を向けること、そして胸椎の動きを引き出すエクササイズを取り入れることは、首や肩への負担を減らす大きな助けになります。

首の不調をきっかけに、体の中心である胸椎の動きにも目を向けてみる。

その視点が、症状改善へのヒントになるかもしれません。


執筆者:進藤 孝大
Takahiro Shindo

湘南医療福祉専門学校 アスレティックトレーナー科卒業
東京衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業

鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
A-Yoga Movement coach

目の前にいる人の体のお悩み解決に全力を尽くす。
その想いだけで活動してまいりました。
スポーツトレーナーとして培ってきたノウハウと経験を活かして、
運動療法と鍼灸マッサージを組み合わせた治療を提案。
ご自身に合った適切なケア方法等、皆様のお悩み解決に向けて徹底サポートを行います。


首の痛みに左右差が出る理由を胸椎の動きから考えます

前回の記事では、胸の背骨(胸椎)では「ひねる動き(回旋)」と「横に倒れる動き(側屈)」が、構造上セットで起こりやすいという特徴についてお話ししました。


今回はその続きとして、この胸椎の動きの左右差が、どのように首や肩の左右差、そして首の痛みにつながっていくのかについてお伝えしていきます。

「なぜか首の痛みはいつも同じ側に出る」「肩の高さが左右で違う気がする」

そんな方々にとって、体のつながりを見直すヒントになれば幸いです。

胸椎の側屈・回旋の左右差が肩の高さを変える

肩の高さに左右差があると、多くの方は「肩そのもの」や「肩甲骨」に原因があると考えがちです。

実際、評価の際にも肩甲骨の位置や動きを指標にすることは多いです。

しかし、肩の高さの左右差は、必ずしも肩甲骨だけで決まっているわけではありません。

体の中心にある背骨、特に胸椎が側屈や回旋している結果として、肩の高さに差が生じているケースもあります。

肩の高さの左右差は肩甲骨で見る?

肩の高さに左右差がある場合、まず注目されやすいのが肩甲骨の位置です。

「片側の肩甲骨が上がっている」「下がっている」といった見方は、実際の評価でもよく用いられます。

確かに、肩甲骨の位置や動きは、肩の高さに大きく関係しています。

そのため、肩の左右差を見るうえで、肩甲骨を指標にすること自体はとても大切な視点です。

ただし、ここで一つ知っておいていただきたいのは、肩甲骨の高さは「結果」として現れていることも多いという点です。

胸椎の傾きが、肩の高さの左右差を作る可能性について

肩甲骨の高さが左右で違って見える背景には、その土台となる背骨の傾きが関係している場合があります。

特に影響しやすいのが、胸の背骨(胸椎)の横への傾き、つまり側屈です。

たとえば、胸椎が右に少し傾いた状態を想像してみてください。

体幹全体が右に倒れるような形になるため、右肩は相対的に下がり、左肩は高く見えやすくなります。

この場合、肩甲骨そのものに大きな問題がなくても、背骨の傾きによって、肩の高さに左右差が生まれていることになります。

肩甲骨だけを整えても変わらない原因は?

肩の左右差に対して、肩甲骨周りの調整やエクササイズを行っても、思ったように変化が出ないケースがあります。

その理由のひとつが、肩甲骨の位置を作っている「土台=背骨」が変わっていないことです。

胸椎が側屈や回旋したままの状態では、その上に乗っている肩甲骨だけを整えようとしても、元の傾きに引っ張られて、すぐに戻ってしまうことがあります。

つまり、肩の高さの左右差を見ていく際には、肩甲骨そのものだけでなく、胸椎の傾きや回旋といった体幹の状態にも目を向けることが大切です。

胸椎の側屈・回旋の左右差が首の筋肉に与える影響

肩の高さに左右差が生まれる背景に、胸椎の側屈や回旋が関係していることをお伝えしました。

実は、この状態は肩だけでなく、「首」にも大きな影響を与えます。

首は、胸椎の上に積み重なるように位置しています。

そのため、胸椎に傾きやねじれがある状態が続くと、首もその影響を受けやすくなります。

胸椎の傾きがあると、首は「真っすぐ」を保ちにくい

胸椎に傾きやねじれがある状態では、首は左右で条件の違う状態から動くことになります。

それでも私たちは、

  • ・視線を正面に保つ
  • ・頭の位置を安定させる

といった調整を、無意識のうちに行いながら生活をしています。

その結果、見た目上は頭がまっすぐに保たれていても、首の筋肉の使われ方には左右差が生じやすくなります。

このような状態が続くことで、違和感や痛みがいつも同じ側に出やすくなっていきます。

首の筋肉に生じる「伸ばされる側」と「縮む側」

胸椎の側屈・回旋によって体幹が傾いていると、首では次のようなことが起こりやすくなります。

  • ・片側の筋肉は、引き伸ばされ続ける
  • ・反対側の筋肉は、縮み続けた状態になる

引き伸ばされ続けている筋肉には、ゴムが引き伸ばされ続けるような「伸張ストレス」がかかります。

一方で、縮み続ける筋肉には押しつぶされるような「圧迫ストレス」がかかります。

どちらの状態も首にとっては負担となり、緊張や違和感が抜けにくくなります。

この状態が続くことで、

  • ・片側だけ首が痛くなる
  • ・いつも同じ側の首が張る
  • ・振り向く方向によって痛みが出る

といった、左右差のある首の症状につながっていきます。

首そのものが悪いとは限らない

首に痛みや違和感があると、「首が悪いのではないか」と考えやすくなります。

実際、触ってみると張りが強かったり、動かすと痛みが出たりするため、そう感じるのは自然なことです。

ただ、ここまで見てきたように、肩の高さや首の筋肉の左右差は、胸椎の動きの影響を受けて生じている場合もあります。

このような状態では、首の筋肉を一時的に緩めても、体の土台となる胸椎の傾きやねじれが残っていると、首には再び同じ負担がかかりやすくなります。

つまり、首の痛みや左右差は首そのものだけの問題ではなく、体全体の動きの結果として現れている可能性があるという視点を持つことが大切です。

まとめ

今回は、首の痛みに左右差が出る理由を、胸椎の動きという視点からお伝えしてきました。

胸椎の側屈や回旋に左右差があると、体幹がわずかに傾き、その影響が肩の高さや首の筋肉の使われ方に現れてきます。

首は胸椎の上に積み重なっているため、見た目では真っすぐに保っていても、左右では違う負担がかかっている可能性があります.

首に違和感や痛みがあると、「首が悪いのではないか?」と感じるのは自然なことです。

ただ、首だけを整えても症状を繰り返してしまう場合、背景に胸椎の傾きや体の使い方が関係している可能性も考えられます。

体は一部分だけで成り立っているわけではなく、背骨を通して全身がつながっています。

首の不調をきっかけに、体の中心である背骨、特に胸椎の動きにも目を向けてみることで、これまで気がつかなかった改善のヒントが見えてくるかもしれません。


執筆者:進藤 孝大
Takahiro Shindo

湘南医療福祉専門学校 アスレティックトレーナー科卒業
東京衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業

鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
A-Yoga Movement coach

目の前にいる人の体のお悩み解決に全力を尽くす。
その想いだけで活動してまいりました。
スポーツトレーナーとして培ってきたノウハウと経験を活かして、
運動療法と鍼灸マッサージを組み合わせた治療を提案。
ご自身に合った適切なケア方法等、皆様のお悩み解決に向けて徹底サポートを行います。


【メディア掲載】サブブランド「頭こりラボ」がめざましどようびで紹介されました

いつも「肩こりラボ」をご利用いただき、誠にありがとうございます。

本日、2026年1月31日(土)放送のフジテレビ系列『めざましどようび』内、人気コーナー「キクエがキクヨ!」にて当院サブブランドの「頭こりラボ」をご紹介いただき、代表の丸山が出演いたしました。

番組内では、代表の丸山が人気俳優の綱啓永さんへの施術を担当させていただき、肩こりラボで培った独自の解剖学理論をベースに、頭・首・肩の深層部にアプローチする「頭こりラボ」ならではのメソッドを体験していただきました。

番組公式X(旧Twitter)でも、当日の様子が紹介されています。

▼番組公式Xのポストはこちら 

■ 放送の概要

* 番組名: めざましどようび(フジテレビ系列)

* コーナー: キクエがキクヨ!

* 出演: 代表 丸山

* ゲスト: 綱啓永様

■ 「頭こりラボ」とは

肩こりラボの施術現場から生まれた、頭痛や眼精疲労、深刻な頭・首・肩こりに特化した専門ブランドです。 

■ 番組で紹介された内容

ゲストの綱啓永さんに頭こりラボの施術をご体験いただいたほか、「自宅で今すぐできる簡単ストレッチ」や「深い呼吸法」など、日常生活で取り入れられるセルフケアのコツを伝授いたしました。

残念ながら見逃し配信はございませんが、番組内でご紹介したストレッチや呼吸法については、ご来店の際にスタッフへお尋ねいただければ、皆様の状態に合わせて改めてお伝えさせていただきます。

体のひねり(胸椎回旋)を高めるために知っておきたい胸椎の回旋と側屈の関係性について

以前の記事では、脊柱の曲げ伸ばし(屈曲と伸展)についてお話ししました。

今回はその続きとして、脊柱の回旋と側屈についてお伝えしていきます。

今回は特に、胸椎の「ひねる動き(回旋)」と「横に倒れる動き(側屈)」に焦点を当てていきます。

胸椎の下に位置する腰椎は、構造的な特徴から側屈や回旋の可動域が限られており、これらの動きは主に胸椎が担っています。

また、脊柱の動きには「カップリングモーション」と呼ばれる特徴があり、回旋と側屈は体の構造上、同時に起こりやすい関係にあります。

そのため今回は、細かな角度の話というよりも、「回旋と側屈がどのように連動しているのか?」ということを中心にお話ししていきます。

回旋動作は、日常生活の中でも多く使われますが、特にスポーツ動作では頻繁に求められます。

「ひねりの左右差」を感じている方や、「体のひねりにくさ」を感じている方にとって、体の考え方を見直すヒントになれば幸いです。

脊柱のカップリングモーションとは〜 胸椎の回旋と側屈が同時に起こる理由 〜

脊柱の動きには、「カップリングモーション」と呼ばれる特徴があります。

少し難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと  「体をある方向に動かそうとすると、別の動きも自然と一緒に起こる」という体の仕組みのことです。

胸椎では特に、

  • ・ひねる動き(回旋)
  • ・横に倒れる動き(側屈)

がセットになって起こりやすいという特徴があります。

たとえば、体を右にひねろうとしたとき、胸椎では

  • ・右への回旋
  • ・右への側屈

がセットで生じやすくなります。

これは「癖」や「使い方の問題」ではなく、「胸椎の関節の向きや肋骨との連結といった構造上の理由」によるものです。

そのため、胸椎の回旋を考える際には、側屈も頭に入れて考えておくとスムーズな胸椎の回旋につながりやすいです。

なぜ胸椎が「ひねり」の主役になるのか〜腰椎との構造的な違い〜

体をひねる動きというと、「腰でひねっている」イメージを持つ方も多いかもしれません。

しかし実際には、ひねり動作の主役は胸椎です。

腰椎は、体を前後に動かすことは得意ですが、ひねる動きはあまり大きく行えない構造になっています。

一方で胸椎は、背骨の形や肋骨とのつながりの影響で、ひねりや側屈が行いやすい作りになっています。

つまり、腰を守るためにも、ひねり動作は「腰ではなく胸椎で行われる」ことがとても大切なのです。

胸椎回旋が制限されている人に多い体の使い方〜側屈の可動性が少ない胸椎〜

「体がひねりにくい」「左右差を感じる」という方々を見ていくと、胸椎の回旋そのものが硬いことと合わせて、側屈がうまく出ていないことがあります。

本来、胸椎では「ひねる動き」と「同じ方向への側屈」が自然にセットで起こります。

しかし、首や肩に力が入りやすかったり、腰や首だけで無理にひねろうとすると、この自然な動きの組み合わせが失われてしまいます。

そのため、胸椎本来の動きの組み合わせを取り戻していく必要があります。

胸椎回旋の可動域を高めるために大切な考え方〜「同方向への側屈」というヒント〜

胸椎の回旋を高めたいとき、「体をひねる動き」だけを一生懸命行おうとしても、思うように動かないことがあります。


その背景には、「回旋とセットで起こるはずの側屈が使われていない」というケースが少なくありません。

ここで、日常生活の動きをひとつ例に挙げてみます。

たとえば、「少し後ろに置いてある物を取ろうとする場面」を想像してみてください。

右後ろにある物を取る時は、体を右にひねると同時に、体が少し右側に倒れることで自然と手を伸ばすことができます。

このとき体の中では、「右にひねる動き(回旋)」と「右に倒れる動き(側屈)」が、無意識のうちに同時に起こっています。

もし仮に、立った時点、座った時点ですでに体が左に倒れていたとしたらどうでしょうか?

右に倒れる余白が少ないため、右後ろへ体をひねる動きも、どこか窮屈になりやすいです。

回旋したい方向に、自然に側屈できる「動ける余白」があることが、しなやかな回旋にはとても大切になります。

そのため、胸椎の回旋を改善したい場合でも、「ひねる動き」だけに注目するのではなく、

同じ方向へ体を倒せるかどうかという視点を持つことで、回旋がスムーズに出てくることがあります。

回旋と側屈をセットで捉えることで、胸椎の動きの感覚は大きく変わってきます。

まとめ

今回は、背骨の動きの特徴である「カップリングモーション」に注目し、特に胸椎の回旋(ひねり)と側屈(横に倒れる動き)の関係についてお伝えしてきました。

胸の背骨(胸椎)は、体をひねるときに、ひねる方向と同じ方向へ自然に少し倒れながら動くという特徴があります。

そのため、「体がひねりにくい」と感じている場合でも、ひねる動きだけを頑張るのではなく、横への動きが一緒に使えているかという視点が、とても大切になってきます。

姿勢が崩れやすい方や、肩こり・背中の張りを感じやすい方では、この横への動きとひねりの連動がうまく使えず、動きがぎこちなくなっていることがあります。

その結果、本来は胸の背骨が担当するはずの動きを、首や腰が代わりに頑張ってしまい、負担がかかりやすくなってしまいます。

次回は、こうした胸椎の動きが、首や腰、肩の不調とどのようにつながっていくのかについて、もう少し具体的にお話ししていく予定です。


執筆者:進藤 孝大
Takahiro Shindo

湘南医療福祉専門学校 アスレティックトレーナー科卒業
東京衛生学園専門学校 東洋医療総合学科卒業

鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師
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A-Yoga Movement coach

目の前にいる人の体のお悩み解決に全力を尽くす。
その想いだけで活動してまいりました。
スポーツトレーナーとして培ってきたノウハウと経験を活かして、
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【2025〜2026年】年末年始休診のお知らせ

日頃より肩こりラボをご利用いただきありがとうございます。

肩こりラボでは、年末年始の休業の期間を以下の通りとさせていただきます。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

■年末年始休業期間

2025年12月30日(火)から2026年1月3日(土)まで
2026年1月4日(日)10:00より通常営業とさせていただきます。

年末年始休暇期間中にいただきましたお問い合わせにつきましては、2026年1月4日(日)より順次ご連絡させていただきます。

来年も肩こりラボをどうぞよろしくお願いたします。