HYPERVOLT(ハイパーボルト)とHYPERVOLT PLUS(ハイパーボルトプラス)でどちらにしようか迷っている方へ。実機を用いて使用感の比較検証しました。

はじめに

肩こりラボでは、HYPERICE社製品の各種機器を、治療で取り入れています。各機器の中でも特に使用頻度が高いのが、HYPERVOLT(ハイパーボルト)とHYPERVOLT PLUS(ハイパーボルトプラス)です。

HYPERICE社製の機器は複数ありますが、中でもHYPERVOLT(ハイパーボルト)とHYPERVOLT PLUS(ハイパーボルトプラス)は、メディアやSNS等で度々紹介されており、治療家やトレーナーに限らず一般の方も「見たことある!」「知っている!」という方はいらっしゃることかと思います。

 

当院は、HYPERICE社製品の正規取り扱い施設となっております。そのため、HYPERVOLT(ハイパーボルト)とHYPERVOLT PLUS(ハイパーボルトプラス)について、興味をもたれている方や購入を検討しているという方から多数お問い合わせをいただきました。

そこで今回、HYPERVOLT(ハイパーボルト)とHYPERVOLT PLUS(ハイパーボルトプラス)という2つの製品の使用感を比較する動画を製作しました。

 

動画につきましては、現在、肩こりラボ公式YouTubeチャンネルにて公開中です。

 

なお、本記事は、公開している動画の内容を文章にて書き起こしたものです。現在公開している動画と合わせてご覧いただけたらと思います。 (動画は最下部からもご覧いただけます)

 

 

それでは、さっそく内容に入っていきます。

HYPERVOLT(ハイパーボルト)とHYPERVOLT PLUS(ハイパーボルトプラス)

この2つの使用感について比較、検証していきます。

ご参考になりましたら幸いです。

 

 

 

動画作成の経緯について

まず、YouTube動画を製作しようと思った経緯ですが、私たちがハイパーボルトを導入しようと思った時に、ボルトとボルトプラスどちらが良いのか、とても迷いました。

実際に導入した後も、トレーナーさんや治療家さん、あとは患者さんからもどちらが良いのか?違いは何なのか?というお問い合わせを沢山いただきました。

そこで、同じようにどちらを選ぶべきか迷われている方々のお役に立てたらという思いから、ボルトとボルトプラス、この2つの比較検証動画を製作してみようと思い立ったのです。

 

2機種の紹介、スペックの違い

まずは、今回比較、検証する機種の紹介です。

HYPERVOLT(ハイパーボルト)について

HYPERVOLT (ハイパーボルト)は2018年4月に発売され、2019年6月にリニューアルされています。今回の比較に使用するのはリニューアル後の新しい物となります。

 

 

以下、HYPERICE公式HPより引用

HYPERVOLTは、最先端のQuiet Glideテクノロジーを搭載した3段階の強力な振動によって、トレーニング前後の身体のトータルケアや筋膜リリースに最適なアイテムです。セルフケアだけでなくトレーナー、治療家の方もクライアントに使用頂けます。片手で使える約1.1kgの軽量コードレス式で使用する場所を選びません。

強力な振動を生み出しながらも特許取得済みのQuiet Glideテクノロジーにより静かな音で作動します。

5種類のアタッチメントをケアしたい部位、痛み、目的に応じてカスタマイズでき、振動は3段階(毎分約1,800回〜3,180回まで)に調整することができます。

使用する場所を選ばない、持ち運びにも便利なコードレス式で、1回の満充電で最大2時間まで連続使用できるリチウムイオンバッテリーを搭載しています。

どれくらい患部に当てているかの圧力を感知して3段階のLEDライトで確認できる圧力センサーを搭載しています。治療セッションの際のより正確な施術のための視覚的なフィードバックとしてお役立てください。  

出典:HYPERICE公式HP

 

 

HYPERVOLT PLUS(ハイパーボルトプラス)ついて

HYPERVOLT PLUS(ハイパーボルトプラス)は2019年10月に発売されました。

 

 

以下、HYPERICE公式HPより引用

HYPERVOLT PLUSは、HYPERVOLTの1.5倍パワフルなモーターを搭載し、どんな振動機器よりも強力な振動を備えています。パワフルな振動の方が心地よい方や、よりアスリートの方向けにパフォーマンスの向上そして体の機能を改善するために設計されています。

強力な振動を生み出しながらも特許取得済みのQuiet Glideテクノロジーにより静かな音で作動します。

5種類のアタッチメントをケアしたい部位、痛み、目的に応じてカスタマイズでき、振動は3段階(毎分約1,800回〜3,180回まで)に調整することができます。

使用する場所を選ばない、持ち運びにも便利なコードレス式で、1回の満充電で最大2時間まで連続使用できるリチウムイオンバッテリーを搭載しています。

どれくらい患部に当てているかの圧力を感知して3段階のLEDライトで確認できる圧力センサーを搭載しています。治療セッションの際のより正確な施術のための視覚的なフィードバックとしてお役立てください。

出典:HYPERICE公式HP

 

ここからは、この2機種のスペックの違いを見ていきます。

スペック上の違いとしては、以下の3つの違いがあります。

 

①モーターの出力

②重量

③バッテリー稼働時間

 

具体的にみていきましょう。

①モーター

HYPERVOLT     →  60w

HYPERVOLT PLUS  →  90w

ボルトが60wであるのに対し、プラスは90wと1.5倍強い出力のモーターを積んでいます。

受けてみると、モーターの出力が大きい方が1回1回の打撃が重く感じ、ずっしり深く刺激が入る感覚です。

 

 

②重量

HYPERVOLT          →  1.1kg

HYPERVOLT PLUS  →  1.3kg

機種の重量の差は200gです。ボルトプラスと比べて、ボルトの方が200g軽いです。

200gの目安は、小さめなリンゴ1個分の重さ。一般的なPC用マウスひとつが約100gなので、マウス2個分の重さの違いとなります。

 

 

③バッテリー稼働時間

HYPERVOLT        → 3時間

HYPERVOLT PLUS→ 2.5時間

ボルトが3時間であるのに対し、プラスは2.5時間と、ボルトプラスの方が30分ばかり短いです。

HYPERVOLT PLUSの方が、W数は大きいので消費電力も当然多くなります。

 

肩こりラボでは、2機種とも実際の治療に取り入れておりますが、一日で充電が切れてしまうことはほぼありません。

そして、スペック上の連続使用時間の差について、日々使っている上でプラスの方が劣っていると感じることはありません。※どちらも連続2時間は使用できます。

 

 

 

検証

では、ここからは検証に入ります。

実際にボルトとボルトプラスの施術を受け比べてみます。

 

ボルト

圧力センサー1、出力レベル1

■受け手の感想

→けっこう強く感じる。十分刺激が入っている感覚がある。

 

ボルトプラス

圧力センサー1、出力レベル1

■受け手の感想

→ボルトと比べると、かなりしっかり振動を感じる。でも強すぎるという感覚ではなく、心地のよい刺激の範疇。

 

2つの機種での施術を実際に受け比べてみましたが、ボルトプラスの方が、パワーが強いと感じるものの、ボルトが明らかに劣っているというわけではありませんでした。

 

YouTube動画の中ではさらに、水やゴルフボールを使って、振動の大きさの比較を行っています。

特に、ゴルフボールを使って行った検証では、ボルトプラスの方がパワフルであることを視覚的に確認することができました。この検証様子は是非、YouTube動画をご覧になり、お確かめいただけましたら幸いです。

 

 

 

ここで、検証結果を簡単にまとめると・・・

スペックの差からも分かるように、ハイパーボルトプラスの方が全体的なパワーが強いです。

ですが、だからといってハイパーボルトのパワーが弱いという印象も受けませんでした。

 

 

では、この検証結果を踏まえて、どちらの機種を選べば良いのか、考察していきたいと思います。

 

まとめ

それでは、比較、検証した結果のまとめに入ります。

 

モーターの違いについて

ボルトプラスの方がモーターとしては1.5倍強いので、確かに強力な印象を受けました。

ボルトで出力を2にすると、ボルトプラスの出力1よりも、体感的な刺激は強くなるようです。

ボルトとボルトプラス両方とも同じ出力1でやると、施術を受けていてボルトプラスの方が強く、太く、奥まで入るような感覚がします。

重さの違いについて

スペック上、ハイパーボルトはボルトプラスに比べて200g軽いです。

200gという数字ではありますが、実際に操作してみると意外にも大きな差を感じます。
操作している感じではボルトの方が軽くて操作しやすいです。

ボルトプラスの方は重さがある分、扱いが少し大変なのですが、押し付ける時に重さを利用できるので、強い刺激を与えたい場合は操作が楽に感じます。

ですので、ボルトプラスの場合パワーが強いので、押し付けすぎてしまうと、中には強すぎると感じる人もいるかもしれません。

その場合、完全に押し付けずに少し浮かせた状態、ボルトの重み自体もかけない状態で操作する必要があります。

こうなった場合、腕力が弱めの方や一般の方が操作する分には、少し疲れてしまうと思うかもしれません。

バッテリー稼働時間の違いについて

スペック上は、ハイパーボルトの方が30分長く稼働するということなのですが、私たちが日常的に1日使用する中で、ボルトプラスの方が早くバッテリーが切れてしまうという印象は今のところ持っておりません。

バッテリー稼働時間に関しては、大差ないと考えていただいて構わないと思います。

 

ボルトとボルトプラスではどちらが良いか?

それでは、本題のどちらを選ぶか? という部分です。

それは、目的によってかわります。

アスリートの治療施術をすることが多いケースであれば、私たちであればボルトプラスを選びます。

 

筋肉が多く体格が良い方に対して、しっかり奥まで刺激を与えたいというケースが多いということであれば、ボルトプラスがおすすめです。

また、アスリートではなくとも、かなりの強刺激を求める方を施術する機会が多いのであればボルトプラス、一方でそこまで強い刺激を求めないならばボルトで充分です。

ボルトの方が操作はしやすいので、女性のセラピストやセルフケアで用いる方で、とても強い刺激を求めないということであれば、ボルトがオススメです。

両機種とも必要にして十分なパワーはありますが、

よりパワフルなのがボルトプラス、より操作性が良いのはボルト。

となります。

 

 

いかがでしたでしょうか。
HYPERVOLTとHYPERVOLT PLUS
この2つで迷われている方の参考になれば幸いです。

 

他にも、肩こりラボでは、VYPER2.0、HYPERSPHERE、HYPERSPHERE MINI、こちらも導入しています。

これらの機種も、実際にお手にとって検討していただくことが可能です。

HYPERSPHEREとHYPERSPHERE MINI、こちらで迷われている方も多いと思います。そのような方も是非お気軽にお問い合わせください。

 

 

※今回、HYPERVOLTとHYPERVOLT PLUSの検証で使用したアタッチメントはノーマルのもの1つですが、アタッチメントは全部で5種類あります。アタッチメントによって感じ方も変わりますので、さら詳しく比較検討したい場合は、ぜひ実機にてお試しください。

 

 

この記事でご紹介したHYPERVOLTとHYPERVOLT PLUSの比較検証動画は、以下のリンクからご覧いただけます。

お時間のある方は、是非動画も合わせてご覧ください。

 

 

YouTube動画

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。