2020年4月18日 現在
肩こりラボは、新型コロナウイルス感染症対応として3つの「密」を防ぐために予約枠の制限縮小、標準予防策に准ずるできる限りの感染防止対策をしたうえで、現在も予約の受付を行なっております。
具体的な対応につきましては以下にて解説しております。
はじめに
首都圏を中心に、日本全国で新型コロナウイルス感染症が蔓延しています。4月7日に首都圏で発出された緊急事態宣言が、4月16日には全国に拡大されました。
大前提として、国や各都道府県からの要請に従い、不要不急の活動を自粛するというのが原則です。これ以上の感染拡大防止と早期収束のために、個々が意識を高くもって行動することが求められています。
一方で、医療、物流、生活必需品販売、金融、通信、消防などに従事する方々には、多大な負担がかかっているという実情があります。このような方々は、休みたくても休むことができず、疲労困憊でも仕事を続けなければなりません。仮にぎっくり腰になってしまったとしても、休むことができる状況ではないでしょう。
また、多くの人は、日々の活動を自粛していますが、このような状況下であっても個々には生活があり、在宅での仕事、家事、育児など一定の社会活動を続けなければなりません。
テレワークにより普段と異なる環境・PCで仕事をすることで「(普段はそこまでじゃなくても)今だからつらい!!」という声を、最近はしばしば耳にします。普段と異なる環境、仕事に適していない環境で仕事をしなければならないのは、普段以上に疲れますし、ストレスも溜まることでしょう。
凝りや痛みで命に関わることはありません。多くの方にとって治療はそこまで重要ではないかもしれません。ですが、一部の方の生活において筋肉や筋膜に対する治療は「重要」であり、今痛い方・今つらい方にとって治療は「急ぎ」で必要となります。
「コロナ疲れ」といわれるように、こような情勢によって心身共に疲労しまっているという方もいらっしゃると思います。疲労の蓄積による凝りの場合は、まずはYouTubeでご紹介しているセルフケア体操など、自宅でできる対処法をご提案しています。ところが、セルフケアではどうにも解消されないという方も一定数いらっしゃいます。
鍼灸・マッサージは「社会生活を維持するうえで必要な施設」に該当
東京都防災ホームページの「東京都緊急事態措置に関する情報(令和2年4月17日19時00分発表)」 におきまして、鍼灸・マッサージは「社会生活を維持するうえで必要な施設」に該当し、病院や診療所等と同様に適切な感染防止対策の協力を要請と発表がありました。
現在、肩こりラボは、休業要請施設には該当しておりません。
したがいまして、
人と人の接触を極力少なくし、3つの「密」を防ぐために予約枠の制限縮小、そして、標準予防策に従ったできる限りの感染防止対策をしたうえで、予約の受付を行なっております。
当院が行う感染防止対策9つ
治療院という特性上、感染症防止対策をするのは当然の義務と考えております。そのため、新型コロナウイルス感染症に対してだけでなく、平時から入念に行ってきたことではございますが、今一度見直しをし、強化徹底をしています。
最近になり「行きたいけど不安、どのような対策をしているか教えてほしい」というお声をいただくことがありましたので、この度WEBサイト上でもお知らせすることにいたしました。
当院では、予約枠の制限縮小と、標準予防策に准ずるできる限りの感染防止対策を行なっております。詳しくは以下となります。
- 標準予防策(スタンダードプリコーション)とは、すべての人に分け隔てなく行う感染予防策で、感染症の有無にかかわらず、すべての人の汗を除く、血液、体液、排泄物、創傷のある皮膚、及び粘膜には感染性があると考えて扱うこと。具体的な実施事項としては、適切な手指衛生 、適切な防護用具(マスク等)の使用 、呼吸器衛生(咳エチケット)、周囲環境対策 などがある。
① スタッフの検温と体調管理
全スタッフが、毎朝出勤前に自宅で検温を行います。37.5℃以上ある場合は出勤を禁止しております。熱が無くても、体調不良を自覚する場合は出勤を停止します。現在、スタッフ内に該当者はおりません。
② 常時マスク着用
全スタッフが常時サージカルマスクを着用しております。マスクが感染経路とならないよう、取り扱いに細心の注意をしています。
原則患者さんもマスクを着用して治療をお受けいただいております。(マスクの提供は行っておりませんのでご了承くださいませ)
③ 手洗いならびに手指消毒の徹底
スタッフは、これまでよりも頻度を高め、丁寧に細部まで時間をかけて洗うようにしています。ハンドソープでの揉み洗い10秒以上+流水洗浄15秒以上を2クール。その後にエタノールでの消毒を行います。また、患者さんに触れる前にはエタノールにて手指消毒をします。
尚、患者さんにも入念に手洗いをお願いしております。ご来院いただきましたら、まずは手洗いにご協力いただいております。また、各所にエタノールを設置してありますので、随時手指消毒をお願いしております。
④ 手が触れる箇所の消毒
ドアノブ、ウォーターサーバーのコック、各スイッチ、各種備品、ベッド、枕、治療器具を、一度使用する度に70%エタノールで消毒しております。
⑤ 24時間換気
常時換気扇を稼働させており、定期的に窓と扉を開放しての換気を行なっております。
⑥ 予約枠の制限・縮小と「密閉」「密集」「密接」の防止
ソーシャルディスタンスを配慮し、極力、患者さん同士、スタッフ同士が密集対面しないよう、予約枠を制限かつ縮小し、導線を工夫しています。
- 当院は、各治療ブースが独立しており壁で仕切られています。半個室(天井が空いておりそれ以外は完全個室同等)と完全個室(換気可)がございます。
- 完全予約制のため平常時から基本的に患者さん同士が密集、密接する状況にはなりません。
- ご予約時にお申し出いただくことで、治療を受ける環境(完全個室あるいは半個室)のご希望に応じてご案内することも可能です。ご来院後に、環境をご覧になってからご変更いただくことも可能です。(予約状況によります)
⑦ 直前のキャンセル・変更への対応
通常、ご予約のキャンセルや変更は、予約日前日の午前中までにお願いしておりますが、患者さんが体調不良をご自覚された場合は、当日または直前の場合でもキャンセル料や変更料は無しで承ります。
⑧ 患者さんの体調に応じた対応
ご来院いただいた際に、風邪症状が見受けられた場合には、検温をお願いしています。検温の結果、37.5℃以上の発熱が見受けられた場合は、治療を見送らせていただきます。尚、熱が無く、風邪症状のみの場合でも見送らさせていただく場合がございます。
⑨ 治療環境の見学可
はじめてご来院される方など、ご不安がある方は、院内の状態を実際にご覧になってから治療を受けるか検討していただくことも可能です。
突然のご来院にも極力お応えいたしますが、ソーシャルディスタンスの配慮や応対スタッフ確保の関係上、すぐのご対応ができないこともございます。ご来院に際しまして、電話・LINE・メールにて一度お問い合わせいただけますと幸いです。
肩こりラボでの治療状況
病院では異常がなくとも、「痛みや凝りがつらくてたまらない」「日常生活がままならない」という方、治療やリハビリの途中で、今が大切な時期という方 は少なくありません。
肩こりラボには、重度の凝りや痛みによって日常生活に支障をきたしている方、社会復帰のため・人生をかえるために治療をしている方、手術後のリハビリをしている方、プロアスリート、プロダンサーなど、”治療が必要な方”がご来院しています。
常に変化している状況に対して臨機応変に、私たちにできる限りの対策と対応をしていく所存です。
さいごに
繰り返しとなりますが、今は不要不急の外出を自粛すべき時です。
今のご自身の状態が”不要不急”である場合は、ご自宅でのセルフケアにてお過ごしください。新型コロナウイルス感染症問題が落ち着きましたら治療しましょう。
一方、医療、物流、生活必需品販売、金融、通信、消防などに従事する方々は、遠慮なくご連絡ください。皆さんが頑張ってくださっているおかげで今社会がまわっています。私たちのできることでお力になれたらと考えております。
今つらくてたまらない方、痛みがある方は、まずはセルフケア [ 首肩の痛みに効く!!肩こり解消ストレッチ〜正しいストレッチ方法を解説 ] をお試しください。
それでも緩和されない場合、仕事が手に付かない、眠れないなど日常生活に支障をきたしてしまっている場合は、それは不要不急な状態ではないでしょう。早期改善のために、一度お問い合わせいただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいいたします。
【参考】
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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama
日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修
鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許
病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。