「ドラクエの戦闘シーン」と「肩こり・首こりの根本治療」の類似性

「ドラクエの戦闘シーン」と「肩こり・首こりの根本治療」の類似性

 

画像を「SQUARE ENIX 」ホームページから引用させていただきました

肩こり・首こりの根本治療ってどういうこと?

 

「 根本治療 」

 

多くの治療院、整骨院、整体などのホームページや広告などで目にする機会が多い言葉ですね。

 

 

「根本治療」や「根本改善」と聞くと、みなさんはどんな印象を持たれていますか?

 

 

“なんとなく”良いイメージを持つという方は少なくないでしょうか。

 

 

 

一方、真面目に治療を検討している方であれば、

 

「根本治療っていうけど、具体的に何をどうするの??」

「根本治療をしたらどのような状態になるの??」

 

このような疑問を抱く方も少なからずいらっしゃるかもしれません。

 

 

 

たしかに、患者さんの立場になって考えてみると、

 

  • 「根本治療」って、なんとなく良いイメージがあるけれど、実はわかりにくい(抽象的)

 

  • 「根本治療」というけれど、何をどうするのかわからない(具体的な説明がない)

 

という印象があります。

 

 

 

かく言う私たち肩こりラボも「根本治療」を提言している治療院のひとつです。

 

 

 

私たちは、治療を行うにあたりまして、治療者からの一方向的なものではなく、患者さんと対話をしながら一緒に治していくということを重視しています。

 

ですので、患者さんには”なんとなく”ではなく、”きちんと”理解し、納得して、治療を受けていただきたいのです。

 

そのためにも、きちんとした説明をして、前提を共有することは必要不可欠と考えております。

 

 

 

世の中に「根本治療」という言葉が溢れかえっている状況です。

 

「根本治療」という言葉の「わかりにくさ」「不透明さ」を少しでも解消したい。

 

また、慢性的な肩こりや首こりにお悩みで、本気で治したいとお考えの方のヒントになればと思い、本記事を執筆いたしました。

 

 

 

治療者によって「根本治療」の捉え方は様々あるかと思いますが、肩こりラボが考え、実践している「肩こり・首こりの根本治療」を、有名テレビゲーム「ドラゴンクエスト」を例にご説明させていただきます。

 

なお、本記事では、慢性的な肩こり・首こりにお悩みで、施術を受ければ一時的に緩和するが、日常生活をするとすぐに元どおりになってしまい、本質的に状況が改善しないという方が、施術を受けなくても大丈夫な状態(治療を必要としない状態)になるということをゴールと考えてお話いたします。

 

 

ご参考になりましたら幸いです。

 

 

根本治療はドラクエの戦闘と似ている?

さて、筆者が幼少時代から愛してやまないゲームがあります。

 

それは「ドラゴンクエスト」通称ドラクエです。

 

 

ドラクエとは、RPGの金字塔とも言える作品で、プレーヤーが主人公=勇者となって、世界を脅かしている魔王を倒すために冒険をします。

 

その過程でたくさんの手強いモンスターと遭遇し、戦って勝利をしなければなりません。

 

 

実はこのドラクエの戦闘において、プレーヤーのとるべき戦略と、首こり・肩こりの根本治療への治療計画には共通する部分があります。

 

※ドラゴンクエストをご存知でない方は、本項はとばして次項「水漏れの状況を例にご説明いたします」からお読みいただけますと幸いです。

 

 

 

まずはドラクエの戦闘についてお話しします。

 

ドラクエでは、モンスターに遭遇すると、モンスターはプレーヤーに対して様々な攻撃を仕掛け、ダメージを与えようとしてきます。

 

そして、プレーヤーのHP(Hit Point=体力)が0になると、戦闘不能になってしまいます。

強敵であるほど受けるダメージが大きいため、戦略が非常に重要となります。

 

 

なお、プレーヤーが取る行動の選択肢として、「にげる」というコマンドもありますが、ここでは「たたかう」ことを前提として話を進めさせていただきます。

 

 

話をバトルに戻します。

 

まずこちらのHPに余裕がある時は、モンスターに攻撃する、あるいは強化呪文を使い、守備力などを上げることで次回以降のターンを有利に進めるために備える。

 

これが強敵と戦う上での定石でしょう。

 

 

一方で、モンスターの攻撃を受け、HPが残り少なくなると、戦闘不能とならないように回復呪文でHPを回復する必要があります。

 

つまり、HPに余裕がある時、とるべき行動の優先順位は

攻撃、強化>回復

 

そして、HPが残り少ない時、とるべき行動の優先順位は

攻撃、強化<回復

 

となります。

 

 

また、ドラクエでは特殊な装備や呪文などにより、毎ターン自然回復をすることも可能です。

モンスターの攻撃によるダメージ量よりも、自然回復の量が上回ることで、回復呪文を使わずに戦い続けることも可能となります。

 

 

このように状況に応じて、戦略を変えていくことによって、ダメージを受けつつも倒されずにモンスターに立ち向かうことができます。

 

反対に優先順位を間違えるとモンスターを倒すのに時間がかかってしまう。あるいはHPが尽き、戦闘不能(ゲームオーバー)となってしまうのです。

 

 

 

水漏れの状況を例にご説明いたします

ドラクエに馴染みのない方も多いと思います。

今度はより一般的で誰にでもイメージしやすい例をもう一つご紹介します。

 

 

洗面台の排水口が詰まっており、水が流れにくくなった状態のなか、ある時、蛇口が破損して水が止まらなくなってしまったという状況をご想像ください。

 

排水量よりも漏水量が上回ってしまい、時間の経過と共に徐々に水位が上がり、遂には洗面台から水が溢れ、床が水浸しになってしまっていました。

浸水はどんどんひろがっていきます。家具などが水浸しになって壊れてしまうだけでなく、下層にまで漏水してしまうと大きな損害を与えてしまうことになります。

 

 

さて、このような状況で、あなたが最初にとるべき行動は何でしょうか?

 

 

対処方法は色々あると思います。

この場合、一番困っているトラブルは床が水浸しとなってしまっているという現象ですが、水浸しとなっている箇所をいくら拭いても、問題解決に至らないのは容易に想像できます。

 

床が水浸しとなってしまっているという問題を根本的に解決するためには、一番は蛇口から漏れ出ている水を止めることですが、排水口の詰まりを解消することでも漏水自体はひとまずおさえることができるでしょう。

 

 

でも、排水口の詰まりの解消や、蛇口の修理に多少なりとも時間がかかるとしたら・・・

 

 

水浸しになっている範囲が現在進行形で広がっていく最中、排水口や蛇口の修理に時間をかけてしまうと、その間に被害がどんどん広がってしまう状況が想像できると思います。

 

このような状況で、被害を最小限にするためには、まずはこれ以上浸水が広がらないように床を拭くこと。そして、洗面台の水をかき出すことで一時的にでも、水位を下げて溢れ出てくる水を減らすという応急処置をすることではないかと思います。

 

 

応急処置をして、多少の時間をかせいだうえで、落ち着いて、しっかりと排水口や蛇口を修理することで、水浸しの被害を最小限に抑えながら、問題の根本的な解決に至ることができるでしょう。

 

https://illust8.com/contents/4358から引用させていただきました

 

 

「ドラクエの戦闘」と「水漏れ」の共通点

 

二つの例をご紹介しました。共通点はどこにあるでしょう?

 

 

根本的に解決しなければならない問題

ドラクエ → モンスターを倒し、これ以上ダメージを受けないようにする。

水漏れ    →  洗面台の本来の機能を取り戻し、水漏れを止める。

 

 

根本的解決のために必要なこと

ドラクエ →  攻撃をする、強化呪文を使う。

水漏れ    →  排水口、蛇口の修理をする。

 

 

早急に対処しなければいけないこと

ドラクエ → HPが少なくなったら回復をする。

水漏れ    →  床を拭く、洗面台の水をかき出す。

 

どちらも状況に応じて、やるべきことの優先順位があるという点で共通しています。

 

首こり・肩こり治療に置き換えると?

 

上記の共通点は首こり、肩こりなどの慢性症状の治療においても、同様のことが言えます。

 

 

一つ例をあげます。

 

Aさんは慢性的な肩こりがあり、日常生活に支障が出ている状態。

その原因はデスクワークにより長時間同じ姿勢でいること。

そして、その姿勢が悪いことにより、首や肩に負担をかけている。

姿勢を正さなければいけないことはわかっているが、凝りがつらくて、日々姿勢を意識することや、筋トレを続けることが難しい。

 

 

このようなケースを、上述した例え話に置き換えると以下のようになります。

 

 

根本的に解決したい問題

肩こりのつらさによって日常生活に支障が出ている。

 

 

根本的な解決のために必要なこと

肩に負担をかけない姿勢や身体の使い方を習得すること。

→これを原因療法といいます

 

ドラクエだと強化呪文、水漏れだと排水口や蛇口の修理をすることです。

 

肩こりラボでは主にストレッチやトレーニングなどの運動療法が該当します。

不良姿勢の原因筋をほぐすという観点ではIDマッサージや3D鍼などの手技療法も当てはまります。

また、デスク環境を整えるなど、日常生活の工夫をすることも原因療法です。

 

 

早急に対処しなければいけないこと

凝り固まっている所をほぐし、つらさを緩和させること。

→これを対症療法といいます

 

ドラクエだと回復呪文、水漏れだと床を拭き、洗面台の水をかき出すことです。

肩こりラボでは主にIDマッサージや3D鍼などの手技療法が該当します。

凝り固まっている筋を緩めるためのストレッチや体操などもこれにあたります。

 

肩こりラボの考える「根本治療」とは

トレーニングや姿勢を正すこと(原因療法)はもちろん非常に重要です。

ですが、こりのつらさによって日常生活に支障が出ている以上、まずは凝り固まっている筋肉をほぐし、こりのつらさから一時的にでも解放されること(対症療法)が、効果的な原因療法を行うためにも重要となります。

 

対症療法で症状を緩和させながら、原因療法を併せて行い、根本的な改善を目指すのです。

 

そして、仕事など日常的にかかる負担の量よりも、自己の負荷許容量や、休息による自己回復量が上回った際に、治療をしなくても良い状態となります。

 

 

つまり、即効性のある特殊技術を行うこと(対症療法)や、原因療法だけを行うことが根本治療ではございません。

「根本的に解決したい問題」「根本的解決のために必要なこと」「早急に対処しなければいけないこと」これらを整理したうえで、問題を引き起こしている原因を明らかにし、状況によって対症療法と原因療法を組み合わせて対処を行うことが肩こりラボの考える根本治療です。

 

 

当院独自の技術である3D鍼、IDマッサージも一つ一つは単なるメソッド(手段)に過ぎません。

鍼をやったら必ず楽になる!肩こりを治すにはトレーニングじゃなきゃ絶対だめ!ということはございません。

 

 

解決すべき問題を明らかにし、根本的な解決のために必要なこと、早急に対処が必要なこと、これらをまずはしっかりと整理し(見立て)、最短で問題解決に到るための手順を考える(治療計画)、ということが大切となります。

 

 

この「見立て」と「治療計画」があって、次に具体的な対処法(メソッド)の話になるのです。

 

 

「根本治療」において大切なことは、特殊技術ではなく、患者さんの抱えている問題やお悩みをきちんと把握して、それに応じて治療計画を立てていくことと私たちは考えています。

 

 

 

 

まとめ

 

根本治療に必要なことを次の5つにまとめました。

  1. 状況によって対症療法と原因療法の優先度が変わる。
  2. 優先度を踏まえ、対症療法と原因療法を組み合わせる。
  3. 使う道具や技術などは単なるメソッドである。
  4. 必要なメソッドは人や目的により異なる。
  5. 根本治療において重要なのは「見立て」と「治療計画」である。

 

難しい表現をしておりますが、一言で言うと「カスタムメイドが大事」ということです。

 

 

 

症状を文字にすると「肩こり」「首こり」と皆同じように思えますが、解決すべき問題、程度、状況は患者さんによって様々なので、原因も様々です。ですので、原因を解消する手段や手順も様々であるのが自然だと思います。

 

もちろん私たち肩こりラボとしての標準治療は設けておますが、それを強要すること、その手順をいかなる時も遂行することが正解ではないと考えております。

 

ですので、効果的な方法(施術)を行うことや、唯一のマニュアルがあってそれを遂行すること自体が「根本治療」 というわけではございません。

 

一つの治療法にこだわるのではなく、患者さんの抱える問題、生活スタイル、考え方に応じて様々なやり方を提示できる治療院こそ、根本治療を望めると考えます。

 

 

 

さいごに

今回は、治療をし続けなくても良い状態になって治療を卒業することをゴールとし、これを達成するための治療を「根本治療」としてご説明させていただきました。

 

しかし、治療を卒業することのみが目指すべきゴールではありません。

 

患者さんの中にはメンテナンスとして定期的に治療を受けることを望んでおり、それにより良い状態を保てている方もいらっしゃいます。

 

ドラクエの「ゾーマ」級にダメージ量の多いプロジェクトを抱えている方にとっては、回復役が常に回復呪文を唱え続けなければ、戦い続けることはできません。

※ゾーマとはドラクエⅢの魔王(最終ボス)のことです。

 

 

個々の抱えている問題やお悩みは人によって千差万別です。

 

症状をただ治すことを目的とするのではなく、それぞれの問題やお悩みに沿って戦略をカスタマイズし、「問題」を解決すること。

 

それこそが目指すべき本当のゴールと考えております。

 

 

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