はじめに
当記事は「首こり」が、うつ病・パニック障害・不眠などの原因であると決めつける内容ではございません。
頚性神経筋症候群・首こり病、首のこりを治せば、うつ病やパニック障害などの精神疾患や自律神経失調症が治ってしまうと謳っている東洋医学系の治療院が多数ございますが、ありえません!!
現代医学的に対症療法とならざるを得なくなっている症状が本当に治るならば、治ったという方が増えるはずです。
社会問題にもなりません。
原因がよくわからない不定愁訴は様々な原因が複雑に絡みあって生じます。原因がひとつであればよいのですが、残念ながら、そうではないのです。
自律神経の乱れや体調不良で心底お悩みで藁をもつかむ思いで、いまこのページをご覧の方には大変申し訳ないのですが、原因のよくわからない症状は「〇〇を治したら治る」という単純な図式では解決できないのです。「原因は○○だった!!○○を治せば・・・」というのは、ただのキャッチコピーです。
とにかく何をしても上手く行かない、何とかしたい、と強く思われる方は「答え」が欲しいはずです。
現代医学(西洋医学)的検査には出ない数々の不定愁訴のうち、おそらくもっとも多いであろう症状は「首のこり」です。
肩こりラボは、あくまで首の「こり」のための鍼灸院です。具体的には、首のこりの症状の緩和(対症療法)と「こり」を引き起こしているフィジカルの問題の解決(原因療法)を組み合わせた根本的な改善を行っています。
「首こり」が治れば何もかもよくなるわけではありません。少なくともフィジカルの問題のひとつは解決するわけですから、それに付随する悩み自体はなくなるでしょう。
この点をご留意の上、お読みください。
首こりには単純な首こりと慢性化した酷い首こりがあります。
首こりと一言で片付けることはできません。首すじのこりを何とかしたく、何をしても上手くいかない場合、まず、あなたの首こりはどんな首こりなのかを把握しましょう。
首こりは2つ種類があります
首こりを自覚されている方は、まず、あなたが悩まされている首のこりは、ただの首周辺の筋肉の一時的なこりなのか、それとも、慢性化してしまっている状態にあるのか、を知る必要があります。
あなたの首こりの状態をチェック
- 連休で体を休めても、いつもより多く睡眠をとっても一向に疲れが抜けないし首・肩の具合が回復しない・・・
- 体を休めようとしても緊張が抜けずに休まらない・・・
- 頭痛がする・・・
- 胃腸の調子が悪い・・・
- 良くないとわかっていてもイライラしてしまう・・・
もし、このような状況が全てあてはまるようであれば、単純な首こりではなく、慢性化し全身症状へと波及してしまっている可能性があります。
普通の首こりであれば、首の筋肉の疲労・筋肉痛なので時間がたてば元に戻ります。慢性化した首こりは、時間がたっても元に戻らない・もしくはすぐに凝ってしまいます。
慢性化というのは自力でどうしようもならなくなってしまっている状態です。
悩ましい首こり・・・なぜ首が凝るのでしょうか?
一般的に肩こり・首こりの原因は筋疲労や血流、姿勢、骨格のゆがみ等とされています。
実際は、そんな単純ではありません。
首こりを引き起こすメカニズムは非常に複雑です。
まず、肩こり・首こりの原因は大きく3つあります。
- 原因① 解剖学的な問題
- 筋肉バランス、骨格、姿勢、動きなど主に体の構造面
- 原因② 神経生理学的な問題
- 自律神経、運動神経(脳と筋肉の命令系統)など主に体の機能面
- 原因③ 心理学的な問題
- ストレスやメンタルバランスなど主に精神面
どの要素からスタートとなるか、どの要素が主な原因となるかは個人によって違いがあるのですが、いずれにしてもこの三つが複雑に絡み合って慢性的な症状が出現します。
例1・解剖学的な問題からスタートする場合
長時間のデスクワーク・不良姿勢などで首肩の筋肉が疲労する → 凝りが神経を圧迫して頭痛を招く→つらさや痛み、凝りが自律神経を乱す(交感神経優位となる) → 全身の緊張が高まりリラックスできなくなる → 体を休めようとしても休まらなくなる → 体だけでなく精神も休まらなくなる → いくら施術をうけてもすぐに元通り・・・
例2・神経生理学的な問題からスタートする場合
天気や気圧など環境の変化で体調が悪くなりやすい → 自律神経が乱れやすい → 交感神経が優位になる → 心身共に緊張しやすい、イライラしてしまう、偏頭痛になりやすい、胃腸の調子が慢性的に良くない → 苦痛から体の硬直を招き、不良姿勢となる → 首こりとなる → 筋肉の緊張や痛み・こりがさらに自律神経のバランスを乱し状態を悪化させる・・・
例3・心理学的な問題からスタートする場合
仕事や日常生活など心理的にストレスがかかる状況 → 交感神経が活発に働き続ける → 自律神経が乱れる → 首から背中にかけて交感神経幹が存在するため、筋緊張が高まり血流も悪くなる → 凝り感や痛みの出現 → 痛み・凝り・不快感によって良い姿勢がとれない → 胃腸など内臓の調子も良くない → まとわりつく不快な症状がさらにストレスとなる、常につらい状態で対症療法をしてもすぐに元通りとなるためそれもストレスに・・・
体のハード面の問題が精神や自律神経というソフト面に悪影響を及ぼし、それが元でさらにハード面の不調を生んでしまうというサイクル
首のこり・首の痛みなど慢性的な不快感は、それを伝える神経回路の性質上、感情に影響を及ぼします。これは情緒不安定でいう情緒に悪影響といった方がわかりやすいかもしれません。精神状態を悪化させ、自律神経を乱すことにつながります。
「肩こり・首こり」という体のハード面の問題が慢性化することで、精神や自律神経というソフト面に影響を及ぼし、再び筋肉・血流・内臓というハード面の不調を生む事となります。
慢性的な痛み・苦痛は情動(感情・情緒)に影響します。あまりイメージがわかないかもしれませんが、慢性疼痛を心療内科で診ることは珍しくありません。肩こり・首こりが心療内科の範疇として扱われ、デパスなどの抗不安薬が心理的要素や自律神経の影響が深く絡んでいるためです。
このように、上記原因①~③の三つのどれからスタートするかは個人差がありますが、いずれもマイナスに作用しあって負のサイクルを形成してしまいます。
軽症の方は疲れたなと思った時に温めたり軽く揉んだりすればすぐ良くなりますが、重症の方・慢性化してしまっている方は一時しのぎにしかならないことでしょう。軽症の方は原因①の解剖学的な問題の場合であり、後者は三つの原因が強く絡みあってしまっています。つまり、負のサイクルが生じてしまっているか、否かの違いです。
この負のサイクルが形成されてしまっているからこそ、「いくら対処を行っても一向に前に進まないだけでなく、年々悪化していく」状態となってしまうのです。
当院では、原因の特定できない様々な不調(不定愁訴)を安易にストレスのせいにすることは禁じております。
現実問題、心身相関という言葉があるように人間である以上「精神」「自律神経」「解剖学的要素」は密接に関係しています。
単純に骨格のゆがみや姿勢・部分的な血流といった解剖学的要素だけでなく体を総合的にとらえて対処しなければなりません。
肩こり・首こりは直近で生命の危機が及ぶことがない故に軽視されがちです。世の中では軽視されてるとはいえ慢性化し負のサイクルが出来上がってしまっている方の生活はとてもつらく、そのつらさからの解放の一つの手段としてフィジカル面の改善を当院では行なっています。
ネット上の情報には「首こりを治せばうつ病やパニック障害が治る!!」とありますが、冒頭でも申し上げたようにありえません。
確かに精神疾患をお持ちの方は首こりを自覚されていらっしゃる場合が多いです。
一方、首こりがつらくて精神面に影響が出てしまうこともあります。
結果、治ってしまったという方はいらっしゃるかもしれませんが、それはあくまで患者さんの捉え方であり、患者さんご自身によって克服した結果です。
私たち施術者側が、首のこりを治せばうつ病・不眠症・パニック障害などが治るというのは医学的に間違っていますし、論理的におかしいのです。
ただ、患者さんに希望を持たせるために言っている可能性もあります。それによって勇気付けられた・元気になったというケースもあるので一概に否定はできないのも事実です。
ですが、それで結局治らなかった場合は残酷です。
精神疾患をお持ちの方にとって首こりはあくまで症状のひとつにすぎないので、首こりを治したら病が治るというのは根拠もありませんし、あまりにも軽率すぎます。
このような無責任で軽率な宣伝広告は、精神疾患に苦しみ、藁にもすがる思いの患者さんに対して失礼極まりない事です。
そのため、当記事ではあえて「精神的不調」という表現をさせていただいております。
原因と結果、病気の本質と症状などを混同せず、きちんと整理する必要があるはずです。
肩こりより首こりの方ががつらいのには理由があります。
肩こりの専門家とされる整形外科医は、肩こりは首こりである、としますが、その違いに言及することは稀でしょう。たしかに肩こりの原因の多くは首の筋肉です。ですので、肩こりと首こりは、よく混同されますが決定的な違いがございます。首こりと肩こりの違いは神経症状の程度の差にあります。
特に首こり・首周囲の痛みを自覚されていらっしゃる方は、自律神経失調症も併発しやすい傾向にあります。反対に、自律神経失調症の方は首こりも自覚している場合が多いです。
これは当院での理学療法の経験からくる理論だけではなく、100年以上の歴史があるイギリスのJRSM(Journal of the Royal Society of Medicine)という医学雑誌にも、首の痛みと自律神経失調症の関係性を示した文献[http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9771493]が掲載されておりました。
(当文献はアンケート調査としては対照群数が少なく、被験者の主観をまとめたものであり、メタ分析されたエビデンスレベルの高いものではありませんがひとつの根拠として示させていただきます。)
首と自律神経の深い関係を示す3つの根拠
根拠その1
解剖学上、首と自律神経は密接な関係にあります。頚部には交感神経の重要な中継地点である上・中・星状神経節や、副交感神経である迷走神経が狭いエリアに存在しています。 首の筋肉が硬くなること(首こり)で二つの自律神経に物理的負荷や血流障害が起こり、正常な機能を全うできなくなり自律神経失調症の症状が出てしまうことが考えられます。
根拠その2
頭部の感覚を担う大後頭神経・大耳介神経・小耳介神経は頚椎から出て、首の筋肉の間を貫き上部へ走行します。首の筋肉が硬くなり、これらの神経を圧迫することにより、後頭部や側頭部の頭痛を招くこととなります。
根拠その3
上述しましたが、自律神経の乱れや頭痛など慢性的な苦痛によりイライラや不眠、うつ症状など精神的な症状にもつながってしまいます。
このように、自律神経失調症症状や頭痛が発生しやすいという点、そして精神症状の度合いからして肩こりと首こりを比較すると首こりの方がつらいと感じる場合が多いです。
読者様のうち、首こりだけではなく、イライラや過緊張といった症状・胃腸の不具合なども出ているようであれば、その原因はゆがみや血流だけでなく、他の要因も関与しており、少なくとも軽症ではない状態と推測できます。
自分でできる「首こり対処方法」はどれも一時しのぎ。割り切りが必要です。
今、この記事をご覧のあなたは肩こり・首こりがつらいということで市販薬や湿布、漢方をはじめ、マッサージやストレッチ、温熱療法などは既に様々行ってきたのではないでしょうか?
おそらく、楽になるのはその時のみ、または、変化が感じられない、のいずれかでしょう。
いま、このテキストをお読みのあなたは、きっと非常にお困りだからこそ、調べ、お読みでいただいていると思います。
そのため当記事では、よくある一時しのぎの首こり解消法を紹介しません。そのような方法を試されてダメだった方がお読みいただいているものと認識しております。
これらをふまえ、悩まれている方のことを真剣に考えますと、インターネット・テレビで紹介されているストレッチや体操、町の簡易的なもみほぐしや整体・カイロプラクティックなどでどうにかなるのは原因①の状態方で、つまりは軽症の方のみです。
原因①②③の要素が複雑に絡みあってしまっている重症の方は、残念ながら、セルフケアや簡易的な処置では一時しのぎであるだけではなく、いつまで経っても良くならない焦りやイライラが返って悪化を招き、先に進まず同じことを繰り返し行うことで慢性化させてしまいます。
軽症ではない方が根本的に改善したいようであれば、きちんと原因と状況を分析してもらう必要があります。
とはいえ、自ら行うことが全くないかというとそうではありません。
首こりでお悩みの方に是非試していただきたいセルフケア方法
よくあるツボ押し・ストレッチ・体操などの解消法は、こった部分に刺激を与えてほぐすことが目的です。
もうおわかりですね。
いくら続けても先に進むことはありません。
こっている部分はストレッチしても伸びませんし、無理をして伸ばすことによりかえって傷める可能性もあります。
首をいくらストレッチしても改善されることはありません。
慢性的にこっている部分は単なる筋疲労ではなく、神経系の不具合が生じています。
理想としては、第一に体の機能をつかさどる、自律神経のバランスを整える生活を意識していただき、それに加えて日頃に姿勢や筋肉バランスを整えていくことが良いのです。
セルフケアで大切なのは、こっている部分・つらい部分へのアプローチに執着しないことです。
自律神経が乱れやすいのは体質的な部分はもちろんありますが、特にマイナス要素は「不規則な生活」と「ストレス」です。
今すぐ実行できる対処としては、睡眠のリズム、食事のリズムはじめ、日常生活のリズムを規則正しくすることです。
自律神経は身体が不安定な状況となると、それを安定させるために活発に働き、それが慢性的になると負荷となります。
1)生活リズムに対する工夫
睡眠に関しては「長時間寝れば良い」「〇時間寝れば良い」というのではなく、できるだけ就寝時間と起床時間を一定にすることが自律神経にとって負担が少なくなります。極端なムラを無くすことが大切です。
例えば、日頃睡眠時間が少ないからといって休日は昼間まで寝るのではなく、あえてリズムを崩さずに起床し、昼寝や休日は早めに就寝し睡眠時間を確保する方が良いです。
食事においても、一日三食きっちり食べることが重要なのではなく、なるべく同時刻にムラなく食べることが自律神経には良い影響を与えます。嗜好品を無理に制限せず、栄養素や食材こだわったり、義務的に食べるのではなく、何よりも、食べることを楽しむということが重要です。
2)ストレスの対処について
生きている以上、ストレスを無くすことは不可能ですが、なるべくそれをため込まないようにすることは可能です。独自のストレス解消方法をお持ちの方はそれを意識的に実行していただくことが良いのですが、慢性的な不調を抱えていらっしゃる方は、その方法を持ち合わせていらっしゃらない場合が多いです。
レジャーにでかけると体は疲労しますが、メンタルの休息になるというのは良くあります。日頃の診療でも、体の休息とメンタルの休息を別個に考え、オフを管理する術を身に着けることを私はご推奨しております。
最適な方法は人によりけりですが、ひとつの手段として、適度な運動は効果的です。
ここでのポイントは少しでも良いので「汗」をかくことです。汗をかくことによりストレス解消や自律神経を安定させる効果が期待できます。
どんな運動・メニューを行えば良いか?というよりは、この場合は無理なく続けられる事なら何でも良いです。数回で終わるのではなく、あくまで習慣として細く長く続けられる、楽しく続けられることが一番肝心です。
例えば、好きな音楽を聴きながら20~30分早歩きするのも良いです。その準備運動の際に腕を頭上まで回すと肩甲骨のストレッチ効果となり、首こりに関連する筋肉に対して良い影響は期待できます。
また、入浴等で汗をかくよりも、運動によって体を能動的に動かすことによる発汗のほうが効果的です。筋肉の収縮と弛緩が交互に起こるため、筋ポンプ作用により全身の循環も促され、ムクミ対策にもなります。
適度な疲労を促すことにより、自律神経失調症の特徴である「寝つきが悪い」「眠りが浅い」などの睡眠に対する症状へも良い影響が期待できます。
http://2ch-m.net/archives/545764.htmlから引用させていただきました
「ストレス解消=リラックス」という目的であればリラクセーションに行くことはよいことです。岩盤浴・温泉・スパ・アロマなどもリラックスを促し、ストレス解消の手段となります。
注意点しなければならないのは、リラクセーションはあくまでリラクセーション。クイックマッサージや整体は、肩こり・首こりが治るわけではない・心地よさ・気分のリフレッシュと割り切って利用しましょう。
また、たとえ気持ち良かったとしても、つらい部分をひたすらグイグイ押したり、関節をボキッとするような施術は返って状況を悪化させる可能性が高いので絶対におすすめできません。
リラクセーションはあまり強くない力で全身をまんべんなく行うのがオススメです。とくに手や足への刺激は副交感神経を優位にします。リラックスは何事においてもとても大切な要素です。もし適度な強さで全身をまんべんなく施術受けても効果を実感できない場合、たとえ強く行ったり、その後その施術を続けても状況が変わることは考えられません。逆に悪化して慢性化してしまう可能性大です。
残念ながら、リラクセーションを肩こり・首こり解消だけでなく根本的な改善まであるかのように見せかけているケースが非常に多いです。ごく少数ではありますが、リラクセーションと医学的な効果・効能を明確に線引きしてお客様にきちんとお伝えしているお店は信頼度が高いといえます。
話が少しそれてしまいましたが、ツボ押しやストレッチなどセルフケアは数々の対処方法がありますが、それらのほとんどは不調となってしまった部分の対処法となります。
「不調になってしまってから対処する」のではなく、日頃から「自律神経に負担の少ない」「できるだけ乱れにくい」生活をし、全身へ目をむけることが肝心です。
(姿勢や筋肉バランスにおいてのセルフケア、筋力トレーニングはお体を拝見させていただかないと改善の見込みのある方法をご提案できませんので、ここでは割愛させていただきますことをご了承ください。)
まとめ
この長い文章を最後までお読みくださった読者様は、きっと今まで本当に様々な方法を試されてきたはずです。
そのため、セルフケアをお読みいただいて「規則正しい生活をしろって言われてもそれができないから困ってるのじゃないか。結局我慢するしかないんじゃないか。」と思われるかもしれません。
定期的に運動をしているし、ストレスもさほど自覚していない・・・ でもつらい。
そのような方もいらっしゃると思います。
「簡単肩こり解消マッサージ」「肩こり解消のツボ」「即効性のあるストレッチ」などインターネット上には様々な人が様々な「効果的な事」を提唱しています。それで本当に解消された方はどれくらいいるのでしょうか・・・?
正直に申し上げます。
現代社会において、セルフケアで全てを解決することは無理というのは言い過ぎではありません。
根本的な解決を目的とした場合、セルフケアには限界があります。
肩こり・首こりの仕組みは非常に複雑です。わたくしたち肩こりラボは、肩こり・首こり専門ですから、良くなります、と自信をお伝えしますが、施術自体は決して簡単ではありません。とても難しいことです。
とはいえ、根本を理解し、それに対する手立てを行うことは全く無意味ではありません。分かってはいるけど・・・という意識をするだけでも意味があります。
もし、「今のライフスタイル上、自分ではどうにもならない」「自分で頑張って色々やってみたけれど一向に改善されない」。しかし「なんとかしたい!!」という強い意志をお持ちでしたら、プロに相談してみることをご検討ください。
まずはセルフケアをためしてみる。もし、いろいろ試しても、効果がないならば専門家へ相談を。専門員とはそのような方のためにあるものと考えております。
肩こりラボによるセルフケア方法はこちらのYouTube動画でもご紹介していますので、ぜひお試しください。
当記事が、迷走して困ってしまっている患者さんのヒントとなりましたら幸いです。
メンタルとフィジカルの問題は、どちらかを治せばよくなるわけではないということ。
ストレスや自律神経の乱れによる結果として、首や肩に負担がかかり頭痛などを引き起こすこともあれば、首や肩のこり・姿勢の悪さが自律神経に悪影響を与えることもあり、卵が先か鶏が先か問題のようなものともいえます。メンタルとフィジカルの問題は、どちらかを治せばよくなるわけではありません。肩こりラボでは、フィジカル面のサポートしかできません。フィジカル面の悩みが減ることでメンタル面に良い影響を与えるということは確実にあるはずです。
薬が手放せなくなってしまっている場合、現在の状態でよいとはおそらく誰も思っていないことでしょう。首や肩の治療だけで、あなたの悩みの全てを解決はできません。ですが、たくさんある悩みのひとつかふたつは解決できる可能性は間違いなくあると思います。
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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama
日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修
鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許
病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。