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20年来の慢性的な首こりと、凝りに伴う頭痛がでゴールに至ったケース|ケースレポート

概要

整体とパーソナルトレーニングにより、一時のひどい状態からは改善したが、頭痛を伴う首こりによって仕事や日常生活に支障をきたしてしまっている。

O様 / 東京都在住 /  52歳 / 男性 / 会社員(管理職)

症状

・慢性的な首こり
・頭痛

状態

20年くらい前から肩こりと首こりで、様々な施術を受けてきた。

様々受けたなかで、肩こりや首こりを専門とする整体と、整体とは別のトレーナーによるパーソナルトレーニングに行き着き、この二つを併せて行うことで、かなり改善した(NRS 10→5)。
※NRS:Numerical Rating Scale 痛みを「0:痛みなし」から「10:これ以上ない痛み」までの11段階に分け、痛みの程度を数字で表す評価方法。

今は、もうほとんど肩こりの自覚はなく、姿勢も改善したという自覚がある。

姿勢はいつも気をつけているし、ゴルフやウォーキングなどの運動、日々のストレッチも行っているため、日常生活は特に問題がないと自覚している。

最も悪かった時から比べると今は5割ほどの状態だが、首こりだけがどうしても改善しない。肩こりは無いが、首がつらい。

首こりがひどい時は頭痛がして、仕事や日常生活に支障が出てしまう。頭痛は主に右の後頭部から頭頂部、両側のコメカミに生じる。

いくつかの病院で脳や首の検査を受けたが、異常は見つからず、おそらく凝りのせいだろうといわれた。整体で、強く押してもらうと気持ちが良いが、奥の芯の様な凝りが解消されず、改善には至らない。

見立て

【頭痛について】

まず、頭痛があるということで、命に影響を及ぼす疾患の可能性を考慮しなければならないが、当院初診一ヶ月前に、医療機関を受診して専門医の診察を受けて特に病気は無いといわれており、この間も症状に変化がないということから、再度の医療機関受診の必要性は低いと判断した。

触診により、首の後ろから横にかけての筋肉(僧帽筋、頭半棘筋、頭板状筋、後頭下筋群、胸鎖乳突筋、肩甲挙筋)や、頭部の筋肉(側頭筋、前頭筋、後頭筋)が緊張していることがわかった。

頭の感覚を担う神経は、首に由来するものがある。大後頭神経、大耳介神経、小後頭神経である。これらは頚椎から出て、首の筋肉を貫いて、頭にむかうため、首こりによって頭痛になることがある。首こりによる大後頭神経痛はその一つである。

また、頭部にも筋肉(前頭筋、側頭筋、後頭筋)があるため、眼、顎、首の酷使によって、これらの頭の筋肉自体が硬くなり、頭痛を招くことがある。このような頭痛が緊張性頭痛である。

本件の場合は、複数の医療機関で検査を受けて、脳や首に異常がないことが確認されており、且つ、症状のある部位の筋緊張が見受けられたため、頭痛は首こりや頭こりによるもの(頭部の筋肉自体が緊張して生じる頭痛と首こりによって大後頭神経が圧迫されて生じる頭痛の混合)である可能性が高いと推測した。

【首こりを招く要因について】

診察時の様子からも、とても姿勢には気をつけていることがうかがえた。

ところが、背スジをピンと伸ばしてはいるが、顎を強く引きすぎてしまっていた。顎を引くと見た目は美しく見えるが、首は力んでしまう。喰いしばりも強くなり、側頭筋が緊張し、頭こりや顔こりにつながってしまう。

真っ直ぐに伸びることを強く意識しているため、見た目は美しいが、力みが強い姿勢といえる。この力みにより、首や頭の筋肉に負担がかかり、凝りが生じてしまっていると考えた。

仕事のストレスが多いことから、ストレスによる凝りもあると思われるが、肉体的な負担がかかっていることも明らかなので、まずは肉体的なものを改善させる方針とした。

治療

慢性的な首こりの解消のために、今まで強いマッサージを受けても解消しきれなかったため、初回から鍼治療を行った。

3D鍼で首の浅層から深層まで筋肉(僧帽筋、半棘筋、板状筋、後頭下筋群、胸鎖乳突筋、肩甲挙筋)をひとつひとつほぐした。特に緊張が強い部分(半棘筋、板状筋)は、3D電気鍼(低周波鍼通電療法)も行った。

頭こりや顔こりは、マッサージで丁寧にほぐした。加えて、首と関連性が高い、背中や腰筋肉、肩甲骨の筋肉をマッサージで入念にほぐし、股関節と肩甲骨柔軟性改善のために、ストレッチを行った。

首こりは、1回の治療で、奥に芯となっているように感じていた慢性的な凝りが解消されたとのこと(NRS 1以下)。これにより、これまで週に2~3回は頭痛があったが、2回目の治療までの1週間で、一度も頭痛が出なかった。

首こりの解消も一時的なものではなく、一週間経過時点でも楽な状態が続いている。

 

首への負担を減らすために、原因療法として、同時に姿勢の改善も行った。

運動を行っているため、個々の筋力は十分だったので、それらを効率よく連動させる使い方の練習をした。姿勢の要点も確認して、首や肩に負担をかけない姿勢を体得していただいた。

一週間頻度で3回の治療で症状がほぼ無くなり、治療の内容を姿勢改善に重きをおくようシフトした。

4回目は2週間後。5回目は4週間後としたが、症状でつらくなることはなく、計5回の治療でゴールに至った。

コメント

本ケースの要点は二つあります。

一つ目は、対症療法。首こりや頭痛の元となっていた首の深層筋の凝りをくまなく解消することです。

O様は、これまでもマッサージ等の手技療法により、体の表面からは凝りのポイントに対処をしていました。実際、つらいところを強いマッサージでほぐしてもらうと、少しは楽になっていました。

ですが、いくら首を集中的にマッサージしても完全にすっきりすることはなく、翌日には戻ってしまう状態でした。一方、鍼治療も受けてはいましたが、翌日には戻ってしまうということに変わりはありませんでした。(鍼治療は、ツボや経絡に対して鍼をうつ東洋医学的な手法だったため、患部には直接的に刺してはいなかったとのことです。)

O様がこれまで受けてきた、凝りをほぐすための治療は、凝りのある皮膚上や、遠隔部から間接的には患部に対して対処をしていましたが、皮下にある「凝り」そのものに対して直接的なアプローチがなされていなかったということが想定されました。

そのため、対処を繰り返しても、凝りの「芯」が解消しきれず残ったままだったので、治療を受けてもすぐにぶり返してしまう状態だったのではないかと考えました。

全てではありませんが、慢性化している深層筋の凝りは、マッサージなどの体外からのアプローチでは解消しきれない場合が少なくありません。マッサージで解消しきれず慢性化してしまっている場合は、直接的にアプローチが可能な鍼が有効です。

鍼治療の技法は様々ありますが、このような筋肉性の場合は、ツボや経絡ではなく、対象となる筋肉に直接刺す手法が功を奏することが少なくありません。

O様の場合は、凝り固まってしまっている筋肉を鍼で直接ほぐしたところ、すぐに慢性的な状態から脱することができました。

O様の状態をひとことで言うと、ほぐし不足により慢性化してしまっていた、といえます。

 

二つめは、原因療法。首や肩に負担をかけない姿勢を理解し、体得することです。

実は、背筋をピンと伸ばして顎を引くという見た目が美しい姿勢と、首や肩に負担をかけない姿勢は、異なるものなのです。

O様は、姿勢を正そうと、とても意識をしてくださっていましたが、それが裏目に出てしまっていました。姿勢を正そうとすることで、かえって首を力ませてしまい、良かれと思って行っていたことが、かえって負担となってしまっていたのです。

O様は、日々運動をしていることから、柔軟性や筋力など基本的な要素が概ね良い状態でした。それ故に、簡単な補強運動と、体の使い方を練習し、姿勢のコツをお伝えすることで、すぐに正しい姿勢を身につけることができました

とはいえ、新しいことを体得するということはたいへんなことです。日常生活にて意識を続けてくださったことで、原因療法がスムーズに進み、早期にゴールに至ったと考えられます。

 

 

 


執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


頭痛を伴う慢性的な肩こり・首こりに20年以上お悩みのケース|ケースレポート

概要

幼少期から首こり・肩こり、凝りに伴う頭痛に悩んでいて、最近では吐き気を伴うほど頭痛がひどくなってきてしまっている。

H様/ 東京都在住 / 35歳 /女性 / 会社員

症状

肩こり・首こり
首が前に出ている(ストレートネック)
慢性的に上半身の疲労感がある

状態

小学校高学年の頃から20年以上慢性的な肩こりと首こりに悩まされている。

高校生になってからは上半身の疲労感が抜けず、毎朝起きるのがつらい。
学生の頃に鍼治療を受けたことがあるが、楽になるのは一時的だった。

以前から月に1~2回ほど、こめかみの頭痛や、吐き気がすることがある。

ここ数年では、吐き気を催すほどひどい頭痛になってしまうことがある。脳神経外科を受診したところ緊張性頭痛だろうといわれ、痛み止めの処方と凝りをほぐすことを推奨された。

整形外科で、こりがつらい部分に筋膜リリース注射(ハイドロリリース)を受けて少しほぐれた感覚はあったが、翌日には凝りでつらい状態に戻ってしまった。その後何度か受けたが、良くても2〜3日ほどしか効果が持続しなかった。

社会人になってからはたまにヨガやピラティスを受けに行っている。背中の筋肉を使うことで首肩こりが楽になる感覚がある。

見立て

吐き気を催すほどの頭痛が生じる状態だが、脳神経外科を受診して命に関わる状態ではないことが確認されており、首こり・肩こりにおいても整形外科を受診して病気が元ではないことが確認されている。また症状が急激に発症したものではなく、長期的にみて安定しているため、我々の行う治療の適応範疇であると判断した。

触診により、首の筋肉(頭半棘筋、頭板状筋、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋)や、肩の筋肉(僧帽筋)に強い緊張がみられた。首肩こりの症状を強く感じる部分と一致しているため、筋緊張が現在の症状を引き起こしている可能性が高い。

頭痛は、緊張性頭痛であると医療機関にて言われており、首肩こりの症状の程度に比例して起こっている。また、本人の自覚として、鍼、マッサージ、運動など血流改善により緩和されることから、首肩、頭の緊張をほぐすことが必要だと考えられる。

全身的に柔軟性に優れているが、脊柱起立筋、腹横筋、大殿筋など、姿勢を保持するための筋力や筋持久力が低く、姿勢が保持できずに背中が丸まりやすくなっていた。

筋力が低いために体幹で姿勢を保つことが困難で、頭の重みを首の筋肉で支えてしまっていることが見受けられた。

このことから、鍼や筋膜リリースなどの対症療法を行うと一時的につらさから解放されるが、首肩に負担がかかりやすい状況は変わらないので、すぐに再発してしまっていると考えられる。

対症療法と並行して筋力トレーニングを行い、姿勢保持に適した筋肉を長時間使えるようにすることで、今までの慢性的な状態から脱却できると考えた。

治療

初期治療

症状の解消に重きを置く治療フェイズ。頻度は5日~7日に一度。

自覚症状の強い部分である首や肩を中心に、全身的に鍼やマッサージを行い入念にほぐした。治療開始してから間もないうちは直後には少しは楽になるが、完全に解消されることはなく、今まで同様一週間ほど経つとこりが元に戻ってしまう状況だった。

当初は細い鍼(0.14mm)を使用していたが、症状の解消進度が緩やかだったため、段階的にやや太めに鍼(0.2mm)を使用するようにした。

また、角度や深さなどを調整して、こりのある部分にピンポイントで刺激を入れることに注力した。特に、仰向けで行なった首の鍼により、最もつらかった首のこりが解消し、首こりの解消に伴い頭の緊張感や頭重感も緩和した。これがきっかけとなり慢性化していた症状の改善につながった。

0.2mmの鍼で首や肩に鍼治療を行うのは、一般例と比べると強めの刺激ではあるが、H様にとっては適切な刺激となり、徐々に症状は下がっていき、105分の治療を6回行い、自覚症状が約8割改善された。NRSが10→2。

※NRS:Numerical Rating Scale。痛みを「0:痛みなし」から「10:これ以上ない痛み」までの11段階に分け、痛みの程度を数字で表す評価方法。

中期治療

原因療法に重きを置く治療フェイズ。頻度は10日〜14日に一度。

正しい姿勢を長時間キープできるように、脊柱起立筋、腹横筋、大殿筋の筋力強化を目的としてトレーニングに重きを置いた治療に移行した。(治療内容の主な配分は、30分の筋力トレーニングと75分の鍼マッサージ治療)

中期治療に移行してはじめのうちは、治療後一週間が経過すると症状が出やすい状態であったが、筋力が向上するにつれて症状を低い水準に維持できるようになり、二週間間隔にしてもNRS 5 以上になることはなくなった。夕方には多少こりが出るが、翌朝にはリセットされるようになった。

筋力トレーニングの内容を適宜アップデートしながら、セルフケアとして自宅でも行なっていただいた。

6回の治療で、H様の自覚として日々の生活で問題を感じなくなり、客観的にも筋力向上と姿勢改善が見受けられたため、治療からの離脱のために後期治療に移行することとした。

後期治療

セルフケアによる自己管理を体得する治療フェイズ。頻度は3週〜8週に一度。

症状を低い水準にコントロールしつつ、筋力強化を継続、3週、4週と徐々に治療の間隔をあけていくようにした。

その間、仕事の忙しさやストレスによって一過性に症状が出ることがあったが、セルフケアでの対処ができるようになってきた。

後期治療4回で、8週あけても悩ましくない状態をキープできるようになり、日常生活に支障をきたさなくなったため、ゴールとなった。

ゴール後も、症状や疲労解消のためのセルフケアだけでなく、筋力維持のための筋力トレーニングも生活習慣にしていただいた。

ゴールしてから6ヶ月後にチェックとメンテナンスを行なったところ、セルフケアが習慣になり、良好な状態を維持できていたため、卒業となった。

治療開始から約1年、計16回の治療でゴールになり、17回の治療で卒業に至った。

コメント

H様と同じように、様々な施術を受けても慢性的な症状が改善しないという方は少なくありません。本件において、転機となったのは、仰向けで行なった首の鍼治療でした。

仰向けで鍼をうつことで、ピンポイントで患部にアプローチをすることができ、慢性化してしまったいた症状が解消され、改善のための良いサイクルをつくることができました。

適切な治療内容は個々によって異なります。一般的にはあまり行わない手法、一般的には強めの刺激、だとしてもH様にとっては「適切な治療」になりました。

肩こりや首こりの治療は、あくまでも自覚症状を改善させることなので、患者さんからの訴えを治療に反映することがとても重要となります。本件は、H様が的確に感想をおっしゃってくださったおかげで、治療者との相互理解が深まり、治療に活かすことがきました。

患者さんにとって適している治療内容(方法や刺激量)や治療計画は個々によって異なるため、治療はそれにフィットさせていくことがとても重要です。

中期治療では、筋力トレーニングを正しくかつ積極的に行えるかどうかが進捗を左右しますが、H様はセルフケアをとても頑張ってくださいました。その甲斐あって、停滞しやすい中期治療をスムーズに進めることができました。計画通りにゴールに至れたのはH 様の頑張りの賜物です。ありがとうございました。

 

 

 


執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


NHKガッテン「“新原因”発見!衝撃の肩・首のこり改善SP」で取り上げていただきました

後頭下筋群への鍼

当院で施術を行い現在もメンテナンスでサポートをしているバレエダンサーの杉山周子さんと当院が行なった鍼とその効果についてのVTRが放送されました。

放送スケジュール

2019年2月13日(水)午後7時30分〜

再放送2019年2月16日(土)午前0時25分〜

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

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ご予約専用フリーダイヤルを開設しました

肩こりラボの肩こり・首こり・肩関節痛・腰痛・膝関節痛の各専門コースは完全予約制です。

katakori LABSの予約専用フリーダイヤル

ご予約方法は、メールフォーム・電話・LINEの3種類ですが、この度、電話を通話料無料のフリーダイアル(10:00-22:00)でかけることができるようになりました。

電話対応するスタッフは受付スタッフですので、ご予約ならびにご相談の対応となります。詳しい施術内容のご相談は、セラピストより折り返しご連絡する形となります。なお、お電話のみのでの診察はできません。この点は予めご了承ください。

従来の電話番号でももちろんかかりますが、2018年6月1日より当院からの電話は0120-757-707となります。

既に電話帳・連絡帳にご登録の方は、0120-757-707を追加登録しておいていただけると助かります。

スマホへかんたん電話帳登録

QRコードを用意いたしました。お手持ちのスマートフォンへの登録はかんたんに行なえます。

肩コリ ラボ 学芸大学を連絡先に登録するQRコード

iPhoneをお使いの方

ご使用中のiPhoneのソフトウェアが最新iOS11であれば、カメラをQRコードにかざすだけで登録できます。

Androidをお使いの方

Androidの場合は端末によってはカメラだけで読み込むことができるようですが、よく分からない場合は、別途QRコード読み込むアプリをご利用ください。

アプリをダウンロードして利用する場合 「QRコード」を開発した株式会社デンソーウェーブさまが公開している「公式QRコードリーダー」がオススメです。

  • google playでDENSOのQRコードリーダーをダウンロード

QRコードの読み取り精度も高く、読み込んだページの履歴をタイトルと併せて時系列順に見ることが出来るので、過去に読み取ったQRコードを確認する時にとても便利です。

 

iPhoneやiPadをお使いの方

このページをSafariでご覧の場合、QRコードの画像を指で長押ししてください。「連絡先に追加」というメニューが出ます。twitterやLINEなどのアプリ内で開いている場合は作動しません。アプリ内の最上部や最下部にあるメニューの共有ボタンや「Safariで開く」アイコンから開き直してください。

iOSでQRコードから連絡先を登録する方法

iPhone6s,7,8,Xの場合、グッと強く画面を押し込むと画像が浮き上がります。浮き上がりましたら、そのまま上にスライドしてください。

Androidをお使いの方

QRコードの画像を長押しすると、メニューが出てきますので、保存してください。

画面に表示されているQRコードを読み取り登録できるアプリがございます。お持ちの場合、アプリを使って読み込んでください。

LINEでも同様のことは可能ですが電話帳登録のQRコードは読み込めませんので、専用のアプリをご利用ください。

QRコードを読み取るアプリをお持ちでない場合、「QRコード」を開発した株式会社デンソーウェーブさまが公開している「公式QRコードリーダー」がオススメです。

  • google playでDENSOのQRコードリーダーをダウンロード

ダウンロードして保存したQRコードの画像を読み込むことができます。

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
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katakori LABS Study Session 2017.11.29

鍼灸師ならびに鍼灸師を目指している皆さまへ

鍼を打つ、灸をすえる、揉みほぐすという従来の鍼灸・マッサージだけでは、一時的な緩和はできても慢性的な肩こりを治すことは極めて困難です。もちろん運動療法のみでも困難です。

学校では、凝りのほぐし方は教えてくれても治し方は教えてくれません。

学校で教わることは、人体の構造の基礎の基礎、そして鍼灸・マッサージの意味と基本的なテクニックにすぎません。

対症療法として、とりあえず何とかすればよい、だけでしたら学校を出て、実地を積めばある程度できるようにはなるでしょう。身体の不調で困っている人を救うには、対症療法では限界がありますし、その繰り返しによって慢性化し、結果的により悪化する可能性もあります。

では、何をすればよいのか?

まず、大前提として、あなたはセラピストである、もしくは目指しているとします。

肩こりの根本治療において肝心なことは、何をするか?ではありません。

人はどうしても安易な道にいきがりです。テクニック、やり方、答え。それらを患者さんが求めるのは当然ですが、治療する側が安易に求めてはいけません。

もっとも大切なこと

それは患者さん個々によって異なる原因を見極めること。原因を見極めた上で、一貫した方向性をもって鍼灸・マッサージと運動療法を組み合わせることができれば根本治療は可能です。

根本治療の第一歩は、まず患者さんの「病態の把握(見立て)」、そして「施術プラン(内容や頻度)」です。これを実践するために、そもそも肩こりとはどういった状態なのか(定義)、そして肩こり発症のメカニズム(原因)を身につけなければいけません。

近年の研究により、慢性的な肩こりは単なる筋疲労や血行障害ではないということもわかってきています。第1回となる今回は肩こり治療の土台となる部分を解説します。受講後は「肩こり」がこれまでとは違ったものにみえてくるでしょう。

理論の元、然るべきアプローチをすれば、肩こりを治すことは誰にでも可能なことです。

 

Study Sessionプログラム

学校では教えてくれない肩こりを改善する方法

  • 肩こりの定義
  • 肩こりの原因
  • 肩こりの病態生理学
  • 肩こりの評価法
  • 肩こりを改善する方法(施術プラン・治療方法・セルフケア)
  • 肩こりラボの施術技術紹介(IDマッサージ・3D鍼・運動療法)

※全て現代医学に則った内容となります。東洋医学的な内容はございません。

※内容は若干変更となる場合がございます。

多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。

次回は、2018年11月中の開催を予定しております。

katakori LABS study session 2018

 
 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
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katakori LABS Study Session 2017.08.03

鍼灸師の皆さまへ

現在、日本には約17万人の鍼灸師がいます。

「肩こりは治ります」

17万人の中で、こう言い切れるセラピストはどれくらいいるでしょう。

肩こりを治すということ、それは凝りをほぐして一時的な症状の緩和をすることではなく、治療を必要としない体にかえることです。

もちろん凝りをほぐすということは大切なことですし、気持ちの良いマッサージも必要です。

ですが、肩こりを治したいと願う患者さんに対しては、それだけでは応えられないという現状が実際のところあるのではないかと思います。

治したいという気持ちを強くお持ちのセラピストの方と当院が培ってきた技術・見解・未来を共有できれば幸いです。

Study Sessionプログラム

学校では教えてくれない肩こりを改善する方法

  • 肩こりの定義
  • 肩こりの原因
  • 肩こりの病態生理学
  • 肩こりの評価法
  • 肩こりを改善する方法(施術プラン・治療方法・セルフケア)
  • 肩こりラボの施術技術紹介(IDマッサージ・3D鍼・運動療法)

全て現代医学に則った内容となります。東洋医学的な内容はございません。

内容は若干変更となる場合がございます。

 

学校では、凝りのほぐし方は教えてくれても治し方は教えてくれません。

鍼をうつ、灸をすえる、揉みほぐすという従来の鍼灸・マッサージだけでは、一時的な緩和はできても慢性的な肩こりを治すことは極めて困難です。もちろん運動療法のみでも困難です。

では、何をすればよいのか?

肩こりの根本治療において肝心なことは、何をするか?ではありません。

患者さん個々によって異なる原因を見極めること。これが最も大切なことです。原因を見極めた上で、一貫した方向性をもって鍼灸・マッサージと運動療法を組み合わせることができれば根本治療は可能です。

根本治療の第一歩は、まず患者さんの「病態の把握(見立て)」、そして「施術プラン(内容や頻度)」です。これを実践するための大前提として、そもそも肩こりとはどういった状態なのか(定義)、そして肩こり発症のメカニズム(原因)を身につけている必要があります。

近年の研究により、慢性的な肩こりは単なる筋疲労や血行障害ではないということもわかってきています。第1回となる今回は肩こり治療の土台となる部分を解説します。受講後は「肩こり」がこれまでとは違ったものにみえてくるでしょう。

理論の元、然るべきアプローチをすれば、肩こりを治すことは誰にでも可能なことです。

多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。

次回は、2018年11月中の開催を予定しております。

katakori LABS study session 2018

 
 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
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上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
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肩ラボが次世代の鍼として開発した3D鍼

一般的な鍼は、ツボに代表される東洋医学的・古典的な手法ですが、肩コリ ラボでは現代的な解釈で鍼を行っています。

当院の鍼は解剖・生理学的な観点からカラダの機能の異常を捉える、そして医療と連携可能な施術です。

従来の鍼とは異なる新しいアプローチ・・・3D鍼は鍼(ハリ)の進化形

3Dというと立体をイメージされると思います。3DはThree Dimensionの略で3次元という意味です。3D鍼は3次元鍼ということになりますが、鍼を打つという行為自体が3次元では?と思われることでしょう。

確かにその通りです。私たちのいる空間そのものが3次元です。

ここで、人体の解剖図を思い描いてください。普通は平面図、つまり2次元(2D)ですよね。

3D鍼の3Dとは人体を立体的にとらえて三次元の観点からハリ治療を行うという意味です。

具体的に3D鍼 (スリーディーハリ)とは?

従来のマッサージやハリ治療では十分な効果が得られない方のために当院が考案したオリジナル技術です。

 

鍼は、マッサージでは埒があかないほどのひどい症状でお悩みの方向けの物理療法です。

鍼自体は古くからある方法ですが、当院の鍼施術は一般的な方法論とはまったく違う新しいアプローチ方法です。今までいくらハリを刺しても届かなかった領域に刺激を与える、3D鍼なら今までのハリ治療の効果と明らかな違いをお約束します。

頑固なコリ自体だけでなくコリを引き起こす原因へアプローチ

ソフトな刺激では効かない頑固なコリの核となるそのポイントを確実にとらえ粉砕します。

コリによるつらい症状そのものだけでなく、そのコリを引き起こしている「原因」を姿勢や動きから突き止めます。

例えば、うなじ付近には後頭下筋群とよばれる4種類の筋肉の集まりがあるのですが、この部分の筋肉が凝ると首や肩のコリだけでなく、眼精疲労・頭痛なども引き起こすことが知られています。

後頭下筋郡

原因となっている筋膜・筋肉をピンポイントかつダイレクトにアプローチできる、それが鍼ならではのチカラです。

3D鍼といっても鍼自体は普通の鍼

身体の状態によっては低周波機器を併用する場合もございますが、鍼自体は特別な鍼ではございません。ごく一般的に流通しているものです。

3D鍼とは「技術」のこと

3D鍼は、度重なる人体解剖によって培われたリアルな解剖学と、IDマッサージによる筋肉を個別の触診する技術から構築された技術です。

使用する鍼はなんでもよいのです。3D鍼は国家資格である鍼灸師の中でも、人体解剖学・スポーツ医学・運動生理学に精通した者だけが行うことができる特別な鍼(ハリ)の技術でkatakori LABSのみでしか行っておりません。豊富な治療経験で培われた「手」と「鍼」で患者さんの症状を改善いたします。

3D鍼の「筋膜」に対する効果とは?

ここ数年「筋膜」という言葉を目にする・耳にする機会が増えましたが、そもそも鍼は筋膜へアプローチするものです。鍼を打つことができるのは医師と鍼師のみですが、医師が鍼を行うことはほとんどなく、筋膜へのアプローチ自体が今までされてきませんでした。そこで鍼ではなく注射によって筋膜へ働きかける手法が脚光をあび広まってきたのです。いわゆるハイドロリリース注射・筋膜リリース注射と呼ばれている治療方法です。

ですから筋膜は発見でもなんでもありません。マッサージやストレッチ・鍼で筋肉に対して行うアプローチは筋膜も当然含んでいます。(厳密にいうと筋膜というのは筋肉に限らずあらゆるものを包み込んでおり、よくわかっていないことが多いのは事実です。)

3D鍼を刺すことで筋膜へ期待できる作用

  1. 血流を改善し水分補給をすることで、高密度化した筋膜の柔軟性獲得と潤滑剤の滑走性回復
  2. 線維化してしまった部位に微細な組織損傷を与えて組織のリモデリングを誘導(表層から深層まで任意で可)

ここ数年、医療機関で最新の肩コリ治療として紹介されている筋膜リリース注射・ハイドロリリース注射は、生理食塩水と筋膜に注射することで固くなった筋膜へ水分補給して柔らかくする方法です。古くから行われている筋膜への鍼を打つ方法と根本的な原理は同じです。鍼灸院が鍼を打つ施術を注射に置き換えて行っているだけで実は最新でも画期的な方法でもありません。エコーを使って筋膜の状態を可視化して行っているという点は画期的です。

筋膜リリースとは?

効果比較

 3D鍼IDマッサージ一般の鍼一般のマッサージ
 
3D鍼は次世代の鍼(ハリ)のあるべき姿です。
  
効果持続時間★★★★★☆★☆☆
弛緩作用★★★★★☆★☆☆
即効性★★★★★☆★☆☆

3D鍼のメリット

  1. 即効性の高さ

    →とにかく頑固なコリをほぐすことが可能

  2. 全身調整

    →筋肉だけでなく自律神経・内臓機能を整えることが可能

  3. 持続効果

    →マッサージよりも効果持続期間が長い

  4. 鎮痛効果

    →痛みに対し鎮痛効果(鍼の麻酔作用は科学的に証明済み)

3D鍼のデメリット

  • ハリが怖い方には第一選択肢とならない
  • 個人差がありますが、副作用として、もみ返しのような筋肉痛・内出血・倦怠感といった現象がおこる場合がある(調整可能)

肩コリ ラボで使用する鍼はノンシリコンの「使い捨て」の鍼です。

当院では衛生面を重視しています。使用する鍼はディスポーザブル鍼と呼ばれる使い捨ての鍼です。治療で使用する際にはじめて開封します。

未開封状態にあるパッケージはエチレンオキサイドガス滅菌(EOG滅菌)によって清潔に保たれています。

シリコンの鍼を使用しない理由

医療用シリコーンでコーティングされた鍼がございますが、当院ではノンシリコンの鍼を使用しています。医療用シリコンは人体への悪影響はないとされていますが、なぜ当院で使用していないのかといいますと、医療用シリコンによるコーティングが患者さんにとってのメリットはないためです。シリコンコーティング鍼のメリットは刺しやすさです。つまり恩恵をうけるのは鍼を刺す側であって、シリコンでコーティングされているから痛みが少ないといったことはございません。また、シリコンが体内に残る可能性とシリコンの残留が人体に与える影響は当院では解りかねます。患者さんの不安が少しでも残るものは使用しないという当院の方針で使い捨てのノンシリコン鍼を使用しています。なお鍼は国産の原材料でつくられたものです。

また一度使用したはりは廃棄します。鍼を一時的におく鍼皿も使い捨てでございます。ご安心ください。

3D鍼を使用する治療

肩コリ・首こり専門コース四十肩・五十肩専門コース腰痛治療足専門コース体幹コンディショニング

肩コリ ラボの施術にかかる費用

執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


医道の日本 11月号の巻頭企画で当院の慢性肩こりの根本的な改善方法を紹介。

肩こりラボで行っている施術の紹介記事が「医道の日本 11月号」に掲載されました。

先月「医道の日本 10月号」では肩こりラボ開設にあたっての経緯や理念について取り上げていただきました。今号では具体的な施術の中身についてです。

施術の中身と聞くと「具体的にどんな方法?」「どんな特殊技術をやっているのだろう?」とお考えになるかもしれません。月刊「医道の日本」は鍼灸に携わる人・将来携わる人が読む専門誌です。一般の方向けの雑誌ではなく専門誌において特に私たち肩こりラボとして訴えたかったことは「治すために必要なこと」です。こんなすごいコトをしている!!といったテクニック自慢ではございません。

その理由は、鍼灸に携わっている方・将来携わるであろう方々に「肩こりラボというところは、本気で肩こり患者をなくすことを目指している鍼灸院なんだ」と認識していただき、そしてkatakori LABSの「志」を知っていただいて、そこから広がる可能性に期待しているからです。

有資格者も含めて一般的には、知識技術があり、特に特殊技術を持ち合わせたいわゆる「ゴッドハンド」が優れたセラピストであるという認識をされる場合があります。しかし当院はそのように考えておりません。

もちろん、施術を行うにあたり一定以上の知識や技術は必要なことですし、患者さんの苦痛を一刻も早く取り除くために極力即効性がある理学療法を追究することはセラピストとして当然の考えです。しかしそれがいき過ぎて、知識技術偏重の思考に偏ってしまうと、セラピストとして大切な包括的で客観的な視点が弱まり「患者さんを診る」ということを見失ってしまうことになりかねないと私どもは危惧しています。

katakori LABSは「一人でも多くの方を、より高い確率で、かつ最短で治すこと」を命題と掲げています。

肩こりラボには「ゴッドハンド」はいません。

当院の施術者はそれぞれ性格・タイプがバラバラなのですが、個々によって施術の方法、方針が異なることはなく、「治す」という共通の目的に向かって皆同じ方向を向き、共通の思考、技術・方針のもと患者さんと向き合います。神がかった特殊技術は用いずとも、基本を忠実に行い貫くことで一定の成果をあげることができています。

その理由は、

  1. 疾患ではなく患者さんを診るに徹すること
  2. 見立て(専門用語では評価という)と計画に注力していること
  3. 問診などの患者さんとの意志疎通、コミュニケーションを大切にしていること

であると解釈しています。

セラピストであれば、知識技術をアップデートし続けていくのは前提で、それ以外の部分に意識を向けています。

私たちが考えるセラピストとして大切なこと

現在の鍼灸業界は全てではないにせよ、その多くは「施術者が自ら考え、やりたいことをやる」という状況といえるでしょう。

セラピストも人間ですしそれを全否定するつもりはありませんが・・・あくまでも施術を受けるのは患者さんです。施術を受けるのは患者さん、評価するのも患者さんです。

特殊技術を行うことができた、できるようになった喜びというのは施術者本位のものです。それは患者さんにとっての喜びとはまったく異なります。

患者さんは、目的があって通院されるということ、そして治したいという気持ちがあります。受け手である患者さんの心情や、本当の意味で求めることを汲み取り、精査し、伝え、実行するのがセラピストの責務であり資質です。これはすなわち患者さんを診る力ともいえるでしょう。

知識技術偏重思考の結果、この部分がおろそかになってしまっている場合がとても多いのです。結果が求められるのはその後です。

私たちkatakori LABSが期待する可能性

鍼灸業界全体が「治す」という方向へ視点を一斉に向けることができれば、患者さんは多大なメリットを享受することができます。私どもはそれを本当に心から望んでいます。

成果を上げられないからこそ、一時をしのぐことやリラクセーションにはしるなど表面的な部分へ力を注ぐようになってしまい、知識技術偏重の方向へも進んでいってしまっているかもしれません。

それは、施術者の利己的な自己満足の域から出ることはないですし、本当の意味では誰のメリットにもなっていないと思います。

可能ならば、できるかぎり当院の理学療法のノウハウをシェアしたい。

他院との違いをアピールしている以上、矛盾しているように思われるかもしれませんが、可能ならば、できるかぎり当院の理学療法のノウハウをシェアしたいという考えはあります。ただ、どんなに知識技術があっても、そもそもの思考の方向性がずれてしまっていては素材があっても活かすことができません。

高名な大学教授が優れた臨床医かというと必ずしもそうではないように、どんなに知識技術があってもそれが治すということに直結しないことはなんとなくイメージができるのではないでしょうか。

患者さんを治せるようになりたいというモチベーションは高いものの、あらぬ方向へ力を注いでしまっている例が本当に多いため、まずはセラピストとして大切なことがあるのだということ、それが治すためには必要なのだということを強く主張させていただきたいのです。

セラピストとは「治すこと」を生業とする者。

治せなければ、、、セラピストとはいえません。 「治すために必要ないこと」を深く考えて追求していただきたいと願っています。

「治す」という信念のもと、いかなる時もぶれることなく自らの役割を全うすること、そして常に向上心をもって取り組むセラピストはゴッドハンドではなくプロフェッショナルです。

前述したように、業界全体の方向性が変わるということ、そして一人でも多くの「プロフェッショナル」が増えること、「志」あるセラピストが増えることを私どもは本気で望んでいます。これらは患者さんにとってのメリットになると確信しているからです。

「医道の日本」への掲載は、自らのぞんで叶うことではありません。たいへん貴重でありがたい機会をいただき、私たちの信念に基づいて強い想いをこめて取材にのぞませていただきました。
当記事からわずかでもインスピレーションを受けた方がいて、そのような方々からの意志が増え、やがて大きな流れとなること。個の力は小さくとも、それらが集まることで大きな力へと転じ、業界が変わる可能性ともなりうるでしょう。これが私たちの抱く期待です。

katakori LABSは開設3周年

おかげさまで2015年11月1日で開設3周年をむかえることができました。

マンションの一室ベッド一台で気持ちだけは一人前でスタートしましたが、個の力は実に小さく儚いものだと学びました。

多くの方々からの支え、ご指導があったからこそ今があると認識しています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

しかしまだたった三年・・・目標・夢はまだまだ遠く、手が届いておりませんが、ぼんやりしていたものが、はっきりしてきた実感はあります。

緒先輩方が培ってきた歴史は大切に、しかしそれに甘んじることなく常に進化し続けるよう、信念をぶらさずに、温故知新の精神で努めてまいる所存です。

改めて、この大きな機会を与えてくださった「医道の日本」社には心より感謝申し上げます。

医道の日本

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


医道の日本 10月号の巻頭企画で取り上げられました。

鍼灸師の方・目指している方なら知らない人はいない「医道の日本」

鍼師・灸師・あん摩指圧マッサージ師になるためには国家試験に合格しなければなりません。そのために学校で3年間勉強が必要ですが、学校で使用する教科書は、おそらく全て「医道の日本」社刊行のものです。教科書以外にも鍼灸・マッサージに関する書籍・DVDも数多く世に出ています。書籍・DVDに限らず、治療現場で扱う鍼灸用品・治療の備品をはじめとしてあらゆるものを「医道の日本」社で取り扱っています。

その「医道の日本」社が毎月発行している月刊「医道の日本」という雑誌があるのですが、2015年10月号と11月号の2号にわたってkatakori LABSが取り上げられました。

肩こり患者をなくすために専門コース院を開業

月刊「医道の日本」の10月号の巻頭特集が専門コース院で、肩こりに特化した専門コース院として先日、取材を受けました。

肩こりラボには、肩こりは治るものという「非常識」を「常識」にするという大きな目標があります。

世の中の一般の方の考えの変化には、まず、セラピスト自身が変わることが必要です。なぜなら、改善する方法なんて教わっていない、教科書に載っていない、治るなんて信じられない、治す必要なんてあるの?という施術者が殆どです。

治らないものという認識のもと確信をもって緩和に徹しているリラクセーションのプロフェッショナルもいますが・・・肩こり改善をうたっておきながらそもそも施術者自身が治らないものという認識をもっていて、コリをほぐして一時的な緩和と快楽を提供し良い状態をキープするという名目で繰り返し通ってもらうことを促す・・・促さざるを得ない状況に、その中途半端さに矛盾と葛藤を抱えていらっしゃるセラピストの方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

筆者も修行時代にこの矛盾と葛藤に悩んでいた一人です。katakori LABSの起源はそこからでした。

月刊「医道の日本」は、鍼灸に携わる人・将来携わる人が読む専門誌です。一般の方が目にする雑誌ではございません。鍼灸に携わっている方・将来携わるであろう方々に「肩こりラボというところは、肩こり患者をなくすために専門コース院なんだ」と認識していただき、そしてkatakori LABSの「志」を知っていただいて、そこから広がる可能性に期待しています。

この大きな機会を与えてくださった「医道の日本」社には大変感謝しております。

肩こりラボは、東洋医学ではなく、西洋医学的根拠に基づいた治療院です。鍼灸は東洋医学がベースではありますが、西洋・東洋に関係なく「治す」というゴールは共通のはずです。

医道の日本

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


健康 2015年7月号で「耳たぶマッサージ」を紹介。

丸山太地 耳たぶほぐし

天気痛へのセルフケア方法について取材が、6月2日発売の雑誌「健康」に掲載されました。

肩こりラボブログでよく読まれている記事のひとつに「今すぐできる天気痛解消法の紹介。」があるのですが、そこで紹介している耳たぶマッサージについて、先日取材を受けました。

誌面上では、耳たぶほぐしという名前での紹介になっております。

誰でも、いつでもどこでもできる便利な方法ですが、あくまでセルフでできる「対症療法」にすぎません。詳しくは「今すぐできる天気痛解消法の紹介。」をお読みください。

 

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。