ストレッチ」タグアーカイブ

肩こりと鎖骨の関係性|鎖骨をつまむだけで肩こりが解消するって本当!?

鎖骨と肩こりの関係性を詳しく解説していきます

鎖骨をつまむと肩こりに効くって聞いたのですが、本当ですか?

はい。結論からいいますと本当です。正確には鎖骨そのものではなく鎖骨周辺をつまんだりマッサージが効果的です。

鎖骨へのアプローチで期待できる効果は2つあります。1つ目は、今のつらい症状を緩和する効果。2つ目は、姿勢を改善して首や肩の負担を減らす効果。とにかくつらいから何とかしてほしい場合の対症療法だけでなく姿勢の改善といった原因療法にも有効ですので首や肩の不調と鎖骨へのアプローチは切っても切れない関係にあります。ですから当院の肩こり治療でも鎖骨へのアプローチは基本的な施術として行っています。

鎖骨は見た目ではなく、その機能性にも注目してほしい!

きっと多くの方が、毎朝・毎晩鏡で自身の鎖骨を目にしているはずです。ですが、鎖骨の見た目を意識することはあっても、意識して動かしている方はほとんどいらっしゃらないと思います。

鎖骨ってどんな骨?

人間の骨の中で唯一水平に位置しています。ゆるいS字カーブをもつ棒状の形をした長骨です。人間が腕を自由に動かせるのは鎖骨のおかげです。四足歩行の動物には鎖骨はありません。人が体を動かす際にとても重要な骨ですが、人体の骨の中でもっとも折れやすい骨でもあります。そんな鎖骨を「肩こり」の面から掘り下げていきます。この記事を読んで、鎖骨を意識して動かしたくなってもらえたら幸いです。

なんで鎖骨をつまむと肩が楽になるの?

鎖骨ほぐしは肩こりへの対症療法としてなぜ効果的なのか?その理由を解剖学に則り解説していきます。

肩こりと鎖骨ほぐしを繋ぐカギは「僧帽筋」

僧帽筋(そうぼうきん、英語: trapezius)は、肩こりにお悩みの方でしたら、きっと一度くらいは耳にしたりテレビ番組でご覧になられたことがあると思います。

僧帽筋とは頭の後ろの頚椎の中央からはじまり、首・肩・背中を広範囲に覆っている筋肉です。

僧帽筋の場所

 

 

※オレンジ色部分が僧帽筋です

この僧帽筋の過緊張や筋膜異常が、肩こりのつらい症状を引き起こしている大きな要因です。

僧帽筋は背中にありますが「鎖骨」と繋がっています

首や肩のつらい症状は背中側です。僧帽筋も背中の上半分近くを覆っている筋肉ですが、なんと鎖骨と繋がっているのです。

僧帽筋と鎖骨

 

 

鎖骨と僧帽筋は繋がっています

鎖骨は脂肪がつくと見えにくくなる、痩せている人は鎖骨が綺麗といったイメージをきっとお持ちだと思います。ですから筋肉のイメージがない方がほとんどでしょう。

実際は上の画像のように僧帽筋とくっついているのです。

つまり鎖骨をつまむと僧帽筋に影響します。

僧帽筋への影響を考えて上手に鎖骨をつまむ・鎖骨周辺をほぐすことで、肩こりの症状に効果がでるのです。これは直接背中側からアプローチするよりも鎖骨からアプローチしたほうが効果的なケースがあり、鎖骨側だけが全てではございません。

もう少し具体的に詳しく説明します。

僧帽筋は、首・肩・背中といった広いエリアを覆う大きな筋肉です。僧帽筋はひとつではなく、解剖学的には上部、中部、下部の3つのパートにわかれていて、それぞれ異なった役割があります。鎖骨と関係が深いのは上部の僧帽筋です。

僧帽筋の場所

 

 

つらいのは上部の僧帽筋

一般的につらい肩こりは首から肩の関節に向かってのラインです。このラインがまさに僧帽筋の上部にあたります。僧帽筋の上部は、後頭部や頚椎の中央部分からはじまり、鎖骨(正確には、鎖骨の外側1/3の後縁)に至ります。

ストレッチでほぐれる理由・ほぐれない理由

僧帽筋と鎖骨の関係を語る上で、なぜ、ストレッチをすると凝りがほぐれるのか?この理由を簡単に知っておく必要があります。

筋肉は骨とくっついています。くっついている箇所を「付着部」といいます。付着部には、筋膜や腱といった組織があり、筋肉と骨を結びつけています。この付着部には刺激を感知する受容体や神経といった様々なセンサーが密に分布しています。みなさんにとってお馴染みのストレッチですがそのセンサーを上手く利用するのがストレッチの本質です。

ストレッチは可動域改善の代表的手法。ひとことでストレッチといっても様々で、反動をつけずにゆっくりと筋肉を引き伸ばす「静的ストレッチ」の場合、付着部付近に存在するゴルジ腱器官というセンサーに刺激を与え、その反射で筋肉の弛みを誘導して可動域を広げます。

おそらく多くの方がストレッチを物理的な手段・自分でできる・誰でもできる簡単な方法と思われているはずです。

本当に効果のあるストレッチ・プロが人に対して行うストレッチというのは、神経系に働きかけて筋緊張をコントロールするのです。

軽いコリでしたら物理的なほぐしで十分ですが、ひどい緊張状態にある強張った筋肉に対しては物理的なほぐしが通用しないことが多いのです。

緊張が生じている部分を物理的にほぐすだけでなく、解剖学的な筋肉の走行と付着部、そして筋肉を支配する神経の機能を意識した対処が必要なのです。

僧帽筋上部の過緊張を解く鍵が鎖骨

僧帽筋上部の過緊張を改善したい場合、ダイレクトに問題の筋繊維や筋膜へのアプローチはもちろん必要ですが、僧帽筋の付着部である鎖骨へのアプローチが効果を発揮します。僧帽筋の付着部は鎖骨だけではありません。後頭部や頚椎の際にもございます。ですので首や頭へのアプローチは普通に行われています。首や頭と同じように鎖骨が大切なのです。

鎖骨をつまむと僧帽筋は緩む・肩こり解消に効果的というのは正確には鎖骨だけではなく後頭部や頚椎の際といった僧帽筋の付着部へのアプローチが肩こり症状に効果的ということなのです。

首こりと鎖骨ほぐしの関連性

肩こりだけでなく首こりに鎖骨ほぐしの効果はあるの?という方もいらっしゃると思います。もちろん効果あります。

実は鎖骨には、僧帽筋以外にも首や肩の凝りに関係のある筋肉が付着します。

胸鎖乳突筋です。きょうさにゅうとつきんと読みます。

胸鎖乳突筋は、首の横から前に走行する筋肉です。名前の由来は、胸骨・鎖骨から側頭骨の乳様突起を結んでいることからです。いわゆるつらい首筋の痛み・凝りは、まさにこの胸鎖乳突筋のトラブルであることが多いです。

僧帽筋と鎖骨

 

 

胸と鎖骨と頭を繋ぐ胸鎖乳突筋

胸鎖乳突筋は、下を向く時、顎を引く時、首をかしげる時、歯を食いしばる時にはたらく筋肉です。猫背で丸まってパソコン作業をしている時や、下を向いてスマホ操作をしている時は、自覚はなくとも胸鎖乳突筋は過緊張状態となってしまっていることが少なくありません。

凝りだけでなく息苦しさや喉の違和感といった症状を引き起こす胸鎖乳突筋の過緊張

一般的な首こりは、首の後面に症状が出ますが、中には首の横や前につらさを自覚される方がいらっしゃいます。このようなタイプの首こりの方は、凝りだけでなく、息苦しさや喉の違和感などを自覚する傾向があり、お悩み度が高い方が多いです。このような一見イレギュラーパターンと思われる首こりの方が当院にはたくさん来院されるのですが、1つ共通点があるのです。胸鎖乳突筋が過緊張状態に陥ってしまっているのです。

首の前をほぐすと後ろが楽になる?

一方、首の後ろに症状がある場合は胸鎖乳突筋が緊張していないかというとそうではありません。首の後ろ側がつらくて、つらい箇所をいくらほぐしても楽にならない時、胸鎖乳突筋をほぐすことで急激に後面の症状が軽減するということは多々あります。

首の前側にある胸鎖乳突筋をほぐすと首の後ろ側が楽になるのです。

これは不思議なことではなく解剖学的には理にかなっています。

後頭部の胸鎖乳突筋の付着部と僧帽筋の付着部は筋膜でつながっているのです。

ですから鎖骨をつまむことで、胸鎖乳突筋をほぐすことになり、結果首こりの症状緩和につながります。

この胸鎖乳突筋は、首の前や横はもちろん、一般的な後ろ側の凝り解消においてもとっても重要なポイントです。

胸鎖乳突筋以外の鎖骨との関連性が高い筋肉

首の横や前には胸鎖乳突筋以外にも、首肩凝りに関与するたくさんの筋肉があります。

たとえば、広頚筋、斜角筋、肩甲挙筋、舌骨下筋群、舌骨上筋群などがあります。

なかでも鎖骨の関連性が高い、広頚筋に着目してみましょう。

広頚筋

 

 

鎖骨と関連性の高い広頚筋

広頚筋は、首の前面の最表層で、名前通り下顎か胸にかけて薄く広がる筋肉です。

多くの方が気にされている猫背ですが、慢性的な猫背状態ですと、この広頚筋が緊張状態になります。広頚筋が緊張状態になると、凝りの症状に加えて、フェイスラインがぼやける、二重アゴにみえる、首の横シワができる、などといった見た目上の問題が生じます。

上の画像のように広頚筋は鎖骨を覆っています。つまり鎖骨をつまむと広頚筋も同時につまむことになります。

鎖骨をつまむことで、広頚筋をほぐすことができますので、首肩こりの改善のための鎖骨へのアプローチは美的な要素の改善にもつながるのです。

鎖骨への意識変わってきましたか?

肩こりに効く鎖骨つまみは一時的なもの?それとも根本的な改善につながる?

対症療法として鎖骨へのアプローチが首や肩のコリに対して効果的であることはご理解いただけたかと思います。

慢性的な首肩こりでお悩みの方は、対症療法だけではどうしようもない状態にあります。対症療法ではなく原因療法として、鎖骨へのアプローチは意味あるのか?という点について解説させてください。

姿勢が悪いのは結果でもあり原因でもある

まず、首こりや肩こりの原因は様々ですが、多くの方に共通しいるのは不良姿勢です。

良い姿勢に絶対的なものはありません。時と場合によって変わります。

首肩こりの観点からの「良い姿勢」の条件は、頭の重みをいかに首や肩の筋肉に負担をかけずに支えることができるかどうか?負担を軽ければ軽いほど良い姿勢です。

ですから、首肩こりを改善・予防における「良い姿勢」とは、「首や肩の筋肉への負担が最小となる姿勢」です。

具体的には、頭が体の重心線上にあって、筋肉をあまり使わなくてもバランスがとれている状態です。猫背がいけないのは、頭が体の重心線上になく頭を支えるために首肩に大きな負担をかけているためです。

姿勢と鎖骨の関係

そんな不良姿勢と鎖骨の関係性をみてみましょう。

上述しましたように、胸鎖乳突筋は、下を向く、顎を引く、首をかしげる、歯を食いしばるなどの動きに関与します。日常生活で何気なく行っている首や顎の動きと密接な関係があります。そのため日々の動作のなかで、胸鎖乳突筋は負担を受けやすいのです。

胸鎖乳突筋が緊張してしまうと頭を前に傾けてしまいます。横からみて頭が前方へ突き出た姿勢です。頭が前方にあると、僧帽筋をはじめとした首や肩の後面にある筋肉が、頭を支えるために頑張らなければなりません。この状態が続くことで、首や肩の筋肉に凝りが生じます。このような流れから、胸鎖乳突筋の過緊張は凝りを招く元ともいえます。

胸鎖乳突筋をほぐすことによって頭の位置が改善すれば、首や肩にかかる負担そのものが減少しますので、鎖骨つまみは原因療法としての意義もあるのです。

鎖骨を語る上でどうしても外せない肩甲骨

もう一つ、鎖骨を語る上でどうしても外せないのが、肩甲骨との関連性です。肩甲骨は背中にある左右一対の骨ですが、この肩甲骨、骨格という観点でみると、胴体部分と鎖骨のみで連結しています。

僧帽筋と鎖骨

 

 

緑色部分が肩甲骨です。肩関節付近で鎖骨と連結しています。

肩甲骨と上腕骨(腕の骨)の連結部分が肩関節ですので、鎖骨は「上肢と体幹を結びつける唯一の骨」なのです。

その鎖骨ですが、上肢を動かす「機能」として重要なはたらきを担っています。鎖骨は、胴体と肩甲骨を連結させているパーツなので、鎖骨の両端は、胴体と鎖骨の間、鎖骨と肩甲骨の間で関節になっています。

胴体と鎖骨の連結部分を胸鎖関節(胸骨と鎖骨の連結)、鎖骨と肩甲骨の連結部分を肩鎖関節といいます。

実は、胸鎖関節と肩鎖関節の二つの関節の動きの和が、肩甲骨の動きとなるのです。

上肢の動き、つまり肩や肘の動きには肩甲骨の動きが密接に関わります。

たとえば肩関節ですと、天井に向かって真上にバンザイ(180°挙上)をした時、厳密には動作方向によって若干異なりますが、総じて180°の1/3となる約60°は肩甲骨による動きであるのが正常とされています。肩甲骨がきちんと動かない状態ですと、他の関節に負担がいき、それが繰り返されることで炎症や痛みにつながってしまいます。

肩甲骨をきちんと動かせるようにするために鎖骨を意識してほしい

肩甲骨の動きを改善する手段として代表的なのは肩甲骨はがしです。

ご存知、肩甲骨はがしは、肩甲骨に付着する筋肉をほぐすのに効果的です。剥がすのではなく「ほぐす」のです。剥がれたら大変です。肩甲骨はがしで肩甲骨の動きは改善できますが、鎖骨にもアプローチすることでさらなる改善を目指すことができます。

鎖骨がきちんと動くということは、胸鎖関節と肩鎖関節が正しく機能している証拠です。つまり肩甲骨は正常に動きます。筋肉をほぐしても、実際に動く関節部分が動かなければ、肩甲骨はスムーズに動きません。肩甲骨の動きを改善するためには鎖骨の動きも改善することが大切です。

肩甲骨は体の後ろ側、鎖骨は前側にありますので、まさか肩甲骨の動きを改善するために鎖骨が重要とは思いませんよね。女性でしたらデコルテをキレイにみせるために鎖骨を意識されている方は多いかもしれませんが、日頃、ほとんどの方は「鎖骨の動き」を意識されていないと思います。

これからはぜひ、鎖骨・鎖骨の動きを意識してください。

肩関節の痛みや可動域制限がある方は肩甲骨の動きを改善することが大切です。その肩甲骨の動き改善のために、鎖骨にも着目してみましょう。肩関節に不調がなくても、肩甲骨の動きがぎこちないなと感じた場合、鎖骨を意識して対処するのがオススメです。

 

 

TOPページに戻る:肩こりや首こりの治療や解消なら専門情報サイト肩こりラボ

 

 

 


執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


テレビ東京 なないろ日和!【肩こり対策を肩もみ以外で…鎖骨ほぐし、尻鍛え、脇鍛え】

つらい肩こりには、鎖骨、尻、脇!達人が伝授もみ方・鍛え方

テレビ東京で毎朝放送されている「なないろ日和」にて取り上げられた肩こり対策へ取材協力しました。

つらいつらい肩こりに

脇運動の達人

藤本靖(ボディワーカー)

尻運動の達人

丸山太地(肩こりラボ代表)

鎖骨ほぐしの達人

吉田一也(理学療法士、医学博士、人間総合科学大学保健医療学部准教授)

放送スケジュール

2019年4月23日(火)午前9時59分〜

テレビ東京・BSテレ東

 

 

TOPページに戻る:肩こりや首こりの治療や解消なら専門情報サイト肩こりラボ

 

 

 


執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


【取材協力】マッサージのプロが指南!簡単にできる肩こり解消ストレッチと座り方@DIME

オフィスでできる低コストな肩こり対策5つ

デスクワーカーの多くは首や肩のこりに悩まされています。そんなデスクワーカーのみなさまがオフィスで簡単にできる対策について小学館ダイム様より取材を受けました。今回お伝えした対策は以下の5つです。

  1. 症状を解消する肩甲骨のストレッチ
  2. 姿勢改善のストレッチ
  3. 首や肩の負担を減らす座り方
  4. デスク環境の改善
  5. 昼食や間食の工夫

大半の方は肩こり対策としてかけてもよいと思う費用が1日あたり200円以内とのことですので、お金をかけずにできる対策に重点をおきました。

詳しくは@DIMEの記事をご覧ください。

記事のご案内

2019.02.14公開マッサージのプロが指南!簡単にできる肩こり解消ストレッチと座り方

みんなのライフハック@DIME

 

 

TOPページに戻る:肩こりや首こりの治療や解消なら専門情報サイト肩こりラボ

 

 

 


執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


タワシで背中や肩甲骨をゴシゴシ洗うと、血液やリンパの流れが良くなるだけでなく痩せるって本当?

タワシで背中・肩甲骨をゴシゴシ洗うと、褐色脂肪細胞が活性化されるんですか?

背中を入念に洗うことは、気持ちが良いということで、心の健康という意味でプラスに働くでしょう。

そもそもお風呂に入るわけですから血行は良くなります。褐色脂肪細胞については、医学的な観点から申し上げますと、肉体的な健康や美容との関連性があるとはいえません。

血液やリンパの流れが良くなって、健康や美容に良さそうなお風呂での背中洗いですが、肌をゴシゴシ洗うのは美容的にNGです。

ただ、洗い方次第で良い効果が期待できます。

 

褐色脂肪細胞について

まず、結論から申し上げますと皮膚への刺激と褐色脂肪細胞の活性化には関連性はありません!!

現時点で関連性を証明する研究報告はされておりません。

褐色脂肪は、脂肪であって脂肪ではない

褐色脂肪細胞は、”脂肪細胞”という名前ですが、あなたがイメージする皮下脂肪や内臓脂肪といった「脂肪=脂身」とは違うのです。褐色脂肪細胞は代謝高めて大きな熱を生み出す特殊な脂肪です。

脂肪は筋肉と相反する存在と思われていませんか?

褐色脂肪細胞は、機能的には「筋肉」に近いのです。

乾布摩擦やお風呂上りに冷水を浴びると体が暖かくなる理由

乾布摩擦や風呂上りに冷水浴びると体がポカポカしてきます。

乾布摩擦で体があったかくなるのは、背中をこすることによって褐色脂肪細胞が活性化されたからではありません。皮膚をこすることによって摩擦熱が生じるからです。熱で血流が増すということもあるでしょう。

冷水を浴びた後にポカポカするのは、冷水で急激に収縮した血管が、その後に拡張して血流が増えるからです。これは体本来に備わっている反射のひとつです。

褐色脂肪細胞が発動するのは生命の危機に瀕した時

褐色脂肪細胞がはたらくのは、体温が低下して生命の危険にさらされたときです。

冷水や冷気などの寒冷刺激が加わることではなく、低体温が活性化のスイッチとなるのです。

生活のなかで、褐色脂肪細胞が存在する肩甲骨付近を刺激して、「温かい」感じの何らかの反応が出るかもしれませんが、それらは褐色脂肪細胞とは全く関係がないのです。

褐色脂肪が豊富なのは赤ちゃんの時だけ

そんな褐色脂肪細胞ですが、これが体内に多く存在しているのは乳幼児です。生命を守るための細胞なのです。

赤ちゃんには褐色脂肪細胞が豊富
赤ちゃんには褐色脂肪がいっぱい

褐色脂肪細胞は、成長するに従って減少していき、成人とくに男性にはほとんど存在しないということがわかっています。完全に無くなるわけではないのですが極めて微量です。ですから増やしたり活性化できれば良いのですが(研究は進んでいます・・・)現時点での医学研究では、皮膚に刺激しても褐色脂肪細胞が増えるということは確認されていません。

注目すべき「色」は褐色ではなくベージュ

近年の研究により、褐色脂肪細胞と似た働きをもつベージュ細胞なるものがあるというがわかりました。ポイントは、褐色脂肪細胞とベージュ細胞は別物だということです。現時点で「ベージュ細胞は運動によって増加する可能性がある」とされています。ただ、これもあくまで可能性です。

動かずして代謝を高められればそれは理想的ですが、現実は甘くありません。

タワシなどで背中をこすることによって、褐色脂肪細胞やベージュ細胞にはたらきかけて、代謝を高めるといった説は間違いと言わざるをえません。

どんなに背中を刺激しても、疲れるのは腕ですから、腕の筋肉の運動には効果的といえるかもしれません。

東京理科大学オープンカレッジにて講義を行いました

2018年6月3日(日)に「ひとりで出来る肩こり改善方法」と題して講義を行いました。

東京理科大学オープンカレッジは、東京理科大学が、生涯現役であり続けたい方、社会人として豊かな教養を身に付けたい方、ビジネスパーソンとして見識を深めたい方をはじめとした一般の方向けの「社会人教育・リカレント教育」の場として開講しています。

 

iPad用の解剖学アプリの画面をプロジェクタースクリーンに投影しつつ、肩周辺の筋肉はどうなっているのか?肩こりの仕組みについて解説。

 

今回の受講者全員でセルフケアを実際に行っていただきました。多くの方に効果を実感していただけたようです。ぜひ今後ご家庭で行っていただけたら幸いです。

 

一般的な方法ではどうにもならない場合でも、お試しいただきたいタオルを使ったストレッチも紹介しました。

 

受講者の方から積極的な質問も多く、講義する側としてはとても助けられました。そして大変参考になりました。

ネットだけの情報発信だけではダメ

当院はネット上でのみ情報の発信を行っております。

雑誌やテレビ・他のWebメディアからの取材依頼には出来る限り応えてはいますが、いわゆる宣伝・有料広告は行っておりません。

今回、はじめて一般の方向けの講義を行い、情報化社会がゆえの迷い・悩みの増加を実感しました。

今後も一般向けのこのような場を増やしていかなければいけない、積極的に治療院の外でも「治療」につながる活動をしなければいけない、そう強く思いました。

肩こりの概念を再定義する

これは、大げさかもしれませんが世の中の常識を変えるということです。

実現に向けて、一人でも多くの患者さんを治す、という治療現場と並行して、活動の場を広げていきたいと思います。

 

 

TOPページに戻る:肩こりや首こりの治療や解消なら専門情報サイト肩こりラボ

 

 

 


執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


MORE モア 2018年 4月号の連載記事に掲載されました。

20代の働く女性向けファッション雑誌「MORE」で短期集中連載している「カラダはタカラ」シーズン2のVol.1に掲載されました。

MORE モア 2018年4月号 【付録】バナー バレット レザー調 バイカラートート、世界一らくちん★おいしいお弁当BOOK
MORE2018年4月号表紙SHUEISHA Inc.

発売日:2018年2月28日表紙:川口春奈出版社:集英社JAN:4910087770481価格:780円(税込)

DAILY MORE

まだまだ若い・・・は危険です!20代から守らなきゃ!!肩と腰

女性が感じる不調のトップ2が「肩こり」と「腰痛」。ということで取材を受け、この度、掲載されました。

誌面ではスペースの都合上、伝えきれなかったことをQ&A形式で以下の3つのブログに載せておりますので誌面と合わせてご覧いただければ幸いです。

肩こりのウソ!?ホント??
肩こりが○○の原因?○○が肩こりの原因?
◯秒で肩こり知らず?すぐにできる!肩こり解消方法・・・それって本当?というの疑問にお答えします

 

 

TOPページに戻る:肩こりや首こりの治療や解消なら専門情報サイト肩こりラボ

 

 

 


執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


大学の英語教科書の題材として肩こりラボのストレッチが取り上げられました。

以前、読売新聞にて「スマホ 時々ストレッチ」という記事で紹介された内容が、読売新聞の海外版であるThe Japan Newsで「Stretches for the digital age」として紹介されました。

The Japan Newsにkatakori LABSのストレッチが掲載されました

その英語の記事が、この度「ソーシャル・キーワード -メディア英語で社会を読み解く-Social Keywords」 (深山晶子 編著 三修社)という大学の英語教材のテキストで取り上げられました。

三修社 英字新聞を読めるようになるための教科書

現代っぽいテイストかつ海外の書籍のようなクールなデザインですが、なんと教科書です。一昔まえの教科書のイメージと随分違っていたので驚きました。

メディア英語で社会を読み解くというテーマの中で選出していただけたということは、スマホ時代だからこそストレッチの重要性が高まっている、便利になった分カラダへの負担が増していることが大きな社会問題であることの現れだと思います。

ソーシャル・キーワード -メディア英語で社会を読み解く-

ストレッチに興味のない学生さんでも、この教材をきっかけに、実際にやってみてほしいと思います。じっと座って勉強するよりは、声に出しながら書いてみたり、歩きながらやってみたりするほうが効果的と言われていますが、英語を聞きながら体を動かす、これは間違いなく効果的でしょう。

新聞社からの取材から始まり、このような形になるとは想像できませんでした。できるわけがありませんよね。だからこそ、治療はもちろんなのですが、時々いただく取材の機会も一回一回真剣に取り組まないといけません。機会はすべて繋がっています。

将来のためにできることは、結局、目の前のこと・現在できることを真剣に考えそして取り組むしかありません。

読売新聞社ならびに三修社の関係者の方々に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

三修社 大学教科書

 

 

TOPページに戻る:肩こりや首こりの治療や解消なら専門情報サイト肩こりラボ

 

 

 

 


執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


katakori LABS Study Session 2017.08.03

鍼灸師の皆さまへ

現在、日本には約17万人の鍼灸師がいます。

「肩こりは治ります」

17万人の中で、こう言い切れるセラピストはどれくらいいるでしょう。

肩こりを治すということ、それは凝りをほぐして一時的な症状の緩和をすることではなく、治療を必要としない体にかえることです。

もちろん凝りをほぐすということは大切なことですし、気持ちの良いマッサージも必要です。

ですが、肩こりを治したいと願う患者さんに対しては、それだけでは応えられないという現状が実際のところあるのではないかと思います。

治したいという気持ちを強くお持ちのセラピストの方と当院が培ってきた技術・見解・未来を共有できれば幸いです。

Study Sessionプログラム

学校では教えてくれない肩こりを改善する方法

  • 肩こりの定義
  • 肩こりの原因
  • 肩こりの病態生理学
  • 肩こりの評価法
  • 肩こりを改善する方法(施術プラン・治療方法・セルフケア)
  • 肩こりラボの施術技術紹介(IDマッサージ・3D鍼・運動療法)

全て現代医学に則った内容となります。東洋医学的な内容はございません。

内容は若干変更となる場合がございます。

 

学校では、凝りのほぐし方は教えてくれても治し方は教えてくれません。

鍼をうつ、灸をすえる、揉みほぐすという従来の鍼灸・マッサージだけでは、一時的な緩和はできても慢性的な肩こりを治すことは極めて困難です。もちろん運動療法のみでも困難です。

では、何をすればよいのか?

肩こりの根本治療において肝心なことは、何をするか?ではありません。

患者さん個々によって異なる原因を見極めること。これが最も大切なことです。原因を見極めた上で、一貫した方向性をもって鍼灸・マッサージと運動療法を組み合わせることができれば根本治療は可能です。

根本治療の第一歩は、まず患者さんの「病態の把握(見立て)」、そして「施術プラン(内容や頻度)」です。これを実践するための大前提として、そもそも肩こりとはどういった状態なのか(定義)、そして肩こり発症のメカニズム(原因)を身につけている必要があります。

近年の研究により、慢性的な肩こりは単なる筋疲労や血行障害ではないということもわかってきています。第1回となる今回は肩こり治療の土台となる部分を解説します。受講後は「肩こり」がこれまでとは違ったものにみえてくるでしょう。

理論の元、然るべきアプローチをすれば、肩こりを治すことは誰にでも可能なことです。

多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。

次回は、2018年11月中の開催を予定しております。

katakori LABS study session 2018

 
 

TOPページに戻る:肩こりや首こりの治療や解消なら専門情報サイト肩こりラボ

 

 

 

 


執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


VOGUE JAPAN 2017年7月号にて肩・首を楽にする、姿勢&ストレッチを紹介

デジタルと美容の危険な関係。

VOGUE JAPAN 2017年7月号に掲載

VOGUE JAPAN 2017年7月号の記事「Dangerous Liaisons デジタルと美容の危険な関係。」にて、デジタルストレスによるトラブル・不調の回避方法をSkin,Eye Care,Posture,Mentalの4つのテーマにわけて紹介しています。この4つの中の1つPosture(姿勢)にて肩こりラボで行なっている肩・首を楽にする姿勢とストレッチが紹介されました。

 

大切なのは使い方・距離の取り方

スマートフォン・タブレット・パソコンが仕事だけでなく生活に深く関わっている現代社会。身体・健康への悪影響が懸念されていますが、実際に体調不良の症状が表れている方は増加の一途をたどっています。たとえば多くの女性が悩む肩こり。男性ですとデスクワーク中心の方が多いのですが、今では子供から10代の学生が首や肩の不調を訴えることは珍しくありません。「まだ子供なのに肩こりなんて・・・」と思われる方がほとんどですが、これは深刻な問題です。年齢だからとされてきたものがそうではなくなってきています。

体を動かすこと・スポーツへの関心が高まっているのは自然の流れでしょう。そしてデジタル機器を生産する側もそのように誘導しています。Iot(Internet of Things: モノのインターネット)という単語もよく目にするようになり、体重計を筆頭にヘルスケア関係のデジタル製品も増えました。スマートフォンにはヘルスケアに関するアプリが最初から入っています。歩いた距離だけでなく運動量や脈拍、睡眠を測定するスマートウォッチも増えてきています。

デジタル機器で体調悪くなったから、逆にデジタル機器で体調をよくする!前に、まずデジタル機器との向き合い方を見直す必要があります。

デジタル機器に合わせるのではなく、あくまで利用しているんだという意識が大切です。

セルフケアやリラクセーションで改善する場合はよいのですが、何をしてもうまくいかない・徐々に悪化していると感じたら治療が必要です。早ければ早いほど治療はスムーズにすすみます。心当たりある方は是非お近くの医療機関・治療院にご相談ください。もちろん当院でも治療できますのでご相談いただければ幸いです。

 

 

TOPページに戻る:肩こりや首こりの治療や解消なら専門情報サイト肩こりラボ

 

 

 


執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


読売新聞(2017.2.26)で「スマホ巻き肩」の記事が掲載されました。

読売新聞に掲載のスマホ巻き肩に関する記事

首こり・肩こりは確実に若年化しています。

先日受けた「スマホ巻き肩」に関する取材が読売新聞に記事として掲載されました。YOMIURI ONLINEにも掲載されています。

デスクワークの方で肩こりや首こりで悩まれる方は昔から多いのですが、この数年におけるスマートフォンの普及で、子供から若者に慢性的な首・肩こりの症状が増えてます。肩こり=加齢によるもの、誰もが多少はもっているものという認識をお持ちの方は多いと思いますが、そのせいで、お子様が深刻な状況に陥っていることに気づかない可能性があります。

慢性的な肩こりで症状が出ている筋肉は肩ではなく首周辺の筋肉であることが多いのです。首は体と脳をつなぐ非常に大切な部位で神経の要です。自律神経の乱れ・不眠・鬱でお悩みの方で首の不調を訴える方は大変多いです。首の筋肉の不調を治せば、それらの症状が確実に治まるわけではありません。ただ、いくつかある原因のひとつではあるでしょう。

首がこっている、肩がこっている、といった症状を軽視しないでください。

いまさら、パソコンを使わない、スマホを使わない生活なんて無理です。仕事上、首や肩に負担がかかる場合、転職を検討するというのもそうそうできることではありません。ですが、首こり・肩こりがひどくなってしまい、仕事ができなくなってしまったという方は少なからずいるのです。これは周りの人からは理解されにくく、さらに精神的にも追い詰められるという本当につらいことなのです。

現代社会における生活において、様々なことが便利になりました。一方でカラダへの負担は増しています。年々、健康への興味・関心は増しているように感じます。現在だけでなく将来のために、環境の変化に合わせた、首や肩への負担を減らす方法・セルフケアの方法を身につけてください。必ず役に立ちます。

 

 

TOPページに戻る:肩こりや首こりの治療や解消なら専門情報サイト肩こりラボ

 

 

 


執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。