一般的な鍼は、ツボに代表される東洋医学的・古典的な手法ですが、肩コリ ラボでは現代的な解釈で鍼を行っています。
当院の鍼は解剖・生理学的な観点からカラダの機能の異常を捉える、そして医療と連携可能な施術です。
従来の鍼とは異なる新しいアプローチ・・・3D鍼は鍼(ハリ)の進化形 3Dというと立体をイメージされると思います。3DはThree Dimensionの略で3次元という意味です。3D鍼は3次元鍼ということになりますが、鍼を打つという行為自体が3次元では?と思われることでしょう。
確かにその通りです。私たちのいる空間そのものが3次元です。
ここで、人体の解剖図を思い描いてください。普通は平面図、つまり2次元(2D)ですよね。
3D鍼の3Dとは人体を立体的にとらえて三次元の観点からハリ治療を行うという意味です。
具体的に3D鍼 (スリーディーハリ)とは? 従来のマッサージやハリ治療では十分な効果が得られない方のために当院が考案したオリジナル技術です。
鍼は、マッサージでは埒があかないほどのひどい症状でお悩みの方向けの物理療法です。
鍼自体は古くからある方法ですが、当院の鍼施術は一般的な方法論とはまったく違う新しいアプローチ方法です。今までいくらハリを刺しても届かなかった領域に刺激を与える、3D鍼なら今までのハリ治療の効果と明らかな違いをお約束します。
頑固なコリ自体だけでなくコリを引き起こす原因へアプローチ ソフトな刺激では効かない頑固なコリの核となるそのポイントを確実にとらえ粉砕します。
コリによるつらい症状そのものだけでなく、そのコリを引き起こしている「原因」を姿勢や動きから突き止めます。
例えば、うなじ付近には後頭下筋群とよばれる4種類の筋肉の集まりがあるのですが、この部分の筋肉が凝ると首や肩のコリだけでなく、眼精疲労・頭痛なども引き起こすことが知られています。
原因となっている筋膜・筋肉をピンポイントかつダイレクトにアプローチできる、それが鍼ならではのチカラです。
3D鍼といっても鍼自体は普通の鍼 身体の状態によっては低周波機器を併用する場合もございますが、鍼自体は特別な鍼ではございません。ごく一般的に流通しているものです。
3D鍼とは「技術」のこと 3D鍼は、度重なる人体解剖によって培われたリアルな解剖学と、IDマッサージによる筋肉を個別の触診する技術から構築された技術です。
使用する鍼はなんでもよいのです。3D鍼は国家資格である鍼灸師の中でも、人体解剖学・スポーツ医学・運動生理学に精通した者だけが行うことができる特別な鍼(ハリ)の技術でkatakori LABSのみでしか行っておりません。豊富な治療経験で培われた「手」と「鍼」で患者さんの症状を改善いたします。
3D鍼の「筋膜」に対する効果とは? ここ数年「筋膜」という言葉を目にする・耳にする機会が増えましたが、そもそも鍼は筋膜へアプローチするものです。鍼を打つことができるのは医師と鍼師のみですが、医師が鍼を行うことはほとんどなく、筋膜へのアプローチ自体が今までされてきませんでした。そこで鍼ではなく注射によって筋膜へ働きかける手法が脚光をあび広まってきたのです。いわゆるハイドロリリース注射・筋膜リリース注射と呼ばれている治療方法です。
ですから筋膜は発見でもなんでもありません。マッサージやストレッチ・鍼で筋肉に対して行うアプローチは筋膜も当然含んでいます。(厳密にいうと筋膜というのは筋肉に限らずあらゆるものを包み込んでおり、よくわかっていないことが多いのは事実です。)
3D鍼を刺すことで筋膜へ期待できる作用 血流を改善し水分補給をすることで、高密度化した筋膜の柔軟性獲得と潤滑剤の滑走性回復 線維化してしまった部位に微細な組織損傷を与えて組織のリモデリングを誘導(表層から深層まで任意で可) ここ数年、医療機関で最新の肩コリ治療として紹介されている筋膜リリース注射・ハイドロリリース注射は、生理食塩水と筋膜に注射することで固くなった筋膜へ水分補給して柔らかくする方法です。古くから行われている筋膜への鍼を打つ方法と根本的な原理は同じです。鍼灸院が鍼を打つ施術を注射に置き換えて行っているだけで実は最新でも画期的な方法でもありません。エコーを使って筋膜の状態を可視化して行っているという点は画期的です。
筋膜リリースとは?
効果比較 3D鍼 IDマッサージ一般の鍼 一般のマッサージ 3D鍼は次世代の鍼(ハリ)のあるべき姿です。
効果持続時間 ★★★ ★★☆ ★☆☆ 弛緩作用 ★★★ ★★☆ ★☆☆ 即効性 ★★★ ★★☆ ★☆☆
3D鍼のメリット 即効性の高さ →とにかく頑固なコリをほぐすことが可能
全身調整 →筋肉だけでなく自律神経・内臓機能を整えることが可能
持続効果 →マッサージよりも効果持続期間が長い
鎮痛効果 →痛みに対し鎮痛効果(鍼の麻酔作用は科学的に証明済み)
3D鍼のデメリット ハリが怖い方には第一選択肢とならない 個人差がありますが、副作用として、もみ返しのような筋肉痛・内出血・倦怠感といった現象がおこる場合がある(調整可能) 肩コリ ラボで使用する鍼はノンシリコンの「使い捨て」の鍼です。 当院では衛生面を重視しています。使用する鍼はディスポーザブル鍼と呼ばれる使い捨ての鍼です。治療で使用する際にはじめて開封します。
未開封状態にあるパッケージはエチレンオキサイドガス滅菌(EOG滅菌)によって清潔に保たれています。
シリコンの鍼を使用しない理由 医療用シリコーンでコーティングされた鍼がございますが、当院ではノンシリコンの鍼を使用しています。医療用シリコンは人体への悪影響はないとされていますが、なぜ当院で使用していないのかといいますと、医療用シリコンによるコーティングが患者さんにとってのメリットはないためです。シリコンコーティング鍼のメリットは刺しやすさです。つまり恩恵をうけるのは鍼を刺す側であって、シリコンでコーティングされているから痛みが少ないといったことはございません。また、シリコンが体内に残る可能性とシリコンの残留が人体に与える影響は当院では解りかねます。患者さんの不安が少しでも残るものは使用しないという当院の方針で使い捨てのノンシリコン鍼を使用しています。なお鍼は国産の原材料でつくられたものです。
また一度使用した鍼はり は廃棄します。鍼を一時的におく鍼皿も使い捨てでございます。ご安心ください。
3D鍼を使用する治療 肩コリ・首こり専門コース /四十肩・五十肩専門コース /腰痛治療 /足専門コース /体幹コンディショニング
執筆者:丸山 太地 Taichi Maruyama
日本大学文理学部 体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業 上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修 日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修
鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師 厚生労働省認定 臨床実習指導者 中学高校保健体育教員免許
病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。 何事にも理由があります。 「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。