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【書籍出版のお知らせ】『肩こりはおしりを鍛えて治す』

当院代表 丸山太地が20181124日に初の書籍『肩こりはおしりを鍛えて治す』を出版いたしました。

 

内容説明

本書では、当院の実際の治療でも取り入れている、今つらい肩こりを治すストレッチと、肩こりに悩まない身体づくりのためのエクササイズをご紹介。身体の礎となるおしり周辺の筋肉を鍛えることで、肩こりの根本的な改善を目指します。

また、治療の実例、四十肩、五十肩の原因から治し方、さらには肩こりのQ&Aも収録。盛り沢山の内容となっています。

ご紹介しているストレッチやエクササイズは、イラストによる解説付きなので、とても分かりやすく、無理なく実践していただけます。

この一冊が、肩こりや身体の不調にお悩みの方の元に届き、お悩み改善の一助となりましたら嬉しい限りです。一度お手に取っていただけましたら幸いです。

 

書籍のご案内

題名 :『肩こりはおしりを鍛えて治す』

著者 :丸山太地

出版社:大和書房

発売日:20181124

定価 :1,400+

Amazon購入ページ

 

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


筋肉と骨格の専門家による首と肩に特化した理学療法(鍼・マッサージ・運動療法)

身体が本来持っている機能を取り戻す

肩こりや首こりは、単なる血行不良、つまり血液循環が悪いからであると思われがちです。

たしかにこれは完全で間違いではありません。首や肩の筋肉が血行不良を起こして、症状を引き起こしている場合はもちろんあります。

ただ、そのような世間一般でいう「肩こり」と「慢性的な肩こり」「酷い肩こり」は別物です。

医学の進歩により、今まで見えなかったものがみえるようになりました。

現時点では、慢性的に凝っている箇所は、筋膜や筋線維、そして血管に異常が生じてしまっていることが、わかってきています。

つまり、慢性的な肩こり・首こりを治すためには、凝りのある部分の血流改善や筋肉の揉みほぐし、電気治療、ストレッチのみでは難しいのです。もちろん、鍼、灸、マッサージだけでも難しいでしょう。

 

「凝り」はあくまで結果です。

 

症状として出ている結果である「凝り」をいくらほぐし続けても同じことの繰り返しとなります。

慢性的な肩こりや首こりは、一時的な緩和ができない・緩和できたとしてもすぐにぶり返してしまいますので、つらい箇所を温めたり揉みほぐしたりするといった一般的な対症療法だけでは困難です。

首や肩が正常でなく本来の機能を失ってしまっているため、対症療法が効かないのです。

 

出血してもかさぶたができ時間が経てば傷がふさがるように人間の体は自然治癒力が備わっていますが、慢性的な肩こりは、自然には治らない状態にあるわけです。

肩が凝る→休めば元に戻る、という身体本来の正常な機能を取り戻すためお手伝いをするのが肩こりラボです。

 

首・肩のコリでつらいのは実は文化・時代のせい!?

「なんでもっと早く来なかったんですか?」

「なぜ、ここまで放っておいたんですか?」

今では少なくなったとはいえ、病院や歯医者で怒られたことがある方もいらっしゃるでしょう。

これは、肩こりや首こりには当てはまりません。これだけデジタル機器が発達した現代では、首や肩への負担は、生活習慣や仕事上仕方のない場合がほとんどです。

 

電子機器の発展により、パソコンやスマートフォンが高機能になり、机に座ったままであらゆることができるようになりました。テレワークをして通勤が無くなったら「一日ずっと座りっぱなしだった」「通勤や社内を移動することが運動だったのに気がついた」という方は少なくないのではないでしょうか。

ペーパーレス化を推進する時代の流れもあって、生活に関わる様々なことが電子化もされてきています。

読書や情報収集においてもPCとスマホがあれば事足りてしまう時代です。

あらゆる事がインターネットを通してできるようになったことで、便利になった反面、長時間のパソコン作業やスマホ操作が体に与える負担は少なくありません。パソコンやスマホが便利になるということは、負担が増えるというだけでなく、動かないでできることが増えるため運動不足にも拍車がかかってしまいます。

首肩こりの原因として、パソコンやスマートフォンが関わっているという方はおそらく相当数にのぼることでしょう。

 

しかしながら現代において、首や肩に負担がかかるからといってPCやスマホを使うのをやめましょうというのは現実的ではありません。大切なのは、要点をおさえてなるべく負担を少なくするようにすることです。

ですので、デスクワークで首や肩を酷使するような生活でも、あきらめないでいただきたいのです。

そして、自分のカラダにフィットした適切な「体づくり」を行い、首や肩の筋肉や筋膜への負担がかかっても、休息やセルフケアで元に戻せるカラダにかえていくことが重要です。

 

肩こりで悩まない適切なカラダづくり。

そのために必要なのは医学的根拠に基づいた「理学療法」です。

 

肩こりラボの理学療法の理念

  1. 根本的な改善
  2. 相手の気持ちを最優先
  3. わかりやすい説明

 

肩が凝るから病院にいく人はほとんどいませんし、肩こり専門外来を標榜している病院はほとんどありません。

ですから、どこへ行っても何をしてもダメだった方に対して安易に希望を持ってくださいとはいいません。

つらい首・肩のコリから解放された方は、たくさんいらっしゃまいます。

そして、今現在、肩こりラボで多くの方が肩こりの悩みからの解放というゴールを目指していらっしゃいます。

 

みなさんが勘違いしてしまっていること

「歪みが身体の不調の原因」説以外にも、多くの方が間違った認識をされている情報・説があります。

首・肩が硬い=肩こり ではありません!

硬い=凝っている、とお考えの方は少なくないと思います。実はこれは間違いです。

体の筋肉の「硬さ」は、人それぞれです。

硬さは相対的なものであり絶対的なものではないのです。

では肩こりは気のせいなの?

昔から「病は気から」といわれているように、心因性ストレスや精神的ストレスは、体に悪影響を与えます。

肩こりも例外ではありません。

ストレスが原因となって引き起こされている肩こりは少なくありません。実際、大きな悩みごとが解決したら、コリを感じなくなったという方も少なからずいらっしゃいます。ですが、だからといって、肩こりなんて気のせい、とは言えません。

肩こりや首こりは、あくまでも自覚症状です。そしてコリの度合いは人それぞれです。

他の人が首や肩に触れて、その箇所が硬いや柔らかいかだけで「凝ってます」という判断は間違いです。

全身の筋肉のバランス・硬さ・伸び縮みの状態を踏まえて、相対的に筋肉の硬度が増し、伸張性が低下している場合はその部分の筋肉や筋膜がなんらかの異常をきたしてしまっていることが想定されます。

そして最も大切なこと。

首や肩が硬かったとしても、自覚症状がなければ、それは肩こりではありません。繰り返しとなりますが、肩こりはあくまでも自覚症状だからです。

 

つまり、肩だけ触って異常かどうかはわかりませんし、肩こりや首こりだと判断することはできません。

肩だけ硬かったとしても、自覚症状がなければ、それは肩こりではありません。

 

美容院でのシャンプー後の「マッサージしますね」。

「凝ってますね」と言われる方は少なくないでしょう。

別に凝ってないんだけどな・・・という方、あなたは肩こりではありません。

座っている状態ですと、肩の部分は誰でも硬くなります。

ご安心ください。

 

筋膜リリースすればひどい肩こりが改善する?

頑固な肩こりの原因は筋膜の異常であると言われるようになりました。

メディアで大々的に取り上げられたことからも、筋膜というフレーズを聞いた事があるという方は少なくないでしょう。

筋膜は筋肉を覆っている膜ですが、筋膜が硬くなったり、厚くなったり、シワがよってしまうことが辛い肩こり症状の大きな要因の一つといわれています。

 

ですから、筋膜を柔らかくしたり、縮まってしまった箇所を伸ばしたりすると症状は改善します。

この硬くなったり、分厚くなったり、縮こまってしまっいる筋膜を、柔らかくしたり、シワを伸ばす施術を筋膜リリースといいます。

 

筋膜リリースを行うと、肩こりや首こりよるつらい症状の多くは解消されますので、当院でも対症療法の一環として行っております。

とはいえ、あくまで患部に対する筋膜リリースによる症状の解消は一時的なものです。

 

首や肩の筋膜が異常を起こすのは結果であり、首や肩の筋膜に異常を引き起こす原因を解消こそが肩こりや首こりの根本的な改善には大切です。

 

筋膜リリースって本当に効果あるの?

筋膜リリースの方法は様々あります。

手で圧迫する方法、ストレッチする方法、フォームローラーと呼ばれる筒状グッヅでコロコロする方法、ヘラで擦る方法、鍼を刺す方法、エコーで目視確認しながら生理食塩水を患部に注入するハイドロリリースいう方法・・・

本当に様々あります。

それぞれある程度の効果は期待できますが、筋膜が硬くなる・厚くなる・シワがよる、といった原因へのアプローチがなされなければ、再び症状は繰り返されてしまいます。

 

なお、鍼やマッサージは筋肉に対して行いますが、これは筋膜と、その筋膜に包まれている筋線維に対して行っているのです。

筋膜という言葉がまだ広く認知されていなかったため、鍼は筋肉に打つものとして説明されてきていますが、全ての筋肉は筋膜で覆われているものです。筋肉、つまり筋線維に対して鍼をうつ場合は、必ず筋膜に刺すことになります。

実際の鍼治療では、筋膜に対して鍼を打つ場合もあれば、筋膜を貫いて筋肉の中で硬くなっている部分(硬結)に打つこともあります。これはケースバイケースです。

このように、鍼灸師の世界では、筋膜へのアプローチ自体は古くから行われてきました。

 

より詳しい解説は別ページで解説してます。

筋膜リリースについて

 

ひどい肩こりの原因はひとつではない

たった1つの原因で慢性的な肩こりになってしまうというという方は非常に稀です。

仮に身体的要因によって発症した肩こりであっても、ほとんどの場合は、精神的要因や社会的要因などさまざまな要因が絡み合い、慢性化していきます。

分かりやすい「○○が原因だった!!」といったキャッチフレーズは、悩まれている方にとって救いの言葉に聞こえるのは仕方ないのですが、慢性的な「肩こり」は単一の原因で発症はいたしません。

つらい箇所を温めて血行を良くしたり、揉みほぐしたりすると、ラクになるという方はいらっしゃいますが、同時にほとんどの方は時間が経てば元通りになってしまいます。

患部に対して何らかの対処をすることで、肩が痛い・重い、といった凝りの症状が気にならなくなったとしても、首や肩の筋肉に負担をかけて硬直させるといった症状を生む元が残っていたら、再びつらい状態になってしまうのは時間の問題です。

 

私たちが行うのはフィジカルの問題の解決

「肩の荷が下りる」と言うように、自分が担っている責任や義務、負担などがなくなることで精神的にだけでなく、肉体的にもラクになるというご経験をしたことがある方は少なくないと思います。

精神的なストレスが緩和することで、首肩こりがラクになるというのは確かにあります。

首や肩の筋肉に物理的な負担をかける肉体的な問題(筋力低下、筋力バランスの乱れ、関節可動域異常、不良姿勢、不良動作、不適切な使い方 等)が無く、基礎疾患や、自律神経やホルモンバランスの異常も無いということであれば、ストレスが元で肩こりが生じているかもしれませんから、その場合はストレスの解消だけで肩こりが治ってしまうでしょう。

多くの場合、肉体的な問題(筋力低下、筋力バランスの乱れ、関節可動域異常、不良姿勢、不良動作、不適切な使い方 等)があるからこそ、首や肩の筋肉に物理的な負担が反復継続的に加わり、肩こり・首の痛みを発症します。

ここで最も大切なのは、症状の原因の的確な究明です。

つまり、何が首や肩の筋肉に負担をかけているのか?という点です。

肩こりラボでは、フィジカル(筋肉や筋膜・神経・動作)の問題とその原因を突き止めます。

それを解決するために、患者さんの生活やご都合に合わせた無理のない計画を立てます。そして、当院独自の技術を駆使して症状を解消し、加えて原因への対処をすることで肩こりで悩まない体づくりをサポートいたします。

 

上手いか下手かが全て?

資格を持っているかそでないかはどうでもいい!とにかく上手い人にやってほしい!・・この考えはごもっともです。

名前だけ有名で値段も高いお店より、近所の庶民的なお店の方がずっと美味しい!といった考えや経験は誰もがお持ちでしょう。

鍼灸マッサージ師(厳密には、鍼師、灸師、按摩マッサージ指圧師)の国家資格は、鍼灸マッサージの施術をする者においては、飲食店における食品衛生責任者の資格のようなものです。絶対条件です。

鍼灸・マッサージ師の国家資格を取得する意味、それは「3年間の専門教育を受け、筋肉・神経・骨格・内臓や病気、関係法規についての基本的な知識があると厚生労働省から評価され免許を交付された」という事実です。

人の身体・健康に関わる上で安全性は何よりも大切です。

国家資格は最低限の安全性が担保されているとお考えください。そしてリスク回避のために代替医療を受ける際には必ず確認してください。

 

資格・技術よりも大切なのは「見立て」

国家資格保持は、あくまで最低限必要な条件です。国家資格があって技術力(手技)もある施術者はたくさんいらっしゃいます。手先の技術力以上に必要な技術があります。

それは肩こり・首こり(首筋のこり)の原因を解明する技術です。

 

当院が特に注力しているところは、人によって様々である肩こりを引き起こす原因を究明し、適切な対処方法(理学療法)と計画を立てること。そして、これらを分かかりやすく説明する点です。

原因を突き止めて、ひとつひとつ解決して治していく計画を患者さんのご都合に合わせて効率よく立てます。

その計画に沿って施術を行って、はじめて施術の技術・スキル・資格が活きるのです。

病院で、手術となったら、検査〜退院〜外来まで予定をきっちりたてられますよね。慢性的な肩こりや首こりの解消においても同じなのです。

肩こりラボのオリジナル技術

当院の特徴は「肩こりの原因の見極め」と「根本的な問題の解決までの計画の組み立て」です。

IDマッサージ

3D

この2つの技術があってはじめて身体本来の機能を取り戻す計画は実現できます。

 

IDマッサージ&3D鍼は、普通の鍼やマッサージと何が違うの?と当然思われるはずです。

実際に、受けていただければ違いはきっと体感していただけるのですが、文章だけでは当然伝わりません。まず鍼・マッサージの使い方、これが他院とは異なります。鍼・マッサージの使い方・考え方が当院独自であり、技術を支える根幹となっています。

 

具体的には、体を立体的にとらえ、個々の筋肉・筋膜に対して、その状態や目的に応じて的確に手技を施すIDマッサージ、そして、正確かつ効果的な場所にピンポイントで打つ3D鍼です。

IDマッサージはマッサージの種類のような名前ですが、手で行う一般的なマッサージだけではなく筋膜リリース・ストレッチ・関節モビリゼーションまで含めた技術の総称です。

鍼は筋膜に対して打つ場合もあれば筋肉自体に打つこともあります。一本だけで狙い撃ちする場合もあれば数十〜百本以上打つこともあります。必要な場所に無駄なく必要な本数を打ちます。

 

この2つの技術は、体の構造、筋肉のメカニズムを熟知している前提のもと、体得するのが極めて難しい高度な技術です。そして、肩こりラボならではの技術です。

通い続けるのではなく、通う必要のないカラダになっていただく

「タイムサービスやってまーす。マッサージいかがですか〜」・・・街頭でこのような呼び込みを耳にするのは珍しくありません。当院は駅前にありますが、駅前でよく耳にします。

当院は、マッサージ屋さんではありません。

リラクセーション目的のマッサージ施設でしたら、通っていただくために色々なサービスを提供するのは当たり前なのですが、当院は、通っていただく必要のないカラダになっていただく、これが目的です。

多くのお店が採用している回数券の発行・キャンペーン・スタンプカード・割引といったサービスの目的は、リピーターづくりです。そして初回無料や初回限定特別価格は新規獲得のため。

飲食店・美容院をはじめとした、頻繁に通っていただく常連さん作りが必要な「お店」と「治療院」は違います。

このような理由から、当院では回数券の発行・キャンペーン・スタンプカード・割引などのシステムや、施術の追加オプション等を行っておりません。

 

例えば、お医者さん選びは経歴や施術内容よりも人柄・相性、結局は「人」であるとお考えの方は少なくないでしょう。

「マッサージに通う」「施術を受けに通う」という「通う」ということ自体が精神的な支えになっている場合、通い続けることが何よりもよい薬になっているといえます。

求めるもの次第で、何が正解か異なります。

ですので、人に会う・コミュニーケーションをとる・通うことで気が紛れる・お店が好き、であれば「お店」にいくのが良いでしょう。

当院は、あくまでフィジカル面に特化しています。メンタル面のケアはできませんが「健全なる精神は健全なる身体に宿る」という言葉、これは正しいと思います。

メンタルではなく、まずフィジカルの問題を解決したいとお考えの方は、当院の理学療法[ 物理療法(鍼・マッサージ 等)+運動療法 ]もご検討ください。

通えば通うほど悪化!!さらに強い刺激を求めてしまう悪循環の仕組み

せっかく症状を改善しようとして通っているのに、よくなるどころかだんだんと頻度が増していってしまう。

お店を変えても、また同じことの繰り返し・・・

いったいこれはなぜでしょうか?

 

まず、こりの原因は骨ではなく筋肉であるケースが大半です。原因が関節や骨ではないのに、骨をボキッと鳴らしても、これは一時的にスッキリはしても、治りはしませんね。

次に、筋肉をほぐすマッサージや筋膜リリースの繰り返しの場合です。硬くなった筋肉に刺激を与えてホグす行為を繰り返すと、残念ながら刺激に慣れてしまい、だんだんと効かなくなってきてしまいます。効かなくなってきてしまうので、刺激もだんだんと強くなっていきます。強い刺激を繰り返していくと筋肉はますます硬くなってしまうのです。

世の中に、症状を一時的に和らげる施術は無数にあります。きちんと症状を解消するということ(対症療法)は、大切なのですが、この対症療法だけでは、なかなか前進することが難しいばかりか、刺激への慣れを考慮せずに繰り返すことで悪化を招いてしまう恐れがあります。

せっかく、治したいのに通えば通うほどコリが悪化してしまう負のスパイラルから抜けだしていただきたいのです。

肩こり・首こりはつらいからマッサージを受ける、のではなく、マッサージに行く必要のない首・肩にするためのマッサージを受け、だんだんと受けなくても良い状態になっていく。これが本来あるべき姿でしょう。

 

先に申し上げたとおり、肩こりラボが行うのは計画に基づいた理学療法です。

あくまでも、通っていただくためではなく、通わなくて良いお身体になっていただくために施術をいたします。

 

急な痛み・緊急の場合、できるかぎり対応はいたしますので、その際はフリーダイヤル(0120-757-707)またはLINEにてご相談ください。

 

腰痛や五十肩などの肩関節痛、脚の痛みや不調も対象としている理由

しばしば、腰痛や脚の痛みもみてもらえませんか?とお問い合わせいただきます。

「肩こりラボ」という名前から、肩専門の施設と認識されるかもしれません。

つらいのは首や肩の凝りだとしても、首や肩のつらい部分だけをいくら揉んでも鍼を打ってもその症状の緩和しかできません。

血管・神経・筋膜が身体中に張り巡らされているように、体はすべて繋がっており、連続性があります。

肩こりや首こりといった、肩や首の慢性的な症状は、症状は首肩に現局していたとして肩・首だけに問題があるわけではありません。むしろ首肩以外に問題があるという場合が少なくありません。

 

例えば、足や腰が悪いから、姿勢が悪くなり、肩が凝るというパターン。

そもそも姿勢を支える筋力が無いため、姿勢が悪くなり、首や肩に負担がかかってしまうということもあります。

これらは、なんとなく想像できるのではないでしょうか。

 

肩こり・首こりは、その肩周辺の部位だけの問題ではないのです。

凝って辛い症状は、あくまで結果です。

身体の不調や機能低下のサインなのです。

 

では、身体のどこが不調を起こして肩こりを引き起こしているのか?それは、人によって様々ですし、引き起こしている原因はひとつではありません。

残念ながら、たった一つの原因で肩こりを引き起こされることはありません。肩こり・首こりの要因はいくつかあるのです。

たった一つの原因による肩こりは、ただの筋肉の疲労・筋肉痛による正常な肩こりです。放っておいても元に戻らない酷い肩こり・慢性的な肩こりはいくつかの原因が絡みあった状態なのです。

肩こり・首こりは、身体の様々な不調が「肩がこる」「首がこる」といった症状として表れた“結果”です。

問題は首や肩にあるわけではないのです。首肩以外に問題があるのです。

首や肩以外、全身の筋肉の構造を把握し問題を解決できる知識・スキル・経験が必要です。

首・肩・腰・足の筋肉の問題によるトラブルに対処出来なければ、慢性的な肩こりや首こりの解消、そして根本的な改善は不可能です。

 

五十肩になってしまったと諦めないでください

五十肩・四十肩でお悩みで、いざ病院にいったものの、なかなか痛みや関節可動域が改善しないケースが少なくありません。

痛み止めの注射も効かなかったり、リハビリも効果が感じられない・・・なんのための通院なのか疑問・・・このようにお思いになられている方は少なくないようです。

 

とりあえず痛いから何とかしてほしい、というお願いをされたら痛み止めの処置をする、のは適切です。

ですが、痛みは何とかしてほしいけれども、きちんと根本的に治してほしいとお願いする人は極めて稀でしょう。

 

肩の痛みは日常生活に支障をきたします。

ですから、とりあえず痛みだけでも何とかしてほしいと願うのはごく自然なことです。

 

五十肩・四十肩は痛みがでる動かせなくなる徐々に動くようになり、痛みも治まるといったように大まかに分けて3段階で進行します。これは放っておいても、ある程度はこの流れは変わりません。(放置した場合、3段階のどこかで停滞してしまうこともあります)

つまり、放置をしても、治療をしても、最終的には一旦は痛みがおさまるというのが四十肩・五十肩の特徴でもあります。

ただ、痛みが治まるまでどれくらいの期間がかかるかは個人差があり、数ヶ月の人もいれば2年以上の人もいます。

また、何もせず放置した場合、痛みは治まっても元の可動域まで回復しなかったり、以前のように腕や肩を自由自在に動かせなくなってしまうことがあります。

日常生活に支障はきたさなくとも、以前できていた動作ができなくなってしまうことがあるのです。

当院で行っている施術は、症状の緩和はもちろんなのですが、この3段階の期間の短縮とそれぞれに時期に合わせて適切な処置を行い、最終的に発症以前の可動域を確保する、これが当院の肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)に対する考え方です。

肩関節周囲炎でご来院される患者さんは痛みの症状が出ている・違和感を感じている初期症状の方がほとんどですので、この段階で適切な処置をすれば腕・肩を以前のように動かせるようになります。ただし、長期間放置してしまった場合は根治が困難になります。

一般の方からプロアスリートの方まで幅広く対応

首肩・足腰の問題だけでなく、日常生活における身体の動かし方・正しいストレッチ方法・筋力トレーニング指導・セルフケア方法までトータルサポートいたします。

当院ではプロのアスリート、アーティストのメンテナンス、コンディショニングも行っておりますが、一般の方の日々の運動〜トレーニングのサポートもお任せください。全米認定 ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(NSCA-CSCS)・NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)の資格を有するセラピストがプロレベルのケアをお約束します。

  • マラソンが趣味でタイムを縮めたい
  • ジムでのトレーニングを効率よく行いたい
  • ダンスのパフォーマンスアップを図りたい
  • ヨガ教室に通っているのに、逆に体が疲れる・・・
  • ゴルフでスコアを上げたいが、練習してもよくならない

このようなご要望にも、しっかりお応えします。

パワープレートを本格的な運動療法機器として活用。面倒で大変なイメージの強い運動療法ですが、肩こりラボではあなたにフィットしたかたちで効率良く行います。

powerplate 6plus

powerplate6plus

アスリートの方やジムに行かれる方はご存知の方も多い「パワープレート」。一部の医療機関でも導入が進んでいる機器です。肩こりラボではプロ用のパワープレート®を設置しています。

 

パワープレートを用いてエクササイズをすることで、通常のトレーニングでは鍛えにくいインナーマッスル・体幹を超短期間で効率よく鍛えることが可能です。

そのため、筋力トレーニングが苦手であったり、抵抗感をお持ちの方には特にオススメです。

 

パワープレートは、フィットネスジムだけではなく、整形外科、産婦人科、循環器科などといった医療機関への導入も進んでいます。

そんなパワープレートにも短所がございます。それは、使いこなすには専門の技術・知識が必要な点です。パワープレートを効果的に使いこなすには、きちんとしたノウハウが必要なのです。

肩こりラボのセラピストは、全員パワープレート認定トレーナーです。パワープレート認定トレーナーが、あなたに最適な運動のプログラムを組み立てます。あなただけのカスタムメイドの運動療法でカラダ作りをサポートいたします。

「Power Plate®」およびロゴマークは、株式会社プロティア・ジャパンの登録商標です。

 

超音波療法

超音波療法は、深部を温める温熱効果と、急性期の怪我の治癒を促進する非温熱効果(音圧効果)があります。

超音波療法は、難治性の骨折の治癒を促進する効果が認められ、健康保険が適用されるようになっております。

骨折の治癒を早める超音波療法器を、肩こりラボでは導入しています。

肩こりラボでは、骨折の治療はできませんが、医療機器としてのポテンシャルに着目し、肘・膝・肩といった関節痛やスポーツ傷害のケアに応用しています。

超音波療法について

 

肩こりは歳のせい・仕方ないという常識を覆したい

肩こりに対する世間一般のイメージを変えたいと、肩こりラボは本気で思っています。

昔から人々を悩ませてきた肩こりですが、医療が進歩した現在においても、治らない症状に変わりはありません。

その場かぎりの緩和方法・一時的な解消方法ならいくらでもございます。緩和や解消は、まず必要とされますし必ず行いますが、それが全てではありません。

 

肩こりを治せる人がいなかった

 

これにつきると思います。

慢性的な肩こり自体への理解・認識自体が薄いのです。たかが肩こりくらいで・・・この言葉がすべてを物語っているでしょう。

決して簡単には、慢性的な肩こりの根本的な改善はできません。身体の状態だけでなく、生活スタイルも個々に異なるので、時間がかかったり、なかなか進まないケースもございます。

ですが、筋肉や筋膜の問題による肩こり・首こりでお悩みの方は、あきらめず希望をもっていたできたいのです。

 

肩こりラボは学芸大学駅前の小さな鍼灸マッサージ院

当院は東京都目黒区の学芸大学(東横線)の駅前にある鍼灸・マッサージ院です。

創業が2011年11月、学芸大学駅前に開院したのが2015年4月とまだ日は浅いのですが、学芸大学駅近辺の方だけでなく、都内近郊〜全国から患者さんにお越しいただいております。

ただ、少数精鋭のスタッフで運営している小規模の鍼灸・マッサージ院です。現実的に向き合える人数は限られております。そして、患者さん一人ひとりに対してのカスタムメイド治療のため、完全予約制です。

何となく肩が凝っているような気がするといった軽症の方から、どこにいっても治らないような、ひどい肩こりでお悩みの方、肩こり専門の外来をお探しの皆さま、是非一度ご相談ください。

 

肩こり・首こりでお悩みの方だけれども、当院にお越しになれない方に対して我々ができること。それは、メールやLINE、電話での対応、インターネット上での情報発信しかありません。

問診と姿勢を拝見することで、大まかな対処方法をお伝えすることができますが、実際に視て、触れなければ、わからないこともたくさんあります。

セルフケアで良くなる方もいらっしゃいますが、慢性的でひどい肩こり・首こりの解消には、セルフケアだけではどうにも難しく、直接的な施術が必要なケースも少なくありません。

そこで、あなたがお住まいのエリアでの治療院の選び方をまとめてみました。治療院選びの際、参考にしていただければ幸いです。

 

治療院の選び方

 

 

 

 


執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


タワシで背中や肩甲骨をゴシゴシ洗うと、血液やリンパの流れが良くなるだけでなく痩せるって本当?

タワシで背中・肩甲骨をゴシゴシ洗うと、褐色脂肪細胞が活性化されるんですか?

背中を入念に洗うことは、気持ちが良いということで、心の健康という意味でプラスに働くでしょう。

そもそもお風呂に入るわけですから血行は良くなります。褐色脂肪細胞については、医学的な観点から申し上げますと、肉体的な健康や美容との関連性があるとはいえません。

血液やリンパの流れが良くなって、健康や美容に良さそうなお風呂での背中洗いですが、肌をゴシゴシ洗うのは美容的にNGです。

ただ、洗い方次第で良い効果が期待できます。

 

褐色脂肪細胞について

まず、結論から申し上げますと皮膚への刺激と褐色脂肪細胞の活性化には関連性はありません!!

現時点で関連性を証明する研究報告はされておりません。

褐色脂肪は、脂肪であって脂肪ではない

褐色脂肪細胞は、”脂肪細胞”という名前ですが、あなたがイメージする皮下脂肪や内臓脂肪といった「脂肪=脂身」とは違うのです。褐色脂肪細胞は代謝高めて大きな熱を生み出す特殊な脂肪です。

脂肪は筋肉と相反する存在と思われていませんか?

褐色脂肪細胞は、機能的には「筋肉」に近いのです。

乾布摩擦やお風呂上りに冷水を浴びると体が暖かくなる理由

乾布摩擦や風呂上りに冷水浴びると体がポカポカしてきます。

乾布摩擦で体があったかくなるのは、背中をこすることによって褐色脂肪細胞が活性化されたからではありません。皮膚をこすることによって摩擦熱が生じるからです。熱で血流が増すということもあるでしょう。

冷水を浴びた後にポカポカするのは、冷水で急激に収縮した血管が、その後に拡張して血流が増えるからです。これは体本来に備わっている反射のひとつです。

褐色脂肪細胞が発動するのは生命の危機に瀕した時

褐色脂肪細胞がはたらくのは、体温が低下して生命の危険にさらされたときです。

冷水や冷気などの寒冷刺激が加わることではなく、低体温が活性化のスイッチとなるのです。

生活のなかで、褐色脂肪細胞が存在する肩甲骨付近を刺激して、「温かい」感じの何らかの反応が出るかもしれませんが、それらは褐色脂肪細胞とは全く関係がないのです。

褐色脂肪が豊富なのは赤ちゃんの時だけ

そんな褐色脂肪細胞ですが、これが体内に多く存在しているのは乳幼児です。生命を守るための細胞なのです。

赤ちゃんには褐色脂肪細胞が豊富
赤ちゃんには褐色脂肪がいっぱい

褐色脂肪細胞は、成長するに従って減少していき、成人とくに男性にはほとんど存在しないということがわかっています。完全に無くなるわけではないのですが極めて微量です。ですから増やしたり活性化できれば良いのですが(研究は進んでいます・・・)現時点での医学研究では、皮膚に刺激しても褐色脂肪細胞が増えるということは確認されていません。

注目すべき「色」は褐色ではなくベージュ

近年の研究により、褐色脂肪細胞と似た働きをもつベージュ細胞なるものがあるというがわかりました。ポイントは、褐色脂肪細胞とベージュ細胞は別物だということです。現時点で「ベージュ細胞は運動によって増加する可能性がある」とされています。ただ、これもあくまで可能性です。

動かずして代謝を高められればそれは理想的ですが、現実は甘くありません。

タワシなどで背中をこすることによって、褐色脂肪細胞やベージュ細胞にはたらきかけて、代謝を高めるといった説は間違いと言わざるをえません。

どんなに背中を刺激しても、疲れるのは腕ですから、腕の筋肉の運動には効果的といえるかもしれません。

katakori LABS study session 2018

本セミナーは、たくさんの鍼灸師の方々にご参加いただき無事終了しました。

人の健康に携わる仕事をされている方へ

ミライを想像できければ創造はできない

癒やしの本質ってなんでしょう?

マッサージ系の仕事をされている方は、その仕事を選んだ理由はなんでしょう?

簡単そうだから・・・きっとあるでしょう。でも「人々を癒やしたい」という目的は必ずあったはずです。

癒やしという言葉は、「癒やされる」に代表されるように、気持ちいい・安らぐ、といった意味合いで使われます。

実は「癒やし」という言葉は、割と最近出てきた新しい言葉

癒やすという動詞は昔からありますが、もともとは、癒えるという自動詞です。傷が癒えた、という言い方です。治癒やしたという表現も使いますね。

つまり「癒える」というのは「治る」とほとんど同じ意味です。

ただ、心の傷が癒えたという表現の場合、悲しみ・苦しみ・悩みなどが消えたという意味で、この場合は、「なおる」ではなく「おさまる」が妥当でしょう。

このように、癒やし系といった言葉が意味するようなニュアンスは、本来の「癒やし」とはちょっと違います。

「人々を癒やしたい」を突き詰めると・・・

必ず、壁にぶつかります。

癒やしを求めている人は、心・身体に何かしらの不調を抱えています。

その不調を取り除いてあげたい・・・

治してあげたいと思うのは自然なことです。

ですから、リラクセーションを追求されている方の多くは、身体に関する勉強をします。セミナーもたくさん開催されています。ですが、実際問題、現実は厳しいでしょう。

最終手段として資格取得のために学校にいくという選択もありますが、時間もお金もかかりますし、人生を左右する大きな決断ですから、あきらめる人の方が多いのではないでしょうか。

人を癒やすということを、一人で抱え込む必要はないし、抱え込むことはできない

人は一人では生きていけません。

生きるということは、社会の中で生きるということです。

自分自身の存在意義や個性は、まわりの環境がなければ無意味です。

世界は誰かの仕事でできている。

これは少し前のテレビCMでのキャッチコピーですが、人ひとりを癒やすためには、多くの人の力が必要なのです。

専門職の人はどうしても、なんでもかんでもやりたくなってしまいがちです。「専門」職なのにです。

これは、見てる世界・景色が狭いせいではないでしょうか。

なんでも抱え込もうとすれば、たいてい失敗・挫折してしまいます。

自分の無力さを知ることは素晴らしい

誰もが、自分で自分を褒めたい欲があります。

頑張ったから、できた!

自分のおかげで、うまくいった!

私ってすごい!

・・・これを仕事でやってしまうと危険です。

仕事は自分でなく「人のため」にするものです。

仕事で得られるものは自分のもの。

自分のためにするのは仕事ではありません。

何をやってもうまくいかないのは必要以上に自分を大きく見せたいから

挫折が人を成長させる、これは正しいと思います。

これは、自分自身の無力さを受け入れる、ということではないでしょうか。

こんな無力な自分でも、支えてくれる人がいる、頼りにしてくれる人がいる。

そう思えた時、人への感謝の気持ちが生まれます。

そして、相手が自分よりも大きな存在に感じるはずです。

人への感謝の気持ちがあれば、自分のすべきことがわかる

ありがとう・・・・というのは感謝ではなく、お礼です。

感謝とは、あって当たり前のことに対する気持ちで、お礼は人にしてもらったことに対するリアクション。

感謝の気持ちを持つことは、人の気持ちを理解するということなのです。

私たちひとりひとりがすべきこと

自分自身の力・能力をきちんと把握して、できる限り最大限の正しい努力をする。

それだけでよいのです。

つまり、最善を尽くすということ。

正しい努力をすれば、自分自身で大切なものが明確になり、今まで見えなかった人のよいところが見えてきます。

ただし、間違った努力は報われません。

正しく努力すれば、必ず結果はついてきます。

では、正しく努力するには何が必要でしょうか?

それは「考え方」です。

技術・スキルではありません。

知識・情報でもありません。

見たり聞いたりした情報、触れて感じたことの中にヒントはあります。

「考え方」は教わるものではない。

ここでいう「考え方」とはあなた自身のあなた独自の考え方です。

あなたが導き出すものです。

人を癒やすために何をすればいいのか、どんな技術・知識が必要なのか、そして、自分でできることは何なのか?それをきちんと把握しなくてはいけません。

癒やしに関わる様々な業種があります。

それぞれが役割分担をするべきと思いませんか?

鍼灸・マッサージ院として当院が行なっている「癒やし」とはフィジカル面、特に筋肉の問題の解決です。

当院ではリラクセーションの提供はできません。

痩身や美容効果のある施術もできません。

それらはその道のプロがやるべきです。

当院は、筋肉のプロフェッショナルとして、首肩の慢性的なコリを治すために、具体的に何を考え、何をしているのか、をお伝えします。

あなたが鍼灸師でしたら、きっと鍼灸師の持つ可能性が広がるはずです。

あなたが鍼灸師でなくても、鍼灸師にできることが理解できるでしょう。

そして、あなただけの「癒やし」を構築する上での「あなたの考え方」のヒントになるはずです。

私たちは肩こりをこう治す

Study Sessionプログラム

私たちは、肩こりをこう治す

  • 肩こりの定義
  • 肩こりの原因
  • 肩こりの病態生理学
  • 肩こりの評価法★
  • 肩こりを改善する方法(施術プラン・治療方法)

全て現代医学に則った内容となります。東洋医学的な内容やスピリチュアルな内容は一切ございません。

このページに記載してある「人はどう生きるべきか」といった自己啓発的な内容は本講演では触れませんのでご安心ください。具体的な内容のみとなります。

内容は若干変更となる場合がございます。

日程2018年11月22日(木)17:30開場 18:00-20:30
講師丸山太地(株式会社肩こり研究所 代表)
場所鷹番住区センター 第1会議室
東京都目黒区鷹番3-17-20
東急東横線学芸大学駅 西口徒歩3分
受講資格資格は特にございません。

 

 

医師・理学療法士・鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師・柔道整復師をはじめとした医療従事者ならびに、目指している学生、リラクセーション・整体・トレーナーといった人の身体を良くするために仕事をされている方向けの内容です。

費用一般 3,000円
学生 2,000円(当日学生証をご提示ください)
※飲み物をご用意してます
参加方法先着順となります。
参加を希望される方は、下のボタンを押してメール送信してください。

 

 

定員になり次第締め切りますのでお早目にお申し込みください。

 
 
 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


東京理科大学オープンカレッジにて講義を行いました

2018年6月3日(日)に「ひとりで出来る肩こり改善方法」と題して講義を行いました。

東京理科大学オープンカレッジは、東京理科大学が、生涯現役であり続けたい方、社会人として豊かな教養を身に付けたい方、ビジネスパーソンとして見識を深めたい方をはじめとした一般の方向けの「社会人教育・リカレント教育」の場として開講しています。

 

iPad用の解剖学アプリの画面をプロジェクタースクリーンに投影しつつ、肩周辺の筋肉はどうなっているのか?肩こりの仕組みについて解説。

 

今回の受講者全員でセルフケアを実際に行っていただきました。多くの方に効果を実感していただけたようです。ぜひ今後ご家庭で行っていただけたら幸いです。

 

一般的な方法ではどうにもならない場合でも、お試しいただきたいタオルを使ったストレッチも紹介しました。

 

受講者の方から積極的な質問も多く、講義する側としてはとても助けられました。そして大変参考になりました。

ネットだけの情報発信だけではダメ

当院はネット上でのみ情報の発信を行っております。

雑誌やテレビ・他のWebメディアからの取材依頼には出来る限り応えてはいますが、いわゆる宣伝・有料広告は行っておりません。

今回、はじめて一般の方向けの講義を行い、情報化社会がゆえの迷い・悩みの増加を実感しました。

今後も一般向けのこのような場を増やしていかなければいけない、積極的に治療院の外でも「治療」につながる活動をしなければいけない、そう強く思いました。

肩こりの概念を再定義する

これは、大げさかもしれませんが世の中の常識を変えるということです。

実現に向けて、一人でも多くの患者さんを治す、という治療現場と並行して、活動の場を広げていきたいと思います。

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


ご予約専用フリーダイヤルを開設しました

肩こりラボの肩こり・首こり・肩関節痛・腰痛・膝関節痛の各専門コースは完全予約制です。

katakori LABSの予約専用フリーダイヤル

ご予約方法は、メールフォーム・電話・LINEの3種類ですが、この度、電話を通話料無料のフリーダイアル(10:00-22:00)でかけることができるようになりました。

電話対応するスタッフは受付スタッフですので、ご予約ならびにご相談の対応となります。詳しい施術内容のご相談は、セラピストより折り返しご連絡する形となります。なお、お電話のみのでの診察はできません。この点は予めご了承ください。

従来の電話番号でももちろんかかりますが、2018年6月1日より当院からの電話は0120-757-707となります。

既に電話帳・連絡帳にご登録の方は、0120-757-707を追加登録しておいていただけると助かります。

スマホへかんたん電話帳登録

QRコードを用意いたしました。お手持ちのスマートフォンへの登録はかんたんに行なえます。

肩コリ ラボ 学芸大学を連絡先に登録するQRコード

iPhoneをお使いの方

ご使用中のiPhoneのソフトウェアが最新iOS11であれば、カメラをQRコードにかざすだけで登録できます。

Androidをお使いの方

Androidの場合は端末によってはカメラだけで読み込むことができるようですが、よく分からない場合は、別途QRコード読み込むアプリをご利用ください。

アプリをダウンロードして利用する場合 「QRコード」を開発した株式会社デンソーウェーブさまが公開している「公式QRコードリーダー」がオススメです。

  • google playでDENSOのQRコードリーダーをダウンロード

QRコードの読み取り精度も高く、読み込んだページの履歴をタイトルと併せて時系列順に見ることが出来るので、過去に読み取ったQRコードを確認する時にとても便利です。

 

iPhoneやiPadをお使いの方

このページをSafariでご覧の場合、QRコードの画像を指で長押ししてください。「連絡先に追加」というメニューが出ます。twitterやLINEなどのアプリ内で開いている場合は作動しません。アプリ内の最上部や最下部にあるメニューの共有ボタンや「Safariで開く」アイコンから開き直してください。

iOSでQRコードから連絡先を登録する方法

iPhone6s,7,8,Xの場合、グッと強く画面を押し込むと画像が浮き上がります。浮き上がりましたら、そのまま上にスライドしてください。

Androidをお使いの方

QRコードの画像を長押しすると、メニューが出てきますので、保存してください。

画面に表示されているQRコードを読み取り登録できるアプリがございます。お持ちの場合、アプリを使って読み込んでください。

LINEでも同様のことは可能ですが電話帳登録のQRコードは読み込めませんので、専用のアプリをご利用ください。

QRコードを読み取るアプリをお持ちでない場合、「QRコード」を開発した株式会社デンソーウェーブさまが公開している「公式QRコードリーダー」がオススメです。

  • google playでDENSOのQRコードリーダーをダウンロード

ダウンロードして保存したQRコードの画像を読み込むことができます。

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


MORE モア 2018年 4月号の連載記事に掲載されました。

20代の働く女性向けファッション雑誌「MORE」で短期集中連載している「カラダはタカラ」シーズン2のVol.1に掲載されました。

MORE モア 2018年4月号 【付録】バナー バレット レザー調 バイカラートート、世界一らくちん★おいしいお弁当BOOK
MORE2018年4月号表紙SHUEISHA Inc.

発売日:2018年2月28日表紙:川口春奈出版社:集英社JAN:4910087770481価格:780円(税込)

DAILY MORE

まだまだ若い・・・は危険です!20代から守らなきゃ!!肩と腰

女性が感じる不調のトップ2が「肩こり」と「腰痛」。ということで取材を受け、この度、掲載されました。

誌面ではスペースの都合上、伝えきれなかったことをQ&A形式で以下の3つのブログに載せておりますので誌面と合わせてご覧いただければ幸いです。

肩こりのウソ!?ホント??
肩こりが○○の原因?○○が肩こりの原因?
◯秒で肩こり知らず?すぐにできる!肩こり解消方法・・・それって本当?というの疑問にお答えします

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


◯秒で肩こり知らず?すぐにできる!肩こり解消方法・・・それって本当?というの疑問にお答えします

当ページをご覧の方は、肩こり首こりで心底お悩みの方が多いと思いますが、中には肩こり“ぐらい”で・・・なんていうまだ我慢できる・まだまだなんとか大丈夫!というくらいの方もいらっしゃると思います。病気と同様、重度の肩こりよりも軽度の方が治りやすいわけで、セルフケアでなんとかしたいとお思いの方が勘違いしやすい肩こり情報をQ&A形式でアップしていきます。

肩こりを改善する方法編

肩コリ解消方法の嘘と本当
 

肩を毎日回せばこりは解消する説

やらないよりはやった方がいいかな、というのが正直なところです。

肩のこりを引き起こしている原因は、肩だけではないので、肩以外のコンディションが悪いままでしたら、こりが改善されたとしても一時的です。

肩を効果的に回すポイントは、肩甲骨を動かすことです。ただ、なんとなく肩を回すだけでは、肩甲骨はあまり動きません。肩甲骨が動くためには、肘の位置が耳よりも上にくるように回す必要があります。今、やってみてください。結構きついはずです。

四十肩・五十肩など肩関節に痛みがある場合は、無理をせず、痛みが出ない範囲で動かすようにしてください。

背すじを伸ばしていれば肩こりにならない説

バレエダンサーやホテルマンといったサービス業のような見た目の姿勢が美しい人に肩こりが多いのです。猫背になりがちなデスクワーカーにももちろん多いのですが、背筋を伸ばしていれば肩こりにならないというのは大きな間違いです。

直立で背筋を一直線にすると、本来のS字カーブを意図的に伸ばすため首や肩に負担がかかって疲れやすい状態になります。

肩こりを予防するための正しい姿勢と、見た目が美しい姿勢は異なります。肩こり予防の観点からの正しい姿勢に要点は大きく2つあります。

  1. 背骨がS字曲線を描くようにある程度の均一のたわみがあること

    多くの場合、腰は反り腰、背中は円背、首はストレートネックといったように不均等はカーブとなってしまっています。

  2. 体幹の筋肉で支えること

    身体を支えることに適した筋肉で支えること。具体的には殿部、腹部、背部の筋肉。多くの場合はこれらが弱ってしまっていて代わりに別の箇所で支えるようになってしまっています。その別の箇所というのが首肩や腰の筋肉=凝りができやすい筋肉なのです。

筋肉のこり=炎症なら冷やせばよい説

ズキズキと疼くような痛みなら冷やしたほうがよいです。

一般的に慢性的な肩こりであれば温めるのが正解です。ただし、温めることで一時的には軽減されるとはいえ、治ったわけではないので繰り返すことでだんだん慣れてしまいます。結果、こりが悪化する可能性もあります。

原因が様々であるのと同様、肩こりの症状の出方は様々で、肩こりの一言だけでは収まりません。

一般論として、「緊張感」や「ハリ感」の場合は温め、「痛み」であればアイシングがよいでしょう。症状が広範囲または一定エリアの場合は温め、ピンポイントの場合はアイシングが有効なことが多いです。

よくあるケースとして、首や肩の凝り、広範囲(一定エリア)の凝りがある場合の対処としては温め。一方、「痛み」として自覚する凝り、ズキズキ疼くような凝り、ピンポイントでつらい箇所がある場合にはアイシングが功を奏することがあります。

痩せれば肩こりが治る説

たしかに太っていると、姿勢が乱れやすくなりますし、上肢の重量も増えるため、それを支える首や肩の負担が増えて凝りが生じやすいコンディションにはなります。ダイエットをして肩こりが楽になるケース自体は間違いなくあります。

「痩せたら肩が凝らなくなりますか?」

これは、カウンセリングでよく質問されます。

痩せることで、首肩への負担が減り、それによってつらい首・肩のこりが解消されればよいのですが、太っていても肩こり知らずの人もいれば、痩せていても酷い首肩こりでお困りの方がいる、つまり、単に痩せれば良いかというとそうではないのです。

とにかくまずは痩せるように言われ、無理なダイエットをして、肩こりも特に治まらないばかりか身体を壊してしまうとなると本末転倒です。痩せれば何とかなるという考えは捨てて下さい。

首肩への負担を減らすために必要なのは体幹の筋力

首や肩の負担を減らすにはズバリ「体幹の筋力UP」です。体幹の筋肉(特にインナーマッスル)がしっかりと働くことでカラダを支えることができるのです。体幹がしっかりしていると正しい姿勢が無理なくとれるようになり、結果、首肩の負担が軽減します。

痩せている方はカラダをきちんと支える筋力が少ないために首や肩に負担がかかり凝ってしまいます。不適切なダイエットによって脂肪だけでなく筋肉まで落としてしまうと、かえって首や肩の負担が増えてしまい悪化をしてしまうということもありますので注意が必要です。

ダイエットにおいて大切なのは、脂肪は減らすが筋肉は減らさず、むしろ増やすことです。肩こりの原因は様々です。肥満が元となり負担がかかってしまっているなら、痩せることで肩こりが改善するかもしれません。ですが減量によってかえって悪化をしてしまうこともありますし、反対に痩せすぎが肩こりの原因になってしまうこともあります。

ですので、肩こりがひどくてダイエットを検討している方は、単に減量するのではなく、体幹の筋力を意識して取り組みましょう。そのためには食事制限だけでなく体幹のインナーマッスルを意識した運動が大切ですね。

筋力アップのためには様々なトレーニング方法があり、どれも一長一短です。体幹のインナーマッスルを鍛えてカラダを引き締め、しなやかなカラダを目指したい方にはパワープレート・トレーニングがオススメです。

肩だけ揉んでおけばよい説

肩こりは体全体のバランスが崩れて負担が方に集約された結果です。肩だけが原因ではありません。

正しい姿勢をキープするのがつらい人はバランスが崩れている証拠です。

背中や太ももの筋肉の硬直や衰えが原因になっている場合も多く、姿勢改善や運動不足解消などで意識せずに肩をもんでも意味はありません。

実際のところ、姿勢が悪いから肩が凝るだけでなく、肩が凝るから姿勢が悪くなってしまうということもあります。ですので、凝りのある個所をしっかりほぐして症状を解消するということは大切なことです。

肝心なのは、つらい箇所をほぐして一時的に症状が緩和したとしてもそれで良しとしないでいただきたいということです。凝りのある部分だけをほぐした場合、その時は楽になったとしても多くは時間の経過とともに戻ってしまいます。凝りをほぐす→戻る、ということを繰り返すうちに、刺激にも慣れていき次第に強いマッサージを求め、どんどん頑固な凝りになっていってしまいます。それは結局のところ慢性化を招いてしまうことになります。マッサージを受けて、はじめは1カ月効果が持続していたのに、最近は1週間持たなくなってきた・・・・いつの間にか通う頻度が増えてきた・・・というのに心当たりがある方は要注意です。

肩こりを根本的に改善するためには、凝りをほぐすこと=対症療法と、姿勢や生活習慣を正すこと=原因療法をセットで行うことが大切です。

冬のつらい首肩こり、首を温めればよい説

首を温めることで血流が改善して楽になることは多いのですが、首だけ温めるというのはオススメできません。

冬の寒い時期は、耳もあたためましょう。耳あての着用や、ニット帽を深くかぶる、フードをかぶる、マフラーの巻き方をアレンジするなど色々な方法がありますね。耳の中には、気圧の変化をキャッチするセンサーがあります。首と耳、神経・センサーが近いのです。首を温める場合、耳も一緒に温めましょう。

血流が増すことで痛みが増加してしまうこともあります。温めて痛みが増したり、つらさが増してしまったら、我慢せずに逆に冷やして下さい。押してダメなら引いてみろです。ひとつのやり方に縛られて我慢してより悪化・慢性化してしまう人が多いのです。温めてダメなら冷やす、冷やしてもダメなら温める、これは絶対に覚えておいてほしいポイントです。

 

 

「外人は肩こり知らず?」「肩こりで死んでしまうことがあるって本当?」「肩こりは働き盛りの人特有?」「親が肩こりだから自分も肩こり?遺伝なの?」といった肩こりにまつわる噂や説についてのQ&Aを以下にまとめました。

肩こりのウソ!?ホント??

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


肩こりが○○の原因?○○が肩こりの原因?

当ページをご覧の方は、肩こり首こりで心底お悩みの方が多いと思いますが、肩こり“ぐらい”で・・・なんて思ってしまっているであろう多くの方が勘違いしている肩こり情報を、いくつかに分けてQ&A形式で紹介していきます。

肩こりの仕組み編

 
 

顔のむくみも肩こりが原因説

顔のむくみを肩こりが引き起こしてしまうことはあります。

肩こりは首や頭、そして“顔こり”にも直結します。デスクワークやスマホを見ながらの下向きの姿勢は自然と歯を噛みしめるので顔がこり、血の巡りもわるくなってむくみだけでなく、くまやくすみの原因にもなります。ちなみに首の横ジワも肩こりからくる広頚筋の寄りジワです。

顔こりで悩む人は意外と多い

一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、慢性的な肩こりにお悩みの方は首や肩の凝りだけでなく「顔こり」「頭こり」「胸こり」「脇こり」などにお悩みの方もいらっしゃいます。

実際当院にはそのような患者さんが多数ご来院しています。みなさんもご存知のとおり、体は全部つながっています。解剖学的にいえば体は筋膜によって全身がひとつながりになっているのです。ですので一見離れているように思える箇所も実は関連性があるというのはごく自然なことなのです。

頭痛が原因で肩がこる

肩こりから頭痛になることは実際多いので、どちらとも言えませんが、偏頭痛から肩こりになるケースは確かに多いです。緊張性頭痛の症状として感じる人もいます。

慢性的な肩こりが、頭痛や吐き気を招くことも珍しくありません。肩こりは複合的な要因によって発症する不調症状のひとつです。自己判断や軽視せずに治療を受けましょう。

痛みにはペインスパズムサイクルという考え方があります。

ペインスパズムサイクルの説明図

慢性化する痛みは、このような負のスパイラルに陥っているケースがあります。この図にありますように、痛みから筋緊張、凝りへとつながってしまうことは実際にあります。

注意していただきたいのは、痛みというは体から異常事態を知らせるサインだということ。特に頭痛には重大な病気が隠れている可能性があります。いまはロキソニンをはじめ病院へいかなくても第1種の薬が手軽に購入できるようになりましたが、頭痛でお悩みの際はできるだけ医療機関を受診してください。

寒い時期ほどこりやすい説

寒いと前かがみになり肩をすくめがちなので、力が入りやすくなるのは確かです。

ですが、寒さに限りません。季節の変わり目である春や秋、梅雨入りも肩こりシーズンです。自律神経の乱れからくる肩こりもありますから、気圧に変動によって影響を受けやすい時期=こりやすい時期といえます。

夏は薄着で首肩が無防備な状態ですが、そこにエアコンの冷たい風があたり冷えて筋肉が硬直してしまうということがあります。また、患者さんから電車やショッピングモールのエアコンが強くて凍えてしまうという声をしばしば耳にします。夏は外にいたら熱中症、室内では寒すぎてしまうという温度調整の難しさがあり、そこから不調につながってしまいがちです。環境温度の寒暖差が大きいと自律神経の乱れも生じやすくなってしまいます。空調機能が発達した現代ならではともいえるでしょう。

人体は環境の変化に影響を受けやすいのです。気温だけでなく、気圧や湿度の「変化」に体は反応します。日本には四季もあり、外部環境に変化が生じやすいため、こういった観点からも私たち日本人に肩こりが多いのでしょう。

ストレスがたまると肩こりもひどくなる説

「病は気から」といわれるように、カラダに悪影響を及ぼすストレスが肩こりの原因になっているケースは多いです。

ストレスが高いと体は緊張状態になり、常に歯を食いしばるため、首や肩に大きな負担がかかります。ですので気持ちのリフレッシュはとても大切です。

肩こりの原因は3つありますが、それらは独立していない

肩こりの原因として肉体・自律神経・精神の3つがあります。これら3つはそれぞれが独立したものではなく、相互に関連し、影響しあっています。ストレスと肩こりを考えるうえで重要なのが自律神経です。

肉体の状況を絶えず監視して脳に連絡する自律神経は、体の恒常性維持機能としても働いています。肉体的な管理だけでなく、精神の状態を肉体に反映させる働きもあります。ですので、自律神経は肉体と精神を結び付けるはたらきがあるとも考えることができます。健全なる精神は健全なる身体に宿る、心身相関という言葉があるように、肉体の不調が精神の不調につながることはありますし、その逆もあります。

肩こりなんて気のせいであるという説

ストレスが元になっている肩こりは実際にあります。それ故「肩こりは気のせい」といわれることはあります。すべての肩こりが気のせいであるとは絶対に言えません。

精神と肉体はつながっていますから、はじめは精神の不調だったのが肉体の不調に波及してしまうということは多々あるわけです。

例えば、ストレスが元による胃潰瘍。これは精神的不調が肉体の不調として顕在化してしまう例です。

ストレス→胃酸分泌過多(攻撃因子増)・粘膜保護成分分泌低下(防御因子減)→胃粘膜損傷→潰瘍形成・・・という流れです。

さすがに胃潰瘍を「気のせい」とする人はいないでしょう。

胃潰瘍は胃粘膜の形状変化が目視で確認できるためわかりやすいのですが、肩こりはそのような確認が困難です。ですから「気のせい」と片付けられやすいのです。

肩こりは、姿勢や筋バランスといったフィジカル面の問題だけでなく、ストレス元となって生じることは少なくありません。肩こりを解消・予防するためには、ストレッチや体操といった肉体面への対処だけでなく、ストレスへの対処をすることも重要です。現代社会において、ストレスを完全に無くすということは不可能です。ですので、ストレスをため込まないための工夫やリフレッシュ方法の体得も併せて意識するようにしましょう。

肩こりは血行不良が原因?

血行不良による肩こりもありますが、最新の医学では、それだけではないことが分かってきました。血行不良を改善すれば治る説はもはや過去の話。常識が変わりつつあります。

これまでは肩こりの病態は血行不良、つまり形態的変化がないのもとされてきていましたが、近年では肩こりの部位に筋膜の形態的異常や異常な毛細血管の増殖が生じてしまっていることがわかってきています。

筋膜の形態的異常はレントゲンや一般的なMRIでは可視化できず、精度の高いエコーや特殊なMRIでないと観察できません。異常な毛細血管は血管造影という整形外科的には一般的用いられない手法によって可視化することができます。血行さえよくすれば肩こりは治るという考えはもう通用しないのです。肩こりを「気のせい」という精神的なものだけでは片づけられないように、肩こりには人によって異なるとはいえ明確な原因があります。それがハッキリすれば治るのです。

 

 

「外人は肩こり知らず?」「肩こりで死んでしまうことがあるって本当?」「肩こりは働き盛りの人特有?」「親が肩こりだから自分も肩こり?遺伝なの?」といった肩こりにまつわる噂や説についてのQ&Aを以下にまとめました。

肩こりのウソ!?ホント??

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


大学の英語教科書の題材として肩こりラボのストレッチが取り上げられました。

以前、読売新聞にて「スマホ 時々ストレッチ」という記事で紹介された内容が、読売新聞の海外版であるThe Japan Newsで「Stretches for the digital age」として紹介されました。

The Japan Newsにkatakori LABSのストレッチが掲載されました

その英語の記事が、この度「ソーシャル・キーワード -メディア英語で社会を読み解く-Social Keywords」 (深山晶子 編著 三修社)という大学の英語教材のテキストで取り上げられました。

三修社 英字新聞を読めるようになるための教科書

現代っぽいテイストかつ海外の書籍のようなクールなデザインですが、なんと教科書です。一昔まえの教科書のイメージと随分違っていたので驚きました。

メディア英語で社会を読み解くというテーマの中で選出していただけたということは、スマホ時代だからこそストレッチの重要性が高まっている、便利になった分カラダへの負担が増していることが大きな社会問題であることの現れだと思います。

ソーシャル・キーワード -メディア英語で社会を読み解く-

ストレッチに興味のない学生さんでも、この教材をきっかけに、実際にやってみてほしいと思います。じっと座って勉強するよりは、声に出しながら書いてみたり、歩きながらやってみたりするほうが効果的と言われていますが、英語を聞きながら体を動かす、これは間違いなく効果的でしょう。

新聞社からの取材から始まり、このような形になるとは想像できませんでした。できるわけがありませんよね。だからこそ、治療はもちろんなのですが、時々いただく取材の機会も一回一回真剣に取り組まないといけません。機会はすべて繋がっています。

将来のためにできることは、結局、目の前のこと・現在できることを真剣に考えそして取り組むしかありません。

読売新聞社ならびに三修社の関係者の方々に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

三修社 大学教科書

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。