投稿者「肩こりラボ」のアーカイブ

読売新聞(2017.2.26)で「スマホ巻き肩」の記事が掲載されました。

読売新聞に掲載のスマホ巻き肩に関する記事

首こり・肩こりは確実に若年化しています。

先日受けた「スマホ巻き肩」に関する取材が読売新聞に記事として掲載されました。YOMIURI ONLINEにも掲載されています。

デスクワークの方で肩こりや首こりで悩まれる方は昔から多いのですが、この数年におけるスマートフォンの普及で、子供から若者に慢性的な首・肩こりの症状が増えてます。肩こり=加齢によるもの、誰もが多少はもっているものという認識をお持ちの方は多いと思いますが、そのせいで、お子様が深刻な状況に陥っていることに気づかない可能性があります。

慢性的な肩こりで症状が出ている筋肉は肩ではなく首周辺の筋肉であることが多いのです。首は体と脳をつなぐ非常に大切な部位で神経の要です。自律神経の乱れ・不眠・鬱でお悩みの方で首の不調を訴える方は大変多いです。首の筋肉の不調を治せば、それらの症状が確実に治まるわけではありません。ただ、いくつかある原因のひとつではあるでしょう。

首がこっている、肩がこっている、といった症状を軽視しないでください。

いまさら、パソコンを使わない、スマホを使わない生活なんて無理です。仕事上、首や肩に負担がかかる場合、転職を検討するというのもそうそうできることではありません。ですが、首こり・肩こりがひどくなってしまい、仕事ができなくなってしまったという方は少なからずいるのです。これは周りの人からは理解されにくく、さらに精神的にも追い詰められるという本当につらいことなのです。

現代社会における生活において、様々なことが便利になりました。一方でカラダへの負担は増しています。年々、健康への興味・関心は増しているように感じます。現在だけでなく将来のために、環境の変化に合わせた、首や肩への負担を減らす方法・セルフケアの方法を身につけてください。必ず役に立ちます。

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


月刊「ゴルフダイジェスト」4月号で四十肩・五十肩予防のためのインナーマッスルトレーニングの紹介

 

月刊「ゴルフダイジェスト」4月号にてインナーマッスルの鍛え方を紹介

2/21発売の月刊「ゴルフダイジェスト」4月号に掲載の「なってからでは遅すぎる 実はアナタも四十肩・五十肩予備軍だ!」で、肩関節の動きを改善するために効果的なインナーマッスルのトレーニング方法と肩甲骨のセルフストレッチ方法の解説を当院の丸山が紹介しています。

ゴルフをされる方は是非実践なさってみてください。

誌面でご紹介しているメニューはあくまでも予防目的のものです。既に痛みがある方が治すために行うものではございません。この点だけはご留意いただきたいと思います。痛みがない方にとっては、ご紹介したメニューは肩関節の動きを滑らかにするうえで効果的なので是非積極的に行ってみてください。

月刊ゴルフダイジェスト

 

四十肩・五十肩でゴルフのパフォーマンス低下でお悩みの方は、治療をオススメします。

四十肩・五十肩は、しばらく時間がたてば自然と痛み自体はなくなります。痛みは無くなっても確実に肩の可動域が狭くなります。日常生活に支障はきたさなくとも、以前できた動きができなくなります。これはスコアに大きく影響します。せっかくの技術や機材を活かすためには、まず正常な肩の状態でなければいけません。

そして放置して痛みがおさまった四十肩・五十肩は再発の可能性は非常に高いのです。

 

すでに病院で四十肩・五十肩と診断され治療しているものの治る気配が感じられない方へ

医師から四十肩・五十肩という診断が出たら、多くはリハビリに通うか自宅でのセルフケアでの対処となるでしょう。もしこれらを続けても、以下のような状態であれば治療院を検討してみてください。

  • 痛いのを我慢して動かしているのにいっこうに良くならない
  • 日に日に痛みが増していってる
  • 痛みと関節可動域制限が著しい
  • 一進一退を繰り返してい
  • 3ヶ月以上横ばいが続いている

 

何らかの対処をしているにも関わらずなかなか改善しない場合は、セカンドオピニオンとして別の専門家に一度相談することが、結果的に早期治癒につながるかもしれません。四十肩・五十肩を治すためにもっとも大切なことは、実は治療方法ではなく『見極め』だからです。

四十肩・五十肩を確実に治すためには様々な場面で見極めが求められます。見極めを誤ると、正しいはずの対処方法を行っても良い効果が得られないばかりか悪化を招いてしまいます。

 

「専門家に相談」は治療をお願いすることではない

強調したいことは、「専門家に相談」の意味は専門家に治療をお願いすることではないということです。治療を受けることではなく、自分の体が今どういう状態なのか、改善のためには何が必要なのか、今の自分に適した対処方法は何なのかを知ること、つまり見極めをしてもらうことこそが大切です。

 

四十肩・五十肩を治すのは決して簡単ではありません

四十肩・五十肩を治すことは簡単なことではありません。しかし体に合わせてきちんと対処をすれば必ず良くなります。肩こりラボは、1秒でも早く治すということは義務と考え、再発予防とパフォーマンスアップまで含めた治療を行います。

 

肩こりラボでの四十肩・五十肩治療についてはこちらをご覧ください

 

 
 
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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


肩ラボが次世代の鍼として開発した3D鍼

一般的な鍼は、ツボに代表される東洋医学的・古典的な手法ですが、肩コリ ラボでは現代的な解釈で鍼を行っています。

当院の鍼は解剖・生理学的な観点からカラダの機能の異常を捉える、そして医療と連携可能な施術です。

従来の鍼とは異なる新しいアプローチ・・・3D鍼は鍼(ハリ)の進化形

3Dというと立体をイメージされると思います。3DはThree Dimensionの略で3次元という意味です。3D鍼は3次元鍼ということになりますが、鍼を打つという行為自体が3次元では?と思われることでしょう。

確かにその通りです。私たちのいる空間そのものが3次元です。

ここで、人体の解剖図を思い描いてください。普通は平面図、つまり2次元(2D)ですよね。

3D鍼の3Dとは人体を立体的にとらえて三次元の観点からハリ治療を行うという意味です。

具体的に3D鍼 (スリーディーハリ)とは?

従来のマッサージやハリ治療では十分な効果が得られない方のために当院が考案したオリジナル技術です。

 

鍼は、マッサージでは埒があかないほどのひどい症状でお悩みの方向けの物理療法です。

鍼自体は古くからある方法ですが、当院の鍼施術は一般的な方法論とはまったく違う新しいアプローチ方法です。今までいくらハリを刺しても届かなかった領域に刺激を与える、3D鍼なら今までのハリ治療の効果と明らかな違いをお約束します。

頑固なコリ自体だけでなくコリを引き起こす原因へアプローチ

ソフトな刺激では効かない頑固なコリの核となるそのポイントを確実にとらえ粉砕します。

コリによるつらい症状そのものだけでなく、そのコリを引き起こしている「原因」を姿勢や動きから突き止めます。

例えば、うなじ付近には後頭下筋群とよばれる4種類の筋肉の集まりがあるのですが、この部分の筋肉が凝ると首や肩のコリだけでなく、眼精疲労・頭痛なども引き起こすことが知られています。

後頭下筋郡

原因となっている筋膜・筋肉をピンポイントかつダイレクトにアプローチできる、それが鍼ならではのチカラです。

3D鍼といっても鍼自体は普通の鍼

身体の状態によっては低周波機器を併用する場合もございますが、鍼自体は特別な鍼ではございません。ごく一般的に流通しているものです。

3D鍼とは「技術」のこと

3D鍼は、度重なる人体解剖によって培われたリアルな解剖学と、IDマッサージによる筋肉を個別の触診する技術から構築された技術です。

使用する鍼はなんでもよいのです。3D鍼は国家資格である鍼灸師の中でも、人体解剖学・スポーツ医学・運動生理学に精通した者だけが行うことができる特別な鍼(ハリ)の技術でkatakori LABSのみでしか行っておりません。豊富な治療経験で培われた「手」と「鍼」で患者さんの症状を改善いたします。

3D鍼の「筋膜」に対する効果とは?

ここ数年「筋膜」という言葉を目にする・耳にする機会が増えましたが、そもそも鍼は筋膜へアプローチするものです。鍼を打つことができるのは医師と鍼師のみですが、医師が鍼を行うことはほとんどなく、筋膜へのアプローチ自体が今までされてきませんでした。そこで鍼ではなく注射によって筋膜へ働きかける手法が脚光をあび広まってきたのです。いわゆるハイドロリリース注射・筋膜リリース注射と呼ばれている治療方法です。

ですから筋膜は発見でもなんでもありません。マッサージやストレッチ・鍼で筋肉に対して行うアプローチは筋膜も当然含んでいます。(厳密にいうと筋膜というのは筋肉に限らずあらゆるものを包み込んでおり、よくわかっていないことが多いのは事実です。)

3D鍼を刺すことで筋膜へ期待できる作用

  1. 血流を改善し水分補給をすることで、高密度化した筋膜の柔軟性獲得と潤滑剤の滑走性回復
  2. 線維化してしまった部位に微細な組織損傷を与えて組織のリモデリングを誘導(表層から深層まで任意で可)

ここ数年、医療機関で最新の肩コリ治療として紹介されている筋膜リリース注射・ハイドロリリース注射は、生理食塩水と筋膜に注射することで固くなった筋膜へ水分補給して柔らかくする方法です。古くから行われている筋膜への鍼を打つ方法と根本的な原理は同じです。鍼灸院が鍼を打つ施術を注射に置き換えて行っているだけで実は最新でも画期的な方法でもありません。エコーを使って筋膜の状態を可視化して行っているという点は画期的です。

筋膜リリースとは?

効果比較

 3D鍼IDマッサージ一般の鍼一般のマッサージ
 
3D鍼は次世代の鍼(ハリ)のあるべき姿です。
  
効果持続時間★★★★★☆★☆☆
弛緩作用★★★★★☆★☆☆
即効性★★★★★☆★☆☆

3D鍼のメリット

  1. 即効性の高さ

    →とにかく頑固なコリをほぐすことが可能

  2. 全身調整

    →筋肉だけでなく自律神経・内臓機能を整えることが可能

  3. 持続効果

    →マッサージよりも効果持続期間が長い

  4. 鎮痛効果

    →痛みに対し鎮痛効果(鍼の麻酔作用は科学的に証明済み)

3D鍼のデメリット

  • ハリが怖い方には第一選択肢とならない
  • 個人差がありますが、副作用として、もみ返しのような筋肉痛・内出血・倦怠感といった現象がおこる場合がある(調整可能)

肩コリ ラボで使用する鍼はノンシリコンの「使い捨て」の鍼です。

当院では衛生面を重視しています。使用する鍼はディスポーザブル鍼と呼ばれる使い捨ての鍼です。治療で使用する際にはじめて開封します。

未開封状態にあるパッケージはエチレンオキサイドガス滅菌(EOG滅菌)によって清潔に保たれています。

シリコンの鍼を使用しない理由

医療用シリコーンでコーティングされた鍼がございますが、当院ではノンシリコンの鍼を使用しています。医療用シリコンは人体への悪影響はないとされていますが、なぜ当院で使用していないのかといいますと、医療用シリコンによるコーティングが患者さんにとってのメリットはないためです。シリコンコーティング鍼のメリットは刺しやすさです。つまり恩恵をうけるのは鍼を刺す側であって、シリコンでコーティングされているから痛みが少ないといったことはございません。また、シリコンが体内に残る可能性とシリコンの残留が人体に与える影響は当院では解りかねます。患者さんの不安が少しでも残るものは使用しないという当院の方針で使い捨てのノンシリコン鍼を使用しています。なお鍼は国産の原材料でつくられたものです。

また一度使用したはりは廃棄します。鍼を一時的におく鍼皿も使い捨てでございます。ご安心ください。

3D鍼を使用する治療

肩コリ・首こり専門コース四十肩・五十肩専門コース腰痛治療足専門コース体幹コンディショニング

肩コリ ラボの施術にかかる費用

執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


肩ラボ独自のマッサージ技術「IDマッサージ」

IDマッサージは一般的なマッサージ方法とは一線を画する画期的なメディカル・マッサージです。

IDマッサージは、肩こりラボが通常のマッサージや整体などでダメだった方のために考案した「技術」です。はりが怖い方へも最適です。

一般のマッサージでは触れられない細かい部分や隠れたコリに対してIDマッサージなら十分な刺激を与えることができます。

通常のマッサージや整体とは全く違うマッサージですので肩こりラボの「独自技術」と謳っておりますが、その中身は医学的根拠に基づいた本来あるべきの正しいマッサージ方法です。

IDマッサージの効果は、施術直後から感じていただけることをお約束します。

IDマッサージのID(アイディー)の意味

一般的にIDとはindividualの略で「個々の」という意味です。

人間の身体は非常に多くの筋肉がありますが、人間皆、筋肉の構造自体は同じです。

構造は同じでも、人によって症状は様々、感じ方は違います。

問題となっている筋肉を特定し、その筋肉に対してマッサージをする、つまり、つらい症状を引き起こしている筋肉を的確に捉え、その人その人に合わせた(individualized)丹念に丁寧に行うマッサージ、それがIDマッサージです。

アウターとインナーの両筋肉にダイレクトにアプローチ

人間の筋肉はとても数が多く複雑に組み合わさっています。ですので、首がこる・肩が凝るといってもその症状をおこしている付近になんとなくマッサージするだけでは、気持ちいいだけで効果は期待できません。筋肉一つ一つを個別にとらえてマッサージする必要があります。

IDマッサージはアウターとインナーの両筋肉にダイレクトにアプローチします。

単にコリに対して刺激を加えるだけでなく、コリの原因となっている身体の乱れや筋肉バランス、関節の可動性を整えます。解剖学に精通した国家資格取得者のみが行うことができる技術で、「手」のみで患者さんの症状を改善させる物理療法です。

 

具体的にIDマッサージとはどのようなマッサージなのか?

IDマッサージは、マッサージとストレッチと関節モビリゼーションの良い所のみを組み合わせた混合技です。

もっと詳しく説明しますと、按摩・指圧・オイルマッサージ・ストレッチ・関節モビリゼーション・筋膜リリースを総合的に組み合わせて行う技術です。徒手による筋膜リリース(緩やかな圧迫と伸張与える手技)やIASTM(オイルやクリームなどの滑剤を用いて皮膚を摩擦する手技)の技術はIDマッサージのなかに含まれます。

IDマッサージは多岐に渡る処置方法の総合技術です。ですので患者さん個々の要望や体の特性次第で行う内容が変わります。ですから単なる「もみほぐし」ではなく、筋膜に異常があれば筋膜リリースを、筋肉に異常があればマッサージを、関節可動域に異常があればストレッチや関節モビリゼーションを適宜行います。自律神経の乱れがあれば体性-自律神経反射を利用して自律神経にはたらきかけます。

筋膜リリースとは?

IDマッサージの「筋膜」に対する効果とは?

IDマッサージはコリをほぐすだけでなく体のバランスを修正し自律神経を整え「体をかえる」技術です。体のバランスを修正するためには筋肉だけでなく筋膜のコンディションの改善は必要不可欠です。

IDマッサージによる筋膜への作用

  1. 血流を改善し水分補給をすることで、高密度化した筋膜の柔軟性獲得と潤滑剤の滑走性回復
  2. 物理的な伸長刺激を与えて、高密度化した部位の伸縮性改善
  3. 線維化してしまった部位に微細な組織損傷を与えて組織のリモデリングを誘導(表層のみ可)

効果の比較

一般的な鍼・マッサージとIDマッサージの比較
 3D鍼IDマッサージ一般の鍼一般のマッサージ
  
IDマッサージは肩こりラボの根幹をなす技術です。
 
効果持続時間★★★★★☆★☆☆
弛緩作用★★★★★☆★☆☆
即効性★★★★★☆★☆☆

IDマッサージのメリット

  • 心地よい刺激
    どんな方でも受けることが可能
  • 姿勢改善
    通常触れないインナーマッスルを整えるので姿勢改善効果が高い
  • ゆがみ改善
    背骨・肩甲骨・骨盤のバランスを整えることが可能

IDマッサージのデメリット

  • はりに比べてコリをほぐす力が劣る
  • 通常のマッサージよりは明らかに長いが、当院の技術の中では効果持続期間が短め

IDマッサージを使うコース

肩こり・首こり専門コース腰痛コース足・膝専門コース体幹コンディショニング

肩ラボの理学療法は計画に基づいて行いますが、緊急かつ時間が短い場合の応急処置を行う処置は、こちらで解説したIDマッサージ、またはオイルを使用してのI D オイルマッサージとなります。

肩こりラボの各コースの費用

 

 


執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


筋膜リリースを解説します。

筋膜の正しい知識を知り、筋膜リリースの本質を理解する

筋膜きんまくリリース筋膜きんまくはがしといった言葉を目にする・耳にする機会が増えてきました。筋膜へのアプローチ自体は古くから実践されてますしはり・マッサージにおいては基本なので、新しいものではないのですが、ここ10年で一気に有名になりました。当院の患者さんからも「筋膜リリースをしてほしい」という要望をいただく機会は大変多いです。

肩こりの原因は筋膜にあり、筋膜のシワ・たるみ・癒着が問題である→筋肉をいくらほぐしても筋膜にシワやたるみがあれば肩こりは治らない、といった説明がガッテン・金スマといった人気テレビ番組で紹介されネット上にも情報が拡散されています。また、それと同時に肩こりの原因は肩以外にあるという説明も多くなりました。

肩こりの原因は肩以外にある説は正しいです。ただし筋膜だけで全てが解決されません。肩こりの原因は筋肉ではなく筋膜であるという説明が多いのですが筋膜は筋肉の一部です。筋膜のみへのアプローチは根本的な解決にはなりません。筋膜と筋肉を分けるべきではありません。筋膜と筋肉はセットです。これはとても大切なポイントです。

日本語の筋膜という単語の定義は定まっていない

筋膜はラテン語のFasciaを日本語にしたものです。ファシィアまたはフェィシャと発音するこのラテン語の単語は、ドイツ語でいうbunde、すなわち物を包んだり結び合わせたりする帯を意味します。Fasciaは日本語でいう筋膜にとどまらず、内臓の膜・骨を覆っている骨膜・関節を連結している靭帯じんたいや筋肉を骨とくっつけるけんまでも含まれます。筋肉に関する筋膜だけでも、筋内膜・筋周膜・筋外膜・筋上膜といった種類があります。これらも筋膜という一言で説明されてしまっています。

筋膜は魔法の言葉?

最近では四十肩・五十肩といった症状も筋膜に原因があるといった説明が目立つようになってきました。筋膜とよべる組織が多岐に渡りすぎているため、何から何まで筋膜という単語ひとつで説明されてしまっている、つまり間違ってはいないけど正確でもない。マスメディアで取り上げられることで誤解を与えていることだけは確かです。

今までと何も変わらないストレッチや体操もいつのまにか筋膜ストレッチ、筋膜体操といった名前に変わっています。筋膜は身体のあらゆる組織に存在しています。どんなストレッチでも運動でも筋膜は使われています。つまり何をするにしても筋膜へのアプローチはあるわけですから、嘘偽りではないのです。

Myofasciaは筋筋膜と訳されているのに、頭の筋がとれて筋膜リリースという言葉が広まってしまった

筋肉の筋膜を意味するmyofasciaという単語があり、日本語で筋筋膜といいます。myofasciamyoは筋肉のという接頭辞で筋肉の膜(fascia)ということです。「筋肉の筋膜」=「筋筋膜」、これがいわゆる筋膜を指す単語として正解・最適なのですが、筋筋膜は筋・筋膜となぜか分離された表記が少なくありません。筋肉と筋膜という並列の意味で説明している専門家もいらっしゃいます。

筋膜リリースという言葉はMyofascial releaseを日本語にしたものです。本来であれば筋筋膜リリースと訳されるべきだったのです。

このページでは筋肉を覆っている・包んでいる膜=筋筋膜(myofascia)を筋膜として解説していきます。

筋膜は古くからある人体解剖図に存在していない

残念ながら医学界では「筋膜」は無視されてきました。なぜ無視されてきてしまったのかといいますと、医学でもっとも重要なのは内臓・骨・筋肉といった“体の中身”だったからです。

人体の構造を学ぶ上での根幹は解剖です。筋膜は解剖の際に取っ払って捨てられてしまうものでした。

ですが人体についてはまだまだ解明されていない不明点が数え切れないほど多く、あまり注目されていなかった筋膜についての研究を進めてきた研究者たちがいました。その研究者たちのおかげで、近年、病気との関連が判明してきたのです。

これは鍼灸しんきゅう・マッサージにおいても大変意義があります。鍼灸・マッサージにおける筋膜へのアプローチは基本ではあるのですが、医学的な根拠・裏付けに欠けており経験則にしたがっている(これの最たるものが、当院では取り入れていませんが、いわゆるツボや経路といった考え方)部分が大きく、曖昧かつ確実でない情報をもとに行われているのが現実です。

はりを刺す・打つ、といった行為は鍼灸・マッサージの基本です。鍼は鍼師と医師のみが打つことができます。この鍼を打つ目的のひとつが、硬くなった筋膜の緩和です。

鍼を打つと筋膜が緩和する仕組み

硬くなった筋膜に鍼を刺すことで一時的に筋膜を壊します。膜に傷がつくわけですから出血します。出血するということは、その部分の血流が増します。血流が増すと硬くなった部分が柔らかくなります(たびたびテレビ番組などで紹介される筋膜リリース注射・ハイドロリリース注射は生理食塩水を注入して筋膜を柔らかくする方法ですが根本原理は同じ)。壊れた筋膜は新たに作られますが、硬くなっていない正常な筋膜が作られます(リモデル)。もちろんそれだけではないのですが、筋膜含めて「筋肉」であり、筋肉の外側・内側問わず必要な箇所に打つのが鍼です。

筋膜リリースは新発見ではないし画期的な方法でもない

硬くなった筋膜へ鍼を打つ基本的な処置以外にも筋膜へのアプローチ方法は、いろいろな方法があります。それこそマッサージやストレッチにも当然ながら筋膜リリースは含まれています。つまりアプローチ自体は新発見でもなんでもありません。あくまで、今まで分かっていなかった筋膜の果たす役割・機能が医学的に新発見であって、筋膜リリース自体は新発見ではないことをご理解ください。

今までわからなかったことが分かってきたということは、鍼の有効性が医学的に意味づけされる・理論づけされて認められる可能性があり、今後の研究に大いに期待しています。

筋膜が注目を集めるようになった理由を理解するために必要な知識

筋膜は「第二の骨格」「ボディスーツ」といった表現をされます。それはそれで正しいのですが、実際は分かりやすいシンプルなものではありません。

浅筋膜はボディスーツ

このような皮膚みたいなイメージをお持ちの方は多いかもしれませんが、厳密には違います。たしかにこのように皮膚のように体全体を覆っている筋膜はあります。その体全体を覆っている筋膜は、「浅筋膜せんきんまく」という名前の筋膜です。浅筋膜は皮下脂肪の中にあるので全身を覆っているといえるわけです。

人間の体は以下のように様々な筋肉があります。表から見えない部分にもたくさんの筋肉があります。

筋肉図

筋肉の数は膨大で、一つ一つ「○○筋」と名称があります。これらひとつひとつがそれぞれ膜で覆われています。これこそがメインとなる筋膜です。さらに、これらの筋肉同士も筋膜で連結されていたり、まとまったグループごとに筋膜で覆われ、そのグループ同士も連続性をもって繋がっています。浅筋膜ほどではないのですが、ある程度全身を包んでいるともいえます。

筋肉を包み込んでいる膜が筋膜と述べましたが、これを浅筋膜と分けるために深筋膜しんきんまくと呼びます。深筋膜の捉え方・定義は実際はバラバラです。深筋膜を筋内膜・筋外膜・筋周膜・筋上膜と名前がついているものの総称として解説されていたりしますが、ここではひとつのまとまった筋肉を覆っている外側の膜(筋上膜とも呼ばれます)を深筋膜とします。

筋筋膜の構造図

上図は、二の腕部分の断面図になります。赤い筋肉の塊の境界線となっている白い部分が深筋膜です。この図では6つの筋肉の境界線のように見えますが、6つそれぞれを深筋膜が覆っていており、隣接していることを表しています。骨も骨膜で覆われています。骨膜と深筋膜も隣接しているわけです。

実はこの深筋膜、一枚の膜のように見えますが、体の部位によって構造が異なるのです。

浅筋膜と深筋膜の違い

薄いピンクの層が深筋膜です。一つ前の二の腕の断面図で白くなっていた部分のうち皮膚に近い部分では3層になっているのです。手や足の深筋膜は3層構造となっていますが、胴体の胸やお腹では1枚の膜になっています。このように深筋膜といっても場所によって構造が異なります。

水色の層が深筋膜同士の滑りに欠かせない潤滑剤の働きをします。ヒアルロン酸を多く含んでいます。筋膜同士が滑ることで筋肉の収縮ができるわけです。筋膜は滑るものという認識はとても大切なポイントです。

先に示した筋肉の図のように筋肉の数は膨大です。膜といえば分かりやすいですが、実際はそれぞれを包んでいる膜の構造も複雑です。深筋膜は、筋肉一つ一つを包んでいるものの、部位によっては構造が異なる上に、それぞれの膜同士も繋がっている箇所が多く、シンプルに構造を説明するのは困難です。ですから膜という一枚のペラっとしたものよりはfasciaの原義である帯・包むものの方がイメージに近いといえます。

解剖学上、存在していないことになっている筋連結

筋肉だけを示している人体図は、実は深筋膜がない状態の図なのです。あくまで筋肉本体をわかりやすく示しているにすぎません。

このように筋膜は実在はするものの、昔からある解剖学の教科書にはきちんと載っていないのです。筋肉と筋肉のつながりは、筋膜同士の繋がりです。その繋がり(筋連結)が明示どころか一切排除された筋肉だけの図が、皆さまが目にする筋肉図です。ですから、筋膜に関することは現時点では「医学的根拠がない」とされてしまうのは致し方ないことなのです。

これが筋膜が整形外科の世界で「シンデレラ」に例えられるような「新発見」とされる理由です。また、病院にいっても治らないとされる要因のひとつともいえるかもしれません。

「筋膜リリース」とは筋膜をどのようにすること?

筋膜についての説明がながくなりましたが、本題の筋膜リリースについてです。筋膜リリースとは筋膜を異常な状態から正常な状態に戻すための技術です。

リリースという言葉から「筋膜を解き放つ」「筋膜を離す」といった膜をはがすかのようなイメージをお持ちになるかもしれませんが、異常な状態にある筋膜を正常な状態に戻すために行うのが筋膜リリースです。

筋膜を整えるといっても、元の状態を確認できない

よれたり、ねじれたりしている状態にある筋膜を整えるという説明も多く目にしますが、冷静になって考えてみて下さい。

どうやって確認しますか?

すっきりした!楽になった!という感覚で「効いている」「筋膜リリースすごい」と思い込んでいませんか?

普通のストレッチやマッサージ方法が、筋膜リリースという冠がつくだけで、特別な方法・画期的な方法ということになってしまっています。

そもそも、よれたりねじれたりしているとされる筋膜の状態自体を確認できません。よくテレビなどで紹介されるエコーによる筋膜の状態の確認は厚くなっている・硬くなっているといったざっくりしたレベルです。解剖しない限り筋膜の正確な状態はわかりません。筋膜の状態を確認するためだけに皮膚を剥がすわけにもいきません。

つまり現実問題、元の状態もよくなった状態も確認することは不可能です。確認は不可能でも、楽にはなったことは実感はできてしまいます。でもそれは一般的なストレッチや体操でも同じことです。

結合組織である筋膜の構造とは

筋膜は人体において「結合組織」に分類されます。結合組織の主な役割は、体の構造を支持すること、組織間の隙間を埋めること。筋膜は、筋肉と筋肉の連結・筋肉と骨の連結といった結合の主役なのです。筋肉を包み込むだけでなく配置を維持するために必要であることはイメージできるのではないでしょうか。

筋膜はメッシュ状の構造なのでセーターのようなものによく例えられます。ですが、セーターのような衣類の生地のように綺麗な均一なメッシュ状ではなく以下のような構造になっています。

筋膜はコラーゲンとエラスチンが主成分

よくある筋膜リリースの解説で、綺麗な格子状が崩れる・捻れる、といった説明がなされますが、それはあくまで分かりやすさに特化したイメージにすぎません。

上記画像のように筋膜は、コラーゲン線維とエラスチン線維が複雑に絡み合った構造で線維芽細胞せんいがさいぼうという細胞があります。線維芽細胞はコラーゲンなどを生み出す細胞です。コラーゲンはタンパク質で弾力をもっています。エラスチンもタンパク質でこちらは伸縮性があります。線維間はヒアルロン酸をたっぷり含んだ水分です。ですので膜という名前からサランラップのようなイメージを持たれるかもしれませんが、むしろ水分をたっぷり含んだ薄いシート状のスポンジとお考えください。女性が美容のためにお使いになるシートマスクに近いといえます。

ここで女性の方はお気付きの方もいらっしゃるかもしれません。筋膜の構造自体は皮膚の下にある真皮に近いのです。

筋膜が正常でない状態とはどんな状態?

筋膜が異常である場合、以下の3つの状態にあります。

  1. 潤滑剤(ヒアルロン酸)の凝縮化による膜間の滑走性不良→いわゆる「癒着」
  2. 細胞外基質中における糖タンパク質の脱水(ゲル化)と線維(コラーゲンとエラスチン)の高密度化による膜の圧縮→筋膜が硬くなる
  3. 組織損傷や慢性炎症、「癒着」と「硬化」の慢性化による膜の変性→筋膜が別の組織に変化(線維化)

このうち筋膜リリースによって改善が期待できるのは「癒着」と「硬化」の2つです。硬くなった筋膜を柔らかくするのはイメージできることでしょう。一方、癒着ですが、“筋膜はがし”という言葉や“リリース”という言葉から一般の方が連想するのはおそらく癒着の改善でしょう。ですが、恐らくほとんどの方がベリべりっと剥がすイメージを抱いているはずです。それは大きな誤解なのです。筋膜は滑るものです。癒着の改善とは、筋膜の滑りを良くすること、とご理解ください。

なお、線維化して別の組織に変性してしまったものは基本的には元には戻りません。

まとめますと、以下の2つが筋膜リリースの主な目的になります。

筋膜リリースの目的

  • 潤滑剤を元に戻して膜同士の滑走性を取り戻す
  • 線維の高密度化と基質のゲル化を解消して膜の伸縮性・弾力性を取り戻す

これらを達成するのために「水分補給」と「温度を高める」必要があります。

潤滑剤を元に戻して膜同士の滑走性を取り戻すために温度を高めます。潤滑剤であるヒアルロン酸は温度が上がれば潤滑機能が高まります。お風呂上がりに体の柔軟性が増すのはこのためです。運動前に体をあたためる・ウォーミングアップの目的も同じです。

いくら筋膜の滑りをよくしても、膜自体が硬くなっていてはいけません。筋膜の柔軟性・弾力性を維持するためには水分が必要不可欠です。水分を補給するために、筋膜に水分を届ける血液の流れが重要です。血流を増すことが水分補給になるのです。血流が増すと体温は上昇します。

産経新聞に「スマホ巻き肩」の記事が掲載されました。

産経新聞にkatakori LABSが取材を受けた記事が紹介されましたSANKEI DIGITAL INC.

あなたも危ない「スマホ巻き肩」って?

猫背に代表される姿勢の悪さ、気にしていませんか?

スマートフォンの普及で、ついつい背中を丸めてスマホの画面に長時間集中してしまうことが多くなりました。老若男女問わず、首・肩への負担が増しています。

単に首や肩がこる人が増えた・・・ときくと大きな問題には思えないかもしれませんが、事態は結構深刻です。

首は身体と脳をつなぐ重要な部位で、神経が密集しています。

身体の不調だけでなく精神的な不調にも影響します。

街のいたるところに、リラクセーションのお店・整骨院があるのは、時代を反映しているといえます。

スマートフォンの身体に与える影響について産経新聞から受けた取材が記事として掲載されましたので、ご興味ある方はご覧ください。

産経ニュース

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


The Japan Newsにkatakori LABSのストレッチが掲載されました

読売新聞の海外版であるThe Japan Newsにてスマートフォン時代のためのストレッチ方法を紹介

8月4日の読売新聞の海外版「The Japan News」でスマホ時代だからこそカラダに必要なストレッチの紹介をしていただきました。

Stretches for the digital age

この英語の記事は、6月22日の読売新聞の夕刊にて紹介していただきました「スマホ 時々ストレッチ」の記事の英語版になります。記事の中で紹介しているストレッチは肩こりラボでも治療の一環として行なっているストレッチ方法の一部です。

スマホ時々ストレッチ

記事の写真でモデルをつとめているのは、当院の吉野鍼灸師です。

読売新聞 ONLINE

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この記事を書いた人

丸山太地

肩こりラボ鍼灸マッサージ院代表。日本大学文理学部体育学科にてスポーツ医学を学び、在学中よりトレーナーとして活動。東京医療専門学校にて国家資格を取得。上海中医薬大学へ留学、解剖学実習修了。人体の構造を理解するために、日本大学医学部、千葉大学医学部の解剖学教室にて人体解剖について学ぶ。 <資格>鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師/厚労省認定臨床実習指導者/NSCA-CSCS/日本体育協会認定 スポーツリーダー/中学・高校保健体育教員免許/パワープレート認定トレーナー

モヤモヤ血管!病院で原因不明とされる身体の痛みの正体

しつこい痛みは血行不良が原因という常識が覆される新事実が発覚!!頑固な肩こり・腰痛にお悩みの方、セラピスト・トレーナーの方は必見です。

原因不明とされてきた慢性的な痛みの原因は「血管」にあった!!

慢性的な頭痛、肩や首の痛み、関節痛、怪我自体は治ったのに時々痛む、古傷がたまに疼く、と「痛み」でお悩みの方はとても多いのです。

痛みに耐えかねて病院にいったものの、整形外科でのレントゲンやMRI検査では異常なしという診断。原因不明ということで湿布や痛み止めを処方され、勧められたリハビリに通うも効果があるのか、ないのか分からない。はっきりしているのは抜本的な解決策が無いということ‥‥痛み止めの注射のためにペインクリニックに通い続ける‥‥そのようなどうしようもない痛みと向き合っている方々にとっては救いとなりうる方法があるのです。

それは「運動器カテーテル治療」です。

カテーテル自体は一般的なものですしご存知の方も多いと思いますが「運動器カテーテル」という言葉を耳にしたことがある方はそう多くはないでしょう。「運動器カテーテル治療」は横浜のOkuno Clinic院長の奥野祐次医師が第一人者として行っている治療方法です。海外からも大変注目されています。

長引く痛みの原因は血管が9割

奥野先生は次のように述べられています。

従来、血流は多ければ多いほど良い、血管はたくさんあった方がいいとされてきました。なぜなら血管は組織に栄養を届けてくれる良いものとしか考えられていなかったからです。しかし、第2章で紹介したように、血管はすべて役に立つわけではなく、正常な血管と病的な血管があります。モヤモヤ血管は役に立たない病的な血管です。役に立たないどころか、モヤモヤ血管そのものが組織の栄養を奪ってしまい、機能を障害します。このため、この病的な血管を減らすことができれば、病気の改善につながるのです。さらに血管周りには常に神経が寄り添って伸びる性質があり、この血管とその周りの神経が痛みの原因だとすると、異常な血管を減らすことは痛みを治療することにもつながります。

出典:「長引く痛みの原因は、血管が9割(奥野祐次氏著)」

「モヤモヤ血管(新生血管)」が最重要キーワード

モヤモヤ血管(新生血管)は、耳慣れない言葉だと思いますが、特定疾患である「もやもや病」は耳にされたことがある方もいらっしゃると思います。モヤモヤ血管(新生血管)はもやもや病とも関係があります。モヤモヤ血管(新生血管)が、具体的にどのような血管なのかについては、後ほど説明します。

まず押さえておいていただきたいポイントは、今まで原因不明とされてきた慢性的な痛みの原因が、モヤモヤ血管(新生血管)という血管の存在にある!!ことです。

もちろんモヤモヤ血管(新生血管)が100%の原因ではないでしょう。奥野先生の著書のタイトルにある「長引く痛みの原因は、血管が9割」とあるように、原因不明とされてきた痛みの原因の90%はモヤモヤ血管(新生血管)である、は人類にとって大変大きな価値ある発見であると思います。90%という数字は書籍を売るためのマーケティング的な数値でしかないかもしれませんが、原因不明の痛みの多くはモヤモヤ血管に由来しているケースが多いということだけは事実だと思います。

鍼灸師・あんま指圧マッサージ師誰もが抱えてきた疑問に対する一つの回答

鍼灸師・あんま指圧マッサージ師として臨床で疑問に感じてきたことの一つが、定説とされていることは本当に正しいのか?ということでした。

これまでの臨床経験を踏まえ、様々な試行錯誤を経て「肩こり」の専門院を開設したのは施術方法を確立できたからです。ですが、その裏付けとなる医学的な根拠の一部が世の中に存在しないという葛藤がありました。それが、奥野先生の著書、執筆論文を読み氷解したのです。

医道の日本 11月号の巻頭企画で当院の慢性肩こりの根本的な改善方法を紹介。

肩こりラボで行っている施術の紹介記事が「医道の日本 11月号」に掲載されました。

先月「医道の日本 10月号」では肩こりラボ開設にあたっての経緯や理念について取り上げていただきました。今号では具体的な施術の中身についてです。

施術の中身と聞くと「具体的にどんな方法?」「どんな特殊技術をやっているのだろう?」とお考えになるかもしれません。月刊「医道の日本」は鍼灸に携わる人・将来携わる人が読む専門誌です。一般の方向けの雑誌ではなく専門誌において特に私たち肩こりラボとして訴えたかったことは「治すために必要なこと」です。こんなすごいコトをしている!!といったテクニック自慢ではございません。

その理由は、鍼灸に携わっている方・将来携わるであろう方々に「肩こりラボというところは、本気で肩こり患者をなくすことを目指している鍼灸院なんだ」と認識していただき、そしてkatakori LABSの「志」を知っていただいて、そこから広がる可能性に期待しているからです。

有資格者も含めて一般的には、知識技術があり、特に特殊技術を持ち合わせたいわゆる「ゴッドハンド」が優れたセラピストであるという認識をされる場合があります。しかし当院はそのように考えておりません。

もちろん、施術を行うにあたり一定以上の知識や技術は必要なことですし、患者さんの苦痛を一刻も早く取り除くために極力即効性がある理学療法を追究することはセラピストとして当然の考えです。しかしそれがいき過ぎて、知識技術偏重の思考に偏ってしまうと、セラピストとして大切な包括的で客観的な視点が弱まり「患者さんを診る」ということを見失ってしまうことになりかねないと私どもは危惧しています。

katakori LABSは「一人でも多くの方を、より高い確率で、かつ最短で治すこと」を命題と掲げています。

肩こりラボには「ゴッドハンド」はいません。

当院の施術者はそれぞれ性格・タイプがバラバラなのですが、個々によって施術の方法、方針が異なることはなく、「治す」という共通の目的に向かって皆同じ方向を向き、共通の思考、技術・方針のもと患者さんと向き合います。神がかった特殊技術は用いずとも、基本を忠実に行い貫くことで一定の成果をあげることができています。

その理由は、

  1. 疾患ではなく患者さんを診るに徹すること
  2. 見立て(専門用語では評価という)と計画に注力していること
  3. 問診などの患者さんとの意志疎通、コミュニケーションを大切にしていること

であると解釈しています。

セラピストであれば、知識技術をアップデートし続けていくのは前提で、それ以外の部分に意識を向けています。

私たちが考えるセラピストとして大切なこと

現在の鍼灸業界は全てではないにせよ、その多くは「施術者が自ら考え、やりたいことをやる」という状況といえるでしょう。

セラピストも人間ですしそれを全否定するつもりはありませんが・・・あくまでも施術を受けるのは患者さんです。施術を受けるのは患者さん、評価するのも患者さんです。

特殊技術を行うことができた、できるようになった喜びというのは施術者本位のものです。それは患者さんにとっての喜びとはまったく異なります。

患者さんは、目的があって通院されるということ、そして治したいという気持ちがあります。受け手である患者さんの心情や、本当の意味で求めることを汲み取り、精査し、伝え、実行するのがセラピストの責務であり資質です。これはすなわち患者さんを診る力ともいえるでしょう。

知識技術偏重思考の結果、この部分がおろそかになってしまっている場合がとても多いのです。結果が求められるのはその後です。

私たちkatakori LABSが期待する可能性

鍼灸業界全体が「治す」という方向へ視点を一斉に向けることができれば、患者さんは多大なメリットを享受することができます。私どもはそれを本当に心から望んでいます。

成果を上げられないからこそ、一時をしのぐことやリラクセーションにはしるなど表面的な部分へ力を注ぐようになってしまい、知識技術偏重の方向へも進んでいってしまっているかもしれません。

それは、施術者の利己的な自己満足の域から出ることはないですし、本当の意味では誰のメリットにもなっていないと思います。

可能ならば、できるかぎり当院の理学療法のノウハウをシェアしたい。

他院との違いをアピールしている以上、矛盾しているように思われるかもしれませんが、可能ならば、できるかぎり当院の理学療法のノウハウをシェアしたいという考えはあります。ただ、どんなに知識技術があっても、そもそもの思考の方向性がずれてしまっていては素材があっても活かすことができません。

高名な大学教授が優れた臨床医かというと必ずしもそうではないように、どんなに知識技術があってもそれが治すということに直結しないことはなんとなくイメージができるのではないでしょうか。

患者さんを治せるようになりたいというモチベーションは高いものの、あらぬ方向へ力を注いでしまっている例が本当に多いため、まずはセラピストとして大切なことがあるのだということ、それが治すためには必要なのだということを強く主張させていただきたいのです。

セラピストとは「治すこと」を生業とする者。

治せなければ、、、セラピストとはいえません。 「治すために必要ないこと」を深く考えて追求していただきたいと願っています。

「治す」という信念のもと、いかなる時もぶれることなく自らの役割を全うすること、そして常に向上心をもって取り組むセラピストはゴッドハンドではなくプロフェッショナルです。

前述したように、業界全体の方向性が変わるということ、そして一人でも多くの「プロフェッショナル」が増えること、「志」あるセラピストが増えることを私どもは本気で望んでいます。これらは患者さんにとってのメリットになると確信しているからです。

「医道の日本」への掲載は、自らのぞんで叶うことではありません。たいへん貴重でありがたい機会をいただき、私たちの信念に基づいて強い想いをこめて取材にのぞませていただきました。
当記事からわずかでもインスピレーションを受けた方がいて、そのような方々からの意志が増え、やがて大きな流れとなること。個の力は小さくとも、それらが集まることで大きな力へと転じ、業界が変わる可能性ともなりうるでしょう。これが私たちの抱く期待です。

katakori LABSは開設3周年

おかげさまで2015年11月1日で開設3周年をむかえることができました。

マンションの一室ベッド一台で気持ちだけは一人前でスタートしましたが、個の力は実に小さく儚いものだと学びました。

多くの方々からの支え、ご指導があったからこそ今があると認識しています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

しかしまだたった三年・・・目標・夢はまだまだ遠く、手が届いておりませんが、ぼんやりしていたものが、はっきりしてきた実感はあります。

緒先輩方が培ってきた歴史は大切に、しかしそれに甘んじることなく常に進化し続けるよう、信念をぶらさずに、温故知新の精神で努めてまいる所存です。

改めて、この大きな機会を与えてくださった「医道の日本」社には心より感謝申し上げます。

医道の日本

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。


医道の日本 10月号の巻頭企画で取り上げられました。

鍼灸師の方・目指している方なら知らない人はいない「医道の日本」

鍼師・灸師・あん摩指圧マッサージ師になるためには国家試験に合格しなければなりません。そのために学校で3年間勉強が必要ですが、学校で使用する教科書は、おそらく全て「医道の日本」社刊行のものです。教科書以外にも鍼灸・マッサージに関する書籍・DVDも数多く世に出ています。書籍・DVDに限らず、治療現場で扱う鍼灸用品・治療の備品をはじめとしてあらゆるものを「医道の日本」社で取り扱っています。

その「医道の日本」社が毎月発行している月刊「医道の日本」という雑誌があるのですが、2015年10月号と11月号の2号にわたってkatakori LABSが取り上げられました。

肩こり患者をなくすために専門コース院を開業

月刊「医道の日本」の10月号の巻頭特集が専門コース院で、肩こりに特化した専門コース院として先日、取材を受けました。

肩こりラボには、肩こりは治るものという「非常識」を「常識」にするという大きな目標があります。

世の中の一般の方の考えの変化には、まず、セラピスト自身が変わることが必要です。なぜなら、改善する方法なんて教わっていない、教科書に載っていない、治るなんて信じられない、治す必要なんてあるの?という施術者が殆どです。

治らないものという認識のもと確信をもって緩和に徹しているリラクセーションのプロフェッショナルもいますが・・・肩こり改善をうたっておきながらそもそも施術者自身が治らないものという認識をもっていて、コリをほぐして一時的な緩和と快楽を提供し良い状態をキープするという名目で繰り返し通ってもらうことを促す・・・促さざるを得ない状況に、その中途半端さに矛盾と葛藤を抱えていらっしゃるセラピストの方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

筆者も修行時代にこの矛盾と葛藤に悩んでいた一人です。katakori LABSの起源はそこからでした。

月刊「医道の日本」は、鍼灸に携わる人・将来携わる人が読む専門誌です。一般の方が目にする雑誌ではございません。鍼灸に携わっている方・将来携わるであろう方々に「肩こりラボというところは、肩こり患者をなくすために専門コース院なんだ」と認識していただき、そしてkatakori LABSの「志」を知っていただいて、そこから広がる可能性に期待しています。

この大きな機会を与えてくださった「医道の日本」社には大変感謝しております。

肩こりラボは、東洋医学ではなく、西洋医学的根拠に基づいた治療院です。鍼灸は東洋医学がベースではありますが、西洋・東洋に関係なく「治す」というゴールは共通のはずです。

医道の日本

 

 

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執筆者:丸山 太地
Taichi Maruyama

日本大学文理学部
体育学科卒業 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ科卒業
上海中医薬大学医学部 解剖学実習履修
日本大学医学部/千葉大学医学部 解剖学実習履修

鍼師/灸師/按摩マッサージ指圧師
厚生労働省認定 臨床実習指導者
中学高校保健体育教員免許

病院で「異常がない」といわれても「痛み」や「不調」にお悩みの方は少なくありません。
何事にも理由があります。
「なぜ」をひとつひとつ掘り下げて、探り、慢性的な痛み・不調からの解放、そして負のスパイラルから脱するためのお手伝いができたらと考えております。